May 12, 2014

女性の能力を活用するために

日本では、人手不足が懸念され始めています。


有効求人倍率は16ヶ月連続で改善し、失業率は3.6%という低いレベルです。建設業などでは、人手不足が建設費の高騰に結びつき、企業の設備投資の足を引っ張る形になっています。飲食店などではパートやアルバイトが集まらないため、時給が上がる一方で、一部の店舗を休業するところも出ています。

もちろん、人手不足が深刻な業界と、そうでない業界があります。いわゆる雇用のミスマッチという面があるのは間違いありません。しかし、介護など慢性的に人員不足になっている分野も少なくなく、日本の経済成長を阻害しかねない要因として懸念が高まっています。

移民の受け入れや、研修生などの形による外国人受け入れの拡大という話もありますが、いろいろな課題があります。いずれにせよ、長期的に見て日本の生産年齢人口が減少していくのは間違いなく、いかに労働力を確保していくかは、経済の停滞や社会保障制度の崩壊を防ぐためにも、日本の大きな課題となっています。

将来に向けた少子化対策も必要ですが、まず考えられるのが、高齢者や女性の活用ということになるでしょう。雇用の延長や、仕事と育児の両立支援、介護サービスの強化といった対策の強化が求められます。国際的に見ても、他の先進国と比べて日本の女性の就業率が低いのが問題です。

Cowgirl Bike Courier

よく指摘されるように、女性が管理職などリーダーの立場となっている割合が、きわめて低いのも問題とされています。出産や育児を経ても働き続けられるだけでなく、女性の能力を活用する体制が求められます。無意識のうちに、あるいは慣習的に残る男女格差の解消も課題でしょう。

業種的にも女性の進出が遅れている分野があります。従来、男の職場のように思われてきた職種です。土木や建設関係、鉄鋼、造船、警備、重機、林業、漁業など、女性の比率が少ないと言われている業界、職種はたくさんあります。力仕事だからと最初から採用を除外しているような業種もあるでしょう。

必ずしも無理ではないと思いますが、例えば航空機のパイロットのように、ほとんど女性がいないような職業もあります。あまり志望する女性がいないこともあるのでしょうが、それだけではないはずです。有形・無形の障壁が存在している可能性があります。

鉄道の運転士や車掌、トラックやバス、タクシーのドライバー、郵便配達、宅配便などの職種にも女性を見かけるようになりました。でも、割合的には圧倒的に男性が多いのが実情でしょう。なんとなく男性の職業と思われているため、女性がなかなか採用されにくい例もあるのではないでしょうか。

Cowgirl Bike Courier

一般的に、日本より女性の進出が進んでいると言われている欧米諸国にも、まだまだ女性の少ない業界があります。自転車便、メッセンジャーもその一つでしょう。脚力は必要ですが、女性でも十分務まるはずです。しかし、女性の割合がきわめて低くなっています。

そんな中、起業して女性によるメッセンジャー会社をつくろうとしている人達がいます。その名も、“Cowgirl Bike Courier”です。カウガールというのは、カウボーイの女性版です。シリコンバレーの中心都市、カリフォルニア州・サンノゼを本拠に展開する計画です。



いわゆる持続可能な輸送手段として、利用する企業にとっては、自社の商品やサービスのカーボンフットプリントを減らすことにつながります。グリーンな輸送として、さらに女性によってメッセンジャーサービスの意義を再定義しようという意欲で取り組んでいます。

現在、アメリカでも女性のメッセンジャーが非常に少ないことは明らかですが、女性によるメッセンジャーの先駆けとなり、後に続く女性たちが、自信を持って自転車便の職につけるようにしたいと願っています。そのためにもサンノゼの地元コミュニティに支持されるよう奉仕したいと考えているのです。

Cowgirl Bike Courier

現在、クラウドファンディングサイトで、現在資金の調達を目指しています。考えてみれば、女性だって自転車好きの人や、自転車に乗る仕事をしたい人はいるはずです。それが、実際には、これほど僅かな数しかいないというのは不自然です。後に続く女性の選択肢を広げ、活躍の場を増やす意味でも意義があります。

日本でも、女性メッセンジャーの割合は非常に小さいのが実態です。自転車好きの女性サイクリスト自体、男性に比べれば少ないというのが背景にあると思いますが、メッセンジャーの仕事をしてみたい女性もいるはずです。この分野でも、まだまだ女性の活用の余地はあるに違いありません。

Cowgirl Bike Courier

もちろん、メッセンジャーの仕事の需要も関係しますが、日本でも環境のことや渋滞などを考えれば、自転車による輸送需要は、まだまだ大きくなる可能性があります。特に趣味のサイクリストでなくても、日常的に自転車に乗っている女性は大勢います。ママチャリの前後に子どもを乗せ、パワフルに走り回るような女性もいます。

もしかしたら、日本独自のママチャリによる荷物の配達サービスなども考えられるかも知れません。今のところ、さまざまな形の障壁があるのは確かとしても、自転車メッセンジャーとして活躍する女性が増え、巷で見かけるようになり、広く認知されれば、志望する女性も増え、女性の活躍の場を増やす可能性があります。

Cowgirl Bike Courier

政府は労働人口の減少を補うためにも女性の力を生かそうと、さまざまな施策を打ち出しています。当然、そうした環境整備も必要になるでしょう。さらに、今まで見過ごされてきた部分へ目を向け、女性自らが新しい活躍の場を切り開くような動きも必要なのかも知れません。




日本代表が発表されました。攻撃的な布陣のようですが、長年の課題、得点力不足は解消されるでしょうか。

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