January 11, 2017

子供の興味を逆手に取る手法

子供の肥満が増えていると言います。


日本では、およそ10人に1人の割合で小児肥満が見られ、その割合は30年前と比べて3倍に増加しているとされます。子供が多少太っていても気にしない人は多いかも知れませんが、問題は子供にも生活習慣病が増えている点です。生活習慣病は、もはや大人だけのものではないのです。

肥満によって、子供でありながら高血圧、高脂血症、糖尿病といった病気、あるいはその予備軍と見られる子供も増えているのです。それほど太っていなくても、大人と同様に、メタボリックシンドロームと考えられる小児もいて、内臓脂肪の蓄積によって、子供の頃から生活習慣病の症状が出るケースが増えていると言います。


肥満傾向の子 高い割合…学校保健調査

ポケモンGOが子どもの肥満を誘発〜WHOがアプリやゲーム上のデジタル広告に警鐘!

肥満児ポケモンGOが

小児肥満の約70%が成人肥満に移行することが指摘 親の習慣が子どもに害を与える例も

「自分の子は太りすぎ」と認識している親が子どもを肥満に走らせる?

子供の頃肥満だった人が気をつけたいリスク

深刻な子どもの肥満、冬は外遊びできない


その背景には、さまざまな要因があると指摘されています。ます全体的な傾向として、食事が欧米化し、味が濃くてカロリーの高い食事が増えていることがあります。油脂分の取りすぎや、砂糖を多く使ったおやつ、ジュースなど糖分が多く含まれている飲み物を日常的に飲む子供も増えています。

食習慣として過食や個食、ストレス、食事時間の乱れ、外食の増加なども指摘されています。朝食を摂らなかったり、間食や夜食を摂る割合も増加しています。いわゆるファーストフードを食べる割合が高くなり、野菜類をできるだけ摂取するといった配慮も欠けがちです。

運動習慣が減っているのも明らかでしょう。学校以外で運動をする児童の割合は減少しており、テレビやテレビゲームの時間が長くなっていることが影響しているのは容易に想像がつきます。それだけでなく、大人と同様に、ふだん歩く機会や距離も減っています。

子どもの肥満子どもの肥満

親の手伝いをすることも減り、外遊びも減って、子供が身体を動かさない生活パターンになってきているのです。もちろんすべての子供に当てはまるわけではありませんが、そのような子供の割合は増えています。子供の体力や運動能力が、昔と比べて劣ってきていることも、各種の調査で指摘されています。

睡眠不足傾向の児童が増えていることもあります。テレビやテレビゲームなどの影響もあって就寝時刻が遅くなる傾向にあり、夜更かしを昔よりも親が容認する傾向もあるようです。こうした生活習慣の変化が肥満をはじめとする生活習慣病の増加に関連していると見られています。

これは日本だけの話ではありません。先進国全般や、新興国でも見られる現象です。食生活の欧米化や、ゲームや電子機器などの普及、運動不足や睡眠不足などは、世界的に見ても子供の肥満を増やし、生活習慣病のリスクを高めている傾向が見られます。


肥満乳幼児が世界で増加 WHO報告書、14年4100万人

英 加糖飲料に課税へ 子供の肥満防止で 18年から

米国の肥満児増加 ミシェル・オバマ夫人の取り組み空振り?論争に 

子供の頃肥満肥満の子供が急増

英政府、砂糖使用の2割減目指す−子供の肥満増加に対応

子供の肥満 新興国で深刻 中国、各地で減量合宿 メキシコ、緊急事態を宣言

男児の6人に1人、農村部でも肥満の子供が急増―中国 生活習慣の欧米化が背景に

子供の砂糖摂取は1日25g以下に 米国心臓協会で厳しい指針


そんな中、製品を提案しているのが、子供向けの玩具を販売する、Fisher-Price 社です。同社が新しく製品化しようとしているのは、“Think & Learn Smart Cycle”と呼ばれる、“室内用”の子供用自転車です。ペダルをこいで遊ぶ自転車型の乗用玩具ですが、室内で移動するわけではありません。

いわば子供用のエアロバイクです。そして、ハンドルバーに取り付けられたタブレットやテレビモニターと接続して使います。専用のゲームアプリが用意されており、そのゲームをハンドリングやペダリングによってプレイし、クリアするようになっています。まさに現代的な玩具と言えるでしょう。

Smart CycleSmart Cycle

今どきの子供は、小さな頃からタブレットなどを操作してゲームをすることも珍しくありません。その延長線でタブレットのゲームを、ペダルとハンドルを使い、つまり身体を使って遊ばせるという仕組みです。子供がこれに夢中になれば、当然ながら運動不足を解消する効果が期待できます。

これをきっかけに興味を示し、屋外で乗る通常の三輪車や子供用自転車に乗るようになる可能性もあります。順序が逆のような気もしますが、小さな頃からタブレットやテレビのゲームに親しんでいる子供にとっては、ごく自然なことなのかも知れません。

Smart CycleSmart Cycle

今の大人世代なら、子供の頃、外で三輪車や子供用自転車に乗るのが楽しくて仕方なかったという人は多いに違いありません。雨だと鬱憤がたまり、身体を動かしたくて仕方がなかった記憶もあるでしょう。今は工夫して子供を運動させなくてはならないのです。時代が違うと言えばそれまでですが、隔世の感があります。

最近は大人の世界でも、室内でエアロバイクをこぐような場合、モニターを使って走行画面をシミュレーションして、トレーニングのモチベーションにするような機器が出てきています。それを思えば、子供にペダリングさせるため、モニターやタブレットなどを使うというのは、自然な応用なのかも知れません。





子供がゲームに夢中になれば、一生懸命ペダルをこぐでしょうし、運動不足解消に役立つのは間違いありません。屋外と違って、交通事故の心配はないですし、親が付き添ったりしなくて済みます。運動習慣を身につけ、肥満を防ぐのであれば、室内外にこだわる必要はないのでしょう。

屋外で乗れない時に、これに乗るならいいですが、屋外で自転車に乗ることへの興味につながるのか、屋内でしかペダルをこがなくならないか、少し気になります。しかし、これも今どきの子供の遊び方の変化の一つなのでしょう。そこに目くじらを立てても仕方がありません。

Smart CycleSmart Cycle

いずれにせよ、子供の肥満は問題です。生活習慣病だけでなく、骨や関節の障害や腰痛、睡眠時無呼吸症候群などをはじめ、発育期の子供に、さまざまな影響を及ぼすと言います。体育の時間や運動会の練習などが苦痛になって不登校になったり、いじめの原因になるケースが少なくないことも指摘されています。

思春期の肥満は、子供の頃の肥満の持ち越しがほとんどと言います。外見へのコンプレックスとなったり、自分に自信が持てなかったり、過食や拒食を繰り返す摂食障害等につながる恐れも否定できません。このような機器を使うかどうかは別として、親は十分に考えるべき問題と言えるではないでしょうか。




演説の動画が残ってるのに、そんな事は言っていないとツイッターで強弁したり反撃したり、まるで子供ですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加




Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。

にほんブログ村自転車ブログへ
 自転車・サイクリングの人気ブログが見られます。


ギャザリーギャザリーギャザリー
(上左)自転車に乗るのが楽しくなるアイテム、スポーツバイクの魅力を演出するグッズ。
(上中)なぜ今、自転車が注目されているのか、スポーツバイクはどこが違うのか?
(上右)スポーツバイクに乗り始めると困る置き場所、自転車の室内保管のアイディア












この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/cycleroad/52093010
 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)