October 24, 2014

寄付や出資や購入による支援

寄付という行為は、ずいぶん昔からあったようです。


その起源は定かでありませんが、一般的に宗教は、信者の寄付によって成り立ってきた例が多いことを思えば、世界中で、かなり昔からあったことは間違いないでしょう。日本では、奈良時代に橋や道路、川の治水などの公共事業を奉加と呼ばれる寄付によって行なっていたこともありました。

寺社仏閣の建立や再建のため、檀家などから寄進を募り、それに応じた人の名を奉加帳に載せ、境内の銘板に書いたり、石などに彫ったりするような例は今でもあるでしょう。もちろん、街角で各種の募金に応じたり、チャリティーや義援金などの形で寄付をすることもあります。

国境なき医師団とか、あしなが育英会といった非営利活動、福祉活動を行う団体で、寄付によって支えられている団体も少なくありません。卑近な例では、町内の行事や自治会、PTAの活動などで、半ば強制的に集められるような寄付もあるに違いありません。

17世紀頃の西洋では、今より高価だった書物の印刷のため、広く寄付を募り、その協力者の名前をタイトルページに載せるようなことも行なわれていました。ニューヨークにある自由の女神像も、その台座の部分はたくさんの人から少額の寄付を集めて建設されたと言います。

こうした寄付を集めて、何かのプロジェクトを行なう形は昔からあったわけで、その意味からすると、最近注目されているクラウドファンディングも、そのスタイルは必ずしも新しいものではないことになります。もちろん、インターネットを通じて、世界中から簡単に参加できるようになった点は革新的です。

クラウドファンディングの中には投資として金銭的なリターンを期待するものもあります。また、そのプロジェクトの製品やサービスを直接購入する形で支援するものもあります。出資額に応じて記念品やノベルティグッズなどが進呈されるものの、ほとんど寄付のようなスタイルまでいろいろです。

さて、そのクラウドファンディングで、自転車関連の新しいパーツやグッズ、関連製品などを生み出そうとする人も少なくありません。これまでにも、そうしたアイテム、アイディアを多数取り上げてきましたが、最近目に付いたものからピックアップしてみたいと思います。

こちら“patchnride”は、パンクの瞬間修理剤です。1分ほどで固まる特殊な樹脂でパンクしたチューブの穴をふさいでしまいます。パンクした場所を調べるために使う液剤も付属しており、画像のように空気が出ている場所が風船状になってわかります。これは水のない場所で役立つでしょう。

patchnridepatchnride

固まる凝固剤のようなものでパンクをその場で修理するというアイディア自体は新しくありません。昔から似たような商品はあったと思いますが、あまり一般には普及しなかったところを見ると、実際に便利に使えるようなものではなかったようです。

patchnridepatchnride

しかし、この製品は見本市などにも出展し、高い評価を得たようです。クラウドファンディングサイトでは、5千ドルの希望資金調達額に対し、現時点でその15倍以上の金額が集まり、たいへん好調に推移しています。すでに製品化が決定しています。



パンクした穴がふさげても、抜けた空気を入れなおさなければ再び走行することは出来ません。何らかのポンプやインフレーターが必要です。沿道で借りられるところの前でパンクすることは期待できません。やはり携行する必要がありますが、大きいものだと、どうしても邪魔になります。

CrankPump
CrankPump

滅多に使わないものをいちいち携行するのも面倒ですし、うっかり忘れたりということもあります。携帯用のポンプもありますが、CO2ボンベを使うことも出来ます。レースなどでなくてもボンベを使えば、何百回もポンピングする必要がなくて便利です。

CrankPumpCrankPump

そのボンベを、なんとクランクの中心の軸の中に収納しておけるというのが“CrankPump”です。普通はサドルの裏とかシートポストの中などを考えますが、クランクの軸の中とは、目から鱗の収納場所と言えるのではないでしょうか。ちょっと思いつかない場所ですが、スペースの有効利用です。タイヤレバーもついています。



パンクは、空気圧の不足が原因となるケースも少なくありません。異物を踏んで穴があくようなケースなど、防げないものもありますが、タイヤの空気圧を適正に維持することで、パンクしてしまうリスクを減らすことができます。こまめに空気を入れることが肝心です。

CycleATCycleAT

ただ、チェックを忘れていて、うっかり空気圧が減ってしまっていることもあります。いちいち空気圧を測るのも面倒と言う人もあるでしょう。そこで、この“Cycle-AT”です。バルブに取り付けておけば、空気圧をモニターし、ブルートゥース経由でスマホに情報を送ってくれます。取り付けたまま空気も入れられます。

CycleATCycleAT

空気圧だけでなく、温度やスピード、傾斜角度、ホイールバランスなどをチェックするセンサーも内蔵されており、それらの情報をリアルタイムに知ることも出来ます。パンク予防だけでなく、走行したデータを詳細にマッピングすることも出来ると言います。オートバイ兼用ですが、次世代のアイテムと言えそうです。



こちらは、盗難防止用のロックです。普通のU字錠やチェーンロックではありません。なんとサドルの部分がロックになっており、駐輪時に外してロックすることが出来ます。これならば、別にロックを携行する必要がありません。サドルだけ盗まれるようなことも防げるでしょう。

SEATYLOCKSEATYLOCK

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似たようなアイディアはこれまでにもありましたが、シートポストと組み合わせるなど、自転車のデザインの一部のものが多かったと思います。こちら“SEATYLOCK”は、ロックが出来るサドル単体の商品で、取り付ける自転車の種類を選ばない、汎用の製品です。

SEATYLOCKSEATYLOCK



細身のものと幅広タイプがあります。出かける時に、まさかサドルは忘れないでしょうから、ロックを携行し忘れるということもありません。動画を見る限り、相当に頑丈な素材、つくりになっているようですので、相応の盗難防止効果が期待できるでしょう。



自転車の本体は厳重にロックしておいても、タイヤだけ盗まれてしまうことがあります。スポーツバイクの場合、タイヤがクイックリリースになっており、簡単に外せるのが仇となる形です。ものによっては、ホイールだけでも相当の値段だったりするので、タイヤとは言え痛手です。

Quick CapsQuick Caps

もちろん、タイヤも含めてチェーン錠などでロックすればいいことですが、なかなか面倒なこともあって、フレームにしか施錠しない人も多いと思います。かと言って、クイックリリースでないと、パンク修理でチューブを交換するのが大変になります。輪行の時も不便です。

Quick CapsQuick Caps

そこで、こちら、“Quick Caps”です。クイックリリースの部分にカギをかけることが出来ます。小さくて軽量ですが、壊すためには900Nmの力が必要とのことで、簡単に破壊されることはないでしょう。少なくとも盗難に時間をかけさせることになるので、タイヤの盗難防止効果が期待できます。



どれも、個人やベンチャーが、新たな自転車用品を世に生み出すべく、資金を募っているものです。これによって世のサイクリストたちに、新しい価値や利便性を提供しようとしています。自転車乗りとしては、こうした努力に対して、寄付や支援をするというのも有意義なのではないでしょうか。




ニューヨークでも陽性患者判明、致死率5割から9割と聞けば、いくら冷静にと言われても、危機感は強まるでしょうね。

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