March 17, 2016

自転車タイヤのインチアップ

自転車にはサイズがあります。


フレームのサイズもありますが、通常はタイヤのサイズを言うことが多いでしょう。700Cとか、26インチなどと規格が決まっています。小径車、ミニベロの場合は、16〜24インチ、あるいはもっと小さなサイズも含め、さまざまな大きさのタイヤが使われています。

女性など小柄な人向けに、一部650Cなどのサイズもありますし、近年はMTBに29インチなども使われています。車種による違いはあるものの、全般的には、700Cや26インチくらいの大きさのタイヤが使われている場合が多いと思います。これは世界共通です。

海外へ行った時に、その国の自転車屋をのぞいたりすることがあるのですが、国によって多少の仕様の違いはあるものの、日本で見るのと同じブランドも多く、基本的には、どこも同じようなサイズのものが売られています。しかし、よくよく考えると、あまり変わらないということに違和感を感じます。

アジアはともかく、欧米人には、背が高く大柄な人がたくさんいます。背の高さも横幅も、日本人と比べて、はるかに大きい人を見ることも少なくありません。そんな人が、日本人とおなじようなサイズの自転車に乗っているというのも、よく考えると、おかしく見えてきます。

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つまり、身長が2メーターもあるような人が、700Cや26インチの自転車に乗っているわけです。フレームのサイズは大きいものを選ぶでしょうが、たいした差ではありません。平均的な日本人でも乗れるくらいの大きさです。サドルなどは高くするとしても、基本的に同じようなサイズなわけです。

サイズが身体にフィットすることが、自転車に乗る上で重要な要素であるにもかかわらず、身長150センチ台の人も、200センチ以上ある人も、700Cや26インチに乗っているというのも、よく考えると不思議な気がしてきます。大柄な人は、窮屈な思いをしていないのでしょうか。

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体格のいい人の中には、自転車には乗れない、合う自転車がないと諦めている人もあるのかも知れません。自転車のタイヤのサイズは世界共通であり、そういうものだと言われればそうなのですが、サイズに身体をフィットさせるにも限度があるのではないでしょうか。

やはり、世の中には、自転車が小さいという悩みを持つ人がいるようです。36インチの自転車を作って売ろうと、クラウドファンディングサイトで資金調達を目指している人がいます。すでに目標金額に達しているところを見ると、共感する人、すなわち体格が大柄でサイズに困っている人も確実に存在するようです。

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普通の体格の人と一緒に写っていると、その大きさがわかります。見慣れたサイズと違うので、なんだか遠近感がおかしくなったような錯覚にとらわれます(笑)。一方、大柄な人が乗っているぶんには違和感がありません。むしろ、普通のサイズに見えます。

逆に言えば、やはり今まで、大柄な人はサイズ的に窮屈で、我慢していた部分があったのではないでしょうか。そう考えると、今頃になって36インチのタイヤを使った自転車を作ろうと、クラウドファンディングサイトで資金調達しているのも遅すぎる気がしてきます。

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実は、36インチの自転車は、昔から存在しています。このブログでも、ずいぶん前に取り上げたことがあります。ただ、ごく限られており、それほど市場にも流通していないのだろうと思います。もう少し売れていてもよさそうな気がしますが、認知度も高くないようです。

特注のサイズだったりすると、チューブや消耗品の調達に困るでしょうが、コーカー社など、一部のタイヤメーカーが、昔から36インチのタイヤを作っており、一部、競技などでも使われています。手に入るのですから、36インチを使った自転車が、もっとあってもいいような気がします。

PAOLO DE GIUSTIPAOLO DE GIUSTI

PAOLO DE GIUSTI

あまり知られておらず、マイナーな36インチのタイヤですが、それを一般的な自転車に、それも後輪だけ使うことを考えついた人もいます。前は普通の700Cのタイヤですが、駆動輪となる後輪だけ、36インチを使ったフレームをデザインしています。

なるほど、前後輪が必ずしも同じサイズである必要はありません。駆動輪を大きくすれば、そのぶんスピードが出せます。普通のロードバイクと変わらないサイズで、後輪だけ36インチにしています。人間工学に基づいて設計されたデザインだと言います。

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さすがに見慣れないぶん、違和感がありますが、後輪は十分に大きく出来る余地があります。前後違う大きさにするといった発想、柔軟性があってもいいでしょう。今まで、タイヤの大きさについては、せいぜい700C程度までで、前後は同じ大きさという、固定観念にとらわれていたことがわかります。

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タイヤを小径にすることで、持ち運びやすさや収納性などのメリットが生まれます。走り出しが軽いのも長所でしょう。必ずしも折りたたみでなくても、ミニベロ、小径車は根強い人気があります。そのせいか、小さいほうのサイズは細かく分けられ、いろいろな大きさが使われています。

一方、大きなサイズのタイヤについては、今のところ、私には大柄の人が乗りやすいとか、スピードが出るくらいしか思いつきませんが、他にもメリットがあるはずです。大きいタイヤを使うという選択肢が、もう少し増えてもいいような気がします。また自転車の新たな可能性が広がるかも知れません。




ふだん何気なく通っている高速道路のトンネル、事故での渋滞に追突・炎上は十分あると思うと、こわいですね。

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