October 16, 2015

移動しながら空間を作り出す

夜間のイベントにもいろいろあります。


花火大会とか盆踊りとか、いろいろあると思いますが、近年増えているイベントの一つに、プロジェクションマッピングがあります。建物などに映像を投影して、さまざまな視覚効果によって、アートや非現実的な光景を再現し、観衆を驚かせたり楽しませたりするものです。

ドライブインシアターのように、白い平面のスクリーンに投影するわけではありません。あらかじめ、建物などの実際にあるものに合わせた映像を作成しておき、現物にピタリと合わせて投影することで、その対象が実際に変化したかのような錯覚をおこさせたり、意外な変化を楽しませたりします。



東京駅丸の内駅舎保存・復原工事完成記念として催された日本最大規模のプロジェクションマッピングショーは大きな話題となりました。必ずしも建物ばかりではなく、人物の顔とかクルマとか、投影する対象はいろいろです。夜間のイベント以外にも、CM制作に使われたりしています。

重要なのは、映像の投影位置をきちんと合わせるということです。そうでないと、独特の効果が得られません。従って、映写機と対象物の位置関係は細かく決まっており、それがずれてしまうと、プロジェクションマッピング本来の映像効果が得られません。



この位置取り、つまりマッピングが重要であり、それがあってこそのプロジェクションマッピングです。ただ投影するだけなら、単なるプロジェクターへの投影、プロジェクションになってしまいます。映写機の照度にもよりますが、位置さえ合えば、大きな建物などにも投影することが出来ます。

つまり、プロジェクションマッピングは開催される場所や投影対象が決まっており、当たり前ですが、その場所でしか行なえないということになります。イベント開催場所が、東京駅だったり、どこかの建物だったり、学校の校庭だったりなど、あらかじめ決まっているわけです。

VJ SuaveVJ Suave

VJ SuaveVJ Suave

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さて、その意味からすると、厳密にはプロジェクションマッピングとは言えませんが、投影するのに、特定の場所に留まっていなくてもいいのではないかと考えた人たちがいます。映像の投影を、動きながらやってしまおうというのが、ブラジルの“VJ Suave”というアーティストユニットです。

街の中を移動しながら、街をバックにキャラクターを動かすことで、ポエムや小さな物語を表現しようと考えました。街の中の建物や壁、木々や道路などに直接キャラクターを投影し、メルヘンチックな世界をそこに実現できないかと考えたわけです。

VJ SuaveVJ Suave

VJ SuaveVJ Suave

街の中を自由に移動しながら、キャラクターが人々と直接やり取りを楽しむような、茶目っ気のある演出が市民を楽しませます。実際の街中をアニメのようなキャラクターが生き生きと動き回る、その楽しげな様子を見るだけでも子供たちは大喜びです。

この仕組みのために使われるのは自転車、カーゴバイクです。2台のカーゴバイクにプロジェクターやコンピュータ、スピーカー、そしてバッテリーなどを搭載し、街の中を走り回ります。自転車を使った、言わば移動するプロジェクションマッピングなのです。

VJ SuaveVJ Suave

VJ SuaveVJ Suave

VJ Suave

VJ SuaveVJ Suave

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彼らは、リアルタイムに映像を操作し、市民とキャラクター映像とのやりとりを、茶目っ気たっぷりに演出します。そのことによって、街と観衆の中に独特の空間と時間を作り上げるのです。街の中にキャラクターを自在に動き回らせるのも、ある意味でのマッピングと言えるでしょう。

通常型のプロジェクションマッピングであれば、映像を見るだけです。しかし、この移動するプロジェクションマッピングでは、観衆も動きまわったり、キャラクターを追いかけたり出来ます。手の届くところにキャラクターが映し出される臨場感があります。

VJ Suave

VJ Suave

VJ Suave

建物の外観を変化させたりはしませんが、街の中を、そのままメルヘンの世界にしたような、独特の空間と時間を作りあげるわけです。観衆もキャラクターも動かしながら、それぞれを位置取りさせるという意味では、まさにマッピングということになるでしょう。

このパフォーマンスは、ブラジル国内のブラジリア、リオデジャネイロ、サンパウロ、ポルトアレグレなどだけでなく、ドイツやスイス、ポルトガル、ロシア、スロバキア、ルクセンブルグなどの国で行なわれたフィルムフェスティバルや音楽祭などにも参加して、好評を博しました。







キャラクターを展開させたい場所は、クルマでは入れない場所もあるでしょうし、映像を見ながらリアルタイムに操作しなければなりません。観衆とキャラクターとのインタラクティブ性などを考えても、これは自転車ならではのパフォーマンスと言えるでしょう。なかなか楽しいアイディアです。

プロジェクションマッピングと自転車が結びつくとは想像もしませんでしたが、これはユニークな発想です。固定された場所で、静止して行なわれるのが常識、当然のものは、他にもいろいろあると思いますが、それらと自転車を組み合わせたら、まだまだ面白いことが生まれる可能性があるのかも知れません。




企業決算、ディーゼル、防振ゴム、今度はマンションです。ウソをついたり、ごまかす会社が後を絶ちませんね。

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