July 26, 2014

携帯用ツールはまだ発展途上

工具にこだわる人というのは、どれくらいいるものなのでしょうか。


工具と言ってもいろいろあります。日曜大工に使ったり、趣味の道具のメンテナンスに使ったり、キャンプなどの特定のシーンで使うような工具もあります。こだわりがあるか否かは別として、普通の家庭なら、何かしらの工具があると思います。

ふだん家で使う工具に加え、携帯用に小型でコンパクトなものも持っているかもしれません。自転車用で使う工具の場合、家で整備やメンテナンスに使うほかに、出先でのパンクや急なトラブルに備え、携帯しやすいものを別に用意し、出かける際に携行する人も多いのではないでしょうか。

自転車本体にはこだわっても、使う工具には無頓着という人もありますが、何でもいいというわけにはいきません。ものによっては使い勝手が大きく違う場合があります。特に携帯用のコンパクトなものの場合、家で使うのと比べ、大きく機能が劣っていたり、使うのにひと苦労なんてものもあります。

PARKTOOL AK-37BIKE HAND YC-735A

イザというときの緊急用と割り切ってしまえば我慢できるものもありますが、小さくしすぎて使いづらい、力が入らない、耐久性が低い、部品精度が低くてネジなどを痛めるといった不満が残る場合もあります。見た目のコンパクトさに惹かれて買ったアイディア商品が失敗だったなんてケースもあるでしょう。

使いやすさと持ち運びやすさは、往々にして背反する要素です。どちらをどれくらい犠牲にするかというのは、人によって違ってくると思います。ただ、滅多に使わないからといって、イザ使おうとしたら使いにくくて仕方がない、時間がかかりすぎるというのでも困ります。

長年使われ、選別され淘汰されてきた定番の工具と違って、携帯用の工具には、まだまだ不満があるという人は少なくないようです。いいものがないのなら、自分で作ってしまおうという人もいます。そんな中から、いくつかピックアップしてみたいと思います。

Stique MultileverStique Multilever

こちら、サイクリストなら、一目見てそのアイディアにヒザをうつかも知れません。タイヤレバーの中に工具を収め、多くの用途を持たせています。タイヤレバーは非常に便利なツールですが、ほぼタイヤ交換の時にしか使いません。使う機会が少ないわりには、かさ張ります。形状は単純ですが、ある程度の大きさも必要です。

Stique MultileverStique Multilever

そこで、このレバーの中にアーレンキーを収納し、必要に応じて取り替えて使うようにしました。各種のレンチやスポークスパナ、ドライバー、チェーンリンクホルダー、方位磁針、温度計、イザという時のためのコインホルダーも内蔵しています。直接関係ありませんが、ボトルオープナー、栓抜きもついています。



サイコンなどに使っている各種のボタン電池の予備を保管しておくスペースまであります。小さなレバーの中に機能満載、自転車版の十徳(アーミー)ナイフのようです。重さは144グラム、いま、おなじみクラウドファンディングサイト、Kickstarter で製品化に向けた資金調達中です。

Stique MultileverStique Multilever

携帯用の工具は、イザ使おうという時に持っていない、なんてことが起こりがちです。いつも自分の自転車には常備しているのに、自転車シェアリングを利用した時に無くて困ったなんてケースもあるでしょう。本当は身に着けているのが一番なんでしょうが、忘れてしまいがちです。

TaskOneG3TaskOneG3

TaskOne G3TaskOne G3

そこで、こちら、スマートフォンのカバーに工具を内蔵しました。スマホなら常に持ち歩くので、工具も常に持ち歩くことになります。なるほど、一つのアイディアです。自転車専用ではありませんが、ちょっとした調整やメンテナンスにも使えるでしょう。

TaskOneG3TaskOneG3

TaskOneG3TaskOneG3

この小さなスマホカバーの中に、2・5インチのナイフ、ソーブレード、ペンチ、+と−のドライバー、プライヤー、アレンレンチ、ダブルスポークスパナ、ワイヤーストリッパー、カッティングソー、ルーラー、スタンド、そして栓抜きがついています。よくもこれだけ詰め込んだものです。



工具も安く売られているものの中には、焼き入れがあまくて硬さが足りなかったり、寸法の精度が悪くて遊びが多かったりといった、品質のイマイチなものとか、使う人のことを考えていないようなものもあります。こちらは、工具を使う専門家でもあるプロショップのエンジニアが作った自転車用(オートバイ兼用)の工具です。

Universal Bike ToolUniversal Bike Tool

工具として必要なポイントを押さえ、携帯用でコンパクトであってもオールラウンドで、プロが使っても満足するような、使いやすくて高品質な、究極の工具を目指しました。これにも2ダース以上のツールが組み込まれています。もちろん栓抜き付き、これはお約束のようです(笑)。



まだプロトタイプですが、精密に設計され、タイヤレバーは3Dプリンタで試作されるなど、最新の技術が取り入れられています。もちろん、使ってみなければ、実際の使い勝手はわかりませんが、使い手の立場に立っているぶん、使い心地は期待できそうです。

Universal Bike ToolUniversal Bike Tool

最近は、自転車本体もそうですが、素材技術や加工精度も向上し、3Dプリンタをはじめ新しい技術も出てきました。工具のような、昔から本来の機能の変わらないものでも、まだまだ改良の余地がある、新しいアイディアを取り入れる余地があると考えている人は少なくないようです。今後も携帯工具は進化が期待できそうです。





中国の食品の問題は氷山の一角でしょうね。外食では何を使っているかわかりませんし、気にしはじめるとキリがありませんが..。

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この記事へのコメント
cycleroadさん こんばんは。

ずーっとROMしておりました。
法律の事やら、各々のモラルの問題やら、人それぞれ考え方が違って当然でしょう。
しかしながら、歩行者が安全であり、自転車に乗る人が安全であり...全ての人が
安全である事が必要なことに変わりは無いと思います。

さてさて、自転車用の工具。大事ですねー。
家用、携帯用。
使ってみて何だこれーってほんとに困りますよね。
自転車に乗る楽しみ、メンテナンスを行う楽しみ、色々あると思いますが、
快適なツールが有ると、メンテナンスを楽しもう、また今度走ろうーって
思いますよね。私だけではないと思います。

サイクリングのモチベーション...
景色であったり、距離であったり、坂道であったり、
友であったり...パーツ交換であったり、メンテナンスであったり。



いつもいつも、楽しめるブログありがとうございます。
Posted by Fischer at July 29, 2014 22:14
Fischerさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おっしゃるように、いい工具、いい道具は、メンテナンスを楽しくしてくれます。
あまり工具などにこだわらない方もいますが、工具の違いがメンテナンスに対する意識の違いになり、自転車の調子の違い、楽しさの違いになってくるということもあると思いますね。
ふだん、自分が知り得た情報とか、面白いと思ったこと、考えたことなどを、せっかくなら同じ趣味の人とシェアしたいなと考えてブログを書いているだけですが、共感していただけている、楽しめていただけているとしたら嬉しいです。
いつもご覧いただきありがとうございます。

Posted by cycleroad at July 30, 2014 23:47
良い工具は
自分にとって
 〇箸辰導擇靴
 眺めて楽しい
 集めて楽しい
でしょうか

日本、フランス、ドイツ、アメリカ…
各国個性があって奥が深いです


100円ショップでも一応工具は売っていますが
使い物になりません

この辺も安いママチャリに似ていますね
Posted by ロードバイク初心者 at August 21, 2014 16:49
ロードバイク初心者さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
眺めて楽しい、集めて楽しいは工具マニアの世界ですね。安い工具だけでなく、コンパクトで便利そうに見えた工具などが、いざ使ってみると使い物にならないということはありますね。
Posted by cycleroad at August 22, 2014 23:13
 
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