September 27, 2018

もう少し考えるべきだと思う

多くの地域で日照不足となっています。


降水量は、全般的に平年と比べて多くなっており、今年は秋の長雨が例年より顕著になっています。彼岸を過ぎて急に気温が下がっているところも多いようです。さて、そんな季節の変わり目ですが、例によって、最近の自転車関連のニュースの中から、いくつかピックアップしてみたいと思います。


撤去自転車、無断で回収 窃盗容疑でカップル逮捕

禁止エリアに駐輪したため撤去された自分たちの自転車を保管所から盗んで取り戻したとして、福岡県警臨港署は18日、いずれもアルバイトの福岡県春日市下白水北2の板敷一貴(23)、福岡市中央区舞鶴1の後藤香菜子(23)両容疑者を窃盗容疑で逮捕した。2人は「納得いかないが、盗んだのは間違いない」などと容疑を認めているという。

逮捕容疑は7月10日午前0時半〜同1時半ごろ、中央区那の津の自転車保管所に侵入し、自転車2台を盗んだとしている。

同署によると、2人は交際関係。2人の自転車は中央区天神の駐輪禁止区域に止められていたため、今年4〜5月、市条例に基づき撤去され、同区が保管所で管理していた。2人は数千台の中から自分たちの自転車を見つけ、保管用ワイヤを切断し、フェンスを乗り越えて盗み出したとみられる。

撤去された放置自転車は手数料2500円を払えば返還されるという。(毎日新聞2018年9月19日)


いくら自分の自転車とは言え、放置したために撤去・移送されたものを取り返せば、それは窃盗になります。必ずしも、多額の税金をかけての撤去移送が好ましいとは言いませんが、往来の確保には仕方ない部分もあるでしょう。わざわざ費用をかけて撤去移送しているわけで、それを勝手に持ち出せば犯罪です。

それも、ワイヤを切断し、フェンスを乗り越えて持ち出しています。少し考えればわかることで、23歳にもなって情けない話です。数千台の中から見つけ出したのは執念でしょうか。もし簡単に取り戻せたとしても、わずか数千円のために窃盗罪に問われるリスクを冒すのは割に合わない行動でしょう。


瀬戸内サイクルシップの名称は「サイクルシップ・ラズリ」に チャーター予約の受付も開始

サイクルシップ自転車をそのまま積み込め、瀬戸内海を航行するサイクルシップの名称が「サイクルシップ・ラズリ」に決定した。この船は10月28日の「サイクリングしまなみ2018」でデビュー予定となっており、その前日の体験クルーズも募集が開始された。また、10月29日以降の貸切予約も受付が始まっている。

ペルシャ語で青を意味するLazuki(ラズリ)。“サイクリストの聖地”と称されるしまなみ海道の海や島を結ぶサイクリングロード(ブルーライン)をイメージし、この名となった。船は輪行袋に自転車を収納することなく載せられるのが特徴で、75人の定員に加えて約50台の自転車を積載することができる。

内にはサイクリストに向けた施設が充実。サイクルスタンドは保護シートが付き、自転車整備工具も貸し出され、しまなみ海道に設置された休憩スポット「サイクルオアシス」も旅客船で初めて認証された。全ての窓側客室にモバイルコンセントが2口ずつ設けられれ、船内は無料のWi-Fiが設置。スマートフォンの充電や、旅行先の情報収集、SNS投稿もスムーズに行うことができる。

瀬戸内海で貸切航海を

サイクルシップしまなみ海道の広島側の玄関口である尾道と、生口島の瀬戸田間を定期航路として11月以降に運行する予定となっているが、併せてチャーター(貸切)の予約も受け付けている。航行は岡山県から山口県まで、四国を挟んだ瀬戸内海の広い範囲で可能。申し込みは運航会社の瀬戸内クルージングから行う。

デビューに先立ち、体験クルーズが10月27日に開催される。ツアーは「日本遺産 尾道水道体験クルーズ」と「せとうちサンセット体験クルーズ」の2種。いずれも乗下船場所は尾道駅桟橋となる。価格は税込2000円で、販売期間は9月28日10時から、10月26日の午後5時まで。せとうちDMO運営サイト「せとうちエクスペリエンス」で販売される。定員はそれぞれ30人で、申し込みは先着順となる。(2018/09/21 サンスポ)


サイクルシップ瀬戸内海に自転車用の船が就航するようです。やはり、しまなみ海道成功の影響は大きいのでしょう。瀬戸内海の島々に、どれだけサイクリングに適した島があるのかは知りません。

でも、これは瀬戸内海の広範囲に、しまなみ海道とはまた違う形でサイクリング客を集める要因になりそうです。


高齢者の自転車利用調査 週1回以上の利用は、クルマを上回る

高齢者の外出時の足はクルマより自転車―。高齢者の自転車と自動車の利用に関する調査で、週1回以上の利用は自転車(77.3%)がクルマ(58%)を上回った。

調査は、交通政策の専門家らでつくる「自転車の安全利用促進委員会」が8月に実施。月1回以上自転車に乗り、かつ運転免許を保有する(または取得歴がある)、全国の65〜79歳の300人から回答を得た。

移動手段に自転車を用いる理由のトップは、「近所での用事が多いから」。自転車利用者のうち、4人に1人は爛據璽僉璽疋薀ぅ弌辞瓩世辰拭0貶、免許を返納したのはわずか6%。今後、どんなきっかけがあれば返納するか問うと、「公共交通機関の無料化」が最多。「自転車道の整備」「自転車・電動アシスト自転車の購入補助の支給」と続き、免許返納後はもっと自転車を活用したいという意向がうかがえた。(産経新聞 2018/09/24)


最近、高齢者によるクルマの事故が多くなっています。中でも、踏み間違いや一方通行の逆走など、認知症や判断力低下など、高齢者特有の要因が注目されます。周囲が免許を返納させたいと考えるのは当然です。ただ、本人は感じていない例が多く、免許を返納させるのに苦労している家族は多いと言います。

免許がなくなれば、即、移動に困る人も多いでしょうから、難しい面もあります。しかし、高速道路の逆走など、高齢者の事故は社会問題にもなっています。たとえ高齢者だったとしても、事故を起こせば、人を死傷させたり、多額の損害賠償を抱えてしまう可能性があります。

公共交通機関の無料化は有力な支援策ですが、自転車道の整備という回答が続いているのを見ると、自転車への乗り換え希望も多いようです。自転車レーンなど、インフラの整備は、高齢者が絡む悲惨な事故の防止にも有効なわけで、免許返納を進めるためにも、行政は自転車のインフラ整備も考えてほしいものです。


レーン整備進む京都、市民9割「自転車は危険」

レーン整備京都市内で、自転車用レーンの整備が進んでいる。地球環境に優しい交通手段として自転車の利用を促し、マナー向上も目指す狙いだ。しかし、レーン上では自転車の逆走や路上駐車などが目立ち、ルールの浸透は不十分。多様な交通手段が共存する街づくりは道半ばだ。

上京区の府庁前。自動車や歩行者、自転車が行き交う市道の路肩には、進行方向を示す「矢羽根」と、自転車のピクトグラムが描かれている。自転車でよく通る大学院生の男性(23)は「歩行者と自転車の安全のためにも、どんどん広がればいい」と話した。

京都市は2016年度に自転車レーンの整備を始め、都心部や右京区の西院周辺、伏見区の市道で矢羽根やピクトグラム、線を路面にペイントして車道や歩行者レーンと区別している。これまでに総延長約73・5キロ・メートルを整備。20年度には約180キロとする計画だ。

10年の国勢調査によると、京都市では通勤・通学に23・4%が自転車を利用。全国の政令市では大阪(27・8%)に次ぐ2番目の高さだ。市によると、御池通、堀川通、東大路通などではそれぞれ日中5000台以上の自転車が通行する。

中心部は起伏が少なく、学生が人口の1割を占めることが高い自転車利用率につながっているとみられる。ただ、市が17年度に実施した調査では、市民の9割以上が自転車に危険を感じると回答。スマートフォンを操作したり、音楽を聴いていたりする「ながら運転」や、歩道でもスピードを緩めないなどの声があった。

市によると、交通事故が減少傾向にある中、自転車対歩行者の事故は横ばいが続き、17年は47件だった。市は「世界トップレベルの自転車共存都市」になることを掲げる。自転車利用者と歩行者の双方にとって安全・安心な環境を作るための具体策が、自転車用レーンの整備だ。

だが、浸透しているとは言い難い。矢羽根に従わず車道を逆走したり、歩行者用レーンを走行したりする自転車は後を絶たない。こうした行為は道交法違反にあたるが、実際にはほとんど取り締まられない。自転車用レーンでの歩行や駐停車も多く見られるが、市自転車政策推進室によると、法律上は問題がないため、モラルに任せるしかないという。

子ども向けに自転車の楽しさを伝える教室を運営する「ウィーラースクールジャパン」の中島隆章代表(55)は「自転車は、欧州では自動車より優先され、快適なまちづくりに欠かせないという位置づけがはっきりしている。日本でも邪魔者扱いせず、互いに理解を深める取り組みが必要ではないか」と指摘する。ハードの整備だけでなく、利用する側の意識も変えていく必要がある。(2018年09月23日 読売新聞)


京都市は『世界トップレベルの自転車共存都市』を目指しているようです。予算面もあって、簡単なことではないと思いますが、この際思い切って、ただのレーンやマークではなく、物理的にクルマや歩行者とセパレートするような高規格なレーンの整備を目指すべきではないでしょうか。

京都ほど、寺社仏閣をはじめとする観光ポイントが多数点在している街はないでしょう。互いの距離は近く、こうしたスポットを巡るのに自転車は適しています。観光客にも大きなメリットがあります。駐車場不足の緩和や、市内の慢性的な渋滞の対策としても役立つに違いありません。

デンマークやオランダあたりなら、自転車レーンの利用や歩行者の進入も含めて、高いモラルが保たれていますが、日本でそれを期待するのは難しいこともあります。大きな費用をかけなくても、柵などで物理的に歩行者と分離すれば、市民の9割が自転車を危険と感じる状況は改善出来ると思います。

一番はスペースということになると思いますが、思い切ってクルマ用のレーンを減らすなど、土地の収用や道路の拡幅をしなくても出来ることはあると思います。なんと言っても、『世界トップレベルの自転車共存都市』です。そこを目指すならば、モラル任せなどと言わず、そのくらいの覚悟で進めるべきではないでしょうか。


自転車運転の高齢男性を車ではねた男 その供述に「理不尽な世の中」の声も

理不尽な世の中18日午前6時ごろ、名古屋市東区の信号交差点「葵町西」で、自転車に乗って道路を渡っていた70代ぐらいの男性が乗用車にはねられ、病院に搬送されるという事故が発生した。

■「自転車が信号を無視してきた」
報道によれば、警察は乗用車の運転手で名古屋市西区の会社員の男(29)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕。男は出勤途中だったといい、調べに対し「自転車が信号を無視してきた」などと供述しているとのこと。

男性は、頭などを強く打っていて意識不明の重体だという。

■「車運転中は、自転車が怖い」との声
ネットでは「確かに自転車は怖い」「どこから出てくるか分からない」などと車運転中の自転車への危険性を指摘する声が相次いでいる。

「車で横断歩道を横切る時、歩行者は信号のふもとに立っていることが多いから分かりやすいけど、自転車はどこから飛び出してくる分からない」

「同じように死角から飛び出してくる場合でも、歩行者と自転車ではスピードが全く違う。後者はブレーキが間に合わないことが多い」

「高齢者が車道を自転車で走ってると怖くて仕方ない。いつ車側に寄ってくるか不安で仕方がない」

中には、「信号無視の人をひいて逮捕って、運転するなってことか」「理不尽な世の中」と怒りをあらわにする人も見られた。

■「自分を守るためにドラレコ必要」
また今回の事件のように、被害者が死亡したり意識不明になったりで、真実が迷宮入りすること防ぐため、ドライブレコーダーの必要性を主張する声も多く見られた。

「万が一に備えて、自分を守るためにドラレコを設置しようと思った」

「自動車を運転するという行為がいかに危険で、理不尽な目に遭いやすいものなのかこの事件を見て身に染みた。やはりドラレコは必要」

「こういう事件を正しく解決するために、ドラレコ設置はいち早く義務化すべき」

■自転車運転に「危険」は半数以上
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「自転車運転」についての調査を実施。「道を走る自転車に危険を感じたことがある」と回答した人は全体で6割を超える結果となった。(2018年09月18日 NIFTYニュース )


昨日今日始まった話ではありませんが、例え信号無視をしてきた自転車をはねても、クルマの過失割合が相対的に大きくなる例は事欠かないでしょう。当事者にしてみれば、不合理、理不尽と感じる例もあるに違いありません。飛び出して来るなど、避けようのない例もあるでしょうから、気持ちはよくわかります。

ドラレコの設置義務化もいいですが、事故が起きてしまえば、例えドラレコがあったとしても、やはり交通弱者に対しては、過失割合が大きくなる傾向はあるわけで、理不尽と思うような判決が下る可能性は排除できないでしょう。多少は割合が変わってくるかも知れませんが、根本的な解決にはなりません。

その点でも、やはり自転車レーンなどのインフラ整備を進めていくのが求められる解決策だと思います。物理的に事故を起きにくくする必要があります。自転車インフラは、クルマのドライバーにとっても大いに役立つインフラなわけで、ドライバーの立場からも、自転車インフラの整備を行政に要望していくべきだと思います。


電動アシスト自転車のJISを改正、多様なモデルに対応

電動アシスト経済産業省は、電動アシスト自転車に関するJISを改正したと発表した。電動アシスト自転車は、従来の高齢者向けから、子育て世代向けの幼児2人同乗用自転車、若年層向けへと、用途が広がっている。

こうした状況を受けて、今回、電動アシスト自転車のアシスト比率の測定方法について、国家公安委員会が行う型式認定基準に準じて、規定内容の表現方法変更や、曖昧な箇所を明確にし、多種多様な電動アシスト自転車に対応できるように、「JIS D9115」(電動アシスト自転車)を改正した。

JIS D9115は、電動アシスト自転車の安全要求事項や試験方法について規定化して、電動アシスト自転車の普及拡大に寄与する重要な規格。

このうち、附属書B(原動機の基準の細目及び時間応答性の基準)は、道路交通法施行規則をもとに国家公安委員会が行う「駆動補助機付自転車の型式認定基準」と同等のもので、電動アシスト自転車のアシスト比率の測定方法を定めている。

多種多様な機構・機能をもつ電動アシスト自転車のアシスト比率を適正に測定評価するため、2017年10月30日付で型式認定基準が改正された。この改正を受け、同基準を引用している附属書Bを改正した。(2018年9月21日 レスポンス)


電動アシスト技術的にどう変わるのか、わかりにくいですが、文脈からすると、普及拡大を目指す方向の改定なのでしょう。電動アシスト自転車に対する規制が、国土交通省や警察庁だけでなく、経済産業省にも広がり、縦割りになっているのは問題ですが、規制改定の方向としては歓迎されるものと思います。

ただ、果たしてこの改正により、メーカーが『多種多様な機構・機能をもつ電動アシスト自転車』を開発してくるかが問題です。せっかくの経産省の規制改正の意図も、そうした製品が生まれて来なければ意味がありません。民間の挑戦、モチベーションを引き出す改正であったかという点によって評価されるべきだろうと思います。


無施錠自転車は危険、県警「おせっカギ」作戦へ

無施錠自転車の盗難被害が増加しており、香川県警は駐輪されている無施錠の自転車に鍵をかける「おせっカギ」作戦を10月11日から高松市の高松琴平電鉄瓦町駅周辺で始める。盗難被害の75%が無施錠だったことから実証実験として行うもので、今月19日には高松北署員らが駐輪場利用者らに実験を周知し、防犯意識の向上を呼びかけた。

おせっカギは「おせっかい」と「鍵」をかけた造語。作戦では、同駅周辺の駐輪場7か所を対象に、巡回した警察官が無施錠の自転車を見つけると、自転車の防犯登録シールから所有者に連絡し、同意の上でダイヤル式の鍵を施錠する。鍵の解錠番号は警察官が連絡した際に所有者に伝える。

実証実験として10月11日から12月31日まで不定期に行う。防犯意識を高めてもらうため、鍵は所有者にプレゼントされる。県警は実験後、効果を検証し、有効な場合は実施エリアを広げていくという。

県警によると、自転車盗の被害は2003年の4240件をピークに減少傾向にあり、昨年は1091件だったが、今年は8月末までに719件と昨年同月比で18件増えた。被害のうち約75%の自転車が無施錠だったため、所有者に防犯意識を高めてもらおうと、実験に踏み切った。

無施錠の自転車に鍵をかける同様の取り組みは、宮崎県警が10年6月から全国に先駆けて実施。同県警によると、他の施策との相乗効果もあって、自転車盗の被害は10年の2542件から17年には1253件まで減少したという。

県警は今月19日午前7時頃から瓦町駅の改札や付近の駐輪場で広報活動を実施。高松北署員らが利用者に実証実験を知らせるチラシなどを配り、ポスターを貼った。

県警が7日午後3時頃に瓦町駅周辺の駐輪場を調べたところ、駐輪されていた636台のうち59台が無施錠だった。鍵をかけているものは577台で、そのうち県警が推奨する二つの鍵で施錠する「ツーロック」は28台だった。県警生活安全企画課は「実験の効果を検証すると共に、まずは施錠してもらうよう働きかける。最終的にはツーロックを心がけてもらえるよう、おせっカギ作戦のあとも引き続き呼びかけたい」としている。(2018年09月21日 読売新聞)


こうした取り組みは、全国各地の警察で何度も、かなり以前から繰り返し行われています。宮崎が先駆けではありません。そして、一時的、局所的には効果があっても、結局戻ってしまい、元の木阿弥、施錠は徹底されません。このような作戦に取り組むところが、依然として絶えないのが、効果が上がっていないことを表しています。

以前から繰り返し行われたにも関わらず、一時的で、結局は効果がない、効果が継続しないことくらい、他の地域の過去の事例を少し調べれば、すぐわかることです。各都道府県こどに、警察が縦割りになっていることの弊害なのでしょう。同じ警察が、担当者が変わった頃になると、再び実施するケースもあります。

無施錠その点で、警察という組織は学習能力がないと言われても仕方ありません。施錠を徹底させたいという問題意識は認めますが、結局改善しないのであれば、ヌカにクギです。カギ代は安いとしても、取り付ける手間を考えれば、相応の人件費がかかるわけで、税金の無駄ということにもなります。

カギをプレゼントしても、そもそも面倒だと考え、施錠しないような人が、わざわざその後ダイヤルロックを使うとは思えません。これまで各地で、幾度となく同じ実験が行われてきたのですから、ただ繰り返すだけでは能がありません。無施錠に罰則を設けるなど、もっと根本的な解決策を考えるべきでしょう。

法的な面から、罰則は難しいかも知れません。それでも、条例などで定めた上で、例えば二度目からはカギ代を徴収するといった金銭的な負担を強いるなど、何か工夫は出来るはずです。毎回同じ実験を繰り返すのではなく、もう少し考えてみるべきではないでしょうか。


自転車保健加入は検討継続 県、条例案の「考え方」示す

県は25日、本年度中の制定を目指す自転車利用に関する条例案の条文作成に向けて、基本的な「考え方」を示した。自転車を活用した健康増進や環境への負荷軽減、観光振興を進めると記載。一方、阿部守一知事が検討対象とするとしていた損害賠償保険の加入義務化は明記しなかった。努力義務にとどめる意見もあるとして、引き続き検討を重ねると説明。11月上旬までに、義務化の有無を含めた骨子案を示す方向だ。

県は交通・観光関係者らとつくる検討連絡会議を長野市内で開き、「条例骨子案の考え方」として提示。保険については、全国的に歩行者と自転車の事故による高額な損害賠償請求事案が起きている点を踏まえ、県民の安全や安心を守るため利用者らが加入しやすい環境を整える―との記載にとどめた。

角田道夫県民文化部長は連絡会議で、保険加入がリスクを防ぐ効果があるとした上で「加入義務化の要望が多いと感じているが、努力義務化を望む声があるのも確かだ。慎重に検討したい」と述べた。

県くらし安全・消費生活課によると、同様の自転車条例で保険加入を義務付けているのは6府県、努力義務は10都道県。長野県は条例制定に向け8?9月、県内2カ所で県民との意見交換会を開き、9月にはサイクリングイベントの参加者にアンケートを実施。同課は「保険加入の義務化におおむね賛成の意見が多かった」としている。

骨子案の考え方にはこのほか、公共交通機関と連携した環境負荷の少ない移動手段への転換や広域的なサイクリングロード整備などを示した。この日の連絡会議では、複数の出席者が「条例の目的を達成するためには道路環境の整備が重要」と指摘した。 (9月26日 信濃毎日新聞)


長野県でも、自転車保険の義務化の検討が進んでいるようです。本文中の、『保険加入がリスクを防ぐ効果がある』の意味が不明瞭ですが、保険加入者が増えることで、多額の損害賠償請求で困ることになったり、泣き寝入りする人を減らす効果は見込めても、事故そのものを減らす効果が期待出来るわけではありません。

保険加入とは別に、安全対策には力を入れるべきでしょう。やはり自転車レーンの整備など、インフラの充実も必要だと思います。長野県ならば、広域に行き来する人も多いでしょうから、『広域的なサイクリングロード整備』も効果を発揮するかも知れません。

自転車を活用した健康増進や環境への負荷軽減、観光振興、そして保険加入が骨子ということのようですが、やはりインフラの整備があってこそ、健康増進、環境負荷軽減、観光振興も実現すると思います。交通安全、事故防止にもつながるでしょう。自転車活用にばかり注目が集まりますが、そこを考えてほしいと思います。


淡路県民局担当者と守山市・宮本市長が連携合意「ビワイチ」と「アワイチ」がタッグ 自転車で地域振興、共同PRチラシを2万枚

地域振興自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」と淡路島(兵庫県)を一周する「アワイチ」を共同でPRしようと、滋賀県守山市と兵庫県の淡路県民局は9月19日、共同のPRチラシを作成した。チラシを手始めに、自転車を生かした地域振興で連携していくことを確認した。

チラシの表には琵琶湖大橋や明石海峡大橋、鳴門の渦潮など両コースの見どころの写真を掲載。裏面には琵琶湖と淡路島の面積や1周の距離、双方の土地でのレンタサイクル店情報などが記されている。2万枚を自転車店など全国約200カ所に送付する。

9月19日、淡路県民局の吉村文章局長らが同市を訪れ、宮本和宏市長らとチラシを披露。今後も自転車のイベントで連携し、集客を図ることで合意した。手始めに、淡路島を1周する「淡路島ロングライド」(24日)の会場に同市職員らがブースを構え、ビワイチをPRする。

宮本市長は「ビワイチは琵琶湖大橋からの眺めや賤ケ岳トンネル(滋賀県長浜市)を抜けた出口の風景が格別」とすると、吉村局長は「アワイチでは大阪湾、瀬戸内海といったさまざまな海の景色を楽しめる。おのころ島神社(兵庫県南あわじ市)周辺では南の島に来たような感覚を楽しめる」と互いにPRしていた。(2018/09/20 サンスポ)


どちらも一周できる貴重な自転車資源に恵まれているわけですから、これを活かさない手はありません。両県は近いですから、連携するのも効果的かも知れません。ただ、必ずしも一周にこだわる必要はありません。川沿いや海沿いなど、魅力的なコースは、まだまだあるはずです。他の地域も、発掘に努めてほしいものです。


全力で自転車こぐゲーム でもeスポーツではありません

自転車こぐゲーム20日から始まった東京ゲームショウでは、OCA大阪デザイン&IT専門学校のブースに、自転車をこぎながら敵を倒すVR(仮想現実)ゲームが登場した。

ママチャリオットと名付けたゲームは、侵略してくる宇宙人から地球を守るというストーリー。自転車を早くこぐほど、敵を倒すことができる弾が銃から連射される。

頭部に「ヘッドマウントディスプレー」を装着すると、目の前には3次元CGで作られた本物さながらのゲームの世界が広がる。あとは1分間、ひたすら自転車をこぎ続ける。

開発したのは3年生の森本孝太郎さん(20)ら4人。「VRを活用したゲームを作る」という課題が出され、現実のものと組み合わせれば面白いゲームになるのではと考え、自転車を選んだ。

記者も体験した。ヘッドホンを着けると外の音は聞こえなくなり、ゲームの世界に引き込まれる。敵が近づいてくると思わず、「あー」「おー」と声が漏れる。必死で自転車のペダルをふんだ。終盤には大量の敵が襲いかかってくる。その時まで体力を温存することが高得点のカギだという。

わずか1分間と思っていたが、とても長く感じられ、ゲーム終了後はすっかり汗ばんでいた。ただし、ゲームと運動を組みあわせていても、今回のゲームショウがいちおしする「eスポーツ」には位置づけられないという。(2018年9月22日 朝日新聞)


格闘ゲームなどでは、手先だけしか使わないわけで、むしろ全身を使い、汗をかく自転車を使ったゲームのほうが、「eスポーツ」ではないと言うのも逆説的で面白い気がします。ただ、eスポーツも、将来コントローラーが進化すれば、入力信号が多く複雑になり、より身体の動きが必要なものになっていく気がします。




台風24号がまた日本を縦断することになりそうです。21号の被害もまだ記憶に新しい中、影響が心配されます。

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この記事へのコメント
自転車の無茶ぶりは確かだけど、クルマも見通しの悪い狭い道を猛スピードで走ったり、信号機のない横断歩道脇に歩行者が居ても止まらない、ダイヤマークの時点で横断歩道や歩行者を確認しない、スマホを弄くりながら運転ってのを多数見掛けます
全体の何かが狂っているとしか思えません
Posted by 乗り物大好き at September 29, 2018 18:26
乗り物大好きさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私は、道交法の原則とは全く逆に、クルマ優先が当たり前という意識になっている人が多いのが問題だと思います。
政府の交通行政も、効率優先でクルマ優先の道路整備をおこなってきたのも背景にあります。無意識にもそう思っている人が多いため、欧米などと違って、交通弱者優先の原則がおざなりになっているような気がします。
Posted by cycleroad at September 30, 2018 11:26
 
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