October 28, 2015

仮装をお酒と結び付けない形

今月末はハロウィンです。


日本でも近年、クリスマス、バレンタインに続いて、西洋から入ってきたイベントとして、ハロウィンが広く認知されるようになってきました。10月末には仮装をしたり、パーティーなどでハロウィンを楽しもうという人が増えてきているようです。すでにバレンタインに匹敵する経済効果があるとの推計もあります。

ご存知のように、元々はケルト人が秋の収穫を祝う行事で、カボチャの中身をくりぬいた、いわば西洋風のちょうちん、「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習が知られています。

Photo by 663highland,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.子供たちが近所の家々を訪ねながら、「トリック・オア・トリート」 と言って、お菓子を集めて回るのは、おなじみのシーンです。子供たちに訪問される側の大人たちは、あらかじめお菓子を大量に用意して待つわけですが、地域の大人たちと子供たちが交流できる貴重な機会ともなっています。

現在では、本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなり、特にアメリカなどでは一般的な年中行事として定着しています。中でも、近年は特にハロウィンでの仮装が流行しており、この部分が日本にも入ってきた形です。ほとんど仮装を楽しむ日として定着している観があります。

日本でも盛り上がるようになってきたのはいいのですが、大挙して繁華街、東京で言えば渋谷や六本木などに繰り出し、一部で迷惑行為が見られるなど問題も起きているようです。酔っ払って乱闘騒ぎや痴漢行為をしたり、沿道の店やクルマなどを壊すなどして逮捕者も出ています。

クルマの通行を妨害して大渋滞をひき起こしたり、仮装に着替えるため、デパートなどのトイレを占拠して、血のりだらけにするなどの迷惑行為も見られると言います。朝まで騒いだり、街に大量のゴミをポイ捨てにするなど、他にも多くの問題を起こしているようです。

今年、警視庁は警備人員を昨年の4倍にして、渋谷駅前のスクランブル交差点に配置するなど厳戒態勢を敷くと報道されています。渋谷区はゴミ箱や着替え用のテントを設けたり、衣装などが路上に散乱した昨年の二の舞いを防ぐため、大量のゴミ袋を配るなどして備えています。

いろいろと工夫して仮装したら、誰かに見せたくなるのは人情でしょう。写真を撮ってSNSなどで公開するだけでは飽き足らず、繁華街など人の集まるところに繰り出したくなるのもわかります。ただ、ハメを外して大騒ぎするのに加え、多くの迷惑行為をしているのはいただけません。

Halloweenふだん飲みに行っても、地域の迷惑になったり、逮捕者を出したり、犯罪になるほどの騒ぎを起こすことはないでしょう。年に一度、とばかり飲んで盛り上がる機会は、忘年会など他にもあるのに、この日だけ、ハメを外しすぎてしまう人が多いのはなぜなのでしょうか。

その答えを明確に説明しているサイトは見つかりませんでした。ただ、おそらく心理学でいうところの、いわゆる仮面効果なのだろうと思います。顔を隠したり、仮装をすることで自分ではない他人になってしまうことが、ふだんと違う行動を平気にさせている可能性があります。

つまり、ふだんの自分と違って無責任になったり、平気で迷惑行為をしたり、その人の本性が現れたりするのでしょう。ふだんは酔っても、道徳や公共心から無意識にブレーキが効くのに、仮装して誰だかわからないという感覚から、迷惑行為も平気になってしまうものと思われます。

ネットで実名だと書けないようなことを、匿名だと平気で書くのと似ているかも知れません。実名だと、身元が特定されて、責任を追及される可能性があります。しかし、匿名で個人が特定されないと思えば、ふだん言わないようなことを平気で書けたりするわけです。

ハロウィンが年々盛り上がっているのはいいですが、仮面効果とお酒が合わさると問題も起きます。このままエスカレートしていくと、何かしら規制が必要になったり、利用を断る店が出てきたりするでしょう。せっかく年中行事として定着して、楽しく仮装して楽しむチャンスなのに、それも残念です。

もちろん、お酒を飲んで騒ぐ人ばかりではありません。パレードに参加したり、純粋に仮装を楽しんだり、イベントに参加するなどしてハロウィンを楽しんでいる人もいます。欧米のサイクリストの中には、ハロウィンを自転車で楽しんでいる人もいjます。各地でイベントが行なわれています。

HalloweenHalloween

HalloweenHalloween

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自転車にハロウィンの飾りをつけて楽しむ人もいます。クリスマスに飾りつけをするのと同じように、玄関先の自転車にハロウィンの飾りをつけてもいいでしょう。オレンジ色の型紙にジャック・オー・ランタン風に目や口をくり抜いて、ホイールに取り付けるくらいなら、誰でも出来そうです。

HalloweenHalloween

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ハロウィンを自転車で楽しんでいる人は米国各地だけでなく、他の国にも広がっているようです。仮装はおどろおどろしかったりしますが、ライドイベントなので健康的です。ふだんと違い、仮装して自転車に乗るというのも、非日常的で面白そうです。これもハロウィンの一つの楽しみ方でしょう。

日本でも、イギリス発祥で、ツイードを来て自転車に乗るツイードランなどが行なわれ始めています。ライドイベントも各地で増えているので、そのうちハロウィンのライドイベントも出てきそうです。ハロウィンライドで知名度を上げたい自治体は、早い者勝ちかも知れません。

ライドイベントに限らず、まだまだ、年中行事としてのハロウィンは、日本では始まったばかりと言えるでしょう。これから日本でも、いろいろな楽しみ方が出てくるに違いありません。クリスマスやバレンタインのように、日本独特のハロウィンが形成されていくのでしょうが、どのようなものになっていくのか楽しみです。




植物を丸ごと透明化する技術が開発されたそうです。もしかして、透明人間への第一歩なのでしょうか(笑)。

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