August 19, 2018

出来ればトラブルは避けたい

猛暑が続いた日本列島も少し暑さが和らいでいます。


また週明けからは暑さが戻るという話もありますが、連日35度以上の猛暑日が続き、最高気温を更新していた頃と比べると、格段に過ごしやすくなっています。さて、そんな時期ですが、例によって最近の自転車関連の話題をいくつか取り上げてみたいと思います。


在来線が不通、車は渋滞…被災地で自転車が人気 広島

西日本豪雨西日本豪雨で大きな被害が出た広島県で、自転車の人気が高まっている。通勤に使われていた多くの車やバイクが土石流で流された。在来線の不通は解消されず、道路の渋滞が続くなか、手軽で確実な移動手段として「復権」している。

広島県海田町(かいたちょう)のJR海田市(かいたいち)駅前。ロータリーから100メートル以上離れた橋の上まで歩道に自転車がずらりと並ぶ。町の担当者によると、災害後、駐輪場の利用者が増え続け、近くの歩道を臨時駐輪場として広げてきた。日中の利用は災害前より1千台ほど多い、約1700台に上るという。

JR山陽線の広島駅―海田市駅間は運行しているものの、海田市駅から先の山陽線と呉線は不通のままだ。会社員男性(56)は坂町(さかちょう)の自宅から海田市駅まで約5キロを自転車で移動し、JRで広島市内の勤務先へ向かう。以前はバイクで15分ほどかけて通勤していたが、豪雨でバイクが水没。「自転車での移動は暑くて大変。でも、バイクを買い直すと費用もかかるので」

近くの自転車店「キムラじてんしゃ」では災害後、自転車を求める客が相次ぎ200台以上が売れた。木村元和社長は「渋滞が嫌で『それなら自転車に』と考える人も多い。移動手段の一つとして見直されているのでは」と話している。(2018年7月21日 朝日新聞)


西日本豪雨では、交通網にも大きな被害が出ましたが、橋などを流された鉄道の場合、復旧は今月来月という話ではなく、少なくとも来年以降など、長い期間が必要になると言います。クルマやオートバイで通勤・通学していた人も含め、代替手段として自転車が見直されているようです。

不便を強いられている方も多いでしょう。ただ、このような事態がないと、自転車通勤など考えもしない人が多いと思います。距離によっては渋滞が避けられ、案外クルマより便利など、自転車のメリットに気づくケースもあると思います。他の事例を見ても、復旧した後も自転車利用を続ける人は、案外少なくないかも知れません。


自転車通学半数は日本縦断 高校生、1年間の走行距離

自転車通学する高校生の約半数の走行距離は、1年間で日本を縦断しているのと同じ――。自転車メーカーのブリヂストンサイクル(埼玉県上尾市)が全国の高校生を対象にした調査で、こんな実態が判明した。

通学状況を尋ねた高校生は600人で、全体の46.7%が通学時間を「片道30分以上」と回答した。自転車の速度を時速15キロとし年間200日通学したとすると、1年間の総走行距離は約3千キロに及ぶ。日本列島を縦断する距離とほぼ同じになった。

調査を受けて開発した同社の新商品は、タイヤの溝を従来の製品より1ミリ深くして耐摩耗性能を強化し、パンクやひび割れに対する強度も高めた。開発担当者は、タイヤ交換の頻度も低くなるとして「自転車通学がより快適になってくれればうれしい」と話している。(2018/8/16 日本経済新聞)


逆に言うと、半数以上の高校生が、もっと短い距離しか乗っていないとも言えるわけで、この数字のとり方に疑問がないわけではありません。ただ、一年で日本縦断に匹敵すると言われると、たしかに長い距離に感じます。毎日十数キロであっても、日数が積み重なれば累積距離も伸びるものです。


西千葉で敗れた高3、自転車で甲子園へ はちまき姿人気

自転車で甲子園憧れの甲子園へ――。その一心で、自転車で4日間かけ、千葉県船橋市から阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)に来た高校生がいる。SNSで発信しながら旅を続け、アルプススタンドでも有名人に。木更津総合の勝利を願い、球場の内外で最後まで声援を送った。

千葉県立浦安南高校の3年生で、野球部の主将だった湯原諒君(17)。今夏の西千葉大会で敗れ、7月中旬に野球部を引退した。だが、東・西千葉大会の決勝をテレビで見て、幼い頃からあこがれた夢舞台への思いがふくらんだ。「新幹線で行ってもつまらない。どうせなら自転車で行こう」と決め、バイトで約3万円の旅費を稼いだ。

10日朝、通学用のママチャリにテントや寝袋を積んで船橋市の自宅を出発。ユニホームを切って作った旗には、往復の距離を「千葉←→甲子園 1100キロ」と記した。

ツイッターに投稿するとすぐ話題に。野宿しながらの道中、何度もおにぎりや飲み物をもらい、SNSで知り合ったラーメン店に泊めてもらったことも。タイヤは2回パンクしたが格安で直してもらった。「日本って温かいな」と感謝をかみしめ、ペダルをこいだ。

14日昼前、甲子園に到着。知人にチケットを譲ってもらい、15日の木更津総合の2回戦は同校の生徒と一緒に応援。17日はテレビで観戦し、「楽しませていただいた木更津総合と高校野球に感謝です」と取材に語った。21日まで滞在し、決勝を見届けるつもりだ。

球場の内外で記念撮影や握手を求められ、人の温かさが身にしみた。「多くの人に助けてもらってここまで来られた。今後の人生で恩返ししたい」(2018年8月17日 朝日新聞)


社会人なら、千葉から甲子園に自転車で行こうという発想はわかないでしょう。お金はなくても、夏休みで時間はたっぷりある高校生ならではの特権です。最近は、野宿しながら4日もかけて自転車で行くなんて、疲れることは敬遠する若者が多いと思いますが、さすが体力と元気のある高校球児ならではかも知れません。

こういう日数のかかる自転車旅行が出来るのは、やはり学生時代だけでしょう。自転車で遠くを目指してみれば、自分の脚力だけで、どのくらい走れるものかわかり、自信もつくに違いありません。今どき、自転車で野宿旅行なんて流行らないかも知れませんが、ぜひ学生のうちに挑戦してみてほしいものです。


コミケに潜入! 自転車関連の同人誌やマニアックなアイテムを見てきた

コミケ8月10日〜12日にかけて東京・江東区有明にある日本最大の展示場、東京ビッグサイト(国際展示場)で開催された「コミックマーケット94」に、Cyclist編集部員が潜入した。最終日の12日、様々なジャンルの同人誌が並ぶ中、イベントで見つけた自転車系のマニアックな同人誌やアイテムにはどんなものがあったのか。

ビッグサイト全館使用のビッグイベント

コミックマーケットは、漫画やアニメなど、様々なジャンルの同人誌が並ぶ展示・即売会だ。コミックマーケット準備会が主催し、アマチュアだけでなくプロのアニメーターや漫画家が個人で本を出していたり、企業の出展も盛んで、本以外にも多様なグッズが販売される。

規模も大きく、東京ビッグサイト全館を使用し、1民間団体が主催するイベントでは日本最大級の規模を誇るという。主にお盆と年末の時期に3日間かけて行われ、「コミケ」「コミケット」といった名称で親しまれている。1975年の初開催から数え、この夏で94回目の開催を迎えるコミケは、3日間を通して53万人もの人が訪れた。そして、このイベントには自転車関連の同人誌も多数、出品される。

同人誌だけでなくパーツの販売も

筆者がコミケに接するようになってもう5、6年くらいになるが、1度も自転車系の同人サークルを見て回ったことがなかったため、期待感を膨らませながら早速ブースを巡る。すると、自転車系のサークルが固まって出展していた。サイクルジャージ姿の人が別ジャンルのブースよりも多くいるので、自転車関連の出展だとすぐにわかる。

最初に手に取ったのは、「タコ助野郎」の「TAM Vol.5」という同人誌だ。コミケに出展している数少ないマウンテンバイク(MTB)などの情報を取り扱う自転車系サークルが発行している。(中略)

コミケ自転車系サークルが販売するのは本だけではない。サイクリストならではの目線で作られたアイテムも並んでいる。サークル「KOMONOKE」(こものけ)では、主にアイテムを販売。風でばたつかないように体にぴったりとフィットする反射ベストや、軽量性を重視したオリジナルの輪行袋が並んでいた。

また、同ブースで委託販売を行っていた「ゆるふわーくす」では、3Dプリンターで製作したパーツを取り揃えた。各社のサイクルコンピューターを、別メーカーのマウントに固定できるようにするアタッチメントや、サドルバッグにテールサイトを固定させるパーツなど数種類がラインナップ。一定需要はあるけれど、メーカーが出すには至らないマニアックなアイテムに思わず目を奪われた。

コミケで見つけた自転車の同人誌やグッズはどれもマニアックなものばかり。そのマニアックさに惹かれれば、自分が知らない、新しい自転車の遊び方を知ることができるかもしれない。(2018/08/16 サンスポ)


個人的には、偶然コミケの行われている時にビッグサイトの前を通ったことはありますが、中に入ったことはありません。最近は、自転車マンガも増えていますから、関連グッズや、自転車を題材にした作品もあるのだろうとは思いますが、実際のパーツまで売られているとは知りませんでした。

当然ながら、自転車好きでアニメ好きの人は一定の割合でいるでしょう。自転車アニメの人気も高まっていますし、痛チャリと呼ばれる、痛車の自転車版を製作して楽しむ人もいます。案外、趣味としての自転車とアニメの相性はいいのかも知れません。


逃走に使った赤い自転車か、隣市の路上に放置

逃走大阪府警富田林署に勾留中だった無職樋田淳也容疑者(30)が弁護士との接見後に逃走した事件で、樋田容疑者が逃走に使ったとみられる赤い自転車が14日、富田林市の北側に隣接する同府羽曳野市内で見つかっていたことが、府警への取材でわかった。路上に放置されているのを通行人が見つけたという。府警は、樋田容疑者が乗り捨てたとみて周辺を重点的に調べている。

府警によると、逃走当日の12日午後8〜9時頃、署の周辺にある複数の防犯カメラに、体格や服装が樋田容疑者に似た男が東へ歩き、その後、赤い自転車に乗って北へ向かう姿が記録されていた。署の近くでは、赤い自転車が盗まれていた。

また、同府松原市内にある樋田容疑者の実家近くで黒いバイクが盗まれていたことも判明。実家は、署から羽曳野市を通過した約10キロ北にあり、府警は自転車を捨てた後に実家近くでバイクを盗んだ可能性もあるとみて調べている。(2018年08月15日 読売新聞)


富田林署から逃走している容疑者は、盗んだ自転車を移動に使ったようです。所持金はないでしょうし、歩くよりもはるかに速く移動できます。おそらくこのような状況にあったら、自転車を盗もうと考えるのは自然なことなのではないかと思います。

しかし、そう考えるのは、盗めると知っているからです。当然ながら工具も持っていないはずですが、無施錠の自転車が多く、少し探せば盗める自転車はいくらでもあるということが、半ば常識のようになっていたことが背景にあると言えると思います。

警察署からの脱走という特殊な事件なので注目されていますが、おそらく、逃走に使われる例は多いに違いありません。窃盗やわいせつ、車上渡しといった犯行をし、現場から少しでも早く離れるため、自転車を盗んで逃げる犯人です。どこにでもある無施錠の自転車は、犯罪者に好都合でしょう。

犯行直後、徒歩であれば、まだそう遠くに行っていない段階で、警察が補足できる可能性があります。しかし、自転車を使われたら、逃走可能な範囲、捜索の範囲が飛躍的に広がってしまいます。徒歩との速度差の2乗の広さですから、発見して逮捕する可能性は、急速に小さくなってしまいます。

無施錠で駐輪し、簡単に盗める状態にあるというのは、自転車盗を誘発するだけでなく、犯罪者の早期逮捕の可能性を著しく小さくしてしまいます。結果として、捜査のコストも大きくなるでしょう。そう考えると、無施錠での駐輪に、例えば罰則を設けるなど、簡単に自転車が盗めないような社会にしていくべきだと思います。


盗んだ自転車で帰宅中に出会い頭衝突、逃走していた男を逮捕

帰宅途中に自転車を盗み、他の自転車と衝突する事故を起こしたにもかかわらず、そのまま逃走していた男が逮捕された。相手方の自転車に乗っていた男性は死亡しているという。

7月下旬に大阪府大阪市東住吉区内で発生した自転車同士の衝突事故について、大阪府警は2日、相手を死亡させるケガを負わせながら、救護せずに逃走したとして同区内に在住する47歳の男を重過失致死などの容疑で逮捕した。

大阪府警・東住吉署によると、問題の事故は2018年7月27日の午前1時55分ごろ発生している。大阪市東住吉区西今川付近の府道で、歩道部分を走行していた自転車同士が衝突。このうち一方の自転車に乗っていた41歳の男性が頭から血を流した状態で路上に倒れているのを通行人が発見した。

男性は頭部を強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復しないまま翌28日に死亡している。もう一方の自転車は損壊した状態で現場に放置されており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。周辺に設置されていた防犯カメラ映像を分析した結果、同区内に在住する47歳の男が事件に関与したと判断し、2日までに重過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)、窃盗の容疑で逮捕している。

男は事故の直前、現場近くで自転車を盗み出していた。警察の聴取に対しては「帰宅する途中に自転車を盗んだが、その発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。酒を飲んでいたことも大筋で認めており、警察では盗難から事故に至るまでの経緯を詳しく調べる方針だ。

「酒を飲んで帰宅する途中、歩くのが面倒になって自転車を盗む」というのは、自転車盗難ではありがちのパターンだという。しかし、その自転車で走り出した直後に衝突事故を起こし、相手を死亡させるようなケガを負わせるだけでなく、救護せずに逃走したというのは悪質極まりない。(2018年8月3日 レスポンス)


これも、簡単に自転車が盗めるからこそ、事故を誘発してしまった側面があると思います。盗むのが悪いのは言うまでもありませんが、簡単に盗める状態にしている社会にも問題があります。そのことが自転車盗を増やし、それが非行につながります。犯罪者を育て、凶悪犯罪の増加にもつながると言います。

面倒とか、盗まれてもいいと無施錠の人は、かなりの割合に上ると言います。自転車盗の増加が治安の悪化につながることも明らかになっています。犯罪や事故を誘発し、悲劇を増やし、社会のコストを増やすことでもあります。無施錠で自転車がいつでもどこでも盗める状態は、是正していくべきではないでしょうか。


【後悔してからでは遅すぎる!!】 自転車の対歩行者事故の責任は

対歩行者事故自転車対歩行者の事故が近年増加しています。歩行者側が亡くなったケースもあり、看過できません。賠償額9500万円という事例もあります。また、加害者側となる自転車も転倒で大けがを負ってしまったり、場合によっては死亡してしまったりということもあるため、自転車の運転には細心の注意が必要です。

事故の状況は様々ですが、自転車走行不可の歩道や歩道のない道路上での事故だった場合、追及される過失の割合や保証などでの違いはどの程度となるのでしょう。調べてみました。

自転車が歩道を走っていいケースは?

そもそも自転車は「軽車両」に分類されるため、歩行者ではなく「車両」として道交法の適用を受けます。原則として歩道を走ることは禁止されており、車道の左端を走行するよう規定されています。

とはいえ例外規定があり、下の表にまとめたように、歩道を走ることができるケースも多くあります。「自転車通行可」の標識があるところや幼児や小学生の児童、70歳以上の高齢者であれば歩道通行が認められています。

ただし、歩道を通行する場合は歩道の中央から車道寄りを徐行することが義務づけられており、歩行者の通行を妨げるような時には一時停止しなければなりません。

でも、現実的には歩行者の間を縫うようにヒラリヒラリと疾走する自転車がほとんど。このような走り方で後方から前を歩く歩行者と衝突してケガを負わせた場合、自転車通行可能の歩道であっても、基本的には自転車側の過失割合が100%となることを知っておくべきです。

もちろん交通事故は個々の案件でさまざまな状況があるため、一概に「この場合はこうだ」と断定的に判断することはできませんが、判例に当たってみると、歩道上の事故でも、正面から歩いてくる歩行者と自転車が衝突したケースでは歩行者側に10%の過失割合が認められています。また、歩道のない車道に歩行者が路地から飛び出してきたような場合には50対50とされた事例もあります。

ただ、いっぽうで信号のある横断歩道での事故では、歩行者側が「赤」で自転車側が「青」でも自転車側に20%の過失割合が課せられるという判例があります。自転車はあくまでも「車両」で、歩行者に対する事故では重く責任が追及されるということを意識しておきましょう。(2018.8.17 カービュー)


このブログをご覧になっている方は、当然ご存じのことだと思いますし、歩道を歩行者を縫うように疾走しないとは思います。ただ、歩道走行に限らず、自転車と歩行者の事故の場合、自転車のほうが交通強者で過失割合が重くなることをあらためて意識し、気をつけたいものです。


歩道走る自転車「私人逮捕のススメ」は本当にやってもOK?

私人逮捕「歩道を走る自転車を私人逮捕する活動のススメ」。そんなタイトルの記事がこのほど、「はてな匿名ダイアリー」に投稿されて、話題になった。この記事は、私人(民間人)逮捕の手順を解説しているものだが、はたして、正しい「私人逮捕」なのだろうか。

●投稿主「運転手は罰を受けずに逃げている」
話題になった記事は、自転車の歩道走行について、一部例外をのぞいて禁止であり、「この違反には『3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金』が科せられるが、運転者は罰を受けずに逃げている」と指摘する。

そのうえで、一般人でも「私人逮捕」することができるとして、次のような手順を示している。

(1)歩道を走る自転車(運転手)を注意して停車させる
(2)違法であることを伝え、氏名や住所が記載された本人証明書(免許証など)を見せるように要求する
→ 応じた場合は、氏名と住所をメモして、後ほど警察に提出する。運転者は解放する
→ 拒否した場合は、逃亡のおそれがあるので、その場で私人逮捕する
(3)警察に連絡して引き渡す

●「私人逮捕」は例外的に許されている
投稿主の自宅付近では、歩道を走る自転車が多く、すれ違いざまにぶつかることもあり、毎日危険を感じていることから、このような「私人逮捕」の活動をおこなっているということだ。はたして、「私人逮捕」のやり方として正しいのだろうか。岩澤祐未弁護士は次のように解説する。

「私人逮捕とは、法律上の『現行犯逮捕』のことをいいます(刑事訴訟法213条)。まず、犯罪がおこなわれたことが『明白』である必要があります。そして、現行犯であることが『明白』な場合、私人、つまり民間人であっても逮捕することが許されます。

その際の実力行使については、現行犯人から抵抗を受けたときの状況から見て、社会通念上『必要かつ相当』と認められる限度内で、例外的に許されます」(岩澤弁護士)

●現行犯であることが「明白」でなければならない
「普通、自転車は、その走行の安全を確保するため『やむを得ない』と認められるときは、歩道を走ることが許されています。

『やむを得ない」とは、道路の交通量が著しく多い・車道が狭い・路上駐車車両が多い、などです。さまざまな客観状況にもとづいて判断されます。

この『やむを得ない』可能性が少しでもあれば、現行犯であることが『明白』とはいえません。私人逮捕は許されないと考えます」

●「実力行使」の程度は事案の軽重に相応であること
「また、現行犯に対する実力行使の程度は、事案の軽重などに相応でなければなりません。

そのため、たとえば、事故が起きていない状況などで、自転車運転手の身体を直接拘束するのは『必要かつ相当』とまでいえない可能性があります。この場合も、私人逮捕は許されないでしょう。

犯罪が『明白』といえない私人逮捕や、『必要かつ相当』な範囲を逸脱した実力行使による私人逮捕は、むしろ、暴行罪や逮捕・監禁罪の違法行為ともなりかねません。

そのため、まずは身の危険を感じたら避ける、注意するなど、防御行動にとどめるのが良いでしょう」(2018年8月9日 弁護士ドットコムニュース)


少し前に、河川敷にクギが撒かれた事件がありました。私人逮捕はともかく、自転車と歩行者でトラブルになるケースも増えているようです。河川敷のサイクリングコースも、法律上の扱いは自歩道、つまり自転車が通行可能な歩道だったりします。くれぐれもトラブルにならないよう気をつけたいものです。


クラクションに激高?車に自転車ぶつけ暴行の男逮捕 兵庫県警

信号で停車中の乗用車に自転車をぶつけて損傷させ、乗用車を運転する男性に暴行したとして、兵庫県警網干署は23日、器物損壊と暴行の疑いで兵庫県姫路市広畑区蒲田、会社役員、池田誠二容疑者(48)を逮捕した。「自転車をぶつけた覚えはない。トラブルになったが暴行はしていない」と容疑を否認しているという。

逮捕容疑は6月17日午後4時55分ごろ、同市勝原区山戸の市道で、赤信号で停車していた兵庫県相生市の会社役員の男性(43)運転の乗用車の運転席付近の側面に自転車をぶつけて損傷させ、男性の胸ぐらをつかむ暴行を加えたとしている。

同署によると、路肩を走行していた池田容疑者の自転車が車道にはみだしたため、乗用車を運転する男性がクラクションを鳴らして追い越し、信号待ちで停車していたところに池田容疑者が追いついて犯行に及んだという。(2018.7.24 産経新聞)


暴行や器物損壊は犯罪ですから論外です。しかし、自転車で走行中、明らかに悪意のあるクルマに遭遇し、頭に来た経験のあるサイクリストは少なくないでしょう。相手が停車していれば、文句の一つも言いたくなるのもわかります。しかし、暴行してしまったら、罰せられるのは暴行したほうです。重々注意したいものです。


調布から御殿場へ244km、東京五輪 自転車競技コース決まる

ロードレースのコース東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会はきょう、自転車ロードレース競技のコースを発表。男子・女子とも、東京・調布飛行場の西に広がる武蔵野の森公園をスタートし、富士山麓をめざす山岳ルート。男子は244km、女子は147km。

男子は、西武多摩川線や京王線が走る府中エリアを西へ。多摩川を渡り、津久井湖をかすめて道志みち(国道413号)へ。道志みちの勾配を越え山中湖を周回すると、こんどは三国峠や籠坂峠を行く峠道の連続。さらに富士山麓を周回したのち、富士スピードウェイでゴールする。

日本自転車競技連盟の中野浩一選手強化委員長は「日本人選手にとっては非常に厳しいコース設定」と印象を話し、「(コースが)決まった以上、選手には一生懸命、練習してもらい、いい成績をおさめてほしい」と伝えた。(2018.08.09 鉄道チャンネル)



東京五輪の自転車ロードコースに「世界の中野」こと中野浩一選手強化委員長が激怒

中野強化委員長「本来であればコースを選定する前に(日本自転車競技)連盟に相談すべきなのに、大会組織委員会からは一切そういうものはなかった」。世界選手権のスプリントで10連覇を果たした「世界の中野」こと、日本自転車競技連盟の中野浩一選手強化委員長がカンカンだ。

中野強化委員長が不満を漏らしているのは、東京五輪組織委員会が9日発表した東京五輪の「自転車ロードレースのコース」(男子)に対してだ。発表によると、武蔵野の森公園(東京・府中市)をスタート。

「道志みち」と呼ばれる国道413号を通って山梨と静岡の県境にある標高1111メートルの籠坂峠を上り、富士山麓で1451メートルの最高到達点を通過。平均斜度10.6%の急勾配が6.5キロ続く“心臓破りの坂”と呼ばれる三国峠を抜けて富士スピードウェイ(静岡・小山町)のゴールまでを競い合う。

全長244キロで、レース中に上った標高の合計となる「獲得標高」は4865メートル。北京(4736メートル)やロンドン(3127メートル)、リオ(3690メートル)と比べても高いほか、「道志みち」は、道が狭く見通しが悪いことで知られている。

先月18日にも自転車サイクリング部の高校生が急カーブで大型観光バスと正面衝突して死亡する事故があったばかりだ。中野強化委員長が思わず懸念を示したのも、競技者のパフォーマンスを心配してのことだろう。あらためて中野強化委員長に聞くと、こう答えた。

「せっかくコースが選べる自国開催なのに、その利点を全く生かせていない。時間的にも日本の暑さを考えておらず、選手が倒れてしまうかもしれない。もうちょっと現場の声を聞いたコースにして欲しかった」

東京五輪組織委にコース選定について聞くと、「2015年12月のIOC理事会で、自転車ロードレース会場は皇居外苑を発着とすることが承認されましたが、その後、UCI(国際自転車競技連合)から、道路制限の複雑さやフラットであり十分な高低差が確保できないという競技性の観点などから会場を変更し、富士山周辺を活用したコースにしたいとの要望があり、協議の上、今回のコースに変更となりました」と回答した。

いずれにしても競技者にとっては過酷な戦いになりそうだ。(2018年08月12日 日刊ゲンダイ)


東京オリンピックのロードコースが決まりました。だいぶ以前から、通過が想定される自治体同士で綱引きがあったような話も聞きます。もしかしたら決定に政治的な経緯があった可能性も考えられます。なるほど、中野強化委員長が言うように、日本人に不利で、地元開催のメリットがないのかも知れません。

ただ、今さら怒るのではなく、あるいは連盟に相談してくれなかったと恨み節を言うのではなく、決まる前に連盟として働きかけることは出来なかったのでしょうか。自らの怠慢を棚に上げてという話ではないのでしょうか。危険や懸念があるなら、今からでも抗議して変更させるべきではないのでしょうか。


自転車まるごとタクシー自転車まるごとタクシー ビワイチ、もしもの時は 自転車積める /滋賀

近江タクシー(本社・彦根市)が自転車を折りたたまずに、そのまま積み込めるタクシー「自転車まるごとタクシー」を運行している。

ワゴンタイプの車種で、後部のスペースに自転車を2台まで載せられる、同社提供。専用の固定ワイヤや自転車カバーなどで固定でき、乗客も2人まで同乗できる。(毎日新聞 2018年7月24日)


最近は琵琶湖畔の自治体も、ビワイチをアピールしての観光振興に力を入れています。このような自転車が運べるタクシーがあれば、トラブルなどがあった際に助かります。途中で続行を断念しても、宿泊地や鉄道駅などに自転車ごと戻れます。地味ですが、サイクリストにはありがたいサービスと言えそうです。




このくらいの気候ならラクなのですが、明日からはまた蒸し暑くなるようです。もう猛暑はウンザリなんですが..。

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