July 20, 2014

通るべきなのは車道か歩道か

ふだん、自転車は車道走行と書いています。


車道走行のほうが、かえって事故に遭いにくいことも指摘していますし、自転車が歩道走行する日本は、世界から見れば野蛮で非常識だとも書いています。ただ長年、自転車を歩道走行させようとしてきた道路行政により、歩道走行に慣れきってしまっており、車道は怖くて走れないという人が多いのも事実です。

私は、車道走行のほうが、むしろ安全な場合もあると思っていますが、そんなことはない、歩道のほうが安全に決まっていると考える人も、当然あるでしょう。先日、このブログに寄せられたコメントの中に、「時間があればぜひ読んでみてください。」として、あるブログの記事のURLが寄せられました。

自転車は本当に車道のほうが安全なのか?

そのブログを読んでみました。いろいろな意見があるのは当然ですし、このブログの筆者のように考える人もあるでしょう。それ以上の感想はなく、特に何か言うつもりもなかったのですが、再びコメント欄に同じ人から、同じURLが投稿されました。何も書いてありませんが、何か意見を言えとの無言の催促なのかも知れません。

自分とは違う考え方であっても、他の人の意見には耳を傾けたいと考えています。いろいろな意見ながあるのは当然であり、いちいち他のブログに反論する気はありませんが、いい機会なので、自転車の歩道走行について、あらためてまとめてみたいと思います。

自転車は降りてこのURLの記事、一見、理路整然と歩道走行のほうが安全な理由を述べているように見えます。この問題に詳しくない人なら、なるほどと納得するかも知れません。しかし、私が見る限り、一つひとつは自分勝手な解釈や、思い込み、決めつけも少なくないように思えます。

最初の部分では、自転車と歩行者の事故について書いてあります。「歩行者対自転車の事故件数が増えていることを根拠」に、「自転車は車道のほうが安全性が高い」とする人が多いと書いています。しかし、これは筆者も書いているように、「『車道と歩道のどちらが安全か?』とは別の話」です。

にもかかわらず、「歩道だけでなく車道でも自転車と歩行者との事故が起きている」とか、「歩道上で歩行者が自転車事故で死亡するのは非常に稀である」などと論じています。別の話のはずなのに、「歩行者との事故件数の増加をもって車道の方が安全というのは早計すぎる。」と結論するのは変ではないでしょうか。

地域によって事故件数に大きな開きがあるので、「大都市の特性下で稀に起きる事故を元に全国で車道を走れというのは無理がある」などとも書いてあります。理路整然としているようですが、よく読むと、矛盾や論理の飛躍があります。

歩行者との事故が多いから車道が安全というのも変な理屈ですし、誰も、全国一律に車道を走れとは言っていないと思います。地域によって道路の整備状況も違いますし、危険度も違うでしょう。少なくとも私は、全国どこでも一様に車道を走るべきとは言っていませんし、考えてもいません。

また、東京工業大学助教授の古倉宗治氏が、 「自転車事故の多い交差点を調べるとほとんどの事故が歩道から入ってきた自転車です。」 と述べているのに対し、「歩道走行をする自転車が多ければ歩道での事故が多いのはあたりまえだ。」と述べています。

私は古倉氏が比率からではなく、単純に件数が多いので、歩道走行のほうが危険と指摘したとは思えません。にわか評論家やコメンテーターならともかく、専門家が調べて言っているのですから、当然件数の違いを考慮し、事故に至る率を元に発言しているはずです。それを憶測で勝手に決めつけていないでしょうか。

さらに、そのことを「『水着で登って遭難した人が一番少ない!みなさん冬山には水着で登りましょう。』といっているようなものだ。」と言っています。そんな浅はかな結論を専門家が言うとは思えません。それは、あまりにも専門家をバカにした話ではないでしょぅか。

国土交通省資料

また、「車道の方が安全である論拠として車道のほうが自動車から認知されやすい」「歩道に沿って樹木や生垣があり、これらが盲点を作り、車から歩道上の自転車を見難いとする意見」が多いと指摘しています。私も車道のほうが認知されやすいと思います。

「しかし比較的車道から見やすい歩道やただ段差だけの歩道だってある。そして植栽をカットする、歩道上で車道側に自転車道を作りしっかりと分離するなどの対策だってあるはずだ。」と述べています。これは、上記の意見が間違いである理由にはなりません。

クルマから認知されにくい「見やすい歩道もある、植栽をカットすればいい、」なんていうのは屁理屈で、単にケチをつけているだけ、歩道だと認知しにくいことへの反論になっていません。クルマを運転する人ならわかると思いますが、道路を走行中、特に都市部では、通常は歩道を通行する人まで見ていないはずです。

車道上は、直接障害になりますので注意しますが、歩道を行き交う人までは見ておらず、目に入らないでしょう。必ずしも遮蔽されていなくても、歩道上の自転車をよく見ていないので、後方から来る自転車の存在に気づかず、左折巻き込みになる場合もあると思います。

また、わき道から出てくるクルマなどに対し、歩道上の自転車は建物の影になりやすく、そのぶん発見が遅れるのは明らかです。ドライバーの特性や道路の構造上、また都市部においてはビルなどによって、歩道走行のほうが危険な場合があるのは否めないでしょう。

国土交通省資料

そのほか、挙げればキリがないので割愛しますが、この筆者は、一見、説得力のある意見を展開しているようで、よく読むと強引な論理展開や論理の飛躍も少なくないと思います。歩道走行のほうが安全との結論ありきで、自身でも気づいていない思い込みや決め付けがあるように思います。

ただ、論理に疑問を感じる点はあるものの、私は歩道が安全というのを否定したいのではありません。車道から物理的に隔離されていることから、車道より歩道のほうが安全というのは、確かに一面の真理だと思います。車道から分離し保護する構造になっているのですから、それは当たり前といえば当たり前です。

感覚的に、車道より歩道のほうが安全と感じるのも当然でしょう。しかし、それは歩行者のためです。歩行者のための歩道を、我が物顔の自転車で走ることで、歩行者が危険に晒されています。歩行者を縫うように走る自転車を、歩行者が白い目で見るのは当然です。自転車を降りて歩行者になってみれば理解できるはずです。

降りて横断してください車道より安全だから歩道を走りたい、車道を走りたくないというのは、歩行者から見れば身勝手な論理でしょう。それは道義的、道徳的に見てどうかという話です。もちろん、法律上も車道が原則です。歩行者と自転車の事故が増えているのも確かです。

つまり、歩道と車道のどちらが安全かより、歩道を走るのは道義的にもマナー的にも問題があると言いたいわけです。法律によれば、歩道通行可の標識のある歩道を自転車は「通行」出来ますが、歩行者を優先し、徐行し、場合によっては降りて押さなければなりません。

すぐ止まれるように徐行というのは、時速4キロとか6キロのことです。ほとんど歩くのと一緒です。これでは自転車を使う意味が半減します。自転車本来のスピードを出せず、結果として十分に自転車を活用出来ないでしょう。それならば車道を通ったほうがいいのではないかと言いたいのです。

怖いという人に無理強いはしませんが、車道を走ってみたら、思ったより危険ではないと感じる人も多いのではないでしょうか。場所にもよりますが、歩行者の後について徐行するより断然走りやすいですし、スピードも出ます。結果として遠くまで早く着き、自転車の活用範囲も広がるでしょう。

国土交通省資料

さらに、上でも述べたように、歩道のほうが構造的にクルマと事故になりやすく、実際に歩道走行が出会い頭や左折巻き込み事故につながっています。直線部分で、実はあまり事故は起きていません。ならば、車道走行するほうがメリットが多いのではないかと考えるわけです。

そもそも、諸外国のように歩道走行が出来ず、最初から車道を走行するのが当たり前だったら、怖いとも思わないはずです。本来、自転車は車輌であり、自転車に乗るということはそういうことです。少なくとも世界ではそれが当たり前です。

ただ、日本では長年間違った道路行政が行なわれ、自転車を歩道に押し込めようとしてきました。そのため、急に車道走行が原則と言われても抵抗があり、怖く感じるのも仕方のないところです。長い期間、行政が歩道走行を進めてきたため、車道走行しにくくなっていたり、危険な箇所が少なくないのも事実です。

安心のペダル自転車は歩道だと思っているドライバーも少なくありません。ですから、実際に誰もが車道走行できるよう、自転車レーンなどの自転車の走行空間を整備すべきだと思うのです。歩行者と自転車も分離すべきであり、安全を確保するため、クルマ、自転車、歩行者、それぞれに通行空間を確保すべきだと思います。

日本の狭い道路に、そんな余地はないという人もいます。自転車レーンなんて設けたら、クルマの通行に邪魔で渋滞すると考える人もあるでしょう。しかし、それは典型的な「クルマ優先」の考え方です。これだけ自転車を利用する人が多いわけですから、人間の生命、安全を優先するべきではないだろうかと思うのです。

もちろん、物流など、クルマの機動力に頼る部分もたくさんあります。うまく共存させなくてはなりません。ただ近年は、環境面への配慮もあって、世界的に自転車を活用しようという傾向が顕著になってきています。少なくとも都市部ではクルマを制限し、人間を優先しようという考え方が増えています。

長年、自転車の歩道走行を認めてきたため、誰もが「歩きの延長」のような気分で自転車に乗るようになってしまいました。歩く感覚のため、左側通行は意識されず、逆走や並走が横行し、自転車通行の秩序がデタラメになっています。自転車のマナーの悪さも元を正せば、歩道走行が大きな要因になっています。

国土交通省資料

私は、物理的に歩道走行のほうが安全という意見、直感が間違っているとは言いません。しかし、だからと言って、歩道走行するべきという考え方には与しません。歩道走行するなら、法律を遵守して徐行し、歩行者を優先するべきだと思います。

車道と歩道のどちらが安全かという議論に、あまり意味はないと思います。人によって感じ方が違います。車道は危ないと思い、歩道を走行したい人は歩道を通るでしょう。通行可能な歩道なら文句を言う話ではありません。一方、車道のほうがリーズナブルと思う人は車道走行するでしょう。

ただ、車道が安全で走りやすくなったら、歩道走行している人だって車道走行し始めるはずです。本来の車道走行が当たり前の状態になったら、いろいろな面が変わってくると思います。歩道のほうが安全だという人も、自然と車道走行するようになるよう、自転車走行空間の整備を進めていくべきだと思います。




岡山の女児は、発見無事保護されて本当に良かったですね。警察の捜査もよくやりました。

このエントリーをはてなブックマークに追加




Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。

にほんブログ村自転車ブログへ
 自転車・サイクリングの人気ブログが見られます。













この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/cycleroad/52001279
この記事へのコメント
自転車の車道通行のために今すぐ改善すべきは、交差点の左折レーンが自転車を邪魔することと、大型車が道幅ギリギリに通るために、自転車が風圧を受けることと、信号待ちの列で自転車にもっと配慮する事ですね。
Posted by なななな at July 21, 2014 21:00
最近「車道が安全」という人が多いので、あえて逆の意見を並べてみます。歩道か車道かはいろんな意見があり、年齢によっても違っています。もっと議論が必要な状況かなと思います。

 愀邊交通』(2003年10月号)を入手できるなら「歩道のある道路における自転車関連事故の傾向について」という警察科学研究所の分析を読んでみてください。
「自転車運転者にとって死者数の多い車道走行が危険」
「自転車の車道走行時の危険をなるべく排除して、自転車利用者が安心して車道を走行できる環境を創出しなければならない」
とあります。その根拠とする統計データを見ても確かにその通りと理解しました。
これまで私は「手放しで車道が安全」と考えていたのですが、これを読んで少し変わりました。あくまでも基本は車道走行で変わりませんが、何の対策もせずに単純に車道へ下ろすのは危険という認識です。
Posted by ふかみ at July 21, 2014 22:11
∋故率は歩道の方が確かに高いですが、法律に従って歩道の車道寄りを走るなら、車道とほぼ同じです。そのため、車道が安全と強くは言いにくいです。
※「神戸市自転車利用環境総合計画」p.1-28にある事故率のデータより

J盥埃圓伴転車の事故は、歩道上より車道上の方が多い。自転車が車道に降りても歩行者は安全になると言えるだろうか?
歩道のある道路の限定しても、車道上の事故は30%あり、自転車の車道走行率よりも高そう(車道走行率の公的な広範囲のデータがないので推定の域を出ないが)。
※『交通安全教育に役立つ自転車事故の分析』(交通事故総合分析センター)のデータより
Posted by ふかみ at July 21, 2014 22:12
> 何の対策もせずに単純に車道へ下ろすのは危険

 確かにおっしゃるとおりだと私も思います。少なくとも小学生以下の子どもたちにまで一律に「車道を走れ」とは今の状態で言いたくありません。

 何らかの対策が必要だというのは都知事に当選された直後の舛添知事も同じ考えのようで、今年2月12日にMSN産経ニュースに出た記事によりますと、「私がやりたいのは欧州の先進都市のように、歩道と自転車専用道と自動車専用道の3車線を併設」することだそうです。

 彼がここで言っている「欧州の先進都市のように」というのはつまり、地域ごとに自動車進入不可の地域を設けて自動車の流入制限を行うことも辞さない、ドラスティックな都市計画の変更だったと思うのですが、まさかただの思いつきでおっしゃったんじゃないですよね、舛添知事?

 水素ステーションを視察に行ったからって、燃料電池車を売り出す会社から何かもらっちゃったんじゃないですよね?舛添知事?
Posted by hyrax at July 22, 2014 00:25
今月の下旬アメリカ西海岸を自分の自転車で走ってきました。自転車は車道が安全ですがそれには前提条件がありますよね。自転車に乗る人は自転車が車両だと認識すること。曲がる方向を指示する手信号を80%以上の人がしてましたよ。アメリカではキープライトです。逆走も殆どいませんでした。自動車のドライバーは弱者優先を徹底すること。クラクションを鳴らすなんてもってのほかです。交通量の多い少し狭い道路を走っていたら後ろが少し渋滞してました。余裕のある場所で路肩に止めてお先にどーぞと道を譲ると手を上げて返してくれましたよ。車道上のshare with bike(自転車と車道を共有しよう)の道路標識が印象的でした。
Posted by yoko at July 22, 2014 11:47
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いずれも海外では配慮して改善されている例があると思います。やる気になれば、その多くは改善可能ではないでしょうか。
Posted by cycleroad at July 22, 2014 23:09
ふかみさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
長年にわたり歩道走行させてきた結果、車道走行にはさまざまな危険があるのは、その通りだと思います。だからこそ、自転車レーンなどの走行空間の確保、インフラの整備が必要だと思います。

歩道の車道寄りを通っても、やはり遮蔽物があったり、ドライバーの注意の外に位置すると思います。その差は数メートルでも、車道走行とは違ってくるのではないでしょうか。

自転車側が一時停止や安全確認を怠るため、見通しの悪い交差点などでも自転車と歩行者の事故は起きていると思います。しかし、車道上と歩道上と、どちらが多いということより、歩行者優先の歩道上で自転車との事故が起きていることが問題です。自転車が歩道『走行』しなければ、そのぶん安全になるのは間違いないと思います。
Posted by cycleroad at July 22, 2014 23:16
hyraxさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
思いつきだったかどうかはともかく、この問題に真剣に取り組む気があるのか、その覚悟が問われるところです。
道路交通上の長年の課題であり、オリンピックの渋滞対策、多くの外国人が東京に来た時、野蛮な歩道走行の野放し状態でいいのかなど、二重三重にもこの問題に取り組む好機だと思います。
舛添さんが、そのあたりをどれほど考えているかでしょう。
あるいは、考えていても官僚組織の抵抗があって、遅々として進まないということがあるのかも知れません。
そのあたりも含めて、どれだけリーターシップを発揮出てきるかということでしょうね。
Posted by cycleroad at July 22, 2014 23:21
yokoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
海外で自転車に乗ると、いかに日本の状況がおかしいか実感しますね。
車道をクルマが独占し、狭い歩道の中で自転車と歩行者が混在し、ひしめき合っているなんて、日本だけでしょう。国によって、場所によっては、歩道上にレーンがあるところもありますが、日本のように無視されて混在していることはないと思います。
自転車とクルマが車道をシェアするのは、本来当たり前の光景です。日本でも、かつてはそうだったのですから、元に戻すべきでしょう。
最初から、自転車は車輌と認識していれば、車道走行は当然で、議論の余地はない話だと思います。

Posted by cycleroad at July 22, 2014 23:37
基本的には車道走行の方が安全と言えますが、それには条件があって自転車と自動車双方の徹底的な教育が必須だと思います
スマホ弄りの自動車は蛇行して相当に危ないし、駐車車両を避けようとかなり手前で手合図してもクラクションを鳴らされ幅寄せされる始末です
ハワイ州なんかだとこんなのは通報一発で悪質なクルマがパトカー3台くらいに囲まれるそうです(笑)
しかし、今の日本の場合はクルマ側も自転車側も歩行者側も無知故の自己中心の悪質さがあるのでなかなかそうは行かないですね
時間を掛けてしつこく啓発するしか道は無いような気がします
Posted by ナゴーヤ at July 23, 2014 00:29
ナゴーヤさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
「道路はクルマ優先」という認識を根底から覆す必要もあるでしょう。道交法でも交通弱者優先がうたわれているにもかかわらず、ドライバーにその意識が希薄なのも問題です。
1970年代に、一時しのぎに自転車を歩道にあげ、緊急避難と言いながら、40年以上そのままにしてしまった道路行政が、車道はクルマ優先の意識を助長してしまったのは間違いありません。
その意識の訂正、払拭も必要でしょうね。

Posted by cycleroad at July 23, 2014 00:43
自動車の利便性向上のための拡幅工事はいくら大金を注ぎ込んででも行いますが、自転車への配慮はどこ吹く風という状況は全国共通ですよね。お偉いさん方が「車両がスムーズで安全に通行できる環境を構築します」という旨をよく口にしますが、自転車に対してやっていることはせいぜい歩道をカラー舗装で色分けする程度。やはり日本人は自転車を"車両"と見なしてはいないようです。

公共交通機関の衰退によって運転嫌いや運転技能への適正が低い人も自動車に乗らざるを得なくなり、事故が増加しているという側面もあるのではないでしょうか(あくまで私個人の推測です。蛇足ですがアメリカでは自動車事故件数が多いドライバーに対してはADHDの診断を行い、専用の教育プログラムによって再発防止に取り組んでいるんだとか。)
Posted by 銀河眼 at July 26, 2014 11:27
こういう議論を見るといつも思う。

僕達の社会に遅れている部分や足りない部分があるという指摘に対して、どうして否定や「これでよい」的な自己弁護が出るのだろう?

人も車も自転車(荷車的な物も含めて)もすべてが快適でスムーズな交通が理想なのだから(これを否定されたら困るけど)それに向かって改善すべきことを議論すれば良いだけではないか?

大規模な道路の建設にはやる気満々、既存の道路の改良には消極的というのは日本の体質で、それはおそらく利権がらみなのだろうけれど、その体質は直さなきゃいけないと思う。
Posted by 風琴屋 ひよるき at July 27, 2014 09:01
銀河眼さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ややもすると、一般の市民の中にもクルマ優先が当たり前のような感覚が刷り込まれてしまっているのかも知れません。自転車インフラの整備を求めるような論調にならないのは、自転車は歩道という光景が、当たり前になっていることもあるのでしょう。
高齢化社会の進展もふくめ、今後の交通インフラのあり方を、固定観念や先入観なしで考える必要がありそうですね。
Posted by cycleroad at July 27, 2014 23:27
風琴屋 ひよるきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
歩行者や自転車では、利権が生じない、権利を主張する主体がない、主張を代弁する組織がないといったこともあるのでしょう。
ただ、道路インフラについては、遅れているとか足りないという意識が低いのかも知れません。あるいは、道幅が狭いから仕方がないなどと考える部分もあるのでしょう。
クルマ優先という固定観念を崩せば、まだいろいろやり方はあるのに、クルマ優先は外せないとするなら、これ以上改善しようがないとの考え方になるのかも知れません。
Posted by cycleroad at July 27, 2014 23:35
はじめまして.長野県に住む男・50代です.
自転車を取り巻く諸環境の劣悪さ,特に小中学校の自転車,サイクリングの禁止には私も四十数年来悩まされ続けて参りましたので,自転車への不当な規制を強化しようという動き,特にマスメディアの論調には神経を尖らせずにはいられません.

勿論,多くの自転車のユーザー,中でもロードバイク(私の言う“特急自転車”)の乗り手にも問題が無いとは申しませんし,まだまだ努力が必要であるのは事実です.

しかし従来はあらゆる自転車を時代遅れの役立たずと決めつけ路上から葬り去るのが経済大国の実力の証明と信じられ,さらに競輪にまつわる様々な事件が社会問題化した時期があったことも政策に影響しているのではないかと感じております.

この問題には私も山ほど言いたい思いを抱えておりますが,先ずはご挨拶まで.
Posted by マイロネフ at July 29, 2014 22:26
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
長野と言っても広いですが、東京などよりはクルマも少なく、ずっと自転車に乗る環境としてはいい気がしますが、小中学校の自転車,サイクリングの禁止があったのですか。
競輪にまつわる事件が社会問題化して政策に影響したようなことというのは、ちょっと記憶にありませんが、そのようなこともありましたか。
いずれにせよ、歩道走行のように社会全体が勘違いしたり、誤まった認識を持っているようなこともありますね。それが社会通念となってしまうと、なかなか改まらないことがあるのも確かでしょう。
そんな不合理に不満を持っている人も少なくないと思います。


Posted by cycleroad at July 30, 2014 23:56
cycleroadさん,ご返信有難うございます.

意外に思われるかもしれませんが,長野県内では山間に狭い幹線道路がただ1本のみ,それも大型車の通行が昼夜問わず激しいため,学校で禁止されるまでもなく子ども達が自転車を利用するのは極めて困難な地域が非常に多いのです.

しかも他の道路は山間地ですから当然坂ばかり,サイクリングの専門的な知識や経験の豊富な専門ショップもコーチの出来る人材も存在しない,そのため子ども達は早くに“自転車離れ”してしまうのが実情です.私が育った地域もまさにそうで,中学から高校にかけて“自転車好き”の友人は1人もおりませんでした.勿論現在では高齢化,過疎,少子化も顕著です.

そういった地域の事情をいささかでもご理解頂ければ幸甚です.
Posted by マイロネフ at July 31, 2014 20:57
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なるほど、そういうことですか。旅行などでは信州のあちこちによく出かけますが、学校はふもとにあり、幹線道路は大型車の通行量が多くても、山沿いの道路は少ないというイメージがありました。
起伏があって坂が多い地域は当然あるでしょうし、自転車での移動に向かない地区はあるでしょうが、学校で禁止というのが意外な気がしました。
ショップが少ないというのは、最近は都市部でも、いわゆる自転車屋さんは減っていますし、子どもの頃からショップに足しげく通うわけではないと思いますが、パンクなどの際には困るかも知れませんね。
Posted by cycleroad at July 31, 2014 23:28
舛添さんならとっくに白旗をあげています、見事な手のひら返しですね。

http://mainichi.jp/feature/news/20140708mog00m040028000c.html

「幅員を含めさまざまな形の道路がある。車が通るのが精いっぱいのような場所で車道を減らして自転車走行路をつくると、車が不便になる」と述べ、車道上の自転車レーンだけでなく、歩道にも自転車の走行路を設ける考えを明らかにした。


私は勝手に「クローゼットの理論」と呼んでいますが家のクローゼットを大きくしてもいつの間にか衣服がたまりいっぱいになる。
それと同じで今の道路を十倍スムーズに快適にしてもその快適さを目当てにそれ以上に車が流入すれば結局は元通りです。
もちろんどこかにしきい値はあるでしょうが車社会のアメリカの都市ですら車の流入に苦しめられているのですから
それこそ日本には
「そんな余分な土地は無い」ですね、そんな余分な土地が無いからこそ自動車の流入を制限しモーダルシフトを行うわけなんですがそこの所を知事は愚か・・じゃない疎か都の交通局も分かってなさそうです。



Posted by れき at August 04, 2014 14:41
れきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ご指摘の新聞記事については、私もこの前の回のエントリーで取り上げています。期待があっただけに、大きく裏切られた感が否めません。
歩道での対面通行許容というのは、従来の東京都の姿勢に沿ったものです。警察庁や国土交通省の打ち出した方針に対し、東京都は真っ向から対立姿勢を明らかにしていると話題になりました。
その経緯を考えると、舛添都知事は都の役人に取り込まれた、洗脳されたということなのかも知れません。あるいは、都の役人をあからさまに敵に回したくないということなのか..。
世界の都市ではクルマの流入を制限したり、車道を減らす方向に動いている例が多々あります。ちょっと調べればすぐにわかることですが、役人というのは、これまでのやり方、考え方が間違いだったとは絶対に認めない人種なのは間違いないでしょうね。


Posted by cycleroad at August 04, 2014 23:56
度々のコメント失礼します.

2週間近く前,長野市の中心市街地の中央通りで,自転車は車道を通行するようにという街頭指導が行われました.

ところがその通りというのが,善光寺の表参道として歩行者優先化を図るため,従前は路側帯で一応自転車の通り道らしい通行区分は確保されていたのですが,その部分まで歩行者専用の歩道を広げ,ベンチまで据え付けて,道路なのか公園なのか分からなくされる始末.

狭くなった車道はバスの車体幅ギリギリですから,大方の自転車利用者は歩道へ逃げ込まざるを得ず,当然歩行者との軋轢を生じて苦情が当局へ寄せられているらしいのです.

この問題については,また機会を見て当方のYahoo!ブログでも考察,追及してみたいと思っておりますが,とにかくこうも支離滅裂な道路の状況で「自転車は車道が原則」とは無責任以外の何物でもありません.

Posted by マイロネフ at August 05, 2014 20:45
>ご指摘の新聞記事については、私もこの前の回のエントリーで取り上げています。

すみません見逃しておりました、早速そちらのエントリーも拝見させていただきます。


私も興味深いURLを貼っておきます。
ブログ主の素性はわからないのですがベルギーやオランダの状況も詳しく調べられている方です。
http://perfect-comes-from-perfect.blogspot.jp/

最近のエントリーのこの意見にもなるほどこういう視点を持たないと説得力を持たないし分かり合えないよなぁと思うことしきりです。

>責任ある市民として社会を改善したいなら、
>単に一利用者としてではなく、システム全体を俯瞰して
>何が最適解なのかを熟考すべきでしょう。将来の世代の為にもね。
Posted by れき at August 06, 2014 14:00
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
各地で混乱や軋轢を生んでいるところがあるようですね。背景には長年の歩道走行ということもあって、市民の側にもとまどいがあったりするのでしょう。
警察庁と国土交通省は従来の歩道走行を促す方針を変更し、本来の車道走行の原則に180度転換しました。
でも例えば東京都は、あいかわらず歩道走行を推進すると表明しています。あきらかに国の方針に逆らう形との批判にも一切耳を貸さず、独自の整備を進めようとしているようです。
場所によって、いろいろ事情はあると思いますが、コンセンサスをとって、広く周知徹底していくべきだと思います。
Posted by cycleroad at August 06, 2014 23:35
れきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
市民一人では何も出来ないかも知れませんが、多くの市民が考え始めれば、それが住民の意思や世論を形成し、行政や議員、首長へのプレッシャーとなり、政治を動かし、現状を変えていく力になるでしょう。
場合によっては必ずしも正解があるとは限りません。立場にもよるでしょうし、いろいろな考え方もあると思いますが、少なくとも関心を持たなければ、市民の声も形成されないと思いますね。
情報をおよせいただきありがとうございます。


Posted by cycleroad at August 06, 2014 23:43
国内には 多数のクルマメーカーがあります
トヨタ、日産、ホンダ、スバル、ダイハツ、スズキ、マツダ、三菱、8社
レクサスブランド 光岡自動車 まで含めると 10社になります
日本の人口 約1億2000万人 で
クルマメーカーは8社 (または10社)

「クルマ社会」と呼ばれる
アメリカの人口 約3億人 で
クルマメーカーは3社
(GM クライスラー フォード)
日本が クルマ産業を基幹産業の
一つとしていることに異存のある人は
いない と思います
経団連などの財界は クルマ産業が衰退すること
を恐れ 衰退しないように企業努力を行い
また 政治家たち 官僚たちに クルマ産業に対して
便益を図るように
圧力をかけていると思います
クルマ産業が衰退しないようにするにはどうするか?
その一つは

クルマの利用を促進すること

当たり前かもしれませんが
クルマの利用を促進するためには
自転車が普及することは
ネックになってくるわけです
先日 拙著ブログにも書きましたが
自転車に乗ることは クルマの利用が減ること
になるのですから
経済界は 可能な限り 現状以上に
自転車を普及させたくないわけです

経団連などの 財界 経済界が 
自転車が普及しないように圧力をかけて
いるのですから
サイクリングをする政治家たちが 自転車議連を
立ち上げ 車道を走る自転車を増やすために
活動をしても
ほとんど機能しないと思います
クルマ産業が 巨大な省益 利権を生み出す
構造体になっているのですから
自転車レーンを増やそうとしても
相手が大きすぎる

自転車レーンを増やすために
メディアや政治家たちに働きかけても
届くべきところに声が届いていない
圧力をかけている組織 団体の病巣を
正していく必要がある
ニッポン国内の車道を走る自転車が
増えない問題の本質=根本が
ココにある と 考えております
Posted by Maggio Rabbit at August 15, 2014 10:25
Maggio Rabbitさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いろいろ考え方があると思いますが、私はそうは思いません。このことについては、あらためて考えてみたいと思います。
コメントには、ブログのエントリーのコピペでなく、出来れば要約していただければ幸いです。
Posted by cycleroad at August 16, 2014 23:26
 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)