December 23, 2018

事故の防止や防犯は誰の為か

冬至も過ぎて、今年もあとわずかとなりました。


今年は暖冬との長期予報が出ていますが、年末年始にかけては数年に一度の寒気の直撃が予想され、かなり寒くなりそうです。さて、そんな折りですが、例によって最近の自転車関連のニュースの中から、目についたものをピックアップしてみたいと思います。


自転車を“両耳イヤホン片手運転”死亡事故

両耳イヤホン両耳にイヤホンをつけた状態で自転車を片手で運転し、女性を死亡させる事故を起こした上、現場から立ち去ったとして、24歳の男が書類送検された。

重過失致死などの疑いで書類送検されたのは、東京・足立区に住む24歳のギタリストの男。警視庁によると、男は今年9月、東京・台東区で自転車を運転中に菅野玲子さんが乗った自転車と衝突し、菅野さんを死亡させたなどの疑いが持たれている。

男は両耳にイヤホンをつけ、右手にカバンを持った状態で自転車を運転していた上、事故直後、「頭が痛い」と訴えた菅野さんに「急いでいる」などと言って、現場から立ち去ったという。調べに対し、男は容疑を認めているという。(2018年12月21日 日テレニュース)


自転車による事故の報道が相次いでいます。結果として死亡に至るほどの事故を起こしたのに、急いでいるからと、その場を立ち去るとは酷い話です。片手に荷物を持って乗れば、ブレーキがまともにかけられない状態なのは明らか、重過失致死を問われるのも当然と思います。

気になるのは、両耳のイヤホンです。片手で荷物と違って、直接の原因のようには見えません。イヤホン走行する人の多くが、目では見えているし、危険だと思っていないでしょう。しかし、このイヤホンが事故の遠因、あるいは誘発した可能性もあるのではないでしょうか。

人間の脳は、たくさんのことに同時に集中できません。耳からの情報に気を取られると、見えていても危険に気づけなかったり、回避行動が遅れたりします。事故を起こした当人も、イヤホンは関係ないと思っているかも知れませんが、よくよく考えると、影響している可能性は否めないでしょう。

イヤホンをしていなければ、事故を防げていたとは言い切れませんが、実は思った以上に影響していることは、大いにあり得るはずです。だから道路交通法で禁止されているわけで、イヤホンをして自転車に乗っている人は、事故を起こす可能性が上がっている点について、よく考えたほうがいいと思います。


イヤホンしたまま自転車走行 重体事故引き起こし逃走した医師を書類送検 警視庁

東京都大田区で通勤中、イヤホンをしたまま自転車に乗り、交差点で女性が一時意識不明になる事故を引き起こしたなどとして、警視庁蒲田署は11月27日、重過失致傷容疑などで、同区の医師の男(30)を書類送検した。同署によると、「女性がけがをしたことに気づかなかった」と容疑を否認している。

男は左右確認などをせずに自転車で交差点に進入し、走行してきた乗用車と接触。急ハンドルを切った乗用車が通りかかった自転車の女性(44)をはねたという。送検容疑は5月11日午前8時20分ごろ、大田区南蒲田の信号機のない交差点で女性に重傷を負わせる事故のきっかけを作り、救護措置などをせずに逃走したとしている。

同署によると、医師の男は現場から立ち去る途中で自転車を乗り捨ててタクシーで帰宅。事故で破れた服を着替えてから病院に出勤していた。女性は頭の骨を折り、一時意識不明の重体になった。現在も入院している。(2018/11/28 産経ニュース)


こちらもイヤホンをしています。以前にも取り上げた事故ですが、書類送検になっています。イヤホンをしているだけで注意散漫となり、事故を起こすリスクは格段に高まります。今まで平気だった人も、運が良かっただけかも知れません。イヤホンは原因にならないように感じるのは、落とし穴と言えるのではないでしょうか。


自転車の転倒誘発 逃走男 容疑で逮捕 大阪府警

自転車で走行中に自転車の男性とぶつかりそうになり、転倒事故を誘発したのに逃走したとして大阪府警曽根崎署は12月6日、重過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、大阪市北区黒崎町の派遣社員の男(32)を逮捕した。同署によると、容疑を認めており「ぶつかりそうになり、相手がこけた。文句を言われるのが嫌だった」と話しているという。

逮捕容疑は11月12日午前7時50分ごろ、同区浮田の市道を自転車で走行中、安全確認をせずに歩道から車道に移り、自転車で対向してきた同市の会社員男性(39)の転倒を誘発。男性に頭の骨を折るなどの重傷を負わせたにもかかわらず、逃走したとしている。

同署によると、男性は路面で頭を打つなどしたとみられ、うずくまっているところを通行人の女性が発見、119番した。同署は当初、自己転倒とみていたが、付近の防犯カメラに別の自転車が走行する様子が写っており、男を割り出した。(2018/12/13 産経新聞)


例え接触しなかったとしても、結果として相手が転倒すれば、それは事故の加害者になる可能性があります。文句を言われるのが嫌だったというだけで、ひき逃げに問われてしまっています。詳しい状況はわかりませんが、きちんと止まって対処していれば、少なくとも罪は大きく違っていたはずです。

最近は、他の犯罪などでもそうですが、防犯カメラが重要な証拠となる例が増えています。事故の場所にはカメラがなくても、逃走する間のどこかで映るのは避けられないでしょう。事故になった場合、例えこちらが悪くなくても、逃げれば重罪に問われる可能性があります。立ち去らないよう気をつけたいものです。


犬山で「ツイードラン」快走 自転車で城下町や木曽川巡る

ツイードラン毛織物のツイードを用いた服や小物を身に着けて自転車で街を走る催しが一日、犬山市の内田防災公園を発着点に開かれ、百八十人が参加した。

「ツイードラン」と呼ばれる催しで、二〇〇九年にイギリス・ロンドンで始まった。ツイード地の伝統のジャケットを羽織って尾州の毛織物をPRしながら、街の魅力に気付いてもらおうと、紡績メーカーを中心とする実行委員会が一三年から開く。

戌(いぬ)年の今年は、実行委が犬山市の国宝犬山城の城下町や木曽川沿いを巡るコースを設定した。参加者は茶色や灰色のツイード素材のハンチング帽やスカート、バッグなどおしゃれな装いで自転車にまたがり、さっそうと出発した。

今回で二度目の参加の名古屋市千種区の会社員蛭川雅文さん(45)は「犬山城など歴史ある街並みと紅葉を楽しみながら、ゆったりと自転車をこぎたい」と話した。(2018年12月2日 中日新聞)



「自転車のまち」元プロレーサーが力 三船雅彦さんアドバイザー就任 直方市 [福岡県]

自転車のまち地域活性化に向け、「自転車のまちづくり」を掲げる直方市観光物産振興協会は、自治体の自転車施策への協力で実績を持つ元プロロードレーサーの三船雅彦さん(49)=大阪府枚方市=に「自転車アドバイザー」を委嘱した。

三船さんは、自転車を活用した地域活性化の先進地として知られる滋賀県守山市で琵琶湖周辺などを巡る周遊ルートマップ作成に関わった。同協会もマップの作成に向け、本年度中にサイクリングコースの選定を目指している。

守山市長らを発起人に11月、全国294市区町村が参加して「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会」が発足。三船さんは「福岡県からの参加はないが、全国的には行政レベルで盛り上がってきた。直方市にも意欲を感じる」と話す。

遠賀川の河川敷などを利用して県が整備を進める直方市−北九州市若松区間の自転車道(34・6キロ)が来年度に開通を予定。飯塚市−直方市間(12・2キロ)や遠賀町−宗像市間(33・9キロ、一部未整備)の各自転車道と連結する。

三船さんは「インフラ整備が観光促進につながる事例が増えており、自転車の活用で人が動く仕組みをつくれる。地元の人々にとっては、自転車で楽しく走ることで健康増進に役立つ。私がこれまで各地で見てきたことを注ぎ込み、活性化のお手伝いをしたい」と意気込む。

同協会はサイクリストをまちに受け入れる環境づくりを目指し、来年2月に市内の飲食店やコンビニなどに呼び掛け、サイクルスタンドの製作イベントのほか、専門家を招いて「自転車活用と地域活性化」をテーマにセミナーを開く予定だ。(2018/12/22 西日本新聞)


最近は、自転車わ使って町おこしをしようという自治体が増えています。これらは、ほんの一部です。イベント開催も多いですが、その時だけになりがちなので、2つ目の記事のように、「自転車のまちづくり」を掲げ、総合的に取り組むところが増えています。

記事にあるように、全国294市区町村が参加して「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会」が発足しており、一種のムーブメントになっていると言っていいでしょう。ただ、流行だからとか、他の地域に乗り遅れまいとするだけならば、地域活性化の効果は薄く、中途半端になりかねません。

しまなみ海道のような大きな観光資源に恵まれていない地域がほとんどですから、自転車の街を打ち出すだけでは、人も集めるのも難しいでしょう。やはり、インフラ整備に力を入れ、快適・安全・楽しく走れる町づくりを地道に進めていくことが、本当の魅力の形成に寄与し、サイクリストにもアピールすると思います。


和歌山―千葉1400km「太平洋岸自転車道」、沿線8県市が道案内看板整備で合意

太平洋岸自転車道千葉県―和歌山県で整備中の「太平洋岸自転車道」の沿線8県市が、訪日外国人の利用増を目指し、2020年東京五輪・パラリンピックの開催までに、分かりやすい案内看板や路面標示を整備することで合意した。

愛称を決めて統一ロゴをつくるほか、図柄を多用。日本語が読めなくても迷わず安全に自転車旅行を楽しめるようにする。

太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市から和歌山市までの沿岸部を結ぶ約1400劼離汽ぅリングロード。8県市は千葉、神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山の6県と静岡、浜松の両市。整備と利用促進のため協議会を設置し、11月28日に東京都内で初会合を開いた。会合では、自転車道の延伸に取り組むことや、沿線の施設を記したホームページや地図の作成も決めた。(2018/11/30 共同通信)


1400劼離汽ぅリングロードは魅力的です。この長さだけでも注目を集めそうです。ただ、単に路面標示や案内看板だけでは不十分でしょう。すでにサイクリングロードとして整備されている区間はいいですが、そうでない部分、接続部分がネックになると思います。

地形や土地の問題もあり、1400劼鯀管接続するのは無理だと思いますが、安全・快適に連続して走れることが重要です。接続部分の道路に、いかに自転車レーンなどが整備できるかがポイントになるでしょう。連続走行が、単なる足し算以上の魅力を生むはずです。そのための具体的な整備にまで踏み込んでほしいと思います。


自転車と茶の関わり紹介、慶喜公時代の絵も 静岡市が冊子第2弾

徳川慶喜「世界水準の自転車都市」を目指す静岡市はこのほど、茶と関わりが深かった自転車の歴史をまとめた「しずおか自転車物語2」を発行した。市の自転車文化史を紹介する冊子の第2弾で、自転車のまちの魅力を再認識してもらうのが目的。

市内では昭和中期ごろまで、茶農家が生産した荒茶を問屋や貿易会社にあっせんする「才取り」が自転車でまちを疾走する姿が初夏の風物詩だったことや、競輪選手に転身した才取りがいたことなどを紹介している。

徳川慶喜が自転車を購入した1887(明治20)年ごろの絵で、自転車が描かれているものが見つかったことも盛り込んだ。慶喜の自転車について研究している「けいきさん自転車復刻プロジェクトメンバー」の村井裕さんは「自転車が描かれている市内の絵としては一番古い。慶喜公の自転車の形を推測する有力な史料だ」と語った。冊子は2017年1月に発行した第1弾とともに各区役所で無料配布している。(2018/12/22 静岡新聞)


「世界水準の自転車都市」を目指す静岡市ということですが、歴史という資源も持ち合わせているわけです。最近は、「歴女」などと呼ばれる歴史ファンも注目されているので、アピールする部分があるでしょう。歴史という資源を、いかに自転車振興に活かすかという点も注目されます。


黎明期の自転車写真を発見 明治初め、国内現存では最古か

明治初期明治時代初期、東京の街頭で自転車を撮った珍しい写真が現存していることが17日、分かった。自転車は幕末・明治初期に西欧から流入した舶来品の一つで、日本での黎明期である当時は三輪や四輪も含め自転車と総称されていた。専門家は、国内に現存する自転車写真では最も古いものではないかと評価している。

所蔵者は東京都千代田区の日本カメラ博物館。近年購入した明治初期の写真アルバムを井桜直美研究員が調べていて、その1枚に三輪自転車が写っているのに気付いた。東京・芝にある増上寺の山門前の路上で男性が乗っており、タイトルとして「大教院山門」「Dai―Kio―in」と書き添えてあった。

大教院は1872(明治5)年、明治政府の神道国教化政策の流れの中で創設され、翌年に増上寺の本堂に移転。75年に廃止された。井桜さんは「写真には、山門の背後にあるはずの本堂が見えない。74年初めに本堂が放火で焼失した後、再建工事が始まる前までの数年の間に撮られた写真だろう」と推定する。アルバムは明治初期の駐日イタリア公使の遺品で、その親族が近年まで保管していた。

東京・目黒の自転車文化センターの谷田貝一男学芸員は「明治初期の錦絵などには自転車も含め西欧から来たさまざまな乗り物が描かれているが、三輪自転車の写真が残っていたとは」と驚く。

井桜さんによると、アルバムの写真は紙焼きだが、原板は湿板だったとみられる。感光材をガラス板に塗る湿板写真は、被写体が数秒静止しないと、きれいに撮れないため、自転車の男性がぶれずに写っているのは偶然ではなく、自転車を入れた撮影が目的だったと考えられるという。

明治初期の自転車に詳しい福島県須賀川市の自転車史研究家、真船高年さんは「この三輪車のフレームは金属製で車輪は木製のようだ。おそらく日本で人力車やかじの職人が見よう見まねで作ったのだろう」と言う。

舶来した自転車の模倣の実態を知る上でも重要といえそうな今回の写真。画像を拡大すると、男性の表情はカメラ目線で誇らしげだ。「最先端の乗り物に乗った俺を撮れ、とポーズをとっているようだ。誰でも乗りやすい三輪車は79年に貸自転車でブームになる。その関係者では」と真船さんは写真を読み解いた。(12月17日 西日本新聞)


よく見るとペダルがついているようですから、たしかに3輪の自転車のようです。その後、独自に進化することはなかったのでしょうか。先ほどの徳川慶喜の自転車もそうですが、日本における自転車の歴史という視点が意識されることが少ないぶん、意外性が感じられる写真です。


鍵掛け条例、効果アリ 足立、葛飾で自転車盗3割減少

鍵掛け条例今年、自転車の鍵掛けを条例で義務化した足立、葛飾両区で、条例施行後の盗難件数がともに3割以上減ったことが両区への取材で分かった。

足立区では、犯罪件数(刑法犯認知件数)の4割を占める自転車盗が減ったことで全体数の大幅な減少につながり、区を挙げて取り組む治安ワーストからの脱却へ大きく前進した。

両区によると、足立では条例を施行した一月から十月末で自転車の盗難は千四百二十二件。八月から義務化した葛飾では八〜十月末で三百九十七件。前年の同じ時期と比べて、足立では33%、葛飾では32%減った。葛飾区では、被害の多さが際立っていた商業施設「アリオ亀有」で大きく減少しているという。

両区は、条例化が盗難数の減少につながったとみている。鍵を掛けなくても罰則はないが、葛飾区道路管理課の篠崎昭男さんは「利用者の間で鍵掛けの意識が高まっている」と手応えを口にする。

地形が平たんな葛飾区内では自転車を使う人が多い。条例施行前は盗まれた自転車の約六割が無施錠だった。区は横断幕やチラシを掲示して義務化されたことを周知。警視庁亀有署員は日々のパトロールで無施錠の自転車を見つけた際、義務化を知らせる赤い札を取り付け、施錠を呼び掛けた。

足立区は昨年、一年間の犯罪件数が都内で最も多くなり、六年ぶりに治安ワーストに転落。地域のイメージ低下を懸念して対策を始め、その一つが都内初となる鍵掛け条例の施行だった。住民らも駐輪場の見回りなどに当たった。

足立区によると、今年の犯罪件数は十月末時点で六番目で、ワーストは新宿区。駐輪場対策担当課の坂本伸課長は「年末は盗難が増える傾向なので、まだ油断できない」と、ワースト返上に向けて気を引き締めていた。(2018年12月20日 東京新聞)


自分の所有物を盗まれないようにしなさいという法令は、他にはちよっとないのではないでしょうか。盗まれたくないと考えるのが当たり前ですから、わざわざ法令で定めるようなことではありません。海外では、言われなくても厳重に施錠するのが当然です。

近年、日本では、あまりに格安なママチャリが市場を席捲するようになった弊害なのでしょう。無施錠でも盗まれないと考えている人、万一盗まれたら買いなおせばいい、と考え、中には使い捨ての傘くらいの感覚の人もあるようです。

ただ、そのことが自転車盗を増やしています。たかが自転車盗ですが、地域の治安を悪化させ、青少年の非行の入り口となり、それがやがて凶悪犯罪を増やすことが明らかになっています。自分の自転車、盗まれようが自分の勝手という考え方もありますが、取締りや処罰も含め、税金の無駄遣いになっているのも確かでしょう。

それが、鍵かけ条例を定めるだけで自転車盗が3割以上減るのなら、これはやらない手はありません。ただ、無施錠が自らの町の治安や税金にも跳ね返ることくらい、少し考えればわかります。それを法令で決めないと改まらないというのも、自由で独立した市民として、情けない気もします。


自転車にはツーロックを アイドル「たこやきレインボー」が盗難防止訴え 大阪

ツーロック自転車盗難などの犯罪を防ごうと、大阪市阿倍野区のあべのキューズモールで、アイドルグループ「たこやきレインボー」のメンバーが「一日阿倍野署防犯係員」を同署から委嘱され、来場者ら約150人に自転車に鍵を2つつける「ツーロック」の必要性を訴えた。

イベントでは、警察官にふんしたメンバー5人が登場。防犯係員のたすきを掛けられたメンバーは「自転車にはツーロック!特殊詐欺をブロック!」と呼びかけた。大阪府警府民安全対策課によると、府内では昨年、全国で2番目に多い2万9098件の自転車盗が発生。このうち49%が無施錠だった。また、被害者の34%と容疑者の38%が少年だった。阿倍野署によると、アイドルを通じて若者の意識向上を図るのが狙いといい、担当者は「若者にどんどんアピールして被害防止につなげていきたい」と話していた。(2018/12/17 産経新聞)


49%が無施錠だったのに、いきなりツーロックを呼びかけるという点に無理はないでしょうか。アイドルグループを呼んでキャンペーンをするというのは防犯活動の定番ではありますが、効果も考えずに惰性となっていたり、単に、防犯に力を入れているというポーズや言い訳になっていないか考えるべきだと思います。


尼崎で自転車マナー向上アプリ 安全で「トクする」自転車ライフ目指す

自転車マナーポイント無料スマートフォンアプリ「自転車マナーポイント」を使った自転車マナー向上に向けた社会実験が11月1日から、尼崎市内で行われている。

尼崎市民でつくる「みんなの尼崎大学」チャリ部の活動の一環。アプリのユーザーが尼崎市内にある約4000カ所の交差点、踏切で一時停止するとポイントが付与され、「規制や罰則ではなく、褒めて交通事故を防ぐ」ことが狙い。アンドロイドのスマホ(ver5.0以降)があれば誰でも参加できる。

きっかけは2015年、測量・位置情報サービスなど空間情報事業を展開する国際航業(東京都千代田区)が関西の拠点とする西日本支社(尼崎市西長洲町1)で尼崎市についての社内アンケートを実施したところ、尼崎の良いところは「交通の便」、悪いところは「交通マナー、特に自転車」との意見が出たことから、同社のテクノロジーを使って課題を解決できないかと検討を始めたという。

市でも同様に自転車問題に取り組んでいたことから、市役所の若手職員有志とチームを組み、アプリ開発に着手。自転車交通事故の70%は交差点で発生していることから、交差点で一時停止する動機付けになる「ポイント付与型」アプリを考案し、ビジネスによる社会課題解決を目指す「あまがさきビジネスプランコンペ」で2016年度市長賞を獲得した。

チャリ部・部長の今田大輔さんは「将来は自転車マナーポイントが商業施設や交通事業者のポイントと連携できるよう進めていきたいが、実証実験はアンドロイド版のみであり、単にポイントがたまるだけなのでユーザー数はまだ少ない。しかし反響は大きく、iOS版が欲しいとの声もよく頂くので、実証実験を延長してiOS版をリリースできないか検討している」と話す。

「現在のシステムでも、停止した交差点と停止せずに通過した交差点が分かる。そのデータを交差点の形状や周辺環境などの特徴と合わせて抽出し、どのような交差点で停止するのか(しないのか)という仮説を出すことができれば、より精度の高いものになり、商業施設などにとっても参加すべき意義のあるものになる」と今田さん。

「尼崎は平らな土地で、自転車で移動するにはこれ以上ないほど交通の便が良い街。一方で自転車も自動車もやっぱりマナーが悪く、自由すぎるところがある。まずは、多くの方にアプリを利用していただくことが必要。奮ってダウンロードをお願いしたい」と呼び掛ける。実施期間は12月28日まで。(2018.12.17 尼崎経済新聞)


ルールを守らなかったり、マナーが悪い人に対して罰則を与えることで法令順守を促すのではなく、褒賞を与えることで、秩序や安全を実現しようという点で、新しい取り組みと言えるでしょう。非難や警告ではなく、褒めることでで、人々の行動を変えようという考え方は、一理あると思います。

スマホアプリを使ってポイントを付与するという仕組みも面白いと思います。ゲーム感覚でポイントをためようという人もいるかも知れません。ただ、肝心の褒賞はどうなのでしょうか。今どき、些少なメリットで、わざわざ参加するとは思えません。そのあたりが課題となりそうです。




インドネシアで起きた津波、火山噴火による地滑りだそうですが、大地震がなくても大津波が来る事に驚きです。

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