December 06, 2016

室内でもペダリングする時節

冬場は自転車に乗らないという人もいます。


北日本や日本海側の地域では、積雪があって乗れない日が続くところもあります。積雪のない地域でも、冬の冷たい風の中で自転車に乗るのを敬遠する人もあるでしょう。自転車に限らず、寒いとどうしても外に出るのが億劫になります。活動的な季節とは言えません。

一方、日頃から運動が習慣になっている人の場合、動かないでいると身体がなまります。少し運動しないでいると、身体を動かしたくてウズウズしてくる人も多いでしょう。荒天で外に出られない場合は、トレーニングジムなどで汗を流したり、家の中でローラー台を使ったり、エアロバイクなどに乗る人もあると思います。

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最近は、企業も社員の健康管理に気を遣うようになってきました。運動不足による生活習慣病などで社員の健康が損なわれれば、疾病による休職が増えたり、仕事が滞ったり、パフォーマンスが落ちて生産性が低下したりします。健康保険組合の医療費給付の負担が増えるといった、直接的なコストの問題もあります。

社員に歩数計を待たせて、歩くように指導したり、階段を使わざるを得ないようにしているといった話も聞きます。オフィスでのデスクワークで、長時間イスに座り続けるのもよくないと、立ってデスクに向かったり、ミーティングや打ち合わせを立ったまま行うことにしている会社もあるようです。

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そうなると、オフィスのデスクも、立って仕事が出来るものが必要になってきます。立っても座っても仕事が出来るよう、高さを変えたり、調整できる機能を搭載したデスクのニーズが出てきました。こちらのデスクは、電動で高さを自在に変えることが出来ます。

さらに、こちらの“NextDesk Velo”は、イスも変えました。サドルにまたがり、デスクワークをしながら、ペダルをこいで運動することができるデスクとチェアです。以前からジョークや、笑ってしまうアイディア商品として見たことはありましたが、最近は、まじめな選択肢となりつつあるようです。

NextDesk VeloNextDesk Velo

社員に運動を推奨し、何らかのインセンティブを与えるところもありますが、社員の勤務時間外の過ごし方にまで介入するわけにはいきません。ほかのことで忙しくて、時間をとれない人もあるでしょう。ならば、勤務時間に運動出来るようにしようという発想です。

オフィスのチェアをエクササイズマシンにした形ですが、ただペダルをこぐだけではなく、距離や消費カロリーなどのデータが計測・記録されます。さらにUSBによってブルートゥースハブに連結し、それらのデータを管理したり、モチベーションに活かすような使い方も可能になっています。

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背もたれ付きのイスと違って、姿勢もよくなり、デスクワークにありがちな腰痛なども防げます。血行もよくなるでしょう。何といっても、エクササイズの時間を別にとる必要がなくなるので、時間を有効に使えるのが大きなメリットということになります。

ペダルをこぎながら仕事をするなんて、気が散りそうにも思えます。しかし、おそらく慣れれば問題なくなるのでしょう。むしろ、トレーニングジムで、ただ漫然とエアロバイクを漕いでるのが、時間を無駄にしているように思えてくるかも知れません。

NextDesk VeloNextDesk Velo

忙しい現代人は、少しでも時間を効率的に使おうとします。自転車に乗って、移動しながらスマホを見たりするのも、その一つかも知れませんが、とても危険ですし周囲の迷惑です。でも、逆に室内で仕事をしながらペダルをこぐのならば問題ありません。

考えてみれば、たしかにデスクワークの時に足は使っていません。そして、身体の中で一番大きい足の筋肉を動かすのは、運動する上で一番リーズナブルです。その意味で、社員の運動不足解消を図るためには、自然な方法と言えるのかも知れません。



屋外でペダリングするのが自転車ですが、室内にペダリングが入り込んできつつある例と言えそうです。実は、ほかにもあります。こちらの機器、家庭用のエアロバイクにも見えますが、ただのエアロバイクではありません。“VIRZOOM”と名付けられた、VR(仮想現実)システム用のデバイス、コントローラーなのです。

最近は、ゲームなどの世界でバーチャルリアリティーが急速に伸びています。スマホと連動させるゴーグルとか、新型のゲーム機器やコンピュータと接続するゴーグル型のVR端末も相次いで発売されています。そうした機器と連動させて使う、いわばペダリング端末なのです。

VirZOOM

ゴーグルをセットすると、そこには仮想空間が広がります。しかし、実際にいるのは部屋の中です。歩き回ったら壁にぶつかったり、何かにつまづいたり、窓から飛び出してしまうかも知れません。見ているのは仮想空間でも、いるのは現実空間ですから、危険なことになります。

つまり、ゴーグルで仮想空間にいるように感じられても、その中を動き回るのは、現在の機材環境では困難です。この問題を解決しようというのが、“VIRZOOM”です。現実空間ではサドルにまたがったまま動きませんが、ペダルをこげば、仮想空間の中を、こいだぶんだけ移動するわけです。







同じようなことは、トレッドミル、すなわち、トレーニングジムにあるようなランニングマシン、ウォーキングマシンでも可能かも知れません。しかし、現実空間の足元を見ているわけではありませんから、マシンから飛び出してしまったり、足を踏み外してしまったりするでしょう。

それを考えれば、サドルにまたがったまま、ペダリングによって移動距離やスピードを入力するデバイスのほうが、安全ですし、向いています。今のところペダルによるデバイスが一番現実的で、それ以外の選択肢だと、大型になったり、コストが高くなってしまうということもあるのでしょう。

VirZOOMVirZOOM

ただ、仮想空間を自転車に乗って移動するならマッチしますが、例えば馬に乗ったり、レーシングカーに乗っているのに、ペダルをこぐのは違和感がありそうです。間抜けな感じがするかも知れません。そのあたりの問題はあるとしても、仮想空間での移動入力装置として普及する有力候補がペダリング機器と言えそうです。

企業による社員の健康管理・運動不足解消と、仮想現実システムの移動デバイス、全く違う分野ですが、どちらも今後ニーズが増えていく可能性があります。季節は別としても、これからは室内でペダルをこぐシーンが、案外増えてくるのかも知れません。




イタリアでも国民投票が否決されて首相が辞任、トランプ現象の波及で、EUの動揺は広がっていくのでしょうか。

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