May 16, 2020

予期せぬ事態で生まれたもの

コロナで生活が大きく変わりました。


大人も子供も外出自粛でずっと家にいるため、仕事や勉強、娯楽や運動、食事など、今までとは様変わりした人も多いに違いありません。テレワークやオンライン授業、ネットの動画視聴やゲームで、世界的にネットワークのトラフィックは急増し、動画配信サービスの加入者なども伸びています。

ゲーム三昧という子どもも多いかも知れません。SNSでもさまざまな発信が増えています。いわゆる巣ごもり消費で、自宅で料理をするため、お菓子の材料が品薄になったり、この機会にとばかり断捨離に励む人が増えたため、家庭ゴミの量が急増しているという話もあります。

室内でエクササイズをしたり、ヨガや筋トレを始める人もあるでしょう。時間があるため、マスク制作も含め手芸を始めたり、庭で家庭菜園を始める人もいます。SNSやネット通販、フリマアプリで不用品の処分に精を出す人もいれば、友達とオンラインの飲み会をする人も増えているようです。

カタン
果樹園
ウミガメの島
ガイスター
ブロックス


これは日本だけのことではなく、世界的に生活スタイルが変化したことで、これまでとは違うものが脚光を浴びたり、時代遅れのように見られていたものが再び評価されたりもしているようです。いろいろあると思っていますが、例えばボードゲームなどもその一つと言えるでしょう。

ゲーム機やスマホゲームなど、デジタルのゲームが当たり前になる中で、ボードゲームとは懐かしいと感じる方もあるでしょう。このコロナによって外出自粛で家族で過ごす時間が増えたため、親子で楽しめるボードゲームが見直され、プレイする人も増えているようです。

モノポリースーパーマリオ
クルード
アトモン
バウンス・オフ!
はぁって言うゲーム


ボードゲームと言えば、スタンダードなものから、最近のヒットまでいろいろありますが、自分たちで開発した新しいボードゲームを売り出そうとしている人たちがいます。アメリカのプロのMTBライダー、Syd さんと、Macky さんです。彼らが開発したのは、なんとマウンテンバイクのボードゲームです。

今どきは、室内用のトレーナーと、Zwift などのアプリを使ってオンラインでバーチャルなレースを楽しんだり、eスポーツに興じる人も増えています。そうしたデジタルなゲームのMTB版ならばわかりますが、MTBのボードゲームとは意表を突かれます。

SEND IT!SEND IT!

少なくとも私には、マウンテンバイク・ライドをボードゲームにしようという発想は浮かびません。マウンテンバイクに乗ったり、クラッシュしたり、スキルを構築するなどしながら、MTBレースの世界での殿堂入りを目指すというゲーム、“SEND IT!”です。

マウンテンバイクに乗りたくても乗れない時があります。ケガをしている時、雪が降る時期とか天候が悪い時、そして世界がパンデミックに襲われている時です。そんな時でも出来るゲームとあります。むしろパンデミックで外出自粛の時こそプレイする人が増えそうなゲームと言えるでしょう。(動画 ↓ )



ただ、必ずしもコロナが流行し出したから作ったわけではないようです。Syd さんと、Macky さんは、プロのマウンテンバイクレーサーのカップルです。バンに寝泊まりしながらアメリカ国内や世界のバイクレースを転戦したり、YouTubeで冒険や旅行の様子を配信したりもしています。

ところが昨年、Macky さんが人生最悪のクラッシュに見舞われ、肩などに大ケガを負いました。しばらくMTBにも乗れなかったわけですが、その間、何がまずかったのが考えるのに多くの時間を費やしました。そして、Syd さんとボードゲームをたくさんして過ごしたのです。

SEND IT!SEND IT!

もともと、バンで生活しているので、載せられる荷物は限られています。出来る娯楽や趣味も当然限られるでしょう。それで、いつも最低1個はボードゲームを携行し、空いた時間にプレイするのが二人の生活の一部でした。そもそもボードゲームに親しんでいたという背景があるわけです。

そんなケガの期間に思いついたアイディアから生まれたのが“SEND IT!”です。このユニークなボードゲームを製品化するために、クラウドファンディングサイトで資金調達に乗り出したのが今月の6日、なんと8時間で目標金額をクリアしました。発表がパンデミックの最中とは、まさに絶好のタイミングだったと言えそうです。

SEND IT!SEND IT!

もちろん彼らが、プロのマウンテンバイカーであり、多くのチャンネル登録者を持つ、YouTuber だったからということもあるでしょう。ただ、パンデミック下で退屈していた人が多かったり、ボードゲームというレトロな遊びに関心が高まっていたタイミングだったこともスピード調達を後押ししたようです。

それにしても、MTBライドそのものをボードゲームにするとはユニークです。開発のきっかけとなったクラッシュは昨年のことですから、必ずしもパンデミックによって生まれたわけではありませんが、パンデミック中で、ボードゲームがあらためて注目されているという追い風にも乗ったと言えるでしょう。



このコロナによるパンデミックは、多かれ少なかれ世界中の人々の生活を変えました。少しずつ経済活動が再開されつつありますが、まだまだいろいろな制約があり、感染を防ぐための行動が求められています。ロックダウンや外出自粛要請が解かれても、元の生活には戻れず、新たな生活様式が必要とされています。

新たな生活様式と言われても、生活がいろいろと制約を受けるという窮屈な話です。コロナでステイホームを強いられた上、解除されても、以前のように何も考えず友人と会ったり、会食したり、旅行したり、歌や演劇をライブで楽しむわけにはいかなくなりました。with コロナと言われても、憂鬱な面は否めません。

SEND IT!SEND IT!

コロナによるパンデミックは世界的な災難です。しかし、この思いもよらなかった事態により、今まで考えもしなかったことを始めた人も少なくありません。新たな知見や関係、趣味を広げた人もあるでしょう。制約に縛られるだけでなく、前向きな変化、新しい楽しみが生まれてくることを期待したいものです。











◇ ◇ ◇

39県で非常事態宣言が解除されて最初の週末です。全国的に感染者は減ってきていますが、このまま推移し、また増加に転じないことを願いたいものです。高温多湿や紫外線でウイルスが不活化するとか、抗体が出来れば免疫が得られるとか、いろいろな説がありますが、何とか収束に向かい、第二波以降が小さい事を祈るばかりです。

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