August 29, 2016

自転車を有効に活用する道筋

強くて大型の台風が本州に接近しています。


日本近海で発生し、一度南西方向へ向かい、大東島の周辺で停滞していた台風10号が、Uターンして再び北上するという異例のコースをたどっています。東北地方の太平洋岸に直接上陸すれば史上初だそうです。そんな折りですが、最近の自転車関連のニュースをチェックしておきたいと思います。


車に自転車保護性能、衝撃軽減…国が基準追加へ

国土交通省は自動車を量産する際の保安基準に、自転車に乗っている人に対する保護性能を加える方針を固めた。自転車が車にはねられて死亡する事故を減らすことにより、年間4000人超の交通事故死を少しでも減らしたい考えだ。

国交省は2017年度予算の概算要求に、基準を定めるための調査費用を盛り込む。自転車が車にはねられた際にどの程度の衝撃が加わり、乗っている人は車のどこにぶつかりやすいのかなど、事故のメカニズムを分析した上で、どのような保護性能が必要かを見極め、21年度にも保安基準に加える方針だ。

15年の交通事故による死者は4117人だった。歩行者が1534人(37%)と最も多く、自転車に乗っていた人も572人(14%)に上る。(2016年08月29日 読売新聞)


これまで、歩行者と衝突した際に、歩行者の頭部や脚部へのダメージを軽減させるといった性能は追究されてきましたが、対歩行者と、対自転車では違うということなのでしょう。自転車に対する保護性能についての保護基準を策定し、保安基準に盛り込むようです。

事故発生の際、最後の砦として、このような対策があったほうがいいのは間違いありません。その点では対自転車にも目を向けるのは、進歩と言えるでしょう。ただ、昨今の技術開発の方向性から言っても、その前に衝突させないための対策を、もっと進めてほしいところです。


自転車利用拡大へ 自治体職員ら講習

福井自転車の利用拡大を目指す県は、福井市手寄のアオッサで「自転車利用推進ワークショップ」を行った。自転車博物館サイクルセンター(堺市)の長谷部雅幸事務局長を講師に招き、県内市町の職員など約30人が利用促進について学んだ。

26日のワークショップで参加者は意見交換などを行い、実際に福井駅周辺から足羽川河川敷を走行。段差や危険な場所はないかを確認した。

長谷部事務局長は、安全な自転車の選び方やイベントを行う際の注意点を話し、「安全で楽しい自転車ライフを」と話した。

県は2018年の福井国体の開催を見据えて、自転車通行帯の整備や観光施設を明記した「ルートマップ」を作成する予定。(2016年08月28日 読売新聞)


自転車の活用を標榜する自治体は急増していますが、単に他の自治体と横並びや、流行に乗り遅れまいとするだけの小手先の対策に終始するところも少なくありません。悪く言えば、予算をつけるだけで、中身には実効性に欠けるもの、形だけで効果は疑問というものも散見されます。

福井県の取り組みが、果たしてどうなのか、この記事だけで判断することは出来ません。でも、自転車活用を推進する上で、まず職員の教育から取り組む姿勢は悪くないと思います。少なくとも、ふだん自転車に乗らず、自転車利用者の気持ちのわからない職員による対策が使い物にならないことだけは間違いないでしょう。


高齢者助ける自転車移動販売…買い物や見守り

移動販売鳥取県倉吉市のまちづくり団体「リアルマック」が9月から、同市の成徳、明倫地区で自転車による移動販売「くらよしカーゴマルシェ」を始める。両地区は高齢化率が約40%と同市内でも突出しており、自転車はお年寄りの買い物対策に加え、見守り活動の役割も担う。

「リアルマック」の代表で、とっとり暮らしアドバイザーを務める福井恒美さん(59)が計画。東京で商社に勤務していた福井さんは9年前に、実家のある同市にUターン。NPO法人を設立し、移住者と地域の交流の場「移住カフェ」、規格外の地場産野菜を軽トラックで販売する「軽トラ市」などを行ってきた。

ヒントになったのは、以前行っていたリヤカーでの野菜の販売。「足が悪いから、軽トラ市にこられなかった」というお年寄りの一言をきっかけに、4年前から2年間続けた。玄関先まで届けられ、リヤカーを止める所には、お年寄りが寄り集まり、井戸端会議が始まった。その様子を見て、「リヤカーの存在が、高齢者のコミュニティー作りに役立っていることに気づいた」という。

カーゴマルシェは自転車でその再現を狙う。運転する販売担当員には「孫世代と触れ合い、会話することで生きがいを感じてもらいたい」として、若者を起用する。すでに県外からUターンしてきた女性2人が内定しているが、「県外から移住してきた若者も積極的に採用し、定住のきっかけ作りにしたい」と話している。

自転車は前部に屋台を備え付けた三輪自転車。軽トラ市時代から付き合いのある減農薬の生産農家6軒でスタートする。当面は週3回、午前9時〜正午に両地区を巡回。福井さんは「コミュニティー作りを担う存在として、市内のあらゆる場所にこの自転車を走らせたい」と夢見ている。(2016年08月26日 読売新聞)


軽トラでの出張販売から、リヤカーを牽引した自転車や、カーゴバイクによる販売へと『進化』させた事業者の話ということのようです。普通は、軽トラから自転車に変えたら、その運搬能力やスピードから言っても、効率が落ちる、後退すると考える人が多いはずです。

しかし、軽トラで道路脇などに駐車して販売していても、必ずしもお客が集まってくるとは限りません。自転車を使って、もっとお客の近くまで、あるいは集落の隅々まで巡回したほうが、お客と会えて、売り上げが上がるということもあるはずです。他の地域の軽トラでの移動販売者も、一考の余地があると思います。


自転車保険 加入増やせ 京都

◇府80%目標 23団体と連携

府内で自転車が加害者となる事故が増える中、府は自転車利用者に損害賠償保険への加入を促す取り組みを進めている。自転車側が高額な賠償責任を負うケースもあり、府は学校やPTAなどを通して加入を呼びかけるほか、保険会社とも連携。2020年までに加入率を80%に引き上げ、事故抑止と被害者救済を目指す。

府警によると、府内の自転車が関係する事故は年々減少し、昨年は1916件と10年前の05年(3892件)からほぼ半減した。しかし、自転車が加害者となる事故は増加傾向にあり、昨年は340件と11年(203件)の1・5倍以上に。府交通事故相談所にも、自転車が原因の事故に関する相談が年々増え、昨年度は97件にのぼった。

自転車保険自転車が加害者となる事故では、自転車側に高額な賠償を求められるケースもある。神戸市で08年に小学生の自転車に高齢女性がはねられ、寝たきりになった事故では、13年に神戸地裁で小学生側に約9500万円の賠償が命じられた。

昨年以降、兵庫県や大阪府などで自転車利用者に損害賠償保険への加入を義務付ける条例が相次いで制定されているが、京都府では今のところ予定はない。府は保険の趣旨を十分に理解した上で、自主的に加入してもらいたいと考えているが、府が昨年にインターネットなどを通じて行ったアンケートでは、損害賠償保険に加入している自転車利用者は約60%にとどまった。約15%が「わからない」と回答。10代では約半数が「わからない」だった。

そこで、府は今年5月、加入の促進を目的に学校関係やPTA、保険業界など23団体を集めた連絡会議を初めて開催。府交通事故相談所に寄せられた事例も交えて加入の意義を説明し、加入促進に向けて連携していくことを確認した。自動車保険や火災保険に特約で自転車の補償も付けられる場合が多いことなどから、保険の業界団体には、加入者に自転車保険に加入しているのか確認するためのチャート図を提供し、窓口で利用してもらうよう呼びかけた。

府安心・安全まちづくり推進課の姫野敦秀課長は「自転車も危険な事故につながるという意識が保険加入を促し、安全運転にもつながる。関係機関で啓発活動を重ね、加入を増やしていきたい」と話している。(2016年08月21日 読売新聞)


兵庫県から始まった、自転車保険の加入を促す取り組みが、大阪に続いて京都でも広がっているようです。自転車であっても重篤な傷害や死亡させる事故が起きています。加害者になったとしても、あるいは被害者になって救済されない場合を考えても、保険の加入は必要です。

滅多に事故なんか起きないと考える人もいるでしょうが、それはクルマなどでも一緒です。いざ事故が起きた場合のことを考えれば、議論の余地はないはずです。クルマやオートバイ、原付などに自賠責があるように、最低限の保険加入は、必要悪かもしれないけれど、必須なのは間違いないでしょう。


<復興へのペダル>自転車 観光振興の軸に

復興へ東日本大震災で被災した宮城県沿岸部を自転車で巡る「ツール・ド・東北2016」(河北新報社、ヤフー主催)は9月17、18両日に開催される。

大会は今年で4回目を迎え、会場となる石巻、気仙沼、女川、南三陸の2市2町では、まちづくりに自転車を生かそうと取り組みが始まっている。

観光振興や外国人旅行者の誘客などに励む現場を訪ねた。(以下略 2016年08月24日 河北新報)

緑の中 銀輪駆ける 利根沼田地域で自転車イベント

群馬県の利根沼田地域を自転車で走る「望郷ライン・センチュリーライド」が28日、沼田、川場、昭和、みなかみの4市町村を結ぶ利根沼田望郷ラインを舞台に開かれた。あいにくの雨と霧に見舞われたが、県内外から参加した824人は、美しい自然の中を力強く駆け抜けた=写真。 (2016年8月29日 上毛新聞)

青森群馬

高低差70メートル、山道疾走 黒森山自転車レース

黒石市の黒森山で28日、自転車(マウンテンバイク)の耐久レース「黒森MTB・XC2016夏in黒石」が行われ、青空の下、県内外から参加した5〜70歳の35人が高低差70メートルのオフロードコースで熱戦を繰り広げた。

市内の自転車愛好家らでつくる実行委員会が毎年開いており6回目。雨で一部がぬかるんでいたため、当初コースを約200メートル短縮し、1周約2.3キロで実施。小学生以下は1周250メートルのコースで、1〜3周の各周回レースを行った。(08/29 北海道新聞)


各地で開かれるレースやイベントが増えています。もちろん観光振興に役立ちますが、それだけではなく、自転車スポーツに親しむ人が増え、興味を持つ人が広がれば、リオ・オリンピックと違って、2020年の東京五輪では、もう少し自転車競技への注目も高まるかも知れません。


ポケGOプレー、また死亡事故=26歳男、自転車女性はねる−愛知・春日井

愛知県春日井市で今月、スマートフォン用ゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」で遊びながら運転していた男の車に女性がはねられ、意識不明の重体となる事故があり、女性がその後死亡していたことが26日、県警への取材で分かった。

ポケモンGO運転中のポケモンGO使用が原因で被害者が死亡した事故は23日の徳島市に続いて2件目とみられる。

事故は11日夜、春日井市の市道で発生。岐阜県土岐市の会社員の男(26)が運転する軽乗用車が、自転車で横断歩道を渡っていたベトナム国籍の会社員女性(29)に衝突した。県警春日井署は自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで男を現行犯逮捕。女性は頭を強く打ち病院で治療を受けていたが、25日死亡した。

春日井署によると、男が運転しながらポケモンGOをしていたところスマホの電池を消耗。「車内のシガーソケットから充電しようとしてよそ見をした」と説明しているという。男は釈放され、同署が事故の詳しい経緯を任意で調べている。(2016/08/26 時事通信)


危惧されていた、ポケモンGOによる死亡事故が相次いで起きてしまいました。これで命を落とした被害者の無念さは想像するに余りあります。加害者にとっても、たかがゲームのために人を殺してしまい、刑事的、民事的、社会的に大きな制裁を受けることになります。後悔してもしきれないに違いありません。

クルマを運転しながら、自転車に乗りながら、スマホを使うべきではありません。つい使う人も多いのでしょうが、人を死亡させる危険と背中合わせという事実を認識するならば、たかがゲームに対し、あまりにも高い代償を支払っていることになります。割に合わないことに気づくべきでしょう。

アメリカでは運営会社に対する訴訟も起きています。運営会社は、公共の空間を勝手に使って営利事業を営んでいる上、明らかに事故を誘発しています。社会的に非難されてもおかしくありません。せめて、道路などでは利用できないようにするなど事故防止、自主規制が強く求められると思います。


自転車後ろに幼児、足の巻き込み多発 「荷台に座席を」

足巻込み国民生活センターは18日、自転車の後ろに乗った12歳未満の子どもの足が車輪に巻き込まれる事故が、今年7月までの約5年間で166件あったと発表した。このうち90件が6歳未満で、幼児用座席を取り付けずに荷台に直接乗せて、けがをするケースが目立つという。

センターが提携する全国の医療機関から寄せられた事故情報をもとに集計した。昨年10月には荷台に直接乗せた5歳児の左足が車輪に巻き込まれ、12針縫ったケースもあった。

センターは6歳未満の子を自転車の荷台に乗せる場合は必ず幼児用座席を取り付け、後輪にも足の巻き込みを防ぐカバーを取り付けるよう呼びかけている。都道府県の公安委員会規則では自転車の2人乗りは禁じているが、6歳未満の子を幼児用座席に乗せる場合は認められている。(2016年8月18日 朝日新聞)


何らかの理由で、幼児用座席を取り付けない状態で、つい乗せてしまうことがあるのでしょう。今まで平気でも、突然気まぐれで、子供が足を動かしてしまうこともあります。よく考えれば、その危険性があるのはわかることですが、なかなか未然には気づけないことも多いのが現実なのかも知れません。


“谷垣ショック”の余波続く…自転車愛は筋金入り、異色の「名人」復帰待つ業界

7月中旬にロードバイクで転倒し、頸髄(けいずい)損傷の重傷を負った自民党の谷垣禎一前幹事長。実は自転車歴50年を誇り、多忙な公務の合間を縫って自らサイクリングを楽しんできたほか、愛車を展覧会に出品するほどの筋金入りのマニアだった。自転車関連の議員連盟やサイクリング団体の会長を長年務め、業界のリーダーとしても活躍してきた。自転車の愛好者や業界関係者の間では今なお“谷垣ショック”の余波が続いている。

事故が国家的関心事に

谷垣禎一谷垣氏は7月16日午前、皇居の桜田門付近で転倒。病院へ搬送されて入院し、その後は公の場に一切姿を見せていない。関係者によると、段差を乗り越える際にタイヤのグリップを失い、転倒したのではないかという。谷垣氏が愛用するヴィンテージロードバイクは、往年のレース仕様を踏襲し、特に細いスリックタイヤが装着されていたという。

自民党は当初、谷垣氏のけがの程度は軽傷と発表していたが、やがて頸髄損傷と判明。事故の影響は組閣や党要職人事を揺るがし、まさに国家的関心事となった。(中略)

「名人」に就任

そんな谷垣氏の自転車愛は、サイクリング愛好者の間で広く知れ渡っていた。平成25年11月には、業界の関連団体などが自転車活用の模範となる著名人を顕彰する「自転車名人」に選出された。歴代の名人には、ロックシンガーの故・忌野清志郎さん、俳優の鶴見辰吾さん、レーシングドライバーの片山右京さんら自転車好きで名を馳せる有名人がズラリ。

政治家の選出は異色だったが、谷垣氏自身は「歴代の名人の中で一番年配。自分の使命は、高齢の人たちに自転車の正しい乗り方を伝えることだと思っている」「自転車の役割を位置づけた街づくりに励みたい」などと意気込みを語った。

このとき、セレモニーが行われた自転車ショー「サイクルモード」の視察で案内役を務めた自転車のマナー啓発団体「グッド・チャリズム宣言プロジェクト」理事の瀬戸圭祐さんは、「谷垣さんは自転車の知識がものすごく深く、広い」と驚嘆したという。

自転車メーカーやパーツの歴史にまで精通し、説明者よりも詳しい事が多々あった。視察は当初、数十分の予定だったが、実際には3時間近くに及んだ。瀬戸さんは谷垣さんについて、「少年のように目をキラキラと輝かせ、また会場でいろんな方々に声をかけていたことが印象的だった」と振り返る。

女性タレントに委嘱状

一方、谷垣氏は公益財団法人「日本サイクリング協会」の会長を長年務め、サイクリングの普及振興を後押ししてきた。協会は一般向けにサイクリング大会や、自転車で山を駆け上るヒルクライム大会などを主催。また、愛好者のすそ野を広げるための啓発活動も展開している。協会の「サイクリング親善大使」を務めたタレントの宇井愛美さん(平成24年)、吉沢ひとみさん(27年)には、谷垣氏が自ら委嘱状を手渡した。

会長とはいえ、名誉職の色彩が強く、谷垣氏が頻繁に協会へ姿を見せていたわけではない。しかし、例えば協会が新しいサイクリングイベントを企画し、地元の警察へ許可を申請する際に、「団体の会長は谷垣禎一さんです、と伝えると、とても信用が高く、話がスムーズに進んだ」(協会広報)という。協会は谷垣氏について、「政界からサイクリング界を支えてくれる、大変存在感のある方」(同)と称えている。

「自転車法案」提出へ

谷垣氏は自転車関連の新法も成立させようとしていた。政界では平成11年に超党派による「自転車活用推進議員連盟」が結成され、谷垣氏は翌12年から現在まで16年間にわたって会長を務めている。議連には利権やしがらみが少なく、各議員が自主的に参加して、都市における自転車の活用方法を勉強してきたという。

そんな自転車議連が最近、大きな転機を迎えようとしていた。2020(平成32)年東京五輪の開催が決まり、東京の都市開発に再び脚光が当たるのを機に、都市を自転車が走りやすい環境に変える「自転車活用推進法」の立法に向けて動き出したのだ。

谷垣禎一その中心は、もちろん谷垣氏だった。一昨年9月、東京都内で開かれた都市交通改革を考えるイベントでは、東京五輪・パラリンピックの競技会場となるお台場を「自転車特区」に指定し、自転車を利用しやすい交通システムを構築する実験場とする構想を披露。「自転車は都市交通改革の主役となり得る」とアピールした。

また昨年4月には「自転車活用推進法案」を議連に諮り、了承を得た。自転車専用レーンや「シェアサイクル」施設の整備、交通安全教育や啓発などのほか、国土交通省に「自転車活用推進本部」を設置することなどが盛り込まれている。

「五輪の舞台で実験を」

谷垣氏はメディアの取材に対し、「都市の渋滞や排ガスは非常に大きな問題。自転車をもっと利用しやすくし、交通インフラにすることで、公益のある役割を果たすことができる」と指摘。東京五輪に向けては「五輪の舞台となる所で、五輪のあり方とマッチするいろいろな実験を行える」との見解を示していた。

「谷垣さんは自転車の世界で影響力が断然大きい、特別な存在。選挙の時だけ自転車に乗って庶民派を気取る人とはわけが違う」そう訴えるのは、議連と足並みを揃えて自転車利用推進の調査研究や政策提言を行ってきた「NPO自転車活用推進研究会」の小林成基理事長だ。

現時点で谷垣氏の復帰のめどは示されていないが、自転車議連では年内の自転車法案提出に向けて手続きを進める方針という。「自転車に関係する誰もが、谷垣さんの一日も早い回復と復帰を願っている」と小林氏。その切実な願いがかなうことを祈るほかない。(2016.8.22 産経新聞)


自民党の谷垣禎一前幹事長が、自転車の事故で入院したというニュースは大きく報じられたので、ご存じの方は多いと思います。ちょうど安倍内閣改造の時期だったこともあったのでしょう。その後、幹事長が交代してからは、ほとんど報じられなくなっていましたが、いまだに退院という知らせは聞きません。

一般的な政治信条、政策スタンスはともかく、こと自転車インフラの整備などについては、既存の政治家の中で誰よりも前向きであり、理解がある政治家であったのは間違いないでしょう。自転車政策の推進という面では、谷垣氏の不在が大きな痛手となっているようです。

たびたび書いていますが、ロンドンがそうだったように、東京五輪は、東京の自転車環境を劇的に向上させる千載一遇のチャンスです。東京が変われば全国にも波及します。この時期に谷垣氏が怪我をしてしまったのは残念です。都知事も変わりましたので、どうなるかは不明ですが、マイナスなのは間違いないでしょう。

もちろん、谷垣氏一人に期待するものではありません。与党の重鎮としては、山積する国政の課題の中での優先順位は低いでしょう。ただ、数少ない理解者なのは確かです。政治家の健康問題ということもあり、どのような容態なのか、まったくわかりませんが、早く回復して、復帰されることをお祈りしたいと思います。




台風10号が東北の被災地に大雨が降ると、まだ完全に復旧していない排水施設や堤防などが気になります。

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