May 16, 2016

事故と盗難と不健康を減らす

気持ちのよい青空が広がっています。


自転車で出かけるにも絶好の季節となっています。ただ、気温が上がり、まだ5月というのに各地で夏日や真夏日になるところも出ています。紫外線は真夏並みに強くなっていますし、熱中症にも注意が必要です。さて、そのような中ですが、最近の自転車関係の話題を拾ってみたいと思います。


自転車通勤 挑戦しませんか? 県、健康状態など調査 /鳥取

運動不足の解消や健康増進のために、自転車通勤に切り替える県民を県が募集している。普段は主に乗用車で職場などに通う人が対象で、今年6月から11月にかけて通算3カ月以上、自転車での通勤を試みてもらう。

2013年に県が策定した「県バイシクルタウン構想」によると、県内の通勤・通学者の移動手段に占めるマイカー利用の割合は4分の3以上で、自転車利用は全体の1割程度にとどまるという。そのため、乗用車などから排出される二酸化炭素の削減と健康増進をかねて、自転車利用を促すことにした。

今回は、参加者に消費カロリーや二酸化炭素削減量、平均速度などが計測できるサイクルコンピューターを渡し、3カ月以上走ってもらう。県は健康状態の変化や計測データ、通勤経路の走行環境などを調べ、次の施策に生かしていくという。 募集は8月末までで、先着100人。問い合わせは環境立県推進課(0857・26・7874)。(毎日新聞 2016年5月12日)


県が観光客誘致などの目的で、自転車振興に力を入れる例は増えていますが、県民の自転車通勤を奨励するのは、まだ日本では珍しい試みだと思います。県が力を入れる背景には、自転車に乗る県民が増えることで、健康が増進され、社会福祉関連予算の軽減につながる可能性も視野に入れているのでしょう。


守山市 来月から自転車購入で補助金 「エコと健康作りに」 スポーツタイプも対象 /滋賀

守山市は6月から、市内の販売店で自転車を購入した市民への補助を始める。補助額は購入額の2割で、上限は自転車のタイプによって1万〜2万円としている。

同市は補助の目的として、市内の経済活性化や二酸化炭素を出さない自転車の利用拡大による環境負荷軽減、健康作りを掲げている。2年前に実施した時には予想を上回る180台の申し込みがあり、購入総額は1870万円に上ったという。

今回対象となる自転車は幼児同乗用自転車とシニア向け自転車(補助上限1万円)、電動アシスト自転車とスポーツ用自転車(同2万円)の4タイプ。スポーツタイプへの補助は今回が初めて。

市内の登録9店舗で自転車を購入後、市へ補助金交付申請書を提出する。市内に住所があることを示す書類の添付が必要。申し込み受け付けは6月1日からだが、4月1日以降の購入から対象となる。

4月27日の定例記者会見で宮本和宏市長は「市内は坂道が少なく、自転車に乗るには最適な街。エコでもあるし、健康にも良いので自転車を活用してほしい」と話した。(毎日新聞 2016年5月11日)


市民の自転車を撤去する自治体は数え切れませんが、購入に補助を出して、その活用を促進しようという自治体が少ないのは間違いありません。しかも、子供乗せ用のママチャリだけではなく、スポーツバイクも認めるというのは、なかなか理解のある市長であり自治体だと思います。


自転車で走りにくい「諏訪の町」が、先進地域へ

自転車で「走りにくい街」が、先進地域へ

諏訪湖周辺は、風光明媚な自然が広がる観光地として知られるが、同時に精密機械工業のさかんな街でもある。その両方を生かして「ものづくりの諏訪」を世界に発信できないか?。そう考え地元有志により立ち上げられたのが、諏訪サイクルプロジェクト「スワクル」だ。

長野「実は、諏訪湖周辺は自転車で『走りにくい』んです」。プロジェクトの中心人物で、岡谷市で塗装業を営む渡邉俊也は語る。

諏訪湖は周回約16km、アップダウンも少なく、自転車に適した環境だ。しかし、日本の他の多くの地域同様、自転車専用レーンもなく路肩も十分に整備されていない。自転車で諏訪を楽しむ人が増えれば、行政も動くはず。まずはできるところからと、渡邉らは街のシンボルづくりに取り組んだ。

イタリアの工房で修業した経験のある職人他、地元企業の協力を得、間伐材を使用したオール諏訪産の自転車「木龍(もっくる)」を完成。プロジェクトは徐々に認知されるようになり、ついに今年、県がサイクリングロードの整備に動き出した。「身の丈に合ったボトムアップ型で、長期的視点で諏訪を盛り上げたい」と渡邉は意気込む。

スワクル@長野県諏訪市
観光、産業を含めた諏訪の魅力を発信するために、2012年、地元有志によって立ち上げられたプロジェクト。主に諏訪湖周辺の岡谷市、諏訪市、下諏訪町の事業者によって運営されている。 (2016/05/12 フォーブス ジャパン)


最近は、自転車を観光振興のテコに使おうという自治体が増えていますが、諏訪では、民間が主導し、それが自治体を動かすことにつながったようです。日本でも、少しずつ、官民共に自転車の効用やそのポテンシャルに注目する人が増えてきているのかも知れません。


盗難自転車、スマホで追跡 愛車捜索に仲間も協力

これまで、いくつの携帯電話をなくしただろうか? 警視庁の発表では、2013年の都内における携帯電話類の遺失届け出件数は24万件以上もあるという。

一方で、近年は、全地球測位システム(GPS)の追跡機能もついていて、発見することが容易になりつつある。筆者も何度もその機能で紛失した携帯電話を追跡した。だが、ほとんどは自宅の中という実に情けない結果である。

皆さんは自転車に乗りますか? 携帯電話の場合は、事故による紛失がほとんどだと思うが、自転車は違う。盗難が非常に多い。14年のデータでは、全国で29万台以上が盗まれているという。幸いにも筆者は、同じ自転車を18年も愛用しているが一度も盗まれたことがない。運がいいだけだろう。

最近は街でも高級スポーツ自転車をよく見かける。あんなのが盗まれたら本当に大変だろうと他人事ながら思う。ベンチャーのペダルノート(東京・中央)が、そんな問題を解決するツールを生み出した。

小原芳章社長は「友人が新宿で高級自転車を盗まれた」という悩みを聞いたのをきっかけに、自転車を追いかけられる仕組みを研究し始めた。

「自転車は盗まれてから3日以内が勝負。海外に売り飛ばされることもあります」(小原社長)。目をつけたのは発信機のビーコン。ブルートゥース・ロー・エナジー(BLE)という近距離無線規格を使い、自転車を探し出す。まるでスパイ大作戦の世界だ。

愛車捜索まずは、店で自転車を購入した後、ビーコンを車体につける。実物は非常に小さく軽い。これなら競技用自転車でも問題がない。

次に、iPhoneの専用アプリをダウンロード。設定では、自分の名前などをビーコンにつけられる。車体の情報も写真付きで登録し、盗難時に探す手がかりにする。あとは、バッテリーが切れる1年後まで追跡が可能だ。サービスの利用料は2000円に設定している。

万一、自転車が盗まれた場合はアプリを立ち上げ、サーチボタンを押すだけ。アプリをダウンロードした他のユーザーにプッシュ通知され、盗難車の電波を拾おうとする。ビーコンからの電波は半径50〜100メートルしか届かないが、仲間が多ければ多いほど補足できる可能性が高まる。

発見された場合、見つけた人に自転車価格の5%をお礼として支払う。仮に、10万円の自転車を見つけたら5千円だ。

同様の技術を使い、財布など貴重品を探したり、子供が迷子になるのを防いだりするサービスは既にある。ペダルノートの差異化ポイントは何か? それは「保険」だ。三井住友海上と共同で、このビーコンの技術と保険を組み合わせた試みをスタートする。

今までの保険は1年単位で、車両価格の1割強を支払わなければならなかった。それに対し今回は期間3年、保険料は自転車の値段により変わる、最低700円からと安い。万一見つからなかった場合、購入時の30%の金額が保険から持ち主に支払われる。

とはいうものの、自転車の持ち主にとっては、お金の問題ではない。競技用自転車は、持ち主が、自分の身体に合わせて様々なチューニングを施す。愛情を注いでいるので、なんとしても愛車を見つけ出したいという。

「一般の方が捜索だけのユーザーとして登録し、謝礼をもらうこともできます。自転車の盗難ゼロの社会を実現するのが目標です」と小原社長。サービスは今月中にスタートする。アプリの普及方法など課題はいくつかあるが、これで一台でも盗難が減ればと思う。[野呂 エイシロウ(放送作家・戦略PRコンサルタント) 日経MJ2016年5月9日付]


これは興味深い取り組みです。GPSではなく、ビーコンを使うという新しい方法も注目されます。ただ、利用者が多くないと発見はおぼつかないでしょうし、効果が明らかで優れた方法でないと、参加者も広がらないというジレンマはあるかも知れません。

心情としては、サイクリスト同士で発見に努めたいとは思いますが、果たしてどれほどの人が真剣に探してくれるかも未知数です。発見した時に、犯人が保有している可能性がありますし、発見しても持ち帰ると自力救済となるなど法的な問題もあります。うまく展開していくのか注目されます。


地下道の自転車マナー守って 盛岡・児童が呼び掛け

岩手盛岡市の上田小(洞口保雄校長、児童368人)の6年生とPTA(高村光輝会長)は10日、同校前の上田地下道で「地下道では自転車を降りよう」キャンペーンを行い、利用者に安全な通行を呼び掛けた。

児童とPTAの約45人が朝の登校時間に合わせて活動。自転車を押して歩くよう促す手書きのポスターを持ち、あいさつしながら声を掛けた。

上田小は1999年に地下道で起きた自転車と歩行者の衝突事故を受け、毎年春と秋の2回、自転車のマナー向上を狙いに啓発活動を続けている。(2016/05/10 岩手日報)


この場所を知っているわけではないので一般論ですが、地下道で自転車を降りさせるより、自転車を通さないほうが効果的なのではないでしょうか。つまり車道を走行させるのです。自転車の歩道走行の延長で、わざわざ地下道に誘導しておきながら、降りて歩かせようとするところも見かけます。無理がないでしょうか。

言ってみれば、マッチポンプのようなものです。地下道を自転車が走ると歩行者が危ないのは当然ですが、降りて押させるのは、なかなか困難な面があります。従来の歩道走行の延長で考えているとチグハグになります。車道走行に発想転換すべきケースも多いのではないでしょうか。


京都で自転車マナーアップフェスタ、2万9千人が来場

京都京都市役所前広場とゼスト御池(京都市中京区)で5月15日、「自転車マナーアップフェスタin京都」が行われ、約2万9千人が来場した。主催は京都市と京都府警察。協力は市内駐輪所を運営するアーキエムズやエシカル・サイクル・オーガニゼーションほか。

自転車の利用マナーや交通安全について楽しみながら学ぶことを目的とした同イベント。3回目となる今年は、子ども向け自転車安全教室や、オオトモ(大阪市)が販売する立ち乗り電動二輪車「ナインボット・エリート」に試乗できるスマートモビリティ体験会なども行われた。

JAFブースでは、まだ自転車に乗れない子ども向けに自転車運転シミュレーターを使った子ども安全免許証や、子どもがかぶりたがらないヘルメットをスポンジ材でデコレーションして楽しむヘルメットザウルス作りなど親子で楽しめるコンテンツを充実させた。POLA化粧品ブースでは女性やチャイルドシートに子どもを乗せる保護者向けに、自転車運転中に日傘をさすなどの危険行為を防止するスポーツUVケア体験が行われた。

京都市建設局自転車政策推進室の別所弘茂さんは「自転車の走行環境や駐輪所の整備などに力を入れてきた京都市として、自転車の安全利用を具体的に啓発する機会になった。特に、子どもたちに向けて、小さいときから安全運転やマナーについて楽しく学んでもらえるようなイベントを、今後も企画したい」と話した。(2016年05月16日 烏丸経済新聞)


地味に聞こえるイベントですが、これに2万9千人も集まったのなら、なかなかの規模です。免許を持っている大人と違って、そもそも児童、青少年は法規を知らないことも多いわけで、サッカー選手などの協力を得て、子供たちにルール教育をするのは必要かつ有効です。そのあたりは、全国的に足りていない気がします。


高校対抗「自転車鍵かけコンテスト」実施中

自転車の盗難被害を防止しようと、和歌山県警は高校対抗の「きしゅう君の自転車鍵かけコンテスト」を実施している。9月末までの取り組みで、生徒らが啓発活動を行うほか、警察官による調査をもとに校内の駐輪場での施錠率を競い合う。

近畿では京都府に続いて2府県目の実施。県内の24校舎がエントリーし、啓発の取り組み状況や、施錠率の高さで優秀校が選ばれ、10月に3校が表彰されるという。

県警生活安全企画課によると、自転車の盗難被害は減少傾向だが、昨年は中高生の被害が半数以上を占めている。また、盗まれた自転車が無施錠だったケースの割合は昨年、約76%と全国ワースト9位だった。

同課の徳田大志課長は「鍵かけを習慣づけて、盗まれる被害を防いでほしい」と話している。(2016.5.14 産経新聞)


はたして、これが高校生の興味をひくのか、効果があるのかはわかりません。ただ、教師が指導して、従わせるのは難しい年頃でしょう。生徒のモチベーションの問題はありますが、自分たちで取り組ませるような仕組みというのは有効だと思います。


「点字ブロック使えないよ」自転車など放置しないで 盲学校長らキャンペーン

目が不自由な人たちが安全に街を歩けるよう、点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)上に自転車などを放置しないよう訴えるキャンペーンが十二日、JR高崎駅前であった。

関東甲信越地区盲学校PTA連合会のメンバーや盲学校十七校の校長ら約五十人が横断幕を掲げ、「点字ブロックの上に自転車を置かないで」と書かれたメッセージ入りのポケットティッシュ千個を配った。県立盲学校(前橋市)の多胡宏校長は「各地から集まった保護者の協力で、本県でも多くの人にアピールできた」と喜びの表情を見せていた。

群馬駅前などの点字ブロック上に自転車が置かれると視覚障害がある児童・生徒らが安全に歩けないとの声が数年前から上がり、生徒や保護者らが各地で理解と協力を求めて訴えている。

目が不自由な人たちは、点字ブロックに刻まれた線状と点状の突起を足裏で感じることで、進む方向や周囲の状況を確かめる。視覚障害者団体でつくる日本盲人会連合(東京)の藤井貢組織部長は「点字ブロックのおかげで、自由で安全に歩行できる」と説明する。ブロック上やすぐ近くに置かれた自転車や荷物には気付きにくく、ぶつかったり、前方を確かめるため手にしている白杖が折られたりするケースがあるという。

同校の岩井尚龍教頭は「点字ブロックが視覚障害者の『命綱』であることを多くの人に理解してほしい」と話していた。(2016年5月14日 東京新聞)


指摘されれば、点字ブロックの妨害が、目の不自由な人に困難をもたらすことは、誰もが理解すると思います。ただ、近年は点字ブロックの整備が進んだぶん、見慣れてしまい、点字ブロックがあるのが目に入らない面もあるのではないでしょうか。点字ブロックの存在を注意喚起するような方策も必要かも知れません。


自転車「危険行為」摘発1万件超、信号無視4割

昨年6月施行の改正道路交通法で定められた信号無視、酒酔い運転など自転車運転に関する14項目の「危険行為」について、全国の摘発件数が1万件を超えたことが、警察庁のまとめで分かった。

鹿児島県内でも自転車が人をはねて重傷を負わせた事例があり、警察庁や県警は「自転車は車両だと認識し、ルールを順守してほしい」と呼びかけている。

危険行為の摘発対象は14歳以上。3年以内に2回以上摘発されると、シミュレーターを用いた危険性の疑似体験などの特別講習を受けることが義務づけられている。3か月以内に受講命令に従わない場合、5万円以下の罰金が科せられる。

警察庁によると、昨年6月から今年2月にかけての摘発件数は延べ1万582件で、11人が特別講習の受講命令を受けた。

摘発の内訳は、「信号無視」が4481件で全体の4割に上る。次いで「遮断踏切立ち入り」が2655件、傘さし運転やイヤホンの装着などの「安全運転義務違反」が1363件など。年代別では20歳代が全体の24%にあたる2538件と目立っている。

都道府県別でみると、大阪3563件、東京2609件の順で、九州の中では福岡が406件と突出して多い。

鹿児島では男子高校生も摘発された。県警によると、高校生は昨年12月、自転車で夜道を走行中、前方を歩いていた60歳代男性をはね、外傷性くも膜下出血など約1か月の重傷を負わせたという。

県警交通企画課の西政樹理事官は「鹿児島は火山灰の影響で地面が滑りやすい上、特に鹿児島市内については坂が多く、スピードが出やすい。自転車が凶器にもなり得ることを自覚して、安全運転を常に心がけてほしい」と指摘する。

警察庁も「車道の左側通行、交差点の安全確認の徹底など基本的な交通ルールを守ってほしい」としている。

◆保険加入義務づける自治体も

自転車事故の多発を受け、各自治体は対策に乗り出している。

兵庫県は昨年10月、自転車利用者に対し、歩行者らを死傷させた場合に備える損害賠償保険への加入を全国で初めて義務づけた。県内の自転車と歩行者の事故が2013年までの10年で2倍近く増加したことなどを受けた措置。事故で後遺症が残った歩行者が自転車を運転していた人を相手取って訴訟を起こし、約9520万円の賠償命令が下されたことも、義務化を判断する要因の一つになったという。

福岡市は13年4月に条例を施行、自転車利用者に押し歩きの努力義務を課している。「押し歩き推進区間」は、同市の繁華街・天神のメインストリートである渡辺通りの西側歩道約400メートル。午前8時から(休日は午前10時から)午後7時まで乗車を規制しているが、罰則規定はない。(2016年05月08日 読売新聞)


昨年6月施行の改正道路交通法の施行から1年です。全国の摘発件数が1万件を超えたことを、多いと見るか少ないと見るかは人によるかも知れません。個人的には意外に多いという印象です。ただ、まだまだ取締られる可能性があると実感することは少ないのが実際ではないでしょうか。

自転車に乗っての不法行為は目に余る部分があります。交通ルールの遵守は、事故を防ぐために必要不可欠であり、自分のためです。ちょっとした違反が事故につながり、重大な事態に至ることを考えれば、違反は割に合わない不合理な行為です。それに気づかせるためにも、法律違反の常態化は是正して行くべきでしょう。


「ながらスマホ」は事故の元 甲府署、自転車ルールを街頭指導

山梨甲府署は12日朝、JR甲府駅北口交差点や武田通りの歩道で、自転車の学生らに、スマートフォンや携帯電話の「ながら運転」をしないなど、安全運転の街頭指導を行った。

歩道に甲府署員、甲府交通安全協会のスタッフら30人が立ち、自転車に乗った人たちを呼び止め、啓発のチラシや車のライトが当たると光る「反射材」を手渡していた。学生らは「気をつけます」と応じていた。

県警がまとめた平成27年の自転車関連の事故件数は、前年比12・6%増の492件。このうち甲府署管内は167件と全体の3分の1を占めた。

同署の窪田弘一地域交通管理官は「スマホ、携帯、音楽プレーヤーなどをいじって安全確認を怠り、事故につながることもある。気をつけてほしい」と注意を呼びかけている。(2016.5.13 産経新聞)


ながらスマホは、やれば出来てしまうため、ついやってしまう人は少なくないと思います。しかし、非常に危険なことは言うまでもありません。街頭で指導する警察や関係者のご苦労には頭が下がりますが、その効果については、正直疑問も禁じ得ません。

その場は神妙にするでしょうが、その後やらないようになるとは到底思えません。単なる指導ではなく、いかに危険か、深刻な事態に自分も陥る可能性があるということを理解させなければ、防止には至らないでしょう。もちろん指導が無駄とは言いませんが、そのへんを理解させる教育や啓発活動は出来ないものでしょうか。

おそらく、スマホを見ていたのが原因の事故も起きているはずですが、事故の報道には原因まで載らないでしょう。前方不注意とか脇見になるくらいです。ながらスマホの危険性が実感出来ず、その結果おきる事態も想像できない状態、あるいは甘く考えているのではないでしょうか。

やれば出来てしまいますし、即事故になるわけではありません。ただ、いつか事故を起こすことになる確率は確実に高まりますし、起きてからでは取り返しのつかない事態になる可能性、相手を死傷させたり、高額の賠償責任を負う例もあります。簡単な方法はないのでしょうが、指導だけでなく、理解させることが必要だと思います。

◇ ◇ ◇

陽気が良くなって、自転車で出かける機会も増える季節です。気持ちのいい季節、多くの人が自転車を楽しむと思いますが、ちょっとした不注意で、事故や盗難など、事態が暗転しかねません。熱中症なども含め、決して油断はしないようにしたいものです。





久しぶりに緊急地震速報の音を聞きました。熊本の時のように、これが前震ということがないといいのですが..。

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この記事へのコメント
フォーブスからスワクルの記事を横流しにあたって
スワククルのHPチェックしなかったのですか?
現在活動してないじゃないですか
記事の削除を希望します
それよりも糸魚川ファストランという
反社会的公道レースに400人集まった記事を
お願いします
Posted by 湖畔晴男 at May 18, 2016 06:22
湖畔晴男さん、こんにちは。
現在活動を休止していることと、記事の要旨に直接関係はないと思います。
記事の主旨への不満を発信されてるようですが、ここでは記事への感想を述べているだけです。
記事の削除を希望する先が違うでしょう。
個人ブログなので何を取り上げるかは私の判断です。
Posted by cycleroad at May 18, 2016 23:53
こんにちは
地下道の記事は何とも・・・ですね
1999年から毎年やっているとの事で恒例行事なんでしょうけど、こんな事を続けていては子供達に誤った認識を植え付けてしまいますね。
そもそも、自転車が地下道を通る前提で道路を作っている事が問題ですが、それに対して問題意識をもっている人間が殆ど居ないんですよね・・・
Posted by ta_iso at May 23, 2016 12:57
ta_isoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おっしゃるように、そもそも自転車を地下道を通す前提が問題ですし、その間違いに気づいていないこと、根本的な誤りを正そうとしていないこと、もはや啓発活動が形骸化して漫然と毎年行なっているだけになっていること、などいろいろ重なっていそうですね。
このようなケースは各地にありそうな気がします。
Posted by cycleroad at May 23, 2016 23:42
 
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