May 15, 2014

サイクリストの立場で考える

道路を自転車で走っていると、ヒヤリとすることがあります。


いろいろありますが、大型車輌がスレスレのところを追い抜いていく時もその一つでしょう。接触するのではないかと思うほど近く感じる場合もあります。あまりに近い距離をスピードを出して追い抜かれると、接触しないまでも風圧でよろけそうになったりすることがあります。

自転車で歩道走行する人が、車道走行は怖いと感じる大きな理由でもあるでしょう。ダンプやトラックなどの大型車輌がすぐ近くを高速で通り過ぎる状況は、下手をすれば命に関わるわけで、恐怖を感じるのは当然です。車道走行をしている人なら、肝を冷やした経験があるに違いありません。

なかには、確信犯で、わざとスレスレを通ったり、嫌がらせをするような悪質なドライバーも存在します。ある意味、殺人者になりかねない非常に危険な行為です。普段の生活ではありえないような状況ですが、ことクルマの運転となると、その行動の危険性・重大性に思いが至らないような人がいるのも確かです。

ひとたび事故になって、人を死傷させれば、刑事上も民事上も大きな責任が生じます。あきらかに人を轢けば別ですが、そばを通っただけ、非接触なら責任は生じないと思っているのでしょうか。自転車を転倒させたとしても、そのまま走り去れば捕まることはないと思っているのでしょうか。

日本では、長年自転車に歩道走行させてきた結果、ドライバーの中にも、自転車は歩道を走るものと考えている人が少なくありません。仮に車道走行の原則を知っていたとしても、車道をチョロチョロするなとか、通行の邪魔だ歩道を走れと、車道走行する自転車を快く思っていない人もあるでしょう。

Lorry drivers cycling lessons

ただ、自転車から見ると、危険なスピードで乱暴な行為に見えても、当のドライバーは、まったく危険だとは思っていない可能性があります。特に幅寄せした意識もなければ、危険なスピードでもなく、自転車側が脅威を感じるような行為だとは全く思っていない場合もあるに違いありません。

子どもの頃は自転車に乗っていたとしても、トラックなど大型車輌のドライバーの中には、大人になって自転車には乗っていない人もあるでしょう。自転車で車道走行したこともないはずです。逆の立場を経験したことがないので、サイクリストがいかに脅威を感じているか理解していないわけです。

危険な行為と言っても、明らかに道交法違反をしていない限り、取り締まるのは困難です。交通弱者の優先、配慮が求められますが、自転車を追い抜くのに徐行が求められるわけではありません。そばを通っただけ、多少スピードが出ていたというだけで取り締まるのは難しく、実際取り締まられていません。

事故の要因になりかねないわけですが、道路を通行する際、大型車輌がサイクリストの脅威になるのは、日本に限った話ではありません。欧米でも大型車輌と自転車の事故が多発しており、この問題は意識されています。これまでに、このブログでも取り上げてきましたが、さまざまな形で議論になっています。

イギリスでは、オリンピックを契機に自転車を都市交通として活用する政策が首都ロンドンで進められ、大きな成果を上げました。自転車の有用性が広く市民にも理解され、交通手段として活用されるようになっています。イギリスの他の自治体へも転がり、自転車の活用が進められています。

Lorry drivers cycling lessons

スコットランドのエディンバラ市もその一つです。議会は、自転車を都市の主要な交通手段と認め、その活用を推進する方針を掲げています。自転車の通行インフラの基盤整備を積極的に進めるために、交通・輸送関連予算の7%を自転車関連投資に振り向けることを表明しています。

こうした方向性の中で、エディンバラ市議会は、新しい教育プログラムを取り入れる試みを打ち出しています。市役所や市の事業に従事する大型車輌のドライバーに、大型車から降りて自転車で走行させるというトレーニングプログラムです。実際に自転車に乗ることで、自転車からの視点を認識させるというものです。

大型車輌の運転席からではわからない、ふだんの自分たちの運転が、自転車に対してどのような脅威を与え、危険性があるかを認識させるのが目的です。このイニシアチブは、交通弱者の立場を経験させることで、自分の運転を省みて、より安全な運転を心がけ、事故を減らそうというものなのです。

もちろんベテランのドライバーも多いわけですが、いつも大型車輌やクルマを運転しているため、交通弱者としての自転車の立場を実感として理解していない人もいます。また、自分の運転について、自分でも知らない面、見えていない面があるということを自覚する、気づくことが重要だと考えているのです。

これは、地味なようで、なかなか有効な取り組みなのではないでしょうか。市民からも歓迎する声、民間や他の都市にも広げるべきだといった声が上がっています。市も、清掃事業のドライバーなど、市と契約している他の関連事業者にも同様の取り組みを広げていくことを検討しています。

Lorry drivers cycling lessons

このプログラムは、自転車に乗っていた息子を大型車との事故で亡くした夫婦の運動が市議会に届いて実現しました。交通事故の遺族の訴えに報いるだけでなく、広く自転車に乗る市民のためであり、加害者になりうるドライバーのためでもあり、市のためでもあります。

スコットランドの首都、エディンバラの交通事故を減らすという大きな政策目標にも貢献します。これまで自転車に乗っていなかったトラックのドライバーの中には、このプログラムの経験で自転車好きになったりする人もいるそうです。事故の防止と共に、相互の理解にもつながるに違いありません。

クルマ全体に対する大型車の割合は小さいものの、自転車との事故に限れば、その約半数に大型車が絡んでいます。大型車のドライバーに対する啓発プログラムとしては新しい試みですが、効果が期待されるとして各方面から歓迎の声が届いています。

日本に比べれば、交通弱者に対する保護、弱者優先の意識が浸透しているとは言え、知らず知らずに脅威を与えている可能性があります。普通の走行だと思っていても、自転車から見れば、これほど危なく感じるとは思わなかったということもあるに違いありません。

違法ではないが危険性の高い走行、取り締まりなどで対応できない部分については、ドライバーのモラル向上に期待するしかありません。しかし、いくらポスターやビラで呼びかけても、ピンと来ない部分があるでしょう。自ら気づいていない部分を直せというのは無理な話です。

Lorry drivers cycling lessons

講習会でテキストで啓発するより、実際に自転車に乗らせる、体験させれば一目瞭然、実感としてわかるでしょう。実践的で効果的、これは有効なプログラムだと思います。言われてみれば簡単なことですが、なかなか気づかない方法かも知れません。

ハンドルを握ると気が大きくなったり、性格が変わって乱暴になったり、怒りっぽくなったりする人もいます。クルマに乗ると、ふだんの生活の中では考えられない殺人行為が簡単に出来てしまう面があります。その危うさに気づけないことも多いでしょう。これは日本でも見習うべき取り組みなのではないでしょうか。




集団的自衛権、簡単に解釈で容認するのなら、憲法の存在意義が問われます。やるなら憲法改正では..。

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この記事へのコメント
そのヒヤリ体験こそ、貴殿の主張に無理がある何よりの証明でしょう。
そもそも自転車は自動車と比べものにならないほど遅い上に、車道に大型車と安全に共存できるほどのクリアランスが存在しません。だからほとんどすべての自転車乗りは狭くて危険な車道よりも広くて安全な歩道を走ろうとするのだし、法もそれを容認してるのです。
なぜに歩行者だけにクルマから隔離された安全なスペースの確保を許して、自転車の実質非合法化を求めるような主張をするのか、わたしにはまったく理解できません。実際、自転車以外の軽車両は車道走行を強制した結果、道路交通の場からほぼ完全に淘汰されましたし。
Posted by ほのおちゃん at May 16, 2014 07:36
 大型車の問題は、道路幅との関係もあり、十分な間隔をとれない場合もあると思いますが、多くのプロドライバーは小型車両(原付・自転車など)に配慮した運転をしています。ふらつかずに車道左端を走行し、道幅が狭い場合は速度を落として並走区間を短くするなどすれば、特に危険はないと思っています。

 むしろ危険なのは、老人の運転する乗用車です。ウインカーを出さず、左端に寄らず、巻き込み確認をせずに左折する人が多い。自転車で信号により停止線手前に停車していても、後からきてその横に並び、信号が変わると同時に始めてウインカーを出して左折するなど、”自転車が見えていない”もしくは、”行き先だけしか見ていない”と思われる運転が多いです。

 私もやむを得ず歩道を通行する場合がありますが、車道に比べて自転車にとっての危険が多いと感じます。歩道を走行する率は 1%未満で、必ず徐行をしていますが、ヒヤッとするのは、ほぼ歩道上です。よく言われる交差点での問題の他、歩道を横断する手前で一時停車しない車両、いつ進行方向を変えるかわからない歩行者等、歩道上は自転車にとり危険がいっぱいです。

 自転車側から見ても、周囲の交通の様子のわかる車道上の方が、事前に問題を認識しやすく、余裕をもって対処できます。私の子供も、ふらつかずに走れるようになった小学校低学年から車道走行をさせていますが、歩道走行は嫌がります。それだけ、車道の方が安全であるということでしょう。

 問題の一端は、事前に危険を察知できない・察知しても自己の都合(速度を落としたくない・停止したくない)を優先する自転車側にもあると思います。歩行している時、狭い道では、大型車が近づいてきたら、安全な場所でやり過ごすように、自転車側にも自己の安全を確保し、相手にも配慮することが求められると思います。
Posted by ひでさん at May 16, 2014 08:34
この記事についての意見というより、殆ど体験談になってしまいますが、自分は両方乗りなので、お互いの危険性や安全性の意識を持っているつもりではあります。

自転車走行中、赤信号停止する際、交差点に差し掛かる所で自動車が左端に寄って停止する場面があり、自転車が交差点近くの真横まで進入できないことがよくあります。
その理由としては、自動車の車線が右折と直進に分かれて幅が狭くなっていること、自転車より先行したいという意味でわざと進入させたくないこと、全く意識していない(?)、の3択になると思われます。

自分が自動車を運転する時も、後方に自転車が見えている場合は、それを知った上で特に先を急ぎたい時はやはり左寄りにしたくなることがあります。その場合、後方の自転車運転者がそれを理解していることを願うといつも心に思うことがあります。

以前、同じ境遇で、自転車運転者が手で合図をしてくれ、お互いに良い気持ちで通行出来た事を、今でも感動しています。

どちらの立場もわかりますから、ここで頭に来るとか嫌がらせをしようという気持ちにはならず、トラブルがないように後方で待機するか、やむを得ない時は歩道に入る事など、シンプルに考えるようにしています。

相互で会話も出来ませんから、お互いの意識をどの程度近づけていけるか?が今後の課題になるのではないでしょうか。

大きな自動車は見た目はとても怖い存在ですが、バスやトラックの殆どのプロドライバー達の方が、プロ意識をもっているだけに、ある意味他のドライバーさんより意識を高めているはずです。

全員がプロではありませんので、お互いの立場と認識を持てるような体験出来る様な時間が設けられるといいですね。

全く意識していないドライバーさん(とくに高齢者)にとっては難しい問題かもしれませんが、時間をかけてでも理解してもらえるような交通社会を望みたいです。
Posted by ざっく at May 16, 2014 10:50
いい記事ですね。

自分が歩道を走りたがるのは、こちらに書かれている通り、車が怖いからというのと運転手も自転車を嫌がっているのがわかるという点もあるのですが、
それ以上に道路と路面が汚い(クラック、凹凸、石や砂、ガラスや針金、排水の溝、路駐車などがある)ために走りにくいからです。
車道はスピードが出しやすい分、こういうものに気を使わなければならないのがやっかいなので、歩道があるときは歩道を走っていました。
もちろん歩道を走行する時にはスピードはほとんど出しません。というか、出せません。車を入れるスロープのアップダウンや街路樹があるからです。歩行者にも気をつけないといけないので、いつものんびり走行です。

それでもやっぱ歩道のほうが走りやすい。できれば歩道を走ってもいいようにして欲しい。
そのためには、今回のこの記事には触れられていませんでしたが、自転車側の運転にも目を向けなければいけないと思います。
人のことはあまり言えませんが、周りのことを考えない危険な走行をしている自転車乗りが多数いるのも事実です。
これも解決できればいいのですけどね。
Posted by rei at May 16, 2014 11:45
ほのおちゃんさん
>そのヒヤリ体験こそ、貴殿の主張に無理がある何よりの証明でしょう。

同じようなヒヤリ体験を私はオートバイ対四輪車で体験しています。
一般道だけでなく高速道の100kmオーバーでも体験していますので
単に速度が遅い云々の話ではありません。

また、私の弟はあなたの仰る通り自転車で歩道を走っていましたが
ヒヤリ体験どころか青信号の交差点で左折車に突っ込まれ重傷を追っています。
状況はまさに教科書通りの歩道を走る自転車が車道の車から見落とされるケースでした。

このような事に付いてどうお考えでしょうか?


Posted by れき at May 16, 2014 22:06
法律で車道を走る事に決まってる訳ですから、どこを走るべきかなんて議論はするだけ無駄です。
限られたスペースで皆がいかに気持ち良く走れるか
それを皆が意識して走らなければいけないと思います。

こういう議論になると直ぐに権利の主張合戦になる…

簡単な事でしょう?
邪魔だと思ったその人が、あなたの大切な人だったら、同じように批判し合いますか?

Posted by ぶーちょ at May 16, 2014 22:55
車種にかかわらずわざとギリギリを追い抜いていく自動車はいますよね・・・1.追い抜いた後で中央寄りへ走行ラインを戻す車2.左へラインを戻す車3.追い抜いたままの走行位置で走る車が居ますけど、1のパターンは悪意を感じます。
私は日本で自転車の車道走行を阻む大きな壁は歩道走行前提の道路整備と、自動車ドライバーから向けられる害意だと思うんですが、マスコミも行政もその点には無関心なんですよね・・・
ご紹介のエディンバラ市のプログラム、日本でやると税金の無駄遣いとかって叩かれちゃうんでしょうね・・・
Posted by ta_iso at May 17, 2014 00:33
ほのおちゃんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
どんなことにも「ヒヤリ・ハット」はあるものですし、道を歩いていたってヒヤリとする場面に遭遇することがあります。ヒヤリとした体験があったというだけで、私の主張に無理があるとするのは、あまりに論理の飛躍がありすぎです。
それならば、歩道上で歩行者がヒヤリとすることのほうが、はるかに多く、逆に歩道走行を禁止すべきとするほうが自然でしょう。
車道上に自転車が安全に走行できるスペースが少ない場所があるのはその通りで、だからこそ自転車レーンを設置するべきだと考えるわけで、多くの人が指摘するところです。
混雑した都市部におけるクルマの平均速度から言っても、自転車が比べものにならないほど遅いということはありません。自転車のほうが速いことも少なくありません。
歩道走行しようとする人を法が容認したのではなく、法律や行政が歩道走行を強いてきたのは歴史的な事実であり、事実の錯誤です。
自転車の実質非合法化という意味も不明ですが、自転車は原則車道走行と道交法でも決まっています。自転車は車輌です。
歩行者と自転車のスピードが違い、衝突したときの衝撃も大きく危険なので、分ける必要があります。事故も起きており、問題になっています。場合によっては歩道を削ってでも自転車レーンを設置し、クルマを含めた3者を分けるべきだと思います。
現状で、自転車の走行空間が少ないため問題があるのは事実ですが、本来は3者を分離するというのは世界的にみても当然の考え方であり、その意味で私の主張も、ごく当たり前のことを言っているだけです。
本来、自転車は車輌で車道を走行するものなのに、歩道走行するものとの思い込みがあるものと思われますが、いろいろな意見があるのは認めます。ただ、その前提となる事実に誤認や、間違った解釈があるのでは議論になりません。
Posted by cycleroad at May 17, 2014 23:12
ひでさんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私も、危険に感じる場合がある、あるいは悪質と感じるドライバーがいるというだけで、車道走行が危険だと言っているのではありません。
確かに高齢者については、逆走なども最近話題になっていますし、ブレーキとアクセルの踏み間違いで店舗に突っ込むなどの事例も起きています。ただ、それはまた別の問題で、ここでの話とは分けて考える必要があるでしょう。
おっしゃるように、歩道走行によってヒヤリとすることも多く、自転車が加害者になるケースも含めて、歩道上を走行するのは危険が多いと思います。
もちろん、加害者になる危険を意識していない人もいますが..。
実際に、クルマから見えていない歩道走行のほうが交差点での事故の危険を増幅する面があり、私も車道走行のほうが危険が少ないと思います。
歩道走行している人には、そのあたりが実感としてわからないのでしょう。見た目で大型車輌が近くを通る恐怖のほうが大きく感じてしまうのだと思います。
自転車側のルール無視の問題も当然あると思います。そのことを差し置いて、大型車のドライバーを問題視するものではありません。
ここでは、大型車のドライバーが気づかないことによるリスクについて述べているわけで、事故の原因を総合的に述べているわけではないことをご理解ください。
Posted by cycleroad at May 17, 2014 23:21
ざっくさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
交差点で、車輌の左をすり抜けられないケースはよくありますね。自転車が前に出たいと思うのは、早く行きたいということもあるかも知れませんが、自転車が前に出たほうが安全だからということもあると思います。
後ろにいる場合、死角になるなどして、どうしても危険な場合があります。
欧米では、そのために、自転車用の停止位置をクルマより前に設けているところもあります。
クルマが左に寄って阻止する気持ちも理解できないではないですが、そもそも自転車よりスピードが出ますし、加速力もあり、体力を消耗するわけではないのに、自転車より先行したいというのは、狭い考え方ではないでしょうか。
早くスタートしても、どうせすぐ前のクルマに追いつくだけですし、変わらないと思います。
自転車を先にスタートさせたほうが安全で、事故を起こすリスクが減ることで、自分のためでもあります。そのくらいの余裕を持って運転せず、少しでも早く行きたいと考えるのは、事故のリスクを高めるだけではないでしょうか。
プロのドライバーが安全に対する意識が総じて高いのは、その通りだと思いますが、プロのドライバーでも狭量で自己中心的、感情的に危険な運転をする人はいます。
結局、そのことで事故を起こせば、自分にとっても不利なことに気づかせる意味で、このようなプログラムは有効だと思います。
Posted by cycleroad at May 17, 2014 23:29
reiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに、路肩に近いような場所で走りにくいというのはありますね。
車線が狭くドライバーが嫌がるのもあると思いますが、セパレートされた自転車レーンが整備されれば、どちらも解消することになります。
もちろん簡単ではありませんが、その方向へ向かっていくことを期待したいところです。

のんびり走行もいいですが、車道走行のほうが自転車本来のポテンシャルを発揮でき、安全だと思います。
クルマを運転する時、歩道にいる歩行者や自転車は見ておらず、注意していません。車道と歩道の間にある、ガードレールや案内板、植栽、その他さまざまな障害物で、見えないのもあります。
そのまま交差点で、横断者が途切れていると思って曲がると、自転車が歩道から飛び出してきて事故になります。歩道を走行している自転車にしてみれば、前方の歩行者用信号は青であり、何の疑いもなく、そのまま横断歩道に突っ込んでいくからです。
これが、車道走行ならドライバーから見えるので、交差点での事故を防ぐことになり、車道走行のほうが安全になるという理屈です。
このことは、世界的にも過去の研究や調査で明らかで、車道走行は常識で当然のことです。知らない人も多いですが、やはり自転車の歩道走行は危険でナンセンスということになるでしょう。
自転車側のルール無視やマナーの問題があるのは、その通りだと思いますが、歩道走行が許され、歩行の延長のような気分で、どうにでも走行できることが、マナーの悪さを助長している面もあると思います。
欧米の事例を見ると、自転車レーンが出来て左側通行が徹底されれば、多少は秩序が形成され、ルール遵守も向上するのではないかと思います。
自転車レーンが出来れば、歩道のほうが走りやすいということもなくなるでしょう。
おほめいただき、ありがとうございます。
Posted by cycleroad at May 17, 2014 23:39
れきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
歩道走行が安全と言い張る人は、ほとんど車道走行をしたことがなく、単に危険に見えるというだけで、歩道走行の危険について知らないということがあると思いますね。
歩道走行のほうが安全に決まっているという思い込みです。
大型車輌などが怖いということはあると思いますが、実際の事故の多くは交差点で起きており、歩道走行のほうが事故の危険があることは、ご指摘の通りだと思います。
実際に車道走行してみれば、理解できる面もあると思うのですが、それをせずに、車道は絶対危険、当然危険で疑いないと思い込んでいる人も多いのでしょう。
弟さんは災難でしたが、左折車との事故を減らすためにも、多くの人が歩道走行の危険について知ってほしいものです。
フォローしていただき、ありがとうございます。
Posted by cycleroad at May 17, 2014 23:45
ぶーちょさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
車道走行が原則であり、そのことに議論の余地はないですが、長年の道路行政のせいで、現状では、車道走行がしにくい場所もあるのが問題ということでしょうね。
自転車レーンが整備されれば、議論にもならないでしょう。
もちろん、例外として歩道走行が標識などで認められている場所があるわけで、そこを『徐行』する限り、歩道走行する人を非難するつもりもありません。
法律に違反しない限り、どこを走行しようが、その人の自由ですが、歩道走行する人の多くが、歩行者に大きな脅威になっていることを認識していないということもあるでしょう。
Posted by cycleroad at May 17, 2014 23:50
ta_isoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに、悪意を感じさせるドライバーはいますね。ただ、ここで取り上げたように、それが意図的とは限らず、無意識だったりすることもあるでしょう。
それを認識させるプログラムというのは有効だと思います。
自転車ドライバーの認識の問題は、長年、自転車を歩道走行させてきたことによる誤解も背景にあるでしょう。
自転車を邪魔と感じる気持ちも理解できますが、事故になれば、自らにも大きな不幸を招くことを、どれだけ実感として理解しているかということもあると思います。
エディンバラ市のようなプログラムが、日本で税金の無駄遣いと言われないためにも、自転車に対する、いろいろな誤解や認識不足を改善していく必要があるでしょうね。

Posted by cycleroad at May 17, 2014 23:57
ディンバラ市のプログラム、すばらしいですね。
ぜひ日本でも導入するべきでしょう。
大型車両の運転手はプロ意識があるから、といった論調を見受けますが
サイクリストのコミュニティで、大型トラックやバスに幅寄せされたなどといった被害報告がザラにあることを考えると
自動車運転手への意識向上運動がまだまだ足りていないことを示しています。
そして、自動車運転手が知るべきは、自転車への幅寄せが暴行罪として懲役二年以下の刑罰となりうるほどの重大な犯罪行為だということです。
違法駐車により重大事故が引き起こされ、違法駐車ドライバーに6000万円の賠償命令が出たケースもあるのですから。
自動車というのは、重量と専有面積からしてわかるとおり、それだけ地域に大きな危険をもたらし、責任もそれだけ重いのだということを、もっともっと自動車運転手らに示さねばならぬでしょう。
私が考えるに、免許取得や更新時に自転車での公道試験を義務付けることが、もっとも即効性が高いように見受けます。エディンバラ市がやっているような取り組みを、日本の企業らも率先してやるべきです。
Posted by 佐藤 at May 18, 2014 04:33
一行目、ディンバラではなく、エディンバラ市でした。

自動車や会社の目立つところに 交通安全 のステッカーを貼るのは簡単です、ですが、本当にそれを願うのであれば、自転車で公道を走らせて意識を高めさせるなどの教育を施すのが社会のため、ひいては会社のためになると思います。
暴虐的な運転、殺人ドライバーがわんさと居るような会社をそのままにするのは、国としての恥でもあります。
そして、国は自転車利用者を保護するためのインフラを作るために、もっと投資してよいものでしょう。
先進諸国の中で、日本ほど自転車のための環境整備が遅れている自転車後進国はそうそうないのですから。
自動車を窮屈にしてでも、それはやり遂げるべきです。いままでが自動車原理主義すぎて、地域はスプロール化し、地方ほど『自動車害』に苦しんでいる。
自転車を上手に組み込んだコンパクトシティ政策は、健康にも配慮した万能施策といえるでしょう。
Posted by 佐藤 at May 18, 2014 04:33
そもそも、自転車で車道を走るに、なんらの遠慮も要らないわけなんですよね。
六法全書にそれが明記してあり、警察庁をはじめとして、あらゆる行政機関がそれを認めているわけですから。
なのに、なぜだか日本では、「自動車の都合を第一に考えろ」といった原理主義的な風潮があります。
ネットの掲示板では、いまだに自動車運転手と思しき人間の書き込みで、速度超過や煽り運転、幅寄せや不正なクラクションを正当化してまで、歩行者や自転車を蹴散らしてもよい、というような言動がよく見受けられます。人格が破綻しているといってもよいでしょう。
地域によっては、子供の安全よりも、自動車の円滑な通行を第一に考えているかのように思えるところもあります。
京都で起きた自動車暴走大惨劇が起きうるような通学路でも、ろくに自動車取り締まりを行わず、自動車抑制施策も行わない。
そんな地域で、子育てなんてしたくはありませんよね? 尊い若き命を粗末にしてまでも自動車の抑制に本腰をあげないなど、はっきり申し上げて完全にイカれているとおもいます。
これからは歩行者や自転車など交通弱者の保護優先を強化しつづける時代です。そうすれば、地域は自然と暮らしやすい環境になっていくわけですから。
Posted by 佐藤 at May 18, 2014 04:42
また、信号が多い道路で、自動車が何度も自転車を追いぬかなければならないのであれば、そもそも自転車を追いぬかなければよい、という発想を、自動車運転手にはもってほしいとおもいます。
自動車は後ろに排ガスを出すのですから、自動車が先に行くと自転車にとっては臭いわけです(歩行者や周辺住民にも臭い思いをさせています)。それはまったくスマートではありません。
自動車が先だ一番だ、というような間違った意識から、一人でも多くの人を卒業させることが今後の命題となってくることでしょう。
「自動車は自転車より早く移動しなければならない」「たかが自転車に速度で負けるのは恥ずかしい」などといった幼稚で危険な考えのドライバーもまだいらっしゃると聞きます。一秒でも早く、その考えを改めさせるような施策を実行すべきでしょう。
Posted by 佐藤 at May 18, 2014 04:49
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
日本では、クルマ優先の考え方が幅をきかせてしまい、歩行者や自転車の安全がないがしろにされかねない風潮があるのは、その通りだと思います。
そのことが、自転車を邪魔だと考え、邪魔な自転車に嫌がらせをするようなクルマのドライバーを生む土壌になっているのも確かでしょう。
おっしゃるように、都市部の道路では、自転車を追い抜いても、すぐ前のクルマに追いつくだけで、自転車にまた追い抜かれることを考えれば、わざわざ追い抜いても仕方がないことに気づくべきでしょうね。
わざと左寄りに停止して、自転車を先に行かせないようにしても、結局追い抜かれるならば意味のない行動です。
焦ってリスクのある行動をとるより、気持ちにゆとりを持ったほうが、精神衛生上もいいですし、結局自分のためにもなると思います。
もちろん、それ以前に、交通弱者優先は当たり前のことで、それを徹底する必要があると思います。
自分だって歩けば交通弱者になりますし、家族だってそうです。ハンドルを握ると、何か気が大きくなったり、勘違いしてクルマ優先と考えてしまうのを自覚し、戒める必要があるでしょうね。
Posted by cycleroad at May 18, 2014 23:46
車道を走る自転車に対する自動車ドライバーがとるべきルールをきちんと確立する必要が有りますね。諸外国ではどうなのかな?
Posted by なななな at May 22, 2014 08:15
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
具体的な通行方法は場所にもよるでしょうが、実際問題として、日本より交通弱者保護の考え方がドライバーの間に徹底しているのは間違いないでしょうね。

Posted by cycleroad at May 23, 2014 23:28
 
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