June 27, 2015

取締りとインフラは車の両輪

改正道交法施行から1ヶ月が経とうとしています。


自転車に対する取締りの強化については、施行前からも話題になっていましたが、施行された後も、マスメディアで盛んに取り上げられているようです。違反で捕まったという自転車利用者のツイッターへの投稿なども相次ぎ、その取締り状況にも関心が集まりました。

この件に関しては、テレビのニュースや情報番組、ワイドショーなどでも、かなりの関心を集め、特集などが組まれたようです。新聞やネットメディアでも、いろいろな意見や情報が載せられています。そのうちのいくつかをピックアップしておこうと思います。


「取り締まりがハンパない」と悲鳴続出  自転車の交通ルール違反はどう変わった?

「取り締まりが厳しすぎる」「マジで容赦ないわ」――。ネット上にこんな悲鳴が溢れているのが、6月1日の道路交通法改正によって厳しくなった自転車の「ルール違反」の取り締まりだ。よく調べると、自転車に関する禁止行為は驚くほどたくさんある。中には「え、そんなものも?」と驚くものも少なくない。この機に、自転車の交通ルールを改めて総ざらいしてみたい。

「マジで厳しい!」「容赦ないわ」 道交法改正以降、巷に溢れる悲鳴

「自転車に乗ってスマホを使ったら、罰金刑になるかも!?」

取り締まり2015年6月1日から、道路交通法が改正された。今回、改正のターゲットとなったのは「自転車のルール違反」。3年以内に2回以上の交通ルール違反をした14歳以上の者には、安全講習の受講が義務付けられたのだ。もし受講しなければ、5万円以下の罰金刑が適用される。自転車乗りにとっては、不安を感じる改正だ。

改正から1ヵ月あまりが経ったが、すでに「警察の注意を受けた」「取り締まられた」「注意が厳しすぎる」「マジで容赦ないわ」といった声が、ツイッター上に続出している。「なぜこんなことで怒られるの?」という困惑の声も少なくない。自転車は、我々にとって最も身近な乗り物だ。通学に自転車を使う中高生ばかりでなく、「毎朝、家から駅まで自転車で通勤している」「休みの日にぷらっと近所の公園まで自転車で行くのが好き」というビジネスマン諸氏も多いことだろう。これは看過できない事態である。

そこで今回は、道交法改正によって自転車の交通ルールがどう変わったかを、改めておさらいしてみよう。

(以下省略)

(2015年6月26日 ダイヤモンド・オンライン)



警察の取り締まりは緩すぎ! 罰則強化も悪質自転車が減らない理由とは

6月1日、「改正道路交通法」の施行により、警察による危険自転車の撲滅が始まった。それから約3週間が経った今、自転車の取り締まり強化はどうなったのか。東京を自転車で走り回って、実態を調査した!

そもそも今回の改正道路交通法(改正道交法)の目的は悪質な交通ルール違反を繰り返す自転車への罰則の強化だ。

その内容は14項目に及ぶ自転車の「危険行為」を3年以内に2回犯した14歳以上の運転者に安全講習の受講を義務付け、サボれば5万円以下の罰金が科される、というもの。

施行スタートの6月1日には全国で警察による一斉取り締まりが行なわれ、都内では97ヵ所が網にかけられた。TVや新聞ではその様子が詳しく報じられ、ツイッターでも「捕まった!」という投稿が相次いだ。

警察のポスターどうやら警察は本気らしい。今後、自転車の危険行為は片っ端からしょっぴいていくのか?と思いきや…一斉取り締まりから2週間後の15日昼間、交通量が多い東京・新宿エリアを観察してみると、いまだに危険な運転をしている自転車が多い。

例えば、車道の逆走。自転車は車と同じく、左側通行が大原則だ。しかし、都内でも特に人と車の行き来が激しい「靖国通り」を1時間ほど監視してみると、堂々と車道の右側を車と逆方向に走る自転車を2台も見つけた。

そのうちの1台は真向かいから来る自転車や車と何度もすれ違い、今にも事故を起こしそうだったが、そのまま逆走し続けていた。また、イヤホンを両耳につけての運転もふたり発見。周りの音が聞こえない状況で安全運転なんてできるのか…?

何より意外だったのが、これらを取り締まる光景が見られない、ということ。試しに本誌記者もイヤホンを両耳に装着して(音は消している)、交番の前で立っている警察官の目前を5ヵ所、のろのろ通過してみたが、一度も声をかけられなかった。

取り締まりは本当に厳しくなっているのか? この疑問に、国内外の自転車政策を調査・研究している自転車活用推進研究会(自活研)の事務局長・内海潤(うつみ・じゅん)氏もうなずく。

「東京に限っていえば、厳しかったのは6月1日だけで、それ以降はあまり変わっていないですね。警察はもっと人員を割いて、厳しく取り締まる必要があると思います。そうしないと、悪質な自転車乗りはなかなか減りませんよ」

もちろん、法律が施行されたからといっていきなり街から危険運転が一掃されるわけではない。ただ、危険運転による事故を少しでも減らすには取り締まりが厳しくなったという“実感”を広く浸透させる必要がある。しかし、都内にはそんな感じは一向にない。

都内のある警察署の交通課の職員がぼやく。

「ここ数年、交通事故全体に占める自転車事故の比率が高くなっていることから自転車の違反取り締まりは強化しています。しかし、これ以上厳しくしようとしても警察官の人数が足りないんですよ」

(中略)

警察官の人数は足りず、使いづらい赤キップはそのまま。いくら「厳しくする」と宣言しても、現場では以前と同じレベルで取り締まるのが精いっぱいなのだ。 (2015年06月25日 週プレNEWS)


取り締まりが厳しくなったと見る記事と、緩すぎるとする記事と対照的になっています。警察も取り締まりを強化したとは言え、自転車ばかりに専従するわけにはいきませんし、交通量などの違いから、地域的にも重点的に取り締まる場所と、そうでない場所の違いが出てくるのも当然でしょう。

たまたま通勤経路が重点的に取り締まられる場所の人は、厳しくなったことを実感するでしょうし、そうでなかったら以前と変わらないという印象になるでしょう。そのような「ムラ」が出てくるのも当然であり、メディアとしても全体を正確に把握できるわけではなく、見方は変わるということなのだろうと思います。

ダイヤモンド社のほうの記事では、読者に、『道交法改正で自転車の取り締まりは厳しくなったと思う?』という質問をしています。「厳しくなった」「それほど厳しくない」「わからない」という選択肢を用意し、その割合を算出しています。

取り締まりは厳しくなったと思う?

この記事に興味を持った人に対する任意のアンケートであり、実際の市民の印象を正確に反映しているとは言えませんが、それによると、3分の2が、「それほど厳しくない」と回答しています。「厳しくなった」は2割、残りが「わからない」という回答になっています。

厳しくなったと実感している人は一部という結果です。大部分の人が厳しくなったと感じるほどの体制がとれるほどには、人員も予算も足りないということでしょう。当然と言えば当然ですが、それでも厳しくなったと感じている人が一定程度いるわけで、取締りが強化されているのは間違いないようです。


自転車に乗る人30%知らなかった 改正道路交通法

改正道路交通法今月1日から改正道路交通法が施行された。信号無視や飲酒運転などの14項目で危険な自転車運転を繰り返す人に、安全講習を受けるように義務づけられた。日刊スポーツが、町中で自転車に乗る人、50人にアンケートを行ったところ今回の改正道交法を知らなかった人が15人、30%いた。講習義務が生じることを知らない人は33人、約66%に上った。あらためて、法改正のポイントをまとめた。

(中略)

1日以降、通勤・通学の時間帯や深夜に、幹線道路沿いや交差点などで取り締まりが行われている。各地では、悪質な信号無視などに赤切符が切られているという。千葉県警の交通指導課でも、すでに指導・警告に加え、赤切符が切られるケースも出ているといい、同課は「交通安全のためにもルールを守ってください」と呼び掛けている。

近年、自転車のマナー違反も問題となり、たびたび議論が起きている。今回の法改正は、正しいマナーやルールを知る良い機会かもしれない。(2015年6月22日 日刊スポーツ)



「自転車走行中でも片耳イヤホンならセーフ」は本当? 警視庁に聞いてみた

改正道路交通法施行により、6月1日からは悪質な自転車の運転者に対し、安全講習の受講が義務付けられるようになりました。ここでいう「悪質」な行為とは、信号無視や右側通行、酒酔い運転など14種類。中には「イヤホンで音楽を聞きながら運転すること」なども含まれています。

そんな中、ネットでは「イヤホンで音楽を聞いていても、片耳ならばセーフ(両耳だとアウト)」というウワサが流れています。ところがいざ6月1日になってみると「片耳でも注意された」といった声が続出。一方で、「警察官に聞いたら片耳なら大丈夫と言われた」といった声もあり、どうにも情報が錯綜しています。気になったので、警視庁に電話で問い合わせてみました。

東京都では「片耳でも注意を受ける可能性がある」

「東京都の場合ですが、結論から言うと、イヤホンが両耳か片耳かは関係ありません。片耳でも注意を受ける可能性は十分にあります」(警視庁 交通相談コーナー 担当者)

片耳イヤホン
片耳イヤホン

ええええ、やっぱりダメなんですか!

実は自転車でのイヤホン使用は、6月1日から急にダメになったわけではなく、以前から道路交通法第70条が定める「安全運転の義務」の中で「安全運転に必要な音や声が聞こえない状態での運転」として禁止されていました。

「東京都では原則、この『必要な音や声が聞こえているかどうか』を基準に取り締まっています。イヤホンが両耳か片耳かで判断することはありません」(同担当者)

なるほど、つまり、片耳であっても両耳であっても、周囲の音が聞こえないような大音量で聞いていれば注意を受ける可能性があるということになります。

神奈川県ならセーフ!? この食い違いはどこから

しかし、これはあくまで東京都の場合。実はこの判断基準は自治体によって異なり、中には片耳ならOKとしている自治体もあります。

例えば神奈川県警察のサイトにある「神奈川県道路交通法施行細則の一部改正について」というページを見ると、ここにははっきりと「片耳でのイヤホンの使用は、『安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態』とはならないため、違反となりません」という記述があります。それどころか両耳で着用していても、小さい音量で使用していれば違反とはならないそう。ネットで出回っていた「イヤホンで音楽を聞いていても、片耳ならばセーフ」という説も、どうやらこのあたりから広まったもののようです。

これらの食い違いは、道路交通法にある「安全運転に必要な音や声が聞こえない状態」の解釈や判断基準が自治体や警察署によって異なるために起こっているようです。今後何らかの統一基準が打ち出される可能性もあるかもしれませんが、今のところはウワサを鵜呑みにせず、「各自治体の警察署に直接確認してみる」のがもっとも確実と言えそうです。もちろん、大原則として「安全運転に必要な音や声が聞こえない状態」での運転は禁止されているということをお忘れなく!(2015年06月04日 ねとらぼ)



危険自転車に安全講習 専用道の整備も急ぎたい

「車道通行原則」といった自転車の交通ルールを知っているのに守らないのは「通行環境が不十分だから守れない」とする声が多い(警察庁調べ)。自転車の事故防止に専用レーン整備が有効とされるが、自治体の財政難でさっぱり進んでいない。自転車の危険性を注意喚起する一方で、車道端のほんの数十センチ幅を走る怖さもまた考慮されてしかるべきだろう。

自転車で危険行為を繰り返した場合に安全講習を義務付ける制度が今月から始まった。

信号無視、酒酔い運転、スマートフォンや携帯電話の見ながら運転で歩行者にぶつかるなどの行為で3年間に2回以上、交通切符を交付されたり摘発されると3時間の講習が待っている。14歳以上対象に、3か月以内に受講しなければ5万円以下の罰金だ。

警察庁の調べによると、昨年の交通事故10万9269件の約2割が自転車絡みで、542件は死亡事故につながった。半数以上が出合い頭の衝突。交通切符の交付は7716件で、悪質な違反を摘発するようになった2006年の268件から増加の一途をたどる。

交通ルールスピードを出して歩道を走り抜けるなど無謀な運転は後を絶たず、自転車への批判は増すばかり。ルールやマナーを守る意識がまだ浸透していない。

制度の対象となる危険行為は14。ブレーキ不良など整備面の違反もあり、一歩違えば重大事故になることを伝え、根気強くルール徹底を図る必要がある。

原則は車道通行だが、法令範囲内で歩道通行も許される。▽道路標識で許可▽子どもや高齢者が運転▽自動車通行量が多く安全のためやむを得ないとき?などは歩道通行が可能だ。それより自転車道や専用レーンの設置を急いでほしい。

裁判で自転車事故の加害者に数千万円から億単位の想像を上回る高額賠償支払いが命じられる昨今。それに備えるべく動きも始まっている。兵庫県では自転車購入の際に損害賠償保険の加入を義務化する条例を制定した。「努力義務」の他県より一歩踏み込んだ判断で、被害者救済の観点からも進めたい取り組みだ。

国土交通省や警察庁が3年前にまとめた「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」には自転車道、専用レーンの整備が盛り込まれた。それ以降、毎年全国の自治体を対象に整備計画の策定状況を調べているが芳しくない。

4月に公表された結果では、自転車利用が多く関連事故が後を絶たない106の市区町村の過半数が、検討予定か検討を考えていないと回答した。やはり財政難が理由である。自治体ばかりに任せず、国の支援拡充が不可欠だろう。 (2015年6月19日 福井新聞)


さまざまな観点からの記事の、ほんの一部に過ぎませんが、いずれにせよ、自転車に関する道路交通法や、その取締りに対し、世間の関心が高まったのは間違いないようです。注目されるのは、この取締り体制が、今後どの程度継続されていくのか、その効果がどの程度上がっていくか、ということでしょう。

警察としても、せっかく取り締まりを強化し、違反自転車の減少を目指しているわけですから、その成果を上げたいと考え、この周知効果やこれまでの取り締まりを無駄にしないようにと考えるでしょう。ただ、それが功を奏するかは予断を許しません。あまり成果が上がらず、元の木阿弥ということもありえます。

以前の記事にも書きましたが、交通法規に違反すれば、事故のリスクは確実に高まります。法律を遵守することは、結局、自転車に乗る人自身の利益になると思います。また、社会全体で法律が順守され、通行に秩序が形成されれば、事故に巻き込まれるリスクは相当程度下がるはずです。

たしかに、これまでは法律違反が常態化していたわけですが、だから法律は守らなくていい、守りたくないというのは筋違いでしょう。自転車に限らず、社会生活の中で、いろいろな法律が守られているからこそ、社会の秩序が形成され、安心、安全に過ごせます。自転車だけ例外でいいはずはありません。

過渡期には混乱もあるかも知れませんが、それが当たり前になれば、特に抵抗感も感じなくなるはずです。違反を完全には無くせないとしても、欧米諸国などの様子を見ると、ある程度の秩序が確立すれば、より安全で、便利、快適になるのは間違いないと思います。

サイクリストの中には、危険なクルマのドライバーがたくさんいるのに、自転車だけ取り締まるのはけしからんと主張する人がいます。確かに、相対的にクルマのほうが危険度が高いわけで、その考え方は否定しません。しかし、だからと言って、自転車の違反が許されるわけではありません。

クルマとの比較で考えて不満を感じるのもわかりますが、ここは他と比較するのではなく、自転車の違反をなくすことを考えるべきではないでしょうか。ふだん、その弊害をあまり感じていない人も多いと思いますが、実は相当のリスクを負っていることを考えるべきでしょう。

例えば、逆走ひとつとっても、平気で逆走する人が多数存在します。そのほとんどは、やり過ごせるとしても、曲がり角とか見通しの悪いカーブなどで、運悪く出会い頭に衝突する可能性は否定できません。そうした目に見えないリスクを減らすのも、社会的な交通ルールの遵守と、それによる秩序の確立だと思います。

悪質自転車運転者自転車の違反が常態化している根本的な原因、一番の問題は自転車の歩道走行だと、私は思います。歩行者と同じ、歩行者の延長のような感覚で自転車に乗るため、逆走、並走などに違反という意識がありません。イヤホン、スマホもそうです。歩行者感覚なので、歩行者優先という気持ちもなく、歩行者を縫って走ります。

もし自転車が車輌として車道走行が原則とされ、それが守られていたら違ったでしょう。例えば原付バイクと同じように扱われ、取り締まられていたとしたら、信号無視や酒酔い運転などの違反は、少なくとも違反として認識されるはずです。諸外国の例を見ても、路上の秩序は保たれていたと思われます。

そう考えると、自転車の車道走行が徹底されるべきですが、今の状況は、道路が自転車の歩道走行を前提に整備されてきた結果、無理があるのも確かです。まずは自転車レーンなどを整備し、車道走行が徹底される状況になってから、その前提の下に取り締まりが強化されたほうが、秩序の形成が期待できたと思います。

理想を言えば、当然そのような順番で進めたほうがスムーズだったはずです。ところが、車道走行が必ずしも徹底できない状況で、取り締まりが強化されています。そのような中、取締りが功を奏し、自転車の交通ルールの遵守状況が改善するのかは未知数と言わざるを得ません。

今後については、予断を許さないと思いますが、少なくとも今回の改正と施行により、自転車の違反に注目が集まり、その認知度が上がったのは確かです。せっかくの機会ですし、これまでの警察の取り締まりへの努力が無駄にならないよう、結局は元の木阿弥とならないようにすべきでしょう。

車道走行が難しいから、ルールの遵守も進まないというような負のスパイラルではなく、ルールの遵守を進めるためにも、自転車の走行空間の確保を進めようというような発展的なスパイラルが必要です。警察は、国土交通省や各自治体とも連携していくことが、この努力を無駄にせず、成功に結びつける方策でもあると思います。




「自分の頭を体から切り離し、 脳死状態になった他人の体と結合する手術」とは驚きです。成功するでしょうか。

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この記事へのコメント
警察の人員と予算には限りがありますからね……。
自動車は自転車の数百倍以上も他者に対して危険な車両ですし
自動車の取り締まり徹底優先が先決ということでしょう。
現実的な落とし所としては合理的ではあると思います。

更にいえば、現状の法律は、自転車は自動車より遥かに他者に対して安全な車両なのにも関わらず
同じ違反行為をしても自転車のほうが罰が重くなってしまうという、
法の下の平等、法の整合性のカケラもないというような法体系になってしますし
自転車を、いまの歪んだ、いびつな法令なまま粛々と取り締まれば、それこそ
法治国家として許されざる『行政の暴走行為』になってしまう面があるので、
警察もそうそう自転車を取り締まれないという実態もあるのでしょう。
自動車の速度超過違反や安全車間距離保持義務違反、違法駐車、横断歩行者等妨害等違反、
一時停止無視などが通学路をはじめとしたあらゆる道路で蔓延しており、
それが野放しになっているのに、自動車より遥かに地域への環境負荷(安全面も含め)のやさしい自転車だけに
異様に目をとがらせるのは、権力による弱い者いじめにすら映りますからね。
Posted by GreenTopTube at June 29, 2015 18:46
オランダでも成功例のある、根本解決につながる『自転車の安全インフラ整備が肝心要』ということは間違いありませんし、日本におけるテレビや新聞の
『自動車の速度超過や違法駐車や幅寄せなど危険運転問題や、自動車乱用による大気汚染や生活拠点分散化害は特集しないし、先進諸国でもっとも自転車インフラ整備を怠慢してきた行政の問題も報じない。だが自転車だけは悪者にするし、すべて自転車のモラルのせいにしてしまえ。』
というような偏向報道に煽られず踊らされず、先進諸国、とくにオランダのような立派な自転車インフラ整備をしてほしいと思うところです。オランダも、まずはインフラ整備ありきで成功したのですからね。
環境や健康によい乗り物である自転車を利用している人を誹謗中傷しても、ますます自動車害が深刻になり、本当の問題解決にはますます遠ざかるのですから。

これまでサイクルロード氏の紹介してくだった記事にある通り、自動車害を直視している先進諸国ほど、自動車の税をあげたり自動車規制取り締まりを強化して自動車を減らして、自転車インフラ整備や優遇制度を設けたりして自転車利用者を増やそうとしています。
先進諸国の交通行政専門家らが出した答えが
『自動車乱用はやめましょう。自動車に乗るより、自転車に乗りましょう。』
なのですから。
Posted by GreenTopTube at June 29, 2015 18:46
日本国内でも、下記のような自動車が元凶の社会的な問題から逃れることはできませんし、その対応は一刻でも早いほうがよいことは確かです。

自動車乱用が蔓延し、自動車流入制限、自動車抑制施策が不十分なために渋滞公害発生 渋滞で動けない救急車(警察車両、消防車両も) 失われる人命。
http://www.youtube.com/watch?v=uC9IPDyFgs8
市民60人あたりの移動手段における占有面積。
http://livedoor.3.blogimg.jp/himasoku123/imgs/9/5/952362b2.jpg
エコライフ撮影会「乗り物と環境を考える」 占有面積がスマートで健康的な移動手段=自転車を選びたいですよね。
http://www.tkz.or.jp/con13.html
自動車のための道路を作れば作るほど交通問題は深刻になる。
http://wired.jp/2015/03/19/traffic-jam/
自動車依存による拠点点在、郊外化がもたらす不効率の問題点 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/crd/index/pamphlet/01/
わが町を身の丈に  - NHK クローズアップ現代
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3418_all.html
Posted by 佐藤 at June 29, 2015 18:47
また、高血圧、高血糖(糖尿病)、高脂肪(肥満)という
これらただひとつだけでも恐ろしい合併症を誘発する状態なのですが
昨今では、自動車など運動にならない移動手段に頼る人のなかで
これら2つに当てはまる状態=メタボリック症候群の人が増えており
メタボリック症候群は壊疽や失明、心臓病、脳梗塞、免疫不全症などありとあらゆる合併症を引き起こす危険なものとしてあります。
そして、その治療のための医療費負担も地域や国の財政に重い負担を強いている惨状があります。
先進諸国が自動車を減らして、自転車利用者を増やそうとしているのには、医療費の抑制という狙いもあり、それは成果を上げていると言われています。

『トラックいっぱいの薬より一台の自転車』 総合内科専門医 矢木 真一
http://web.archive.org/web/20140811155540/http://www.heisei.or.jp/docterseye224.htm

実際、それだけの健康効果を自転車は有し、備えており、持ち合わせています。
Posted by GreenTopTube at June 29, 2015 18:56
 昔は、交差点に立つ警察官をよく見かけたものですが、最近は見かけませんね。

 残念ながら、自転車に乗っていてもっとも危険に感じるのは自転車です。歩いていてもっとも危険に感じるのも自転車です。車は逆走しませんし、歩道を無茶な速度で走ったりしません。

 現在、自転車の一番の敵は自転車なのです。逆走している自転車は、向かってくる車がよく見えるため、絶対に道路中央へは避けません。正しく通行している側が道路中央寄りに避けなければならないのです。

 第一に取り締まるべきは、逆走と、一時停止違反、それに歩道での徐行違反です。この三つが守られれば、どれだけ事故が減ることか。しかしながら、マスゴミの報道はイアホンなどピントが外れたところばかりのような気がします。

 インフラうんぬんよりも、まずこれら3つの違反をなくすことが重要に思います。もちろんインフラも大切ですが、これらが守られないと、どんなに立派なインフラを作っても危険は減らないように思います。
Posted by ひでさん at June 30, 2015 00:32
順番に良くなっていけば良いですね。
今は自転車の悪質な運転等が報道されがちですが、自転車道の整備とあわせて改善していくと思います。
それと同時に今まで見逃されてきた自動車の点数の低い違反等が如何に事故を誘発する危険な行いかも知られていくでしょう。
まだ暫くは時間がかかるかも知れないですが、おまわりさん達には頑張ってほしいと思います。

>>ひでさん
都内だと大通りの交差点に立つおまわりさんを良く見かけますよ。
Posted by h at June 30, 2015 01:40
「危険自転車に安全講習 専用道の整備も急ぎたい」

この記事のこの部分が気になりました。

「自転車の危険性を注意喚起する一方で、車道端のほんの数十センチ幅を走る怖さもまた考慮されてしかるべきだろう。」

道交法的には一車線の真ん中より左側を走ればOKだと思うのですが
なんとなくこの記者は自転車は路肩を走るものだと思っているような気がするのは
私の思い過ごしでしょうか。

Posted by れき at June 30, 2015 17:39
GreenTopTubeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
クルマのほうが危険なのに、自転車ばかり取り締まっているように見える事への不公平感はわかりますが、自転車の違反は違反で、別に考えたほうがいいと思います。
自転車が相対的には害が少ないとは言え、違反行為によって周辺に危険をもたらす影響は小さくありません。
違反者によって事故の可能性が高まっている、目に見えないリスクを減らすためにも、社会的な交通ルールの遵守と、それによる秩序の確立が必要だと思います。

『トラックいっぱいの薬より一台の自転車』 はドイツのことわざですね。

Posted by cycleroad at June 30, 2015 23:14
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
クルマ社会に問題があることは否定しません。しかし、ここでは自転車の違反について考えています。
クルマの問題は別に置いておいて、自転車の違反について考えるべきだと思います。
自転車の問題を考える際に、クルマの問題を持ち出してしまうと、自転車の違反や無秩序についての弊害へのピントがずれてしまいます。
二つは分けて考えるべきでしょう。クルマに問題が多々あることは否定しませんが、ここでは自転車の違反について考えています。

Posted by cycleroad at June 30, 2015 23:20
ひでさんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
自転車にとって、自転車の違反が危険というのは同感です。
ご指摘の3つを優先するのもいいと思いますが、歩道の徐行違反は、なかなか改まらない可能性があります。
徐行していたのでは、極端に言えば自転車に乗る意味がありません。車道走行させる必要があるでしょう。
しかし、:現状で車道走行が危険な場所があることも確かなので、もっと自転車の走行空間の整備が必要であり、取り締まりとクルマの両輪をなす必要があると思います。
逆走など、他の違反についても、自転車に歩行者感覚、もしくは歩行者の延長のような気分で乗る人が多いのが、違反を違反とも思わない元凶だと思います。
それを正すためにも、また:秩序を形成するためにも、車道走行の原則を徹底させる必要があるでしょう。そのために、やはりインフラの整備が必要ではないかと考えます。同時に進めないと、取り締まりだけでは改善しないのではないかと危惧するのです。



Posted by cycleroad at June 30, 2015 23:32
hさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
取締りが厳しいと、警察官に対する反発もあるようです。クルマと比較して、その対比で反発したり、個別に考えられなくなっている人も少なくありません。
しかし、これまでの経緯で、自転車のルールが無視され、混沌としている状態が危険をもたらしているのも確かです。
取締りによって、秩序が形成されれば、それは自転車乗りや歩行者にとっても大きな利益であることを考慮すべきだと思いますね。

Posted by cycleroad at June 30, 2015 23:43
れきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
微妙ですね。左側車線に余裕が乏しく、クルマがそこを占有して走っているため、現実問題として路肩を走らざるを得ないことが多いことを指しているのかも知れません。
また、ドライバーの理解が乏しかったり、都市部で車線内の左端を走ると、渋滞を招くようなケースも多いなど、なかなか車線内を走れない人が多いことを指しているのかも知れません。
もちろん、記者自身が、ふだんは自転車になんか乗らず、理解が不足している可能性も否定できませんね。

Posted by cycleroad at June 30, 2015 23:52
「自転車インフラ」をいくら整備しても、自転車のルール違反は無くなりません。

大阪市港区の幹線道路である中央大通りは2.8kmの内約2kmが、みなと通りは4kmの内約2kmが『道路交通法で定められた自転車道』で幅が2.5mあり、車道とは分離帯で仕切られています。
それでも、半分位の人(おばちゃん・おっちゃんをはじめ、若い人も)は平気で歩道を走っています。
信号は当然、無視ですね。
まさに『歩行者と同じ、歩行者の延長のような感覚で自転車に乗るため』ルールなんて考えていない人が大半でしょう。

取り締まりの強化は現実的では無いでしょうから、「自転車ルールを教育・指導することの徹底」が一番だと思います。 ただ、行政側(地方役人)にその気が全然無いように感じられるのも事実ですね。
Posted by kob at July 03, 2015 15:26
上の記事を読んでも別に自転車が悪いって書いてないと思うんですがね。なんか妙な被害者意識を持つ人がいますね。あと自転車は原則左端を走行しなければなりません。左側で良いのは原付バイクまでです。

で、こういう知識ってちゃんと教習所で教わることなんです。ただ忘れている人もいるし、自転車に乗らなくなっちゃう人もいるし、あるいは自動車の運転免許を取らない人もいます。なので危険な自転車乗りに安全講習を義務付けるっていう政策はやり方次第で効果が上がると思うんです。故意に違反を繰り返す人もいるかもしれませんが、大半はルールを知らないか、一時停止無視のように気にしてないのが原因でしょう。それならお金を払ってしかも強制的にルールを教わる機会があることで行動を改める人は多いんじゃないでしょうか。少なくともクルマを運転するにはお金を払ってルールを教わることは強制される訳ですから。

もちろん自転車走行レーンの整備や路上駐車等の取り締まりはやってほしいですけれど。
Posted by ママチャリスト at July 04, 2015 13:29
上のほうで

>残念ながら、自転車に乗っていてもっとも危険に感じるのは自転車です。歩いていてもっとも危険に感じるのも自転車です。車は逆走しませんし、歩道を無茶な速度で走ったりしません。
>第一に取り締まるべきは、逆走と、一時停止違反、それに歩道での徐行違反です。

とありますが、統計や白書で示されている通り、自転車をもっとも加害しているのは、
逆走自転車や徐行(徐行はフラフラ走行となり逆に危険という指摘もあります)しない自転車でもなく、自動車そのものです。
統計や白書を見ればわかるとおり、自転車を加害している相手は、圧倒的多数で自動車です。
逆走や一時停止しない自転車ではありません。徐行についてはフラフラし逆に危険が増すという意見もあります。
ゆえに、歩行者と自転車にとっての最大の敵は自動車です。それは、歩道上でさえ、変わりません。
歩道上でも、もっとも歩行者を加害しているのは、自転車などではなく、自動車なのです。
横断歩道でも、歩道のない通学路でも、安全を願う人々に対して、最大の被害や犠牲を出している元凶であり敵でもあるのは、自動車です。

歩行者の年間死亡者数は1714人(ほとんどが暴走自動車が凶器となった加害による殺傷) 交通事故総合分析センター 平成22年
https://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info94.pdf
平成25年度 自動車運転中の年間死亡者数は1415人 歩行者は1584人 警察庁交通局
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Pdfdl.do?sinfid=000023620477
Posted by GreenTopTube at July 04, 2015 18:30
日本はなぜ極端に歩行者の交通事故死が多いか OECDフォーラム2011のデータベースより
http://spaceglow.at.webry.info/201305/article_1.html
自動車のモラルが劣悪で、歩行者自転車の安全インフラ整備や自動車取り締まり徹底がが十分ではないからですね。

歩道上でも圧倒的殺人王なのは自動車 - 大阪交通news
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20111021/1319158025
歩道の自転車4台はねる、女子高生ら6人重軽傷
https://gunosy.com/articles/gXViO
全然割合の少ない自転車加害事故を大仰に取り上げ、抑圧につなげるマスコミ、行政
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20111025/1319554054

第一に取り締まり、交通安全向上のため第一に減らすべきは、国民にもっとも害を及ぼしている自動車通行ということに気づけると思います。
ゆえに先進諸国は危険な車両である自動車を減らし、渋滞を招かず排ガスもCO2も出さず健康によい自転車を増やそうとしているのです。

現状、自転車がルールを守ろうとして車道を走っても、自動車の違法駐車や速度超過、幅寄せ=暴行罪として懲役二年以下等や警音器使用制限違反、
安全車間距離不保持などの危険で圧力的な交通犯罪を受けやすいから車道走行ルールを「守れない」場面が多いだけなんですよね。
道交法も道路整備も自転車のことを度外視した未熟で劣悪な設計の場所が多いというのも致命的な問題としてあります。
Posted by GreenTopTube at July 04, 2015 18:30
自動車が車道を危険にし、自転車を歩道へ追いやっているのです。また行政は長年、自転車のためのインフラ整備を怠け、
自転車インフラ整備率でも日本は先進諸国ワーストとも言える惨状です。自転車は被害者なのですよ。環境と健康に大きな貢献をする代表的、
シンボルとも言える自転車をこれだけイジメ抜いている先進諸国などそうそうないでしょう。自転車インフラをろくに整備せず、
路上駐車や速度超過や危険なスレスレ追い抜きだらけの自動車すらろくに非難せす、自転車のモラルだけをあげつらい「それでも自転車は車道を走れ」などと、子供を乗せた自転車にすら強要するのは正気の沙汰ではありません。

自転車に車道走行というルールを守らせない自動車の危険運転蔓延と、自転車インフラ整備を先進諸国でもっとも怠けてきた道路管理者、
担当者らと、その担当者らにもっと積極的に自転車インフラ整備を要請し続けなかった我々の問題でもあります。
オランダのような適切な自転車インフラ整備をすれば、確実に自転車はルールを「守れる」ようになりますし、事故も減ります。
危険な自動車に追いやられ歩道を走行している自転車を叩くのは、犯罪被害者に対して石を投げる行為に等しいということに気づいてくれる人が多くなることを祈るばかりです。
Posted by GreenTopTube at July 04, 2015 18:30
繰り返しになりますが、現状、自転車は車道走行ルールを、自動車による危険行為によって、「守れない」状態にあります。ゆえに自動車のほうと、インフラ整備を考えてきた担当者らに抗議をするのが筋なのです。
自動車の路上駐停車徹底取り締まりや、自転車レーンを整備したうえでの路上駐停車防止ポールの設置をしたうえでなければ、歩道を走る自転車への批判は的外れとしか言いようがないと思います。
子供を乗せた自転車でも胸を張り車道走行ルールを守りつつ、安心して走れる道など、日本には皆無でしょう?その惨状を作ってたのは誰か?
傲慢な意識と自転車法令の無知により車道を危険にしつづけた自動車と、先進諸国でもっとも自転車安全通行空間の整備を怠慢してきた行政です。
オランダのように適切な自転車インフラを整備すれば、オランダ以外の先進諸国の事例を見ればわかる通り、
また、国内の自転車インフラ整備(適正な設計に限り)後の成果を見れば明らかですが、自転車はルールを守り、ルールを守りながら安全な通行をも実現できます。
なぜ先進諸国が自動車を不便にし、抑制してでも自転車インフラを整備しようとするのかに思いを馳せていただければ、
自動車害の凶悪さと、自転車への乗り換えが地域をより良くできる事実に気づいてもらえると信じたいところです。

道路から1トンを超える車両=自動車が減れば減るほど、道路の安全は確実に引き上げられるのですから。
http://greentoptube.hatenablog.com/
Posted by GreenTopTube at July 04, 2015 18:34
ママチャリスト さん
あとでサイクルロード氏が解説してくださると思いますし、以前の記事でも説明があったかもしれませんが
道交法が定める原付きと自転車の走行部は一緒です。
自転車に対しては「危険な状況であれば歩道や路肩を通行してよい」という例外規定があるぐらいです。
警察官でさえ自転車に乗るときは歩道を走るほど、車道は傲慢で自転車法令に無知な自動車運転手により危険が蔓延し、歩道を走らざるを得ないほど行政が自転車インフラ整備を怠けてきたことを示しています。
歩道でさえ自動車は自転車より遥かに大勢の歩行者を死亡させているにも関わらず、です。
ちなみに路肩は左端ではありませんし、路肩は購買や側溝や微妙な段差など自転車走行にとって危険なので、そこに追いやる考えは、あまりに非現実的といえます。
自転車が歩道を通行するにおいて、歩道における自転車通行可の標識の有無は関係ありません。
Posted by GreenTopTube at July 04, 2015 18:42
また、道交法では、子供を乗せた自転車でも、道交法で、原付きを同じ場所を走れとなっています。信じられないですよね?
自動車の速度超過暴走や危険なスレスレ追い抜き、幅寄せ、事故を誘発する路上駐停車もほとんど排除していないのに、おかしいと思いますよね。
交通の鉄則は歩行者自転車等弱者保護優先なはずが、現実は自動車優先という過ちを野放しにしています。
車道は自動車の速度超過や事故を誘発する違法駐車、自動車による危険な追い抜き、幅寄せ、自動車による酒酔いや携帯ながら運転等により追突事故が蔓延しているのにも関わらず、です。
車道における自転車が危険な被害にあうリスクがあるにも関わらず、過去の『交通戦争』という歩行者自転車が大勢犠牲になった歴史があるにもかかわらず
日本の行政は先進諸国でもっとも自転車安全インフラを整備してこなかったのにも関わらず、インフラを整備しないまま自転車車道走行を強要するのは、あまりに非人道的です。
それに、本来、歩行者と自転車は肩を組んで、自動車締め付け強化も含めた弱者保護環境の整備を行政に訴える続けるべきなんですよね。
法と道路にまつわる歴史を知れば知るほど、自転車インフラ整備と、法のおかしいところを正すことが最優先先決事項だという話の正当性に、気がつけると思います。
Posted by GreenTopTube at July 04, 2015 18:43
最後に、みっちりと安全運転と道交法法令を身につけていて当然なバス運転手による
自転車法令にまつわる無知な思い込みが引き金となった暴虐的な交通犯罪危険運転の実態を紹介して結びたいと思います。
未だに自転車は車道ではなく路肩だと思ってる人 湘南ロードライン
http://nakano96.blog.fc2.com/blog-entry-103.html

ちなみに自動車による歩行者や自転車への危険なスレスレ追い抜きや幅寄せは、暴行罪として懲役二年以下等の刑事罰があり、
接触加害すれば危険運転罪として懲役20年以下、殺人罪の適用がなされ、自動車運転手が刑務所に懲役収監されることもあるほどの凶悪犯罪です。
Posted by GreenTopTube at July 04, 2015 18:44
kobさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そのようなミクロの話をしているのではありません。このことは多くの専門家も指摘することです。
全般的にインフラ整備を進めることで、車道通行の原則が守れるようになり、車輌としての自転車が意識されるようにならなければ、ルールが守られる土台ができないことを指摘しているのです。
いくら指導・教育しても実践できなければ空理空論になってしまいます。
少なくとも車道走行していれば、歩行者感覚ではなくなりますし、一定の秩序が出来ていくことが期待できるでしょう。

Posted by cycleroad at July 04, 2015 22:51
ママチャリストさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに知らない人、忘れている人もあるでしょう。ただ、少なくとも守ろうという意志のある人は、3回も捕まる前に学習する気がします。
調べればすぐわかることですし、捕まって費用も時間もかかるとなれば、講習を受ける前に受けなくて済むようにするでしょう。
その意味で、違反しても捕まらなければいいと思っている確信犯もいますから、罰則という面からは意味はあると思います。
もちろん教育は重要です。周りの大人が守っていないということもありますが、子供が平気で逆走したりしていて、最初からルールを意識せずに走っているような状況は教育が足りないことを端的に表わしていると思います。
罰則としての教育ではなく、罰則を受けないための教育が必要なんだろうと思います。
Posted by cycleroad at July 04, 2015 23:09
GreenTopTubeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
自転車にとって、違反している自転車が危険と『感じる』と話されているのであり、実際に自転車に乗っている人の『実感』だと思います。統計を持ち出して違うと指摘するような部分ではないでしょう。
確かに、一番害をなしているのがクルマだったとしても、違法な自転車が危険でないわけではありません。
何度も書いていますが、クルマのほうが危険、クルマのほうが悪いという話になると、自転車の違反についての議論になりません。
もちろん、クルマによって自転車が歩道に追いやられたことが問題の根底にあると思いますし、そのことは私も何度も指摘しているところです。ただ、現状を認識し、その改善を考えるときに、クルマが悪いだけが結論では、現実的な議論になりません。
クルマが悪いのだから、自転車は何も見直す必要がない、ということでもないでしょう。

ここでは、クルマの害悪とは切り離して、自転車の違反について考えています。

貴兄のクルマ憎しの気持ちもわかりますが、ここで他の人が自転車の違反について話しているのを否定してまでクルマの話を延々と書くのは違うと思います。
クルマへの反発が高じて、何を議論しているか見えなくなっていること、ご自身の論点がずれていることを、もう少し自覚されたほうがいいと思います。



Posted by cycleroad at July 04, 2015 23:28
要するに捕まった人は厳しくなったと・・・

まじめに走っている人(迷惑こうむっている人)や
運良く捕まっていない人は それ程でも無いと
思っているのでは無いでしょうか?

警察も女性には注意だけ、男性は捕まえるみたいな
所もありそうで、嫌だなぁー
Posted by はやひで at July 14, 2015 12:38
はやひでさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
実際、各道府県警によっても温度差があるようです。地域、よく通る場所、時間帯、捕まるような行為を日常的にしているかなど、いろいろな条件によって違ってくるということでしょうね。
あまり、あからさまに恣意的な取締りはないと信じたいですけど。

Posted by cycleroad at July 14, 2015 23:26
2015年6月1日から、道路交通法が改正された。今回、改正のターゲットとなったのは「自転車のルール違反」。3年以内に2回以上の交通ルール違反をした14歳以上の者には、安全講習の受講が義務付けられたのだ。もし受講しなければ、5万円以下の罰金刑が適用される。自転車乗りにとっては、不安を感じる改正だ。←不安を感じるようでは自転車に乗らないでください。守ることを守らないと戦争です。警察はもっとビシビシ取り締まってほしいのですが予算と違反者の多さに無理なのが現状です。せめてマスコミだけでも指導に努めて頂きたいです。
Posted by 六丁峠 at January 12, 2016 18:12
六丁峠さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
自転車乗りにとって、自転車のルール違反の取り締まりはプラスになると考えないような人は、自ら違反をして平気な人であり、それが他の自転車乗りの迷惑になっていることに気がついていない人ということなのでしょう。
取締りを強化しても、ほんの一部しか処罰できない現実を考えれば、こういう人が多いということは、実効性が期待できないことを示唆しています。
マスコミが取り上げても、残念ながら期待は出来そうにないかも知れません。
Posted by cycleroad at January 13, 2016 23:36
 
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