October 13, 2019

もう少し改善してほしい部分

台風が日本列島を直撃しました。


一夜明けて各地の状況が報じられ始めており、今後徐々に被害が明らかになってくると思われます。とくに千葉県は、続けての台風直撃の被害が心配されます。さて、そんな折りではありますが、今回は例によって、最近気になった自転車関連のニュースをピックアップしてみたいと思います。


自転車の防犯登録「知らぬ間に削除」困惑、都道府県で違う有効期限とは 持ち主と証明できない事態に

防犯登録「10年以上乗ってきた自転車を盗まれました。自転車の防犯登録をしたはずなのに、登録先の協会や警察でデータが廃棄済みと聞かされ、途方に暮れています」との声が、京都市中京区の女性から京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」に寄せられた。

意外と知られていない、自転車防犯登録の「有効期限」。長年乗っている自転車の防犯登録の扱いは、都道府県によってまちまちだ。

女性は7月9日に京都市内で自転車を盗まれたという。翌日、中京署木屋町二条交番に届け出ると「防犯登録番号を調べてきて」と告げられた。購入したのは13年前で、自宅を探しても登録カード(控え)が見つからない。購入店に問い合わせたが記録はなく、京都府自転車防犯登録推進協議会(下京区)に問い合わせて「京都府はデータ10年保存」であることを知らされたという。

記者が同協議会を訪ね、データの保存期間や仕組みを聞いた。同協議会は京都府公安委員会の指定団体。防犯登録カードは「自転車防犯登録所」(販売店)から協議会へ送付され、登録データは、協議会と京都府警でそれぞれ管理している。

防犯登録は、都道府県によってデータの保管期間や仕組みがまちまち。京都府の場合、1968年ごろから保管期間は「5年」で運用してきたが、2014年6月1日から「登録した日から10年」になった。滋賀県は「8年」だったが、14年2月から「10年」に。神奈川は7年、大阪は「登録所で7年」で運用している。

京都府自転車防犯登録推進協議会には、自転車を盗まれた人から多い日で5、6件相談がある。京都の場合、自転車の所有者の手元にある控えカード裏面に「有効期限10年」と明記されている。しかし、自転車の所有者には、永年保管だと思い込んでいる人も少なくないようだ。

同協議会によると、京都府の18年度の中古・新車などの防犯登録は約19万5千件。一方で保管期限10年を過ぎた登録データを1日に約400件から500件削除しているという(10月6日の削除は09年10月6日分)。1年で自転車防犯登録がおよそ14万台分抹消されている計算だ。

同協議会は「防犯登録から10年が経過する前に、再登録してほしい」と話している。京都府警も自転車防犯登録データは10年保存で運用している。長年乗ってきた愛車が自分の所有物だと証明できなくならないよう、注意が必要だ。盗まれた時の被害回復だけでなく、防犯登録が消えていると、自転車が撤去され引き取る場合にも、ほかの人に譲渡する際にも、手続きに困ることになる。

自転車防犯登録制度とは

「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」に基づく。登録の仕組みやデータ保管期間は全国共通ではなく、他府県に転居した場合は防犯登録も変更が必要。(2019年10月9日 京都新聞)


自転車を購入すると求められる防犯登録ですが、都道府県ごとに別個のものとなっています。県を超えて転居しても、わざわざ登録し直す人は、かなり少ないのではないかと思います。しかも10年程度で抹消されることを知る人も少ないでしょう。私も初めて知りました。

防犯登録が、犯罪の防止や被害の回復に、果たしてどれだけ役に立っているのかは、よく知りません。しかし、都道府県別で横の連携も悪く、利用者にとっても警察にとっても、使い勝手のいいものとは思えません。今の時代、デジタル化して防犯機能を強化し、ビッグデータとしても活用することを考えるべきではないでしょうか。


自転車利用者と歩行者の相互安全のために 夕方早めの「おもいやりライト」点灯を

ライト点灯au損害保険(東京都港区 以下、au損保)は、自転車事故の減少に向けた運動「おもいやりライト for CYCLE」を2019年10月10日に開始した。特に事故が多くなるといわれる夕方のライト点灯を、自転車ユーザーに促す活動を行う。

16時〜18時は自転車事故に遭いそうな時間帯

警察庁の調査によると、自転車関連事故の全体件数は2007年以降減少傾向にあるが、自転車対歩行者と自転車相互の事故件数の減少幅は小さい。2016年から2017年に関しては、両方とも増加している。

au損保が2019年に実施した調査では、月に1回以上自転車を運転する1000人のうち60.9%が「自転車事故に遭いそうになったことがある」。その中でも、16時〜18時に「事故未遂」を経験している人が最も多い(44.4%)。

特設サイトによると、16時〜18時だと外は一見明るいが、車のドライバーや歩行者、自転車に乗る人にとっては互いが見えづらくなる時間帯だ。

自転車が早めにライトを点灯して車や歩行者から気づかれやすくなれば、交通事故を削減できる。そこで「おもいやりライト for CYCLE」では、以下の3つの取り組みで自転車ユーザーに早期点灯を訴求する。

(1)「自転車に乗るときは、早めにライトON」
(2)「会社やグループではじめたいときはポスターやパネルを活用」
(3)「街中で呼びかけたいときは呼びかけアクションに参加」

(2)と(3)で利用するポスターやパネル、バナーは特設ウェブサイト上で無料ダウンロードできる。(2019/10/11 J-castニュース)


都市部の街灯の整った場所では、ライトを点灯しなくても道が見えないわけではないため、特に必要を感じていない人も多いに違いありません。実際に無灯火で走行している人は少なくありません。しかし、路面を見通すためだけでなく、自分の存在を知らせる、いわゆる視認性の点でも重要です。

そのことに思い至っていない人も多いと思われます。クルマに対して、自らの存在をアピールするのが「思いやり」なのか、個人的にはネーミングが今一つな気がしますが、自分の身を守るためでもあることを周知し、点灯を促すのは有意義だと思います。


自転車で突然飛び出す桶川の男、急ブレーキかけた女性にけが負わす

ひょっこり自転車で車道に飛び出し、乗用車に急ブレーキをかけさせて運転していた女性にけがをさせたとして、埼玉県警上尾署は8日、桶川市寿、会社員の男(32)を傷害容疑で再逮捕した。

発表によると、男は8月21日午後5時25分頃、上尾市原新町の県道で、自転車で突然車道に飛び出し、後ろを走っていた寄居町の女性会社員(48)の乗用車に急ブレーキをかけさせて女性の肩に2週間のけがを負わせた疑い。調べに対し、「何となく覚えている」などと供述しているという。

 男は桶川市内で7月、自転車で対向車線のワンボックス車の前に飛び出したなどとして、9月18日に暴行容疑で逮捕された。今月8日に処分保留で釈放され、同署が同日再逮捕した。同署管内の上尾市、桶川市、伊奈町では昨年秋頃から、自転車や歩行者が車線に急に飛び出し、乗用車などに急ブレーキをかけさせるなどの被害が十数件発生しているといい、同署で関連を調べている。(2019/10/09 読売新聞)


少し前に取り上げた、「自転車で「ひょっこり」32歳男を逮捕 『驚くカオ見たかった』」という事件の続報です。わざと飛び出して、焦るドライバーを見て楽しむという迷惑でとんでもない話でした。地元では危険で迷惑な男と有名だったようです。

自転車乗りのイメージを悪化させ、サイクリストに対する一般の人の反感につながりかねない点でも迷惑です。厳罰にしてほしいと書きましたが、前回は道交法違反でなく暴行罪で逮捕されており、今回は傷害罪で再逮捕なので、警察も悪質性を認識しているようです。


家に自転車サドル159個 窃盗容疑で逮捕「悔しくて」

窃盗自転車のサドルを盗んだとして、警視庁は、東京都大田区南六郷1丁目の飲食店アルバイト羽鳥秋夫容疑者(61)を窃盗の疑いで逮捕した、と3日発表した。

羽鳥容疑者は容疑を認め、「自分も盗まれ、ほかの人にも同じ思いをさせたいと思った」と供述。自宅アパートの部屋からサドル159個が見つかったという。

蒲田署によると、羽鳥容疑者は8月29日午後6時50分ごろ、大田区仲六郷2丁目の路上で、止めてあった自転車からサドル1個を盗んだ疑いがある。調べに「晩酌していたら、昨夏に盗まれたことが悔しくて仕方がなくなった」と話しているという。

昨秋から被害の届け出が相次ぐようになり、防犯カメラの映像から羽鳥容疑者の関与が浮上。複数のサドルをかごに入れて自転車を運転する映像もあったという。(2019年10月3日 朝日新聞)


これも変わった事件です。サドルを盗まれて頭に来た、悔しいという気持ちはわからなくもありません。なかには仕返しをしたい、腹いせをしたいと考える人もあるでしょう。でも、159個もやる必要があるでしょうか。しかも、ご丁寧に自宅に犯罪の証拠を保管しておいたと言います。

自転車盗、パーツ盗が腹立たしいのはわかります。しかし、159個も盗むなんて、腹いせの域を超えています。こんなことで逮捕され、窃盗罪に問われるのも愚かと言わざるを得ません。あおり運転もそうですが、腹が立つのに身を任せ、エスカレートして止まらなくなってしまう人が増えているのでしょうか。


駐輪場の自転車、なぜ撤去?「横取り」被害も、持ち主に費用負担

駐輪ラック駅前や路上の有料駐輪場に自転車を止めたにもかかわらず、なぜか放置車両として行政に撤去されてしまうケースが、京都市内で相次いでいる。

満車時に他人の自転車を勝手に移動させ、駐輪ラックを「横取り」する人がいるためとみられる。現制度では自転車の持ち主が撤去・保管料の2300円を負担するしかなく、過失の無い市民が泣き寝入りを強いられている。

■「駐輪場に止めたのに」

今年5月に記者自身が経験した話。下京区の繁華街にある「まちかど駐輪場」を利用し約1時間後に戻ると、前輪をラックに固定し施錠したはずの自転車が姿を消していた。

駆け込んだ交番では「市に撤去されたんでしょう」との助言が。保管所で事情を説明したが問答無用とばかりに保管料を徴収され、交渉を続けたが結局、返金はされなかった。保管所では「駐輪場に止めたのに」と訴える女性が他にも2人いて、1人は職員の男性に大声で支払いを迫られ涙を浮かべていた。

市自転車政策推進室によると、駐輪場に止めたはずの自転車が撤去されたという相談はしばしばあるという。

市が駅前や大通りの土地を貸して民間が運営する「まちかど駐輪場」の場合、入庫1時間内なら無料で出庫可能で、ラックごとにあてがわれた番号を入力さえすれば第三者でも勝手に解錠できる。ラック外の場所は「道路」とみなされるため、放置自転車として市に撤去されるわけだ。

現行制度で保管料が返金されるのは、撤去される前日までに警察に盗難届を出した場合のみ。被害者への救済措置は一切無いが、市は「第三者が移動させたのか本人の過失なのか立証のしようがない」とし、「年間約4万3千台を撤去している中、1件1件調査して返金に応じるのは困難」と課題を話す。

そもそも他人の自転車を移動させた者が悪いのだが、駐輪場不足が「ラックの奪い合い」を招いている、とも考えられる。

市は放置自転車対策の一環として駐輪場の整備を進め、2018年時点の収容可能台数は約5万6千台(民営含む)と、この10年間で約1万台増やした。ただ、駅前や繁華街は慢性的に満車状態の所もあり、地価の高騰やスペースなどの関係で駐輪場を容易に増やせないのが現状という。

同室は「盗難対策として、まちかど駐輪場には駐輪時に暗証番号を入力する二重ロックのシステムも備える。勝手に動かされないよう自衛してほしい」と指摘。また、「自転車だと目的地の目の前に止めたがる人が多いが、少し歩けば駐輪場はある。軽く考えて放置したり人のものを勝手に動かしたりするのは控えて」と呼び掛ける。(2019年8月20日 京都新聞)


駐輪機の種類にもよると思いますが、他人が勝手にロックを解除出来てしまう機械があるのは、私も知っていました。無料の時間内なら、駐輪機番号を押すだけです。無料でなくても代わりに料金を払えば解除できてしまうのではないかと思います。

私は、駐輪機にとめる場合でも、ワイヤーロックをかけますから、ワイヤーを切断されない限り、他人に勝手に動かされることはないですが、ママチャリの馬蹄錠なら、持ち上げてどかされてしまうでしょう。そのせいで、撤去・移送されてしまい、保管料等を払わされるというのは、まことに理不尽です。

なかなか台数を増やせず、取り合いというのはわかります。勝手に移動させる人が悪いわけで、その道徳観を疑いますが、罪のない人がバカを見る状態は改善すべきでしょう。駐輪時に暗証番号を入力する二重ロックでない駐輪機も多いのではないかと思いますが、メーカーや設置者には善処をしてほしいものです。


自動でロックの自転車 誤作動で転倒のおそれ

リコール
後輪をロックすると、前輪も自動でロックされるタイプの自転車で、走行時に誤作動で転倒する事故が起き、リコールの対象になっている。

リコール製品での事故は、およそ12年間で1,336件起きている。(2019年9月26日 FNN)


ママチャリは持っていないので詳しくありませんが、ワンタッチでツーロックという商品の宣伝を見た記憶があります。走行時に誤作動でロックするとしたら恐ろしい話です。たかが自転車と思う人もあるでしょうが、場合によっては路上に投げ出され、命にかかわる危険な欠陥と言えるでしょう。

この製品のユーザーだったとしても、この目立たない記事を見つける人は、限りなく少ないと思います。メーカーは、もっと大々的にリコールを周知して、速やかに回収をはかるべきでしょう。消費者庁など関係部局も、命にかかわるリコールは、自転車であっても厳しく対処してほしいと思います。


自転車で桜島から東京へ 催し主催者、鹿児島市訪問

鹿児島桜島をスタートし、10日間かけて東京・日本橋を目指す自転車のイベント「ジャパニーズ・オデッセイ」の開催を前に、主催者のフランス人男性2人が11日、鹿児島市の松永範芳副市長を表敬訪問した。

イベントは、自転車で探検しながら日本の風景や伝統の魅力を発見したり、人々と交流したりすることが目的で、5回目の開催。主催者のエマヌエル・バスティアンさん(48)とギョーム・シェーファーさん(45)の出身地であるフランス・ストラスブール市と鹿児島市が昨年、パートナーシップ宣言を行ったのをきっかけに初めて桜島を出発地に選んだ。

日本を含む約20か国の約50人が12日に桜島をスタートし、各チェックポイントを通過して22日にゴールする予定。

松永副市長は「鹿児島を出発地にしてもらい感謝している。魅力をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で発信してほしい」と述べ、2人は「鹿児島は海も火山もきれいなので楽しみ」と話した。(2019/10/12 読売新聞)


自転車を使って地域振興を図ろうと、イベントなどを開催する自治体は増えていますが、外国人が主催という例は珍しいのではないでしょうか。鹿児島市はラッキーだと思いますが、選ばれたということは、その理由となりうる地域の魅力や、アドバンテージがあったのかも知れません。

地元の人間はその地域の魅力、優位性、ポテンシャルに気づいていない可能性があります。他の地域の人、いわゆる「よそ者」の目が有効とよく言われますが、外国人の目からは、さらに違って見える可能性があります。そういう観点から、まだまだ開拓の余地がある地域は多いのかも知れません。


ジャイアント前CEOらが四国一周を達成 e-BIKEで各県庁を巡りサイクリング振興をアピール

四国一周台湾から来日していた四国一周サイクリング訪問団が10月9日、自転車による7日間の四国一周の旅を終えて、愛媛県庁でゴールを迎えた。

このサイクリングツアーには、世界的なスポーツ自転車メーカー「ジャイアント」の前グローバルCEOであるトニー・ロー(羅祥安)氏の呼びかけで集まった台湾のサイクリストが参加。

現在は「自転車新文化基金會」の会長を務めるトニー氏はe-BIKE(電動アシスト付きスポーツ自転車)に乗り、四国4県すべての県庁を訪問しながら四国の魅力を楽しんだ。

最終日は愛媛県の内子町より出発。昼前には愛媛県の中村時広知事も駆けつけ、広大な空と瀬戸内の海が広がる絶景で知られる下灘駅でツアーに合流した。中村知事は参加者と四国一周チャレンジ中のエピソードや、四国でのサイクリング環境について語り合い、台湾のサイクリストと交流した。その後は瀬戸内海の雄大な景色のもと、e-BIKEに乗って四国一周サイクリングの最終日を一緒に楽しんだ。

一団は午後4時頃に愛媛県庁に到着し、四国一周を無事に達成。ゴールセレモニーでは完走証と完走メダルが贈呈された。県庁で出迎えた神野一仁副知事からは「四国一周サイクリングも、世界的に有名な台湾一周サイクリングに追いつけるよう、四国4県が連携して今後も取り組んでいきたい」と参加者に感謝とねぎらいの言葉が送られた。

自転車王国・台湾では、自転車で台湾一周することを「環島」(ホァンダオ)と呼び、国内外でムーブメントとなっている。台湾一周は約1000kmで、四国一周とほぼ同じ外周でもあることから、2019年3月には四国一周と台湾一周の両方を達成した人に、「四国・台湾ダブル一周達成ジャージ」を贈ることが発表されるなど、両エリアのサイクリング交流が活発化している。

今回、四国を時計回りに一周したトニー会長は、「四国4県どこに行っても熱烈な歓迎を受け、サイクリングアイランドの実現に向けて進んでいると実感した。四国にお住まいの方はもちろん、日本の皆さんには是非台湾一周にもチャレンジしてほしい」と四国一周を終えた心境を語った。自ら訪れた四国4県の県庁では、各県の知事に対し、四国・台湾ダブル一周達成の仕組みを改めて報告するなど、今後のさらなるサイクリング普及に向けた協力体制を確認した。(2019/10/11 サンスポ)


ビワイチ(琵琶湖一周)やアワイチ(淡路島一周)も人気が出てきていますが、150〜200キロの走行距離です。日本人の感覚だと、四国一周1000キロとなると、まとまった休みが必要で、なかなかチャレンジは出来ないと考える人が多いのではないかと思います。

しかし、外国人は長いバケーションをとる人も多いでしょうし、台湾の「環島」が人気なのを見ても、需要はあるということだと思います。もともと、お遍路さん文化の場所でもあるわけで、自転車お遍路も含め、四国一周サイクリングの環境整備が進むことを期待したいものです。


自転車ツアー 茨城県、外国人誘客に力 英語ガイド養成へ講座

外国人誘客自転車専用道路「つくば霞ケ浦りんりんロード」(全長約180キロ)が国交省から日本を代表する自転車ルート「ナショナルサイクルルート」の第1次候補に選ばれたことを受け、茨城県はインバウンド(訪日客)の観光誘致に力を入れる。

県内で自転車ツアーの観光案内をするガイドを対象に英語での案内講座を開催するなどサイクルツーリズム(自転車観光)を強化するため、外国人受け入れの態勢を整える。

県は外国人観光客を適切に迎え入れるため、日本サイクリングガイド協会公認として、自転車ツアーのガイド役「サイクリングサポートライダー」を養成している。昨年と今年で計40人を養成。うち15人は既に自転車の催しやツアーでガイドとして活動している。

さらに訪日客への対応を強めようと、サポートライダーを対象にしたインバウンド対策にも着手。まず特別講座を9月25日、土浦市役所で開いた。同協会公認ガイドの田代恭崇さん、石塚裕也さんらを講師に10人が参加した。

講座で石塚さんは北海道でツアー客の7割が訪日客という実績を報告。「外国人は雪や紅葉をものすごく喜ぶ。言語よりも、もてなしの心を出すことが大事」と話した。田代さんはガイドでは必要最低限の英語を覚えることを助言し、スマートフォンの翻訳アプリの音声を流したり、観光地の説明文をあらかじめ翻訳して録音したりして伝える方法を伝授した。

この後、参加者はつくば霞ケ浦りんりんロードに自転車で乗り出し、コース上で英語による解説を行って実践した。外国人客をガイドした経験があるという石岡市染谷の中島正幸さん(41)は「景色や見どころに感動するポイントは日本人と同じ。地元で面白いものを自分なりに探して、訪日客にも感動を伝えられれば」と見据えた。

県はこれまで自転車が盛んな台湾のメディア関係者を招いたツアーも開き、ガイドを実践した。県地域振興課交流プロジェクト推進室の中村浩室長は「東京に近く、空港や自転車道がある本県の強みを生かして訪日客を増やしたい」と期待した。県は今後も講座やツアー開催などインバウンド対応を進める方針。(2019年10月9日 茨城新聞)


りんりんロードは私も走ったことがありますが、鉄道の廃線跡という独自の風情があっていいと思います。しまなみ海道、琵琶湖や淡路島などと比べて、景色の良さは劣るかも知れませんが、首都圏で東京から日帰りできる場所なので、訪日外国人に人気が出ても不思議ではないでしょう。

外国人に対する知名度的には、筑波山や霞ヶ浦はまだ低いと思いますが、手軽に日本の自然の中をサイクリングしたいというニーズはあるはずです。ガイド付きツアーなら参加しやすく、外国人の目にとまったり、行ってみる気になる可能性もあるでしょう。地味ですが、有効なやり方だと思います。


シェアサイクル便利に、松本市 長野県観光アプリと連携

観光アプリ長野県や松本市などはスマートフォン向け観光案内アプリ「信州ナビ」と、同市内のシェアサイクルの連携を始めた。アプリで松本市内から行きたい場所までの経路を検索すると、地図上に自転車の貸し出し拠点が表示される仕組み。観光振興や渋滞緩和に向けて、より利用しやすい環境を整える。

松本市はシェアサイクル事業を手掛けるオープンストリート(東京・港)と組んで、今年3月から「ハローサイクリング」を始めた。現在はJR松本駅前や松本城、イオンモール松本など24の貸し出し拠点を設けており、130台の自転車を提供している。

一方、信州ナビは長野県内を対象とした観光・交通案内アプリ。今回は松本市内を出発地点として同ナビで経路検索すると、地図上に自転車のマークで貸し出し拠点を表示するようにした。経路が徒歩のみの場合は、自転車を使った場合の参考時間も示す。

ハローサイクリングの利用には事前にアプリをダウンロードする必要がある。信州ナビを利用する観光客などがシェアサイクルサービスに気づきやすいよう、ダウンロードしていない人にはダウンロードサイトへのリンクも示し、利用を促す。(後略 2019/10/9 日本経済新聞)


サイクリングによる地域振興に、シェアサイクルと観光ガイドを含めたスマホアプリを使うというのは、今どきのやり方で、効果が期待できそうです。せっかくですから、こちらも、訪日外国人のニーズを取り込むため、外国語でも利用できるようにしたらいいと思います。


台湾から自転車で応援 復興ツアーに97人

応援ツアー台湾のサイクリング愛好家ら97人を乗せたJRのサイクルトレイン「B.B.BASE」が30日、館山市のJR館山駅に到着した。台風15号で大きな被害を受けた南房総地域を元気づける「復興応援ツアー」を兼ねており、参加者たちは各地を自転車やバスで巡る。

台湾の大鷹旅遊社が企画し、自転車を分解せずに持ち込めるサイクルトレインをチャーターした。一行は館山に1泊した後、南房総市や鋸南町、鴨川市などを訪ねる予定。被災地支援に充てるため、参加者から寄付を募るという。

駅で出迎えた金丸謙一市長は「みなさんの元気な姿を見てエネルギーをもらった。一致団結して復興に向かっていきます」とあいさつ。大鷹旅遊社の王国強副社長は「台湾も度々、台風の被害を受け、復興している。館山もすぐに復興できると信じている」と話していた。(2019/10/01 読売新聞)


千葉県の台風15号による災害に対し、すでに海外から復興応援ツアーの人が訪れています。その気持ちは、ありがたいことだと思います。台湾の人は、東日本大震災の時もそうでしたし、日本人サイクリストが現地で落石で亡くなった際などにも、何かと温かい対応をしてくれます。

地域振興の一環として、訪日外国人を受け入れ、日本で走ってもらうためのサイクリング環境を整備するにとどまらず、サイクリスト同士の国際交流が広がるのは喜ばしいことです。災害被害を受けた地域に、復興応援に来てくれるような、こういう関係を大事にしたいものです。




◇ ◇ ◇

いよいよラグビーW杯はスコットランド戦、開催決定です。ぜひ勝って決勝トーナメントに進んで欲しいものです。

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