March 14, 2020

コロナウイルスが与える影響

新型コロナが世界的大流行となっています。


中国では感染拡大がおさまってきたようですが、かわってヨーロッパやアメリカで感染者が急増し、WHOはとうとうパンデミックを宣言しました。イタリアでは全土で移動制限や集会禁止などの措置をとっていますが、死者が1千人を超え、医療システムが非常事態に直面しています。

ニューヨーク市場ではダウ平均が10%安とブラックマンデー以来の下落率になるなど、世界の株式市場で暴落と言うべき勢いで株価が下がっています。トランプ大統領は、ヨーロッパからの入国を30日間禁止しました。今後の世界経済への影響が懸念されています。

新型コロナ日本でも感染者が増え続けています。学校などには休校を要請し、イベントの自粛を求めるなどしていますが、依然として感染の拡大は止まっていません。人気テーマパークが休園し、選抜高校野球も中止になり、大相撲は無観客で行われるなど、異例の状況が続いています。

インバウンドの激減だけでなく、日本人も人混みを警戒して出かけないため、観光地のホテルやバス会社などは深刻な打撃を受けています。消費の落ち込みで、飲食関係などにも大きな影響が出ているようです。製造業のサプライチェーンの分断も含め、今後倒産や失業など、経済の深刻な落ち込みが心配される状況です。

なるべく接触感染の機会を減らそうと、テレワークや時差出勤も広がっています。子どもの世話のため、やむなく休む人、フリーランスの人など、仕事がなくなって収入を絶たれる人なども出ています。テレビなどでも連日報道されていますが、異例の事態が続いています。

これまで感染者が少なく楽観的だったアメリカでも大幅に増加し始め、NBAやMLBの試合が延期されたり、各種イベントが中止になり、日用品の買いだめで品切れが発生するんど、市民生活への影響が出始めています。そして、あまり報道はされませんが、生活の中での小さな変化も起きているようです。

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市民が自転車に乗り始めているのです。ニューヨークでは、勤め先へ通勤する人が、感染の恐怖から地下鉄を敬遠し、自転車に乗る人が増えています。デブラシオ市長が徒歩や自転車での通勤を呼びかけていることもあり、これまで以上に自転車に乗る人が増えていると言います。

イーストリバーを渡る橋の自転車の交通量は、今月に入って5割以上増加しています。ニューヨークでは今月、比較的暖かい日が続いたこともあるようですが、それだけの増え方ではありません。この時期の急激な増加は、ちょっとした自転車通勤ブームだと指摘されています。

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ニューヨークだけではありません。例えばフィラデルフィアでは、市内のシェア自転車の利用者が、昨年の同じ時期と比べて2倍近い伸びになっています。これは、多少気温が高かったくらいでは説明できないでしょう。明らかに市民は、感染のリスクの高い他の公共交通手段を敬遠しています。

アメリカだけでもありません。ここのところシェア自転車の利用が、一時の過熱ぶりから冷めたと言われている中国でも、自転車利用が増えているようです。シェア自転車を運営する各社は、自転車を毎日消毒し、キャンペーンを行うなど、この機会を捉えようとしています。

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中国では感染の拡大当初、自分たちの街への感染者の入境を阻止するため、シェア自転車がバリケード代わりに使われるなどの光景も見られました。しかし、感染者の発生が減り、ようやく経済活動の再開に動き始めている中で、あらためて自転車を利用する人が増えつつあるようです。

もちろん、この状況ですから、自転車の利用者増加と新型コロナの相関についての詳しい調査があるわけではありません。しかし、例えば地下鉄の車内で、咳などをきっかけにしたトラブルなどが各地で起きているようですし、神経質になっているのは、どこの国でも変わらないのでしょう。



2005年にロンドンで、地下鉄やバスを狙った同時多発テロが起きた時も、公共交通機関への不安から、自転車通勤する人が急増しました。当初は、市民のやむを得ない選択でしたが、不安がおさまった後も、自転車通勤の早さ、便利さ、気持ちよさから、そのまま続けた人も少なくなかったと言います。

テロをきっかけに、ロンドンで自転車通勤する人が増えたため、その後のロンドン五輪の際、多くの市民が大会期間中の公共交通の混雑と道路渋滞を避けて、自転車を使いました。自転車がロンドン五輪の交通の混雑・渋滞対策に大きく貢献したのは、テロの際に自転車通勤がブレイクしたからだとの指摘もあります。

今回のコロナも、今まで自転車通勤など考えてもいなかった人が始める、一つのきっかけになっているのは確かでしょう。まだパンデミックの終息が見通せない中、自転車通勤ブームなど、どうでもいい話ではありますが、後になってみれば、コロナのパンデミックが、自転車に乗る人を増やしたということになるかも知れません。

日本では、鉄道網が発達しているぶん通勤距離が長く、自転車通勤が現実的でない人も多いと思います。ただ、仕事の内容的にテレワークが出来ない人もいます。依然としてマスクも不足していますし、この際とばかり、自転車通勤に踏み切る人が出てくる可能性もありそうです。

新型コロナちなみに、政府が備蓄を放出するなどしていますが、マスク不足は解消していません。先日も欄外で書きましたが、月6億枚生産に増えても、仮に5千万人が毎日使えば15億枚で、到底追いつきません。咳が出ている人以外使わないようにし、それを皆で許容して需要を抑えるしかないと思います。

しかし、マスクをしていないで、うっかり咳でもしようものなら、周囲の人に睨まれます。トラブルも起きています。専門家は、マスクにウィルス感染の予防効果はないと言いますが、なかなかマスクをしないというわけにもいかない、というのが実際のところでしょうか。

これだけマスクのニーズが高まっている中、さらにストックしたいという人も多く、不足解消は無理でしょう。そこで、皆で布製のマスクを使うようにしたらどうでしょうか。洗って繰り返し使うならば、何枚か手に入れれば、それ以上ニーズは増えず、マスク不足も解消するはずです。使い捨ては、優先すべき医療関係者等に使ってもらえます。

不織布の使い捨てマスクのこれ以上の増産は難しそうですが、布製のマスクなら、その気になれば製造できる会社はあるのではないでしょうか。従来の布のマスクメーカーはフル稼働状態としても、それ以外、アパレル関係、例えばユニクロあたりが、大量に販売してくれないでしょうか。

アパレルメーカーは二の足を踏むかも知れません。でも、カラフルでファッショナブルなマスクを出せば、新たなファッションとしても、人気が出るかも知れません。咳こんでも周囲に睨まれないために、「花粉症です。」とか、「ウツりません。」などとプリントするのもいいでしょう。

ソフトバンクの孫社長が、新型コロナウイルス感染を調べる簡易PCR検査を100万人に無償提供する計画を表明し、すぐ撤回しました。医療崩壊につながるとの批判が出たためです。もちろん孫社長は良かれと考えたのでしょうが、批判はもっともです。

coronavirus is bringingそこで、マスク100万枚寄付に切り替えました。しかし、これにも賛否両論です。歓迎の声がある一方で、市中に出回るマスクが減る、海外から買えたとしても、世界的なマスク不足を助長するだけ、ソフトバンクが新規に製造するならともかく、総量が増えるわけではないので意味がないなど、批判も多いようです。

ただでさえ足りないマスクをかき集めるのではなく、ぜひ、どこかの布製品メーカーと提携するなどして、新しく布製のマスクを生産して供給してほしいものです。なんなら、ソフトバンクのロゴを入れてでも構わないと思います。宣伝にもなるでしょう。

PCR検査については、私も増やすべきと考えていましたが、そう単純なことではないようです。新型コロナは、指定感染症のため、もし検査して陽性が出れば、有無を言わさず入院・隔離措置をとらなければなりません。つまり、多少の発熱など軽症の人が入院してベッドが不足し、重症患者に対応出来なくなる恐れがあります。

普通のクリニックでは、検体採取のため、一回ごとに防護服などを使うのは、防護服も不足する中で困難です。せっかく検体採取しても、その場所にウイルスがおらず、陽性なのに陰性と出てしまうこともあるそうです。一般のクリニックで入院させなければならなくなると、院内感染の心配も高まります。

PCR検査が出来るとなると、感染が心配な人や、証明が欲しい人などが押し寄せる恐れもあります。そのことが逆に院内感染をおこし、クラスターになる可能性も危惧されます。医師のさまざまな観点からの判断で、検査が増えないこともあるわけで、現状でやみくもに検査を増やせばいいとは言えないようです。

むしろ新型コロナを指定感染症から外し、陽性でも軽症ならば自宅で療養させられるようにしたほうがいいと思います。今後、感染者が増えた場合にベッドが不足して、イタリアのように死者が急増するような事態を防ぐためにも、急務です。素人が見てもそう思います。

2020 新型コロナが世界中に広がる中、東京五輪の開催を危ぶむ声も増えています。トランプ大統領は1年延期したらどうかと言いましたが、延期は困難とか、規約上ありえないとする人もいます。もちろん関係者は、あくまで開催すると表明しています。どうなるかは予断を許しません。

多くの人が五輪を開催してほしいと考えているでしょうし、日本経済にとっても中止は深刻な影響が及びます。しかし、もし開催時に今のような感染状況が続いていたら、少なくとも観客は受け入れられないでしょう。いくらオリンピックとは言っても、一般の市民まで危険にさらすわけにはいきません。

延期は難しく、中止の可能性があるとするならば、『最悪の場合、無観客にするが予定通り開催する。』と決めてしまえばいいのではと、個人的には考えます。選手は検疫をして入国してもらい、無観客でも世界に中継は出来ます。そして、もしその時までに、日本で感染が収束していれば、日本にいる観客は入場させます。

もちろん、感染が収束している国の人は、検疫を行い入国・入場してもらうことも考えられます。夏までにどうなるかわかりませんが覚悟を決めて、終息を期待するけれど、最悪でも無観客で開催との方針を示せば、選手も安心して練習できるでしょう。

そして国民も、東京オリンピックを観客ありで開催するために、今はみんなで我慢して、なんとか終息させようと頑張るモチベーションになるのではないでしょうか。無観客だと損害も発生するでしょうが、中止よりマシでしょう。いずれにせよ、新型コロナの少しでも早い終息を祈るばかりです。




◇ ◇ ◇

中国外務省が、新型コロナウイルスは米軍が持ち込んだと主張し始めているようです。中国が感染初期に情報を隠蔽しなければ世界はもっと早く封じ込められ被害は少なかったでしょう。謝罪どころか責任転嫁とは呆れます。

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