October 09, 2018

安心は思い込みかも知れない

人々のモノの手に入れ方が変わってきました。


以前は、メーカーで生産された商品が問屋を通して小売店、デパートなどへ流通し、消費者はお店で買うのが普通でした。海外の商品ならば、そこに商社や輸入代理店などが入るとしても、流通経路は決まったルートがありました。もちろん、依然としてそのような経路もありますが、近年は流通の形態が多様化しています。

インターネット・ショップから買うことが増え、モノによっては生産者から直接買うことが出来たりもします。海外の製品を個人で輸入するのも比較的容易になりました。ネット通販の便利さは多くの人を引きつけ、昔ながらの商店やデパートなどは苦戦を強いられるようになっています。

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さらに、ネットオークションや、フリマアプリなどが普及し、個人間での取引も増えています。中古品を使うことへの抵抗感が薄れたこともあって、フリマで買って、使ったらフリマで売るとか、フリマで売ることを前提に買うなんてことも珍しいことではなくなりました。

スマホがあれば、好きな時に好きな場所で買い物や取引ができます。宅配便で届けてもらえば、重い思いをする必要もなく、時間や手間もかからず便利でラクです。日用品や食料品に至るまで、ネット通販や、フリマアプリで購入するスタイルが拡大するのも自然な流れと言えるでしょう。

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ただ、弊害がないわけではありません。その一つは、詐欺や偽ブランド品を掴まされてしまう可能性です。従来の小売店であれば、店の信用にかかわりますし、逃げ隠れも出来ないため、ある程度安心して買うことが出来ました。しかしネット通販の場合、詐欺的な業者を見抜けないケースがあるのも事実でしょう。

なかには、本物の業者を装って商売をする悪質業者も紛れています。フリマアプリでの個人間の取引でも、個人を装っていたり、個人が悪気はなくても、知らずに偽物を売ってしまうケースもあります。写真とは違う粗悪品が届いても返品できないなどのトラブルも起きています。

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最近は、自転車関連の商品をネット通販から、あるいはフリマアプリで中古品を買う人も多いと思います。消耗品やパーツなども通販のほうが安かったりします。中古でも支障の無い製品もありますし、未使用品や新品同様のものが、格安で手にはいってオトクな場合も少なくありません。

しかし、自転車関連の商品にも、有名メーカー製の商品を騙る偽物が流通しているケースがあります。なかには本物そっくりで、言われても見分けがつかない場合もあるようです。有名ブランドの製品と思って買ったのに、偽物を掴まされて損をするのもシャクですが、より問題なのは性能や耐久性などが劣ることです。

例えばライトなどであれば、粗悪品を掴まされたと諦めることも出来るでしょう。しかし、モノがヘルメットだったりすると、場合によっては取り返しのつかないことになる可能性があります。ヘルメットに期待される性能が満たされていないのに、気づかずに使ってしまうリスクがあります。

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NPRというアメリカの非営利・公共のネットワークのニュースが、そのことを報じています。“Specialized”など、サイクリストなら誰もが知る有名メーカーの製品に似た、ニセモノのヘルメットが出回っているようです。見た目はそっくりで、気づかない場合が多いのが厄介です。

外見はほとんど同じですが、内部の構造や材質などが違います。本物に似せるのは外側だけで十分です。安く作っているため必要な強度を全く満たしていません。当然ながら安全基準も満たしていません。そのままかぶっているぶんには問題はなくても、もし事故などに遭った場合、最悪命を落としかねません。

偽造品は、メーカーのサイトやカタログで確認できる正規品の重量より、少し軽いといいます。安い素材を使っており、構造も単純だからでしょう。見る人が見れば、補強部材など細かい点で違いも見つかるようですが、一般の消費者には見分けがつかないでしょう。安全基準を満たすステッカーが貼られていない場合もあります。

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価格は、微妙に安いことが多いそうです。あまりに格安だと怪しいと疑うでしょうが、他より、わずかに安い絶妙な価格がつけられていたりします。そのほうがバレにくいからです。疑われることなく売れ、しかもニセ業者の儲けは大きくなります。まことに悪賢いやり方です。

もちろん、正規のメーカーや関係機関が取締りをしていますが、いたちごっこです。“eBay”のような巨大なオークションサイトでは、取締りをしても、なかなか根絶が難しいようです。悪徳業者も、そのへんの事情をわかっており、売って行方をくらますなど、容易ではないのだろうと思います。

アマゾンのレビューも要注意だと言います。悪質業者は、良いレビューを金で買うなど、巧妙に偽装工作を行うそうです。評判が良いからと買ってしまうと、実はとんでもない場合もあるわけです。アマゾンやアリババなど電子商取引大手は、偽造品や不正行為を排除するべく対策を強化していますが、必ずしも追いついていません。



おそらく、偽造品は中国などで生産されているのでしょう。中国が偽造品天国なのは周知の事実です。ブランド品からオモチャや日用品に至るまで、新製品が発売されると、即座に偽造品が開発されると言います。偽造品の製造は一大産業になっており、業者も多く、巨大なマーケットなのです。

さらに、犯罪もグローバルになっています。犯人が中国にいるとは限りません。中国の安価な偽造品を使ってアクどい商売をしている業者は、世界中にいるに違いありません。ネット通販で、国内の業者から買ったつもり、国内の住所から届いたからといって、それは騙すための手口かも知れません。

このNPRの記事はアメリカでの話ですが、ネットの世界に国境があると思う方が愚かです。日本でも暗躍していて、日本の消費者が騙されていても不思議ではありません。これを読んだ方が、ヘルメットを足で踏んでみたら、簡単に割れてしまうことも充分に考えられます。

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ブランドのバッグや、著作権のあるオモチャなどを偽造するほうがマシとは言いませんが、ヘルメットの偽造は生命に直接関わるだけに悪質です。わざわざヘルメットを狙うと言うより、ヘルメットのようなプラスチック製品は偽造が容易で、相応の値段で売れ、強度を省くと利益率が高いのでしょう。

欲しい製品を扱うショップが身近にあるとは限りません。こういう時代ですし、ネット通販や、オークション、フリマアプリを使うなと言うつもりはありません。しかし、このような事例があることは頭に入れておくべきでしょう。そして頭を入れるヘルメットは特に気をつけるべきだと思います。




加計学園の加計理事長の会見を見ました。実にお粗末です。部下に責任を押し付けるだけ、報告を聞いてないのもありえないでしょう。嘘がミエミエのこんな会見をしてしまうのも、独裁で周囲がものを言えないのでしょうね。

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