July 06, 2020

使わないときには目立たない

ハンドルバーは貴重なスペースです。


人にもよりますが、自転車のハンドルバーにアタッチメントなどを使って、さまざまなアクセサリーを取り付けている人は多いと思います。例えば、ベル、サイクルコンピュータ、ライト類、フロントバッグなど、ハンドルバーに取り付けて使うものは少なくありません。

動画用のカメラを取り付けて、走行動画を撮る人もあるかも知れません。最近は、イザという時のためのドライブレコーダーやGPSロガー、衝撃を検知して通報してくれる装置、盗難を防いだり追跡する機器といったハイテクなアクセサリーも登場していますが、やはり確認しやすいため、ハンドル回りに集まりがちです。

フロントバッグ
カメラホルダー


そして、今どきならば、スマホもその一つでしょう。専用のナビゲーションを取り付けている人もあると思いますが、最近はスマホの地図アプリをナビゲーションとして使っている人も多いと思います。短いハンドルバーの限られたスペースに、もう空きが無いという人もあるかも知れません。

私は使ったことがありませんが、昔はハンドルバーバッグにマップケースがついていて、そこに地図を入れて道を確認しながらツーリングしていたという人もあるでしょう。それと比べれば、今はスマホで現在位置もわかりますし、ルートまで案内してくれるのですから、便利になったものです。

スマホホルダー
スマホホルダー


今般のコロナ禍で、職場までの自転車通勤や、地下鉄やバスなどの公共交通機関の代わりに、自転車を移動に使う人が増えています。日本では、最寄り駅までのアシという人が多いと思いますが、目的地まで直接の移動に使うとなると、今まで通ったことがない道を行くことになります。

そんな場合でも、スマホの地図アプリがあれば取るべきルートがわかりますし、迷ってもすぐ確認できます。知らない道へも、安心してこぎ出すことが出来ます。自転車で直接移動するきっかけはともかく、その背景には、スマホの普及があると言えるのかも知れません。

ちなみに、日本ではグーグルマップの自転車マークをタップしても、使用できませんと出ます。海外と違って、日本では自転車道などが乏しいため、自転車用のルート案内は出来ないということのようです。ただ、歩きやクルマ用のルート案内を使って代用は出来るでしょう。

自転車用のナビアプリなら、道案内までしてくれます。利用できるサイクリングロードなどがあれば、それを考慮したルートを引いてくれます。地図が変われば自動で更新してくれたり、累積の標高差とか消費カロリーまで計算してくれる、雨雲の位置まで把握するなど、多機能のものもあるようです。

自転車NAVITIME
自転車NAVITIME
自転車NAVITIME


道案内をさせたり、リアルタイムにルートを確認しながら走行する場合は、やはりハンドルバーあたりに固定して使いたいところです。走行中に脱落して落下をしても困るので、単なるゴムバンドなどではなく、スマホ固定用のアタッチメントを使うのが安心でしょう。

ただ、自転車に乗る時、常にスマホを見て走るわけではなく、必要な時だけ取り付けて使いたいという人も多いはずです。専用のスマホホルダーは、走行中に脱落しないようになっていて安心感があり、便利なのですが、スマホを取り付けていない時に、大きくて邪魔なのは否めません。

Loop MountLoop Mount

Loop MountLoop Mount


ホルダー自体をいちいち着脱するのは面倒です。取り付けていない時のホルダーの見た目も良くありません。そこを何とかならないかと考えた人がいます。イギリスはロンドン在住の、Gillian Fraser さんら、工業デザイナーのグループの人たちです。

その名も“Loop Mount”、使わない時には単なるリングのような形状で邪魔にならず、取り付けてあっても目立ちません。いざスマホを取り付ける時にはアタッチメントが広がり、ハンドルバーに安定してマウントできるようになっています。金属製ですっきりしたデザインです。

Loop Mount

階段を下りるような乗り方をしても脱落することはありません。通常はハンドルバーの一部かと思うくらい目立たず、邪魔にならない形状です。金属製なので丈夫で長持ち、ほとんどのハンドルバー、スマホに適合します。着脱もワンタッチです。なるほど、これはなかなか使い勝手が良さそうなホルダーです。

クラウドファンディングサイトで資金調達、販売に乗り出していますが、早々に目標金額に到達したのも頷けます。スマホを固定して使うなら、ホルダーが邪魔なのは仕方ないと諦めていいた人は多いと思いますが、これなら使いたいという人は多いに違いありません。シェア自転車などにも装備してあれば便利でしょう。



スマホホルダーと言うと、どうしても脱落しにくさばかりを考えがちですが、これならコンパクトで他のアタッチメントとも干渉しにくく、ハンドルバーの貴重なスペースを節約します。使わない時にも邪魔にならない、デザイン的にも優れたスマホホルダーと言えるでしょう。

街では、スマホを操作しながら走行する人も見ます。歩きながらと一緒で、やれば出来てしまいますが、危険で道交法違反でもあります。注視が危険なのは同じですが、片手で持ちながらよりは、固定するほうがベターです。自転車でスマホを安全に使うことにつながる点でも、有意義な製品と言えそうです。








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ここへ来て東京では連続で100人以上、各地にも広がっており不気味です。重症者が増えないことを祈ります。

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