September 17, 2017

さらなる進化を支えるパワー

電動アシスト自転車が増えています。


1993年に日本のヤマハ発動機が発売した「パス」が世界初の電動アシスト自転車とされていますが、その後、世界で生産されるようになり、さまざまなタイプが登場しています。電動アシスト機構が搭載されている自転車は、もはや珍しくなくなり、広く認知されています。

自転車にエンジンを取り付けてオートバイへと進化したように、電動モーターによって、ペダルをこがなくても進む電動自転車に移行したものもありますが、あくまでペダルの力をアシストする形での電動アシスト自転車は広く使われるようになっており、日常生活に欠かせないものとなっています。

一般的なシティサイクルに搭載され、坂がラクに登れるなど、これまで自転車を敬遠していた人たちが乗るきっかけになりました。また、例えば、ベロタクシー、ベロモービル、カーゴバイクといった、総重量の重い自転車に取り付けられることで、誰でも扱いやすくなり、その普及に貢献しました。

アシスト力3倍日本でも電動アシスト自転車は、すでに原付バイクの販売台数を超え、市民のアシとして身近な存在となっています。ママチャリに子供を乗せたり、さらに買い物に行って荷物を載せるなど、日常的な用途でも重いペダルのアシストは、大きな助けとなっています。

最近のニュースで、警察庁が、主に宅配でリヤカーを引くのに使われる電動アシスト自転車の補助力の制限を引き上げると報じられています。これまでは2倍までと定められていたアシスト力を、主に宅配に使われる三輪のタイプで3倍まで認めるよう改正する方針です。

ネット通販の増加等で、宅配業界の人手不足が深刻になる中、宅配への自転車の活用が広がっています。自転車なら免許がなかったり、トラックの運転に自信のない主婦層などへも求人が広げられます。さらに電動アシスト力が引き上げられれば、脚力に自信のない高齢者なども含めて雇用が広がりそうです。

当初は、いわゆるママチャリに搭載されたものがほとんどでしたが、近年は、スポーツバイクに搭載したものなども目にするようになってきました。最近は、電動アシストであることが外見から判断出来ないようなデザインのものも発売され、人気が高まっているようです。

こちらは、電動アシストのマウンテンバイクです。一回の充電で160キロ走れるバッテリーと強力なモーターを備え、40度の傾斜にも対応します。どう思うかには個人差があると思いますが、モーターでアシストすることによって、楽しくて実用的なマウンテンバイクになっているとアピールしています。

ダウンチューブに取り付けられているバッテリーは、少し大きめのボトルか何かのようにも見えます。特に違和感はななく、詳しい人でなければ、電動アシストだとはわからないでしょう。スポーツバイクにも、電動アシスト機構の搭載が広がってきています。

PESUPESU

PESUPESU

こちらは、60年代のオートバイやビーチクルーザーにインスパイアされた、ヴィンテージデザインのクルーザーです。ヴィンテージでありながら、電動アシスト機構を搭載しています。デザインに加え、乗りやすさ、ラクに乗れることが求められているのでしょう。

RayvoltRayvolt

RayvoltRayvolt

こちらは、カフェレーサーなどと呼ばれたオートバイ、レーシングマシンに影響されたデザインです。スイスの新興メーカーによる個性的なデザインです。たしかに、映画007にも出てきそうなフォルムです。これもそれとは見えませんが、電動アシスト自転車です。

カーボンファイバーによる、モノコックフレームに、強力なモーターとバッテリーが内蔵されています。ヨーロッパの60年代のレトロなレーシングオートバイを彷彿とさせるデザインですが、ペダルがついています。今までにない新しいデザインの電動アシスト自転車と言えるでしょう。

Ruff CyclesRuff Cycles

Ruff CyclesRuff Cycles

こちらもファンキーでレトロなデザインですが、やはり電動アシスト自転車です。言われなければわかりませんが、強力なモーターと大容量バッテリーが積まれています。自転車の重さは33キロにもなりますが、電動アシストなので、まったく問題なく軽快に走ります。

ライディングポジションは好き好きだと思いますが、このペダルアシスト自転車の電動ドライブトレインは、米国向けだと最高速度20マイル、32キロまでアシストされます。ゆっくり走る方が似合いそうですが、実用的なスピードも出せるようになっているわけです。

DüsenspeedDüsenspeed

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このように、電動アシスト自転車は、シティサイクルやカーゴバイクなどに留まらず、スポーツバイクや、趣味性の高い、さまざまなスタイルの自転車にまで広がっています。ここで取り上げたのは、ほんの一部に過ぎませんが、ジャンルを問わず、電動アシスト化が進んでいると言ってもいいでしょう。

電動アシスト自転車は、これまで自転車は疲れると敬遠していた人、脚力に自信のない人、アップダウンの多い地域に住んでいる人などが、自転車に乗るきっかけを作ってきました。自転車に乗る人、乗れる人を確実に広げてきたと言っても過言ではないでしょう。

子供を乗せたり、重い荷物を運びたい人にも大きな恩恵をもたらしました。ベロタクシー、ベロモービル、カーゴバイクといった自転車に搭載されることで、交通や物流における自転車の活用範囲を広げたという側面もあります。それによって、環境負荷や人手不足、渋滞などの軽減にも貢献しています。

そして、電動アシスト機構を採用すれば、多少重くなっても、自由にフレームをデザイン出来るというメリットも見逃せません。このことで、これまでより多様なデザインを提供し、さまざまな人の好みに対応できるようになってきたと言えるでしょう。

もはや、電動アシスト自転車は、自転車のカテゴリーの一つと言うより、さまざまなジャンルの自転車に、電動アシストか否かの選択を促すくらいのアイテムになっています。これからの自転車の進化、あるいはバラエティを広げる推進力になっていくのは間違いなさそうです。




しかし、もしミサイルが間違って日本を直撃し、甚大な被害が出たとしたら、日本政府はどうするのでしょうか。

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