November 02, 2018

盗難防止への試行錯誤は続く

自転車にはロックがつきものです。


ロックンロールではありません(笑)。カギのほうのロックです。自転車で移動する場合、目的地や立寄り地では、屋外に駐輪せざるを得ないケースがほとんどです。公道や駐輪場など、誰でも近づける場所に置いて、その場から離れざるを得ない以上、何らかの盗難防止措置が不可欠です。

クルマやオートバイも屋外に置いておかざるを得ない点は共通ですが、重量があるぶん盗むのは難しくなります。その点、自転車の場合は軽々と運べてしまうのが難点です。いわば自転車の宿命のような部分ですが、この対策のために、これまでも、今も、さまざまなアイテムが考案されています。

Quick Stop Bike LockQuick Stop Bike Lock

Quick Stop Bike LockQuick Stop Bike Lock

こちらは、“Quick Stop Bike Lock”、ハンドルバーを90度曲げた状態でロックすることが出来ます。このままでは盗んで乗って逃げるのは困難です。ハンドルがロックされていることに気づけば、自転車泥棒も盗むことを諦める可能性も期待出来ます。

通信装置が内蔵されており、もし自転車が動かされた場合には、手元のスマホに連絡が来るようになっています。仮に連絡が受けられない場所にいて、ロックが壊された場合でも、ハンドルバーが固定されない状態になるので、ハンドルを操作することが出来ず、乗って逃げるのは無理です。

Quick Stop Bike LockQuick Stop Bike Lock



クルマやオートバイにあるハンドルロックの自転車版といったところでしょうか。ただ、製作者も認めているように補助的な手段です。トラックか何かに積んで、素早く持ち去られたら、通報が間に合わない限り、防ぐのは困難でしょう。必要に応じて、ワイヤー錠やU字錠などとの併用が必要になります。

ステムを取り付ける部分を延長する形で装着します。装着すると、ライディングポジションが変わってしまうのは難点かも知れません。その場から盗んで乗って逃げようとする泥棒への対策にはなっても、何か固定物につなぐわけではありません。いちいち厳重にワイヤーなどでロックするのが面倒な時向けでしょうか。

LINKA LEOLINKA LEO

LINKA LEOLINKA LEO

こちらは、“LINKA LEO”、簡単に言えば、ハイテクな馬蹄錠といったところでしょうか。スマホと連動させて、カギなしで施錠したり、近づくと自動的にロックを解除させたりすることが出来ます。そして、もし盗まれた場合には、GPSで追跡できる機能も備えています。

よくある馬蹄錠と一緒で、タイヤをロックする形です。ロックのスチールリングの部分は強化ステンレスが使われていて、強靭で耐久性も高くなっています。ただ、これだとやはり持ち上げて盗むことが可能です。そのためオプションが用意されています。

LINKA LEOLINKA LEO

LINKA LEOLINKA LEO



チェーンやケーブルで、固定物に施錠するアンカーです。馬蹄錠部分にチェーン部を接続することが出来ます。ワイヤーの部分まで一緒にロック出来ます。馬蹄錠に固定物へのロック機能をプラスできるというスタイルは新しいと言えるかも知れません。

SherlockSherlock

SherlockSherlock

こちらの“Sherlock”は、ロックではありません。盗まれた際にGPSで所在地を追跡するためのシステムです。スマホのアプリ経由で、5mの誤差で位置情報がわかるようになっています。特徴的なのは、ハンドルバーの中にセットし、追跡装置が搭載されていることを隠す点でしょう。

駐輪する時にセットしておけば、 GPSで範囲の制限なく追跡出来ます。他のロックに搭載されている追跡システムだと、取り外されて捨てられてしまえば、それ以上補足出来ません。その点、これはハンドルバーの中に隠されているため、犯人に気づかれないのがポイントということになります。





曲がるので、ドロップハンドルにも対応します。重さはわずか50gです。もちろん、これがセットされているからと言って、まったく無施錠というのは不自然でしょう。見つけられるとしても、盗まれたら探すのは面倒ですから、他のロックと併用することになると思います。

Lobster LockLobster Lock

Lobster Lock

こちらは、“Lobster Lock”、いわば折りたたみ式のロックです。ダウンチューブに取り付けておき、前輪も含めて固定物にロックすることが出来ます。チェーンやU字錠などと比べて場所をとらず、素早くロック出来るのが利点と言えるでしょう。外す時も素早く折りたたんで収納出来ます。

一般的にボトルホルダーを取り付ける場所に、取り付けることが出来ます。このロック自体が外されたとしても、ロック本体が破壊されない限り、盗まれることはありません。たしかに、ロックされた形がロブスターに見えないこともありません。

Lobster LockLobster Lock



腕の長さが限られているため、駐輪する際の固定物との距離によっては、上手くロックできない場合があるかも知れません。ワイヤー錠などと比べて、その辺は短所となりそうですが、素早くロックしたり、解除ができ、携行もラクという点は評価されそうです。

tex-lock

tex-locktex-lock

こちら、“tex-lock”は、よくあるスチールワイヤーではなく、特殊な素材で出来たロープのようなロックです。従来のようなワイヤーやチェーンで防犯性能を高めようとすると、どうしても重くなるのが難点ですが、こちらは軽くて柔軟性もあるのが利点です。それなのに、高い防犯性能を有しています。

tex-lock

5層に重ねられた特殊素材で、耐切断性だけでなく、ノコギリや火にも強く、耐水性や防汚性にも優れています。瞬間冷却材で凍らせて破壊する手口も増えているようですが、これは冷やされると、より切断抵抗が高くなると言います。切断や破壊しにくくするというオーソドックスな方向の進化を追求した製品と言えるでしょう。

tex-locktex-lock



いくつか取り上げましたが、相変わらず、いろいろなアイディアから製品が生み出されています。ただ、今回取り上げたものに限らず、従来品についても、それぞれの製品の自転車盗を撃退できた割合、盗まれてしまった率がわからないので、その効果は評価が難しい面があります。

犯罪発生率には地域差もあるでしょうし、同じ製品を使っていても、盗難に遭うか遭わないかは運もあるでしょう。少し駐輪する場所に注意するだけで、使う製品に関わらず盗難を免れることもあります。特殊な工具を使うプロの犯行に行きあたってしまったなど、一概には比べられない面もありそうです。

しかし、その効果が著しく、絶対に盗難されない製品があったとしたら、口コミで広がりそうです。これぞ決定版と評価されて売れるに違いありません。現時点で、いまだに多くの試行錯誤が続いているところを見ると、まだ決定版は出ておらず、今後もさまざまな製品が次々と登場して来そうです。




ANAとJALで、相次いでパイロットの乗務前の違反飲酒が判明しています。氷山の一角でないといいのですが。

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