May 04, 2019

定番の自転車用品も進化する

この30年で生活は便利になりました。


日本でこの30年は、ちょうど平成の時代にあたるわけですが、平成から令和への改元で、過去30年を振り返る機会を持ち、あらためてその変化を感じた方も多かったと思います。もちろん昭和の時代も高度経済成長期で、暮らしは大きく変わったわけですが、平成の間にも変化しました。

こまかく挙げるとキリがありませんが、なんと言っても大きいのはインターネットでしょう。平成元年に、日本のほとんどの人はインターネットの存在を知りませんでした。インターネットの元となったARPANETは、その20年前に始まったわけですが、まだ一般に利用されるようなものではありませんでした。

世界的に見ても、平成元年に始めて商用のインターネット・サービス・プロバイダが誕生し、DNSの運用が始まっています。HTMLが初めて提案されたのもこの年です。ほとんどの人は、平成7年、1995年のWindows95の発売以降に、ようやくインターネットを使うようになりました。

これによって情報環境が大きく変わりました。今やスマホやSNS、動画撮影なども当たり前となり、インターネットは生活に欠かせないものとなっています。おかげで、暮らしのさまざまな面で、飛躍的に便利になりました。今後も、IoTやAIなど新しい技術で、さらに大きく変わっていくに違いありません。

ところで、自転車に関しては基本的に変わってはいません。しかし、素材や加工技術の進化で、自転車の使い勝手や乗り心地は向上しましたし、半導体や電池などの進化で、自転車用品については大きく進化したものもあります。自転車生活も変わった部分があります。

ナビゲーションや盗難時の追跡システムといったハイテク機器は別としても、昔からある定番の自転車用品も、地味に進歩しています。基本的な用途や見た目は変わらなくても、技術革新の恩恵は及んでいます。今回は、最近見かけた製品の中から、そんな例を取り上げてみたいと思います。

例えば、自転車用のライトは、道路を照らすという点で、昔も今も変わりません。しかし、LEDやリチウムイオン電池のおかげで、より明るく、軽量、小型になりました。最近のものは、さらに細かい部分でも工夫が進んでおり、地味に使い勝手が向上しています。

BEAM & ICON2BEAM & ICON2

こちら“BEAM”は、街路灯のある明るい通りか、薄暗い道かをセンサーで検知し、明るさが変わります。バッテリーの持ちが違ってきますし、自動的に切り替わるのも便利です。対向車のライトも検知し、ハイビームとロービームを切り替えるという機能まであります。速度によって遠くを照らすように明るくなる機能もあります。

BEAM & ICON2BEAM & ICON2

BEAM & ICON2BEAM & ICON2

ICON2”は、周囲270度に光が届くので、視認性の点で優れています。速度を検知して、ブレーキランプのようにリヤのライトが点灯したり、傾きや停車を検知し、自動的に明るくしたり点滅するなど、より安全性を高めるような動作も組み込まれています。ただのライトのように見えて、進化しています。

BrightLocBrightLoc

こちら“BrightLoc”は、ライトとU字錠を一体化しました。ライトは駐輪する時には必要ないので、U字錠として使えるのはリーズナブルですし、U字錠は走行時には必要ないので、ライトになれば便利です。分割してフロントとリヤのライトになります。形状からして、周囲からの視認性が高いのも利点です。

BrightLocBrightLoc

BrightLocBrightLoc

最近は、各種のロックも進化しています。盗難防止のため、駐輪時に固定物とつなげてカギをかける点では変わりませんが、最近のものは、スマホで施錠、開錠できるものもあります。例えば、自分は離れた場所にいても遠隔で開錠できて、友人に自転車を貸すようなことも可能です。

Noke U-Lock
Noke U-LockNoke U-Lock

Noke U-LockNoke U-Lock

U・Be・Lock
U・Be・Lock
U・Be・Lock

U・Be・Lock
U・Be・Lock

TRON XD
TRON - XDTRON - XD

TRON - XDTRON - XD

Anylock
AnylockAnylock

AnylockAnylock

指紋認証によるロックも出てきました。U字錠の施錠、開錠も頻繁になると、いちいちキーを取り出すのが面倒です。キーの紛失リスクもあります。その点、指紋認証なら施錠・開錠もキーを取り出す必要がなく、紛失の心配もありません。一瞬で出来て便利なので、慣れると手放せなくなるかも知れません。

AgazziAgazzi

こちら“Agazzi”は、汎用のバックパックです。背負って自転車に乗ることを想定し、バックライトもついて視認性に配慮しています。中身の盗難防止、スリ防止に指紋認証式のロックもついています。カバンの中を照らすライトまでついており、夜間にも便利そうです。

AgazziAgazzi

さまざまな場面で使うようになった結果、外出時にスマホの充電が足りなくなることもあります。モバイルバッテリーを入れるポケットがあり、そこからケーブルを伸ばして、充電しながら使えるようになっているのも、今どきの仕様ですが、便利に感じる人も多いでしょう。

15 Features15 Features

こちらは、自転車用に設計されたバックパックです。背負うだけでなく、自転車に取り付けて運ぶことも想定されています。視認用のLEDや、各種のポケットなども含め非常に多機能、かつ耐水性などにも配慮されており、サイクリスト用に痒い所に手が届くバッグとなっています。

15 Features15 Features

どれも、クラウドファンディングサイトで発表されたものですが、多くは日本から購入することも出来ます。世界中から簡単に自転車用品を購入できるようになったのも、ネットの恩恵で便利になった部分でしょう。居ながらにして、世界のアイディアを手に出来ます。

今回取り上げたものは、ライトやロックやバッグなど、昔からある定番自転車用品ですが、細かい部分で進化しています。以前から時々取り上げているような、最新技術を使った新しい種類の自転車用品も含め、この30年で自転車生活もさまざまな点で便利になったのは間違いなさそうです。




日本では一般参賀で祝賀ムードですが、北朝鮮が短距離ミサイルを発射しました。また瀬戸際外交でしょうか。

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