March 14, 2016

通勤の配慮だけでは足りない

自転車通勤する人は世界中で増えています。


渋滞する都市部やその周辺では、クルマより速い場合も多いですし、クルマと違って環境に負荷をかけません。運動不足を解消し、健康増進にも寄与します。朝から満員電車に揺られてストレスをためたり、消耗することがないなど、いろいろなメリットがあります。

通勤する本人だけではなく、会社にとってもメリットがあります。朝、自転車通勤したほうが、脳が目覚めてモチベーションや仕事の効率が上がるなどの調査結果もあります。生活習慣病などを減らすだけでなく、社員のメンタル面での健康を維持し、長期病欠などによる戦力低下を防ぐ効果も期待されます。

アメリカでも若い世代にクルマ離れが見られ、郊外に住むより、都市部や近郊に住んで自転車で通うことを望む人が増えています。クルマにお金を使うより、モバイル機器やコンピュータ、SNSなどに関心が高く、自転車に乗ることがクールだと考える若い世代が増えていると言います。

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そのため、優秀な人材を集めたい企業、特にIT企業などは、競って自転車通勤環境の充実につとめています。自転車通勤環境の良し悪しで、優秀な人材が競合他社に流れてしまうことを防ぐためにも、その充実は、もはや常識、整備するのが当然のようになっています。

自転車関連の企業の中にも力を入れているところがあります。自転車に関連した仕事をしようという人ですから、自転車好きも多いはずです。自転車関係の企業なのに、自転車通勤に理解がないのでは、優秀な人材が集まらないどころか、イメージダウンにもなります。通勤環境にも気を使うことになります。

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自転車のパーツメーカーとして世界的にも有名な、SRAM社もその一つです。本拠としているアメリカのシカゴのオフィスを、著名な建築事務所に依頼して、自転車通勤環境や、自転車好きの社員の働きやすさに配慮したオフィスにしています。

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誘導路を通ってビルの地下へ入構でき、駐輪ラックがあるのは当たり前です。シャワールームが完備しているのも珍しいことではありません。愛車を洗車するためのスペースもあります。しかし、それだけでなく、オフィスの自分の席まで自転車に“乗って”入れるようになっています。

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道路にあるような自転車レーンが、なんとオフィスの中に設置されています。部屋の中の自分のデスクの近くには、専用の自転車ラックが設けられ、愛車を“飾って”おくことが出来るようになっています。会社は、単に地下に駐輪場を作るだけで十分とは思っていないのです。

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ラックのデザインも社員に公募して決めました。細かいところで言えば、ドアの取っ手にもハンドルバーテープが巻かれているという懲りようです。自転車好きの社員が働きやすいだけでなく、モチベーションが上がるような配慮でもあるわけです。

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愛車をメンテするための設備もあります。自転車パーツメーカーだからというのもありますが、社員が自転車に囲まれ、自転車を眺め、自転車をいじりながら仕事が出来るようにしているのです。もちろん、好きでない社員に強いるわけではありませんが、やはり自転車好きの社員が多いのは間違いないでしょう。

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会社は、世界トップレベルの自転車コンポーネントメーカー、世界中に愛用者のいるパーツメーカーとしての地位を築けたのも人の力、つまり社員のおかげであり、これからの会社の発展を背負っていくのも自転車好きの社員たちの情熱だと考えているのです。

世界的IT企業のグーグル社などのオフィスが、遊び心にあふれ、およそ会社のオフィスとは思えないような空間であることは、よく知られています。SRAM社のオフィスも、自転車レーンが通り、自転車だけでなく電動スケートボードのような新しい乗り物で移動する人がいるなど、遊び心にあふれています。




既成概念にとらわれない発想やクリエイティビティを育てるのにも、こうしたオフィス環境が役立っているのでしょう。優秀な人材を引き寄せるだけでなく、その能力をいかんなく発揮してもらうためにも、従来の常識にとらわれないオフィス環境が必要というわけです。

駐輪場やシャワールームくらいならともかく、自転車好きには天国のようなオフィス環境と言えるかも知れません。もちろん、自転車関連メーカーならではと見ることも出来ます。ただ、室内に自転車レーンまでつくってしまう柔軟性は注目されるべきではないでしょうか。

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仕事のしやすさや効率だけでなく、社員のライフスタイルやモチベーションまで考慮してオフィスを設計しています。豊かな発想を引き出したり、イノベーションを生み出すためには、仕事をする環境も枠に囚われてはいけないということなのでしょう。

日本では、まだ従来型のオフィスが大多数だと思います。もちろん、こんな自転車好き用のオフィスである必要はありませんが、アメリカでは、オフィス環境に対する考え方も柔軟です。世界をリードするイノベーションを生み出すようなダイナミズムが培われる理由は、このような部分にもあるのかも知れません。




民進党ですか。台湾のパクリのようでもあり、新鮮味も無く、つけたコンセプトも不明、あまりパッとしませんね。

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