November 17, 2014

東京の道を少しだけ修正する

東京オリンピックまであと6年弱です。


前々回、その2020年のオリンピックに向けて、東京を世界に誇れる自転車先進都市にしよう、東京に自転車レーンのネットワークを構築しようという、「+1 LANE PROJECT;TOKYO自転車シティ化計画」について取り上げました。

+1 LANE PROJECTそれを受けて前回は、なぜ自転車レーンが必要なのか、自転車レーンが出来たら何が変わるのか、どのようなメリットがあるのか、といった点について考えてみました。自転車レーンに、あまりピンときていない人でも、その効用を知れば考え方も変わるのではないかと思います。

ふだん自転車に乗っている人にとって、自転車レーンが整備されて損はないと思います。同サイトの趣旨に賛同するクリックも増えています。ただ一方で、あまり関心のない人の中には、自転車レーンのネットワークなんて本当に整備できるのか、自転車先進都市なんて本当に実現可能なのかと思っている人も多いでしょう。

日本では、自転車の歩道走行が当たり前のようになっており、諸外国と比べ自転車の走行環境が貧弱なのは間違いありません。一方で、40年以上にわたって続いてきた状態を、そう簡単に変えることが出来るのだろうか、という素朴な疑問がわくのは自然なことかも知れません。

なかには、自転車道のネットワークをつくろうとしたら、東京全体をそっくり一から作り替えるくらいの投資が必要になると思い込んでいる人、車道には自転車レーンのために割くスペースなど存在しないと思っている人もあるようです。自転車レーンなんて夢か戯言と考える人もあるのでしょう。

「自転車先進都市」、「自転車シティ化計画」、「自転車レーンのネットワーク」などと聞くと、何か今の東京とはかけ離れた、現実離れした話に聞こえるのかも知れません。ただでさえ膨張する予算に、そんなネットワークを構築するお金などあるわけないと考えるのでしょう。

自転車レーン自転車レーン

しかし、実際には自転車レーンの整備に莫大な費用はかかりません。極端に言えば、車道の左端部分に色を塗るだけです。一番シンプルなものは、ラインと色分けの塗装、自転車レーンを表わすマークだけで出来ます。自転車レーンのネットワーク構築と言っても、新しく道路用地を買収したり、拡幅するわけではありません。

今ある道路を少し塗り替えるだけです。費用を抑えたいなら、定期的に行なわれる、道路のラインを引きなおすメンテナンスのついでにやれば、たいした追加費用なしに設置していくことも出来るでしょう。東京全体をそっくり作り替える必要など全くありません。少し修正するだけです。

もちろん、より高規格なレーンが設置されればベターです。でも、最初は既存の道路の左端に色を塗るだけでも、十分に意味があります。違法駐車車輌の問題なども予想されますが、まずは車道に自転車の走行空間を確保し、それを明示していくことが先決ではないかと思います。

お金をかけるならば、より安全性が高く、より快適なものが出来るでしょう。どの程度の予算をかけるかという議論はあるにしても、首都高速や地下鉄などのネットワークをつくるのとは全く違います。比べ物にならないほど低予算でも出来るのは明らかです。

スペースについても、現在の車道に物理的な設置余地は十分にあります。国土交通省の調べによれば、車道の左側部分を青くペイントすれば、すぐにでも自転車レーンを設置できる道路は、国道や都道などの主要道の8割にのぼることが確認されています。これは国交省が公表しています。

自転車専用通行帯自転車レーン

なかには、中央分離帯付近にゼブラゾーンがあるなど、ラインを引きなおす必要があったりするかも知れません。それでも大きな費用は必要ないでしょう。地下鉄や共同溝など、道路を掘り返す工事の計画があれば、その復元時に行なうなど、予算を節約する方法も考えられます。

歩道を削るという選択肢もあります。これまで、東京都は一貫して自転車を歩道走行させようとしてきました。そのため、必要以上に広くとられた歩道も少なくありません。歩行者の通行量の少ない、駅などから遠い場所では無駄になっているスペースもあります。自転車レーンに転用できる場所もあるでしょう。

この場合は、それなりの工事費がかかります。ただ、その場合も、電線の地中化工事などと同時に進めることが考えられます。街の景観の改善や地震への備えとして、電線を撤去し地下に埋設していく工事と同時に、不必要な歩道を削って自転車レーンにしていくなら、大幅に費用は節約できるに違いありません。

東京の道路は、都が管轄する都道だけでなく国道もありますが、国、すなわち国土交通省や警察庁も、すでに車道に自転車レーンを設置するという方針を打ち出しています。警察は、パーキングメーターの撤去やクルマのレーンの数を減らすことも視野に入れた、思い切った見直しを進めるとしています。

違法駐車や、タクシーの運転手の昼寝に使われているような場所を、より社会的で公共性の高い自転車レーンにする考え方もあると思います。つまり、東京の道路に自転車レーンを設置する余地は十分にあるわけです。決して道幅が広くないロンドンでも、ラインの引きなおしで自転車先進都市に生まれ変わりました。

自転車レーン国道では東京都内初の自転車レーン

東京都心の交通量の相当割合が通過車輌であり、高速の渋滞で一般道へも流出しています。都市部へのクルマの流入を抑制すべきと舛添都知事も言明しています。3環状の整備も進んでおり、そのぶん、交通量が減るならば、場所によっては、都市部のクルマの車線を減らすという選択肢も十分考えられると思います。

もちろん、中には片側一車線で道路幅が狭く、クルマの車線を減らせない場所、自転車レーンの幅を確保できないような場所もあるでしょう。そんな場所にも無理やり自転車レーンを設置しろとは言いません。むしろ裏道へ誘導したり、迂回させるなど、柔軟に考えるほうが、自転車利用者の安全にもなると思います。

いずれにせよ、自転車レーンのネットワークと言っても、基本的には現状の道路のラインの引きなおしであり、大規模な投資が必要になる話ではありません。要は、道路のスペース配分を少し考え直そうという話です。すぐにでも始められる、むしろ現実的な話です。夢でも空想でもありません。

高度経済成長期以降、自転車を歩道にあげ、道路はクルマ優先一辺倒で来ました。悲惨な事故が相次ぎ、クルマが我が物顔で走って人々の命を奪ってきたことへの疑問も広がっています。道路のスペース配分を少し見直し、自転車を元の車道に戻し、ドライバーにも自転車の通行空間を意識してもらおうというだけの話です。

前回、1964年のオリンピックで、東京のインフラは大きく充実したと言われています。新幹線や地下鉄、首都高速、道路の拡幅、上下水道の整備なども進みました。異臭をはなっていたドブ川や、舗装していない道路、街角にあふれるゴミなど、世界から見られたら恥ずかしい状態をなくそうと懸命だったそうです。

専用通行帯など200キロ整備へ自転車レーン

土ぼこりの舞う道路は、雨が降ればぬかるみとなり、生ゴミは川に捨てられ、汲み取り式トイレのため、専用の汲み取り車が街を走り、東京都下でも、今のアフリカのように水を汲みに行く必要があったりしたと聞きます。今より著しく不衛生で、インフラは、どれも先進国とは言えない状態だったと言います。

それがオリンピックを機に、大きく変わったわけです。今の東京は幸い、世界の都市と比べても遜色のないインフラが整備されています。その中で決定的に不足していると思われるのが、自転車レーンではないでしょうか。ロンドンも数年で出来たわけですし、この6年で整備を進めるのは、決して夢物語ではないはずです。

ちなみに、電線の地中化も不足しています。ロンドンやパリなどは100%、それ以外の欧米の都市でも高い割合で地中化されているのに比べ、東京23区では、わずか6.6%という低さです。震災に備える意味でも電線の地中化は必要ですが、それと平行して自転車レーンの整備を進めることも考えられるでしょう。

この10年くらいで考えても、自転車レーンを整備しようという声は確実に大きくなってきています。東京オリンピックという絶好の機会ですし、決して出来ないことはないはずです。自転車先進都市とか、自転車シティと聞くと大仰な感じがしますが、とても現実的で身近な話です。

さらに言えば、インターネットやSNSの時代です。アラブの春のように、政権を崩壊させようというのではありません。賛同する人が広がっていけば、行政に実現を働きかけることも可能なはずです。最近多少後退している感がありますが、舛添都知事のこれまでの言動からすれば、具体化する可能性は十分あるでしょう。

言ってみれば、ちょっと道路のスペース配分を見直し、ペンキを塗りなおすだけのことです。費用対効果でいっても、これほどパフォーマンスのいいものはないでしょう。そんなの出来っこないと思っている人が認識を改め、自転車レーンが必要だと考える人が増えていけば、必ずや実現すると思います。




しし座流星群と、おうし座流星群と同時観測のチャンスですか。でも寒いのが難点ですね。

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この記事へのコメント
こんにちは。
自転車レーンの整備は、日本では無理と考えている人は、自転車レーン=広い歩道をフェンスや街路樹で区切ったものと、思っているのでしょうね。
記事にあるようにその思い込みを無くせば、レーン整備に賛同する人は増えると思います。
Posted by ぶらいんどけーぶ at November 19, 2014 16:45
自転車レーンで問題があるとすれば、交差点の手前で、右左折する車を入れるため、車道ギリギリまで車を寄せる構造になっていて、自転車レーンを作る余裕分が無い場所ですね。ただでさえ、交差点は事故の多い所なので要検討ですね。
あと、歩道のない道は歩行者の事も考えた自動車レーンが欲しいですね。
Posted by なななな at November 19, 2014 19:05
ぶらいんどけーぶさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
車道はクルマのものだから、自転車レーンをつくる余地はないと思うのでしょう。ドライバーの立場で邪魔だと思う人も多いに違いありません。
ただ、自転車は車輌であり、本来は車道を通るものです。クルマ優先が常識のようになっているのが問題なのでしょうね。
Posted by cycleroad at November 20, 2014 23:15
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに、これまで自転車は歩道という行政が行なわれてきたことによる不都合はいろいろあると思います。
すぐには無理かも知れませんが、クルマ優先、効率第一という考え方が間違っていないか、本来の交通弱者優先の原則、人命第一という考え方に立ち返るならば、答えは自ずと明らかになるでしょう。
都市部でクルマにスピードを出させる必要があるのか、むしろ流入を抑制すべきだという考え方も多くなってきているので、交差点の形も変わっていく可能性があると思います。
Posted by cycleroad at November 20, 2014 23:21
 私は、自転車レーンなどよりも、逆走をなくす方が先であると考えています。少なくとも、歩道走行より、逆走の方が(特に交差点における死角問題もあり)危険であると思います。
 都市中心以外では、歩道のある広い道路よりも、センターラインはないが、車がすれ違うことはできる、団地の中の道のような道路の方が圧倒的に多く、台数でいえば、このような道にいる自転車の方が多いと考えます。
 このようなところで逆走自転車と対向自動車に同時に遭遇すると、正しく左側を走行している自転車も車も、左端に停止する以外できません。
 レーンを区切って色を塗るペイントで、このような道の入り口に、自転車マークと矢印を書けば、はるかに長い距離の対策を行えます。
 どんなに自転車レーンを作っても、1台の逆走自転車で、安全性は崩れます。まずは、逆走をなくすことが第一であると思います。逆走自転車と、駐車車両さえなければ、ほとんどの道で、自転車レーンは必要ないと考えます。交通量がとても多い、あるいは、構造が複雑などの場合には必要と思いますが。
 なお、なななな さんの指摘する、右左折のために一時的に車線数が増えている部分、自転車側が車間距離を取っていれば、車が間に入り込むことができ、それほど危険ではありません。どうせ左折のために減速するのですから、自転車と車が一列になって走行すれば問題ありません。レースでのトレインよろしく、間隔をあけずに走るのが問題なのです。
 変に自転車レーンを作ると、「これは権利だ」になってしまうのが日本人。まずは、左側通行の「義務」を果たすのが先のような気がします。
Posted by ひでさん at November 21, 2014 12:58
ひでさんへ

自転車を車の仲間と考えるならば、自動車と自転車はカルガモのように、車間距離を開けて一列に同等に前後に並ぶ必要があるのでしょうね。
Posted by なななな at November 21, 2014 20:06
cycleroadさん,こんばんは.

歩道側で1m,車道側で50cm程度折半すれば,専用レーンの確保は十分可能と思われる道路は相当あると思います.無理に巨額の予算を投じて新規に用地買収するまでもないのは仰る通りです.

しかし現実には,未だ「自転車は歩道(歩行者優先)」のありがた迷惑な道路造りが今日も進んでいるのがじつにもどかしい.一体,道路行政の当局者の考える理想の自転車とは何なのか,疑問は尽きません.

因みに私の考える「理想の自転車」とは“より遠くへ,より高い峠へ,より快適に楽しく”子ども達に夢や希望を与える存在であることです.高校や大学を卒業したらそのまま校内(学内)へ置き去りにされるような自転車ではありません.

Posted by マイロネフ at November 21, 2014 22:25
とにもかくにも路上駐停車車両の一掃が大鉄則ですね。
全国の自転車レーンは路上駐停車車両が元凶で機能不全に追いやられているのが現状なのですから。
サイクリストはどんどん通報してよいものです。自転車で道交法通り安全に走る環境を妨害しているのですから。
そもそもからして路上駐停車車両を予防するようなものがないと、自動車運転手らは路上駐停車をしてしまうぐらいの劣悪なモラルということに頭がクラクラするものです。
路上駐停車車両が自転車の正しい走行の邪魔にならないような道路構造が満点ですが、何よりもまず交通弱者である自転車を優先するための道路づくりをするべきでしょう。そうしなければ自転車が歩道に追いやられるのが関の山なのですから。
車道が自動車運転手らの危険運転や路上駐停車、道路行政の無策で危険化しているから仕方なく歩道を走っている自転車の利用者がほとんどななか、自転車だけをヤリ玉にあげて、自転車レーンを歩くような歩行者や、自転車を歩道に追いやる危険運転自動車、そして自転車のことを考えていない未熟な道路行政を責めないというアンフェアはやめたいものですね。
Posted by greentoptube at November 22, 2014 18:16
ひでさんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
逆走が問題であることに異論はありません。それを徹底させる必要があることも否定するものではありません。
ただ、都市部で車道上での逆走を防ぐためにも、自転車レーンは効果を発揮するのではないでしょうか。
多くの人が自転車レーンを表示に従って走行するようになれば、これに逆らって走行するのは難儀することになるでしょう。
エスカレーターで片側に寄るスタイルが自然にできたりするのと同じように、秩序が形成されることが期待されます。
今も矢印がひかれているところはありますが、それだけでは無視されて、逆走を防ぐ効果が必ずしもあがっていないケースが見受けられます。
多くの人が同じ方向に走るようにすることで、逆走しにくくすることが重要でしょう。
その意味で、交通量の多い道路の自転車レーンは効果が期待されます。
センターラインのないような道路に印をつけるのも、どちらを優先するというのでなく、同時に進めれば、自転車の左側通行という行為が習慣になるのに貢献するでしょう。
逆に、そちらだけでは、走りにくく感じる機会が限られ、相対的に少ないので、今の状態がなかなか解消されない懸念もあります。
自転車レーンも、マークと矢印も、道路によって使い分けるだけで、どちらも同じ目的のものとして、同時に進めていったほうがいいのではないでしょうか。

Posted by cycleroad at November 22, 2014 23:13
ななななさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
右左折レーンがある交差点部分では、自転車レーンとクルマのレーンが事実上重なることになるわけで、そのことを示すような表示も有効かも知れません。
すでに一部、交差点の中などで描かれている例もあるようですが、自転車レーンに連続して、同じ色の太い破線にするなどが考えられます。
ただ、直進する自転車が左折レーンに並ぶ必要が出たり、右折レーンのために、直進レーンで重なっていると、クルマが減速する必要があるなど、不都合も考えられますので、交差点の形状によっても考える必要がありそうです。

Posted by cycleroad at November 22, 2014 23:20
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
国の方針変更に伴い、それに対応している自治体と、相変わらずアタマが固く、いわゆる行政の無謬性にとらわれ、旧来のやり方を転換できない自治体とに分かれるようです。
そのあり方を示す、車道上の自転車レーンのメリットを示すためにも、東京が手本を示せると日本全体の自転車の走行環境の向上、安全性の向上に資すると思います。
Posted by cycleroad at November 22, 2014 23:26
greentoptubeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
理屈としてはそうかも知れませんが、鉄則とか原則だけで上手くいくとも思えません。
通報したからと言って、取締りが徹底され、路上駐車がなくなるという単純なものでもないと思います。
自転車レーンの整備された、アメリカなどの都市でも、路上駐車の問題には悩まされていますし、比較的うまくいっているように見える、デンマークやオランダなどの都市でも、何十年という単位で議論と試行錯誤してきた経緯があります。
道理や善悪はそうだとしても、なかなか現実には改善していかない部分もあるでしょう。
自転車レーンの整備は第一歩であり、今後も誰もが納得できる交通システムの構築には、長い期間がかかることを覚悟せざるを得ないと思います。
Posted by cycleroad at November 22, 2014 23:54
車道に自転車レーンなんかつくったって早晩路駐で埋まってしまうのが落ちなのに、どうしてそれを主張するのか、理解に苦しみます。

路上駐車による進路妨害を不可能ならしめるには、縁石や柵によって自転車レーンを物理的に車道から隔離する以外になく、それを行うためにはスペースに余裕がない車道に線だけ引くなんていう詐欺的手法よりも、たっぷり余裕のある歩道に切れ目なく柵で区分するほうがより実効性があるし、比較的少額の投資で済むと思うのですが(少なくともいまある歩道を削って「自転車レーン」を捻出する手法よりは)。
Posted by ほのおちゃん at November 23, 2014 16:13
分離式の自転車レーンを整備している地域もありますね。あまりにも路上駐停車が自転車レーンを機能不全に追いやるものだから。確かに根本的な解決策ではあります。
現状としては、物理的なインフラ整備のほか、路上駐停車を速やかに検挙できるシステムと、厳罰化も肝になるのではないでしょうか。
路上駐停車が重大事故を誘発している面が確実にあるのですから、厳しい市政で行政は当たってほしいと思います。
路上駐停車の罰を受けた人も受けたことがない人も、二度と路上駐停車などしたくない、というぐらいの罰を。
企業だって、違法駐車(速度超過や、もろもろの罰もですが)の罰が甘いからこそ、それを前提とした企業経営をしてしまっている面があるのですから。
それにスペースに余裕のない車道と考えがちですが、自転車レーンを整備して車道を狭めることによってあえて渋滞を引き起こし、自家用自動車を不便にさせ、
その不便の脇に自転車レーンをスイスイ抜けていく自転車を自家用自動車利用者に見せつけることによって、自家用自動車から自転車への乗り換えが進み、自然と渋滞は解消されていくものだと思います。『脱車社会 ドイツの取り組み』に書かれているように。
渋滞が起きるからといって車道を広げては『自滅する地方』で書かれているような果てしない害が待っているだけですし、エコやコンパクトシティ化が注目されていくなか、ちょうどよいでしょう。
中長期的な目線で見て道路行政をやってこそ本当に実るものがあるというものです。サイクルロードさん、その通りです。粘り強く活動していきましょう。
Posted by greentoptube at November 24, 2014 01:40
ほのおちゃんさん、こんにちは。
それは、再三書いているように、歩道上の自転車レーンでは、事故を誘発し、事故を防げないからです。
欧米に比べ、日本で自転車の事故が多くなっているのは、自転車が歩道走行するからたど言われています。自転車とクルマの事故の大部分は交差点で起きており、歩道走行する自転車がクルマから視認しにくいのが原因で出会い頭や巻き込みが起きます。これが車道走行になれば減ると専門家は指摘しています。
国も車道走行の原則の徹底を打ち出していますし、歩道上に整備するのはナンセンスだからです。
ロンドンやニューヨークなど、世界の例を見ても明らかです。物理的に隔離するしかないと、断定的に書かれていますが、それは単なる近視眼的な思い込みに過ぎません。これは、多くの交通の専門家が指摘していることです。
現状で、最初から高規格のレーンの導入を望むのは現実的でないこともあります。

意見が違うのは仕方がありませんが、それならば、ご自身の意見を堂々と論理的に主張するべきです。
それを、他人の意見に思い込みだけでケチをつけたり、「歩道走行を非難するマニア」とか、「主張するのは詐欺的」などと、個人の誹謗中傷をするのは失礼でしょう。
他人のブログに、ねちねちとケチをつけるのではなく、他の人が納得するような論理的な主張をされたほうがいいと思います。
Posted by cycleroad at November 24, 2014 23:37
greentoptubeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
路上駐車をあらかじめ排除するような、機能的で高規格の自転車レーンが出来れば、それに越したことはないでしょう。
しかし、自転車の歩道走行が当たり前のようになっており、自転車は車道というコンセンサスも乏しく、車道上の自転車レーンの整備が、僅かな割合にとどまっている状況で、最初からそれを導入させようということには無理があります。
まずは、車道上に自転車走行空間を確立し、それを認知させるのが先決だと思います。
法律は感情論ではありません。他とのバランスを欠くような、「二度と路上駐停車などしたくない、というぐらいの罰」は無理ですし、それを望むのは、あまりに利己的といわざるを得ません。
検挙するには、人件費などコストの面もあります。
迂遠なようですが、少しずつ変えていき、広くコンセンサスを醸成しながら進むしかないでしょう。
海外の自転車先進都市も、一足飛びに現在のような状態になったわけではなく、紆余曲折、長い経緯があります。
海外では、クルマのレーンを減らすところも増えていますし、考え方としては私も賛成です。
しかし、最初からクルマのレーンを減らすのは、抵抗も大きいと思われますし、やはり社会的な認知を少しずつ進めていくのが現実的だと思います。

Posted by cycleroad at November 24, 2014 23:43
私の暮らす東京の幹線道路を自転車で走るのは極めて不便、危険です。
日頃思っていることは、歩道に在る樹木の多さ!環状8号や東八道路、青梅街道、どこも街路樹で溢れてます。
街に緑が多いことは良いですが、あまりにも多すぎです。
歩道面積の半分以上を街路樹が占拠してる場所も多くあります。
これは、樹木1本植えれば、その木のメンテナンスに掛かるか費用が永久不滅に生まれてくる。お金がガンガン税金から入る凄いシステムは国土交通相の役人の天下りが作ったのではと邪推してしまいます。
今の東京は緑が足りないとは思えません。
そんな無駄な街路樹の占有面積を少しだけ削れば自転車レーンは出来るといつも思うのです。
Posted by Tora at September 04, 2015 21:37
Toraさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
東京に今より緑が少なくていいかどうかについては、人によって異論もあると思いますが、街路樹を含めた道路の構造については議論の余地があるかも知れませんね。
落ち葉の氾濫や根がアスファルトを持ち上げ道路を劣化させること、台風などで突然倒れたりするなど、街路樹そのものについても、いろいろ問題もあると思います。
街路樹を等間隔で植えると、その間の部分がデッドスペースになる気もしますし、幅を少し狭くした植栽に替えれば、自転車走行空間の一部にすることも出来そうです。
Posted by cycleroad at September 05, 2015 23:56
 
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