August 08, 2020

トラブルや危険を回避する法

全国各地で猛暑となっています。


暦の上では立秋を過ぎましたが、各地で夏本番の暑さです。今年はコロナ禍で、帰省の自粛を求める知事もあり、交通機関の予約も低調、人の動かないお盆となりそうです。さて、そんな折りですが、今回は最近の自転車関連のニュースをピックアップしてみたいと思います。


自転車で1.6キロあおり運転? 傷害容疑で男を逮捕

あおり運転自転車で追い抜かれたことに腹を立て、約1・6キロにわたってロードバイクで男子中学生を追いかけて押し倒したとして、福岡県警は5日、福岡市南区の無職の男(66)を傷害容疑で逮捕し、発表した。「追い抜いた時にこけた音はしたが押してはいない」と容疑を否認しているという。

西署によると、男は7月19日午後1時20分ごろ、自転車で自身を追い抜いた帰宅途中の男子生徒を追いかけ、走行中の生徒の背中を押し、自転車ごと転倒させて打撲などのけがを負わせた疑いがある。

男は信号で止まった生徒に「スピード出しすぎだ。警察行くぞ」と声を掛け、恐怖を感じて逃げた生徒を約1・6キロにわたって追いかけたという。男はロードバイクの愛好家で、自らインターネット上に公開していたロードバイクの画像などから特定された。生徒は一般的な自転車に乗っていたという。(2020年8月6日 朝日新聞)


一部でこの事件が話題になっているようです。これが先頃の道交法改正にあった、自転車のあおり運転なのでしょうか。あまりこれまでニュースにはならなかった気がしますが、逆に道交法改正があったからこそ、ニュースになったようにも思えます。

これは道交法で禁止するような違法行為としてのあおり運転としてではなく、トラブル、あるいは言いがかりから発展した傷害事件のようで、実際に傷害として扱われています。それにしても、いい年をして中学生に腹を立てて暴行するなど、情けない話です。

たしかに、道で他の自転車に追い抜かれると、プライドが傷つくのか、ムキになって抜き返すような人もいることはいるでしょう。中には、何が気に入らないのか、敵意むき出しで威嚇するような人もいます。私も出会ったことがあります。別に競って抜いたつもりはなかったので、突然の敵意に驚きました。

行為としては、クルマのあおり運転と同じ構図なのかも知れません。ロードバイクの愛好家とのことですが、その前に、この行為は常識のある大人とは思えません。世の中には、常識では理解できないような人がいます。コロナでイライラしている人もいるようなので、変なトラブルに巻き込まれないよう気をつけたいものです。


電動キックボード規制緩和「自転車レーン走行OK」実験へ 「キックボードだけ」なわけがない影響

規制緩和電動キックボードのシェアリング実験に特例

電動キックボードのシェアリングサービス実証実験において、自転車レーンを走行できるという特例が認められる見通しです。警察庁は2020年8月3日(月)、その規制の特例措置内容を公表し、パブリックコメント(国民からの意見募集)を開始しました。実験は10月から一部地域で実施される予定です。

今回は、シェアリングサービス提供事業者の求めに国家公安委員会と警察庁が応じた形です。電動キックボードで公道を走行する場合、50cc原付の保安基準に適合させた車両でナンバープレートを取得したうえで、ヘルメットを着用し、電源オフの状態であっても車道を走行する必要がありますが、それが一部緩和されます。

特例の適用にあたり、車両のサイズや重量のほか、「20km/h以上の速度を出せないこと」といった条件が明示されています。そのうえで、該当するシェアリング事業で貸し渡される電動キックボードが、自転車通行帯を通行できるよう、道路標識令(道路標識、区画線及び道路標示に関する命令)の適用に関する特例を定める、とされています。

シェアリング事業の実証実験においての適用で、かつ、原付の区分そのものを見直すわけではありませんが、電動モビリティの業界関係者は、「新たな乗りものとして広く社会に認めてもらう機運になる」と期待感をにじませます。

電動キックボードをめぐっては、自民党の「MaaS議員連盟」も、現行の規制がこうした新たな交通手段にそぐわず、欧米などと比べて普及を妨げているとして、規制緩和を国へ働きかけてきました。また、シェアリングサービスの提供事業者であるLuup(東京都渋谷区)やmobby ride(福岡市中央区)も、国の制度を活用して関係機関との対話を重ねており、こうした動きが今回の規制緩和に結実したといえるでしょう。

「シェアリングだけ」「キックボードだけ」の特例にはならない!

規制緩和Luupは2020年6月のプレスリリースで、「直近の新型コロナ感染症拡大の影響を受けて、各国ではマイクロモビリティ専用レーンの整備が進められており、三密を避ける手段として電動キックボードを含むマイクロモビリティが注目されています。日本においても公共交通機関を補完できる移動手段は求められており、マイクロモビリティの社会実装が急務であると考えています」とコメントしています。

一方で、こうした電動モビリティを販売する事業者は、現行ルールにのっとり、原付の保安基準に当てはめる形で公道走行を可能にしてきました。たとえば自転車にも電動バイクにもなるタイプのモビリティの場合、自転車モードであっても免許を携帯し、ヘルメット着用で車道を走行する必要があります。このタイプを販売するglafit(和歌山市)も、Luupなどと同じ国の制度を活用し、「自転車モードなら自転車として走れる」よう規制緩和を求めています。

またインターネットの通販サイトでは、類似する商品が無数に販売されていますが、なかには日本の基準に適合せず「公道は走れません」と注意書きがあるのみで、こうした商品による違法走行も増えているのが現状です。

だからこそ今回の規制緩和の動きは、「『シェアリング事業だけ』『キックボードだけ』という話には当然ならないでしょう」と、前出の電動モビリティの業界関係者は、様々なタイプの電動モビリティへの影響を指摘します。

また今回は前出のとおり道路標識令の適用に関する特例を定める形ですが、「いずれは原付の区分や、電動モビリティそのものの区分も見直されるべき」とのこと。

というのも、自転車レーンがないところではどう扱うかも明確ではないうえ、「一律で20km/h以下というのは、むしろ危ないという声も出るでしょう」といいます。電動であればエンジンよりもスピードをきっちり調整できるものの、乗る人の体重や路面状況によっても必要なパワーは異なってくるのだそうです。なお、Luupは近々、今回の決定と実証実験の内容について発表するとしています。(2020.08.06 乗りものニュース)


日本では、電動自転車は原付に分類され、自転車ではないので自転車レーンは走行できません。ナンバーやヘルメットも必要になるので、電動のオートバイとしては売られていますが、自転車のようには使えません。その規制を打ち破ることになるかも知れません。

ただ、この記事が指摘するように、電動キックボードが自転車レーンの走行を許可されるのなら、電動の自転車、アシストでない電動だけで動く自転車も、原付ではなく自転車としての走行を認めろという話になる可能性はあるでしょう。どちらも電動だけで走る乗り物です。

例えば、中国へ行くと、自転車レーンの中を、普通の自転車も電動オンリーの自転車も混在して走っていたりします。危なそうに思えますが、走ってみるとそうでもありません。スピードが同程度であれば、ペダルをこいでいるか、いないかの違いだけで、十分に共存できると思います。

しかし、日本の貧弱な道路環境で、いろいろな電動モビリティが路上に出て来ると問題も起きそうです。また、電動キックボードを自転車と同じ扱いにすると、歩道を走行する人も出てきそうです。今の自転車のルール無視の混沌とした状況が、さらに酷くなる可能性は否定できないでしょう。

電動モビリティも自転車も車両ということが徹底され、全て車道を通るようになれば、歩行者は安全になりますし、秩序が確立されるきっかけになることも考えられますが、ルールの徹底を相当にはかった上でないと難しそうです。なし崩し的に広がっていくならば、それは期待できないでしょう。

日本では、電動キックボードなどが規制され、MaaSなど世界の趨勢から遅れているのは確かです。その点でも、こうした規制を議論の遡上に上げることは意味があると思います。自転車の歩道走行の問題や、車道の走行環境の貧弱さも含め、この際、全面的に見直していくのが望ましいのではないでしょうか。


【新しい日常で注目】自転車の車道通行に関する調査車道通行は危ないと思う自転車利用者95.2% 一方で自転車の車道通行を定めた法律に関しては93.7%が認知

車道通行au損害保険株式会社(本社東京都港区、代表取締役社長山田肋蓮以下、au損保)は、全国の自転車利用者の男女1000人を対象に、自転車の車道通行に関する調査を実施しました 。
 
新型コロナウイルス感染症の影響により、「3密(密閉、密集、密接)」を避けることを目的として改めて自転車通勤に注目が集まっています。

一方、自転車に乗る際には、自動車同様に多くの交通ルールが存在します。ルールの一つでは、一部例外を除き、自転車は歩道ではなく車道の左側を通行することが義務付けられていますが、街中で歩道や、車道の右側を走る自転車を見かける機会も多い状況です。
 
そこで、自転車向け保険を取り扱うau損保が、自転車利用者が、自転車で車道の左側を通行することについてどのように考えているのかを調査しました。

●自転車で車道の左側を通行しなければならない法律を “知っている 93.7%

道路交通法第17条、第18条により、原則として自転車は、歩道と車道の区別のある道路では車道の中央から左側部分の左端を通行しなければならないと定められています。自転車利用者1,000人にこの法律を知っているかどうかを尋ねたところ(単一回答)、「知っている」63.3%(633人)、「なんとなく知っている」30.4%(304人)を合わせると、計93.7%(937人)となりました。

●自転車で車道を走ることを危ないと思う自転車利用者 95.2%

車道通行自転車利用者1,000人に、自転車で車道を走ることを危ないと思うかどうかを尋ねたところ(単一回答)、「危ないと思う」61.1%(611人)、「やや危ないと思う」34.1%(341人)を合わせると、計95.2%(952人)となりました。自転車は車道の左側を走らなければならないという法律を知っている自転車利用者が多数いる一方、大半の人が自転車で車道を走ることを危ないと思っていることが分かりました。

また、年代別に見てみると「危ないと思う」と答えた割合は、20代49.5%(99人)、30代55.5%(111人)、40 代69.0%(138人)、50代57.5%(115人)、60代以上74.0%(148人)となりました。60代以上は20代よりも24.5ポイント高くなり、自転車で車道を走ることについて危険を感じている人が多いという傾向が出ました 。

●自転車で車道を走ることを危ないと思う理由「自動車との間隔が近いから」 85.8%
  
自転車で車道を走ることを「危ないと思う」もしくは「やや危ないと思う」と答えた自転車利用者952人を対象に、危ないと思う理由を尋ねたところ(複数回答)、「自動車との間隔が近いから」が85.8%(817人)と一番多い結果となりました。次いで「後ろから来る自動車が見えにくいから」71.6%(682人)、「自動車の通行スピードが速いから」68.8%(655人)、「駐停車している自動車を避けるのが怖いから」62.8%(598人)、「交差点で左折してくる自動車が怖いから」51.3%(488人)、「異素材部分(側溝のふたやマンホール、道路上の白線など )で滑るから」40.5%(386人)が続きました 。

今回の調査では 、自転車利用者の多くが、自転車は車道の左側を走らなければならないことを知っているものの、実際に自転車で車道を走ることに関しては、危ないと感じている人が大半だということが分かりました。
 しかしながら、au損保が2020年3月26日に発表した調査(https://www.ausonpo.co.jp/corporate/news/detail232.html)においては、東京都の自転車事故未遂および自転車事故経験者755人にその発生場所を尋ねたところ(複数回答)、トップは「歩道」46.9%(354人)、次いで「自転車専用レーンがない車道」31.4%(237人)と、車道よりも歩道での事故の方が多いという結果でした 。

そこで、au損保は 、専門家の監修の元、自転車での車道通行と歩道通行の安全性を検証する実験を行うことを 予定しています 。今後もau損保は自転車保険の加入促進に努めると共に、安心で安全な楽しい自転車ライフの提供を目指してまいります。(2020年8月5日 PRタイムス)


ニュースとしても報じられていますが、その元となった損保会社のプレスリリースから引用しました。自転車の基本的なルール、左側通行が、なんとなくしか知られていないのは残念ですが、それでも9割は意識しているわけです。にもかかわらず、実際は逆走も平気なのは、ルール順守の重要性がわかっていないのでしょう。

左側通行がルールなのを知っているのに、左だろうが右だろうが、お構いなしです。大通りの逆走も危険ですが、細い道でも、例えば見通しの悪い交差点で逆走していると、左側通行の自転車と出会い頭に衝突しかねません。ルールを守ることは、身を守ること、事故を防ぐために重要との認識が足りていないのでしょう。

車道が危ないと感じる人が多いのは、当然と言えば当然です。今まで歩道走行が当たり前に思われるくらい、日本では自転車を歩道走行させようとしてきました。インフラ整備もその方向でした。無駄に広い歩道がある一方で、自転車で車道走行すると危険な場所は多いはずです。

車道走行が増えないと、なかなか車道での自転車走行空間の確保も進まないでしょう。車道走行の安全性も向上しません。ある意味ニワトリと卵の関係です。国土交通省と警察庁は、車道走行原則へと大きく方向転換しました。今は車道走行する人が少なくても、まず車道での自転車の安全性向上に努めてほしいと思います。


別府の観光地や温泉、自転車でぐるり 「ダウンヒルサイクリング」を企画

別府別府市浜脇でゲストハウスを運営する相良孝幸さん(45)が、傾斜地の多い別府の特徴を生かして「ダウンヒルサイクリング」を始めた。十文字原展望台から海沿いまで、観光地や温泉を自転車で巡れるアクティビティー。新型コロナウイルス感染防止に対応した「3密回避」の企画として発信している。

標高500メートルの展望台が出発地。モデルコースは、明礬や鉄輪温泉郷を通って亀川地区の海岸部に出た後、国道に沿って北浜まで進む全長約19キロ。地獄めぐり、別府海浜砂湯、北浜温泉(テルマス)などが含まれる。

相良さんは「開始、終了の時間は決めておらず、時間制限もない。コースはほぼ下り坂。それぞれのペースで自由に楽しんでほしい。これまでと違った別府が体験できるはず」とPRする。

現在、由布市湯布院町塚原で観光客向けのキャンプ場を自作で整備している。完成後は塚原方面を含めた新たなコース(約10キロ)をつくり、魅力を増す方針だ。

当初は外国人観光客に旅の付加価値を提供しようと考えていた。コロナ禍で環境が一変する中で、国内客に近場の魅力をPRする「マイクロツーリズム」が注目され、「野外」「アウトドア」の需要が高まっているという。

相良さんは「自転車はウィズコロナの時代を生き抜く強みになるはず。他の施設にも呼び掛けて別府の新たな観光資源に成長させたい」と話している。(2020/08/05 大分合同新聞)


別府は有名な温泉地で人気スポットもいろいろあるので、わざわざサイクリングで集客を図る必要は乏しいかも知れません。でも、自転車がアウトドアで、それ自体が3密回避なだけでなく、いろいろなスポットへ観光客を分散させることにもなり、徒歩では行きにくい場所へも行ってもらえる点で有効だと思います。

有名な観光資源のない場所では、サイクリングそのものも人気のアクティビティとなります。サイクリングを打ち出して集客しようというところも増えています。これまで、有名観光地だから不要だと考えていた場所でも、サイクリングを組み合わせてみる手はあると思います。


「愛犬家としてあり得ない」 自転車に乗りながら犬の散歩は道交法違反か? 自転車保険適応外の恐れも?

犬にとって危険なだけでなく飼い主のリスクも

犬の散歩時々、自転車に乗りながら犬の散歩をする飼い主を街で見かけます。リードでつながれた犬は、飼い主が乗る自転車の速さに合わせて器用に歩きますが、ドライバーの目線をはじめ周囲から見ると、犬があらぬ方向に飛び出してこないか、ヒヤッとすることもあります。飼い主のこの行為に問題はないのでしょうか。

まず、自転車は道路交通法上で「軽車両」に分類されます。そのうえで、自転車に乗りながら犬をリードでつないで歩かせることは、違反行為になります。

道路交通法第七十条では、「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」と定められています。

この条文の「車両」には、軽車両も含まれるので、どのような動きをするか分からない犬を連れることで、自転車のハンドル操作などに支障をきたすとみなされると、違反に該当します。

また、同法第七十一条六号では、「前各号に掲げるもののほか、道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事項」を守らなければならないとされていますが、各地域の公安委員会が定めた交通規則でも、安定を失う恐れのある状態(自転車に乗りながらの犬の散歩など)での自転車の運転は禁止されます。」

例として挙げると、東京都では東京都道路交通規則第八条(3)や、大阪府では大阪府道路交通規則第十三条(2)がこれにあたります。結果、自転車に乗りながら犬を散歩させるのは、飼い主にとってもリスクがあるといえるのです。

そのうえで、愛犬や周囲の人を危険に巻き込むリスクも、当然考えられます。自動車関係の仕事に従事し、日常的にクルマの運転をしつつ、プライベートでは愛犬家であるという業界関係者に話を聞くと、次のようにコメントします。

犬の散歩「自転車に乗りながら犬を散歩させる行為は、ドライバーの立場だけでなく愛犬家の立場からしても、『飼い主は何考えてるんだろう?』と思ってしまうほど、ありえない行為です。

まず、リードが長くて犬が突然車道側に飛び出してきた場合は、クルマに轢かれてしまう可能性は当然ありますし、犬が自転車の前方に飛び出して飼い主自身が轢いてしまう可能性もあります。

犬が突然方向転換すると、飼い主の乗る自転車の方向転換が間に合わず、飼い主が危ない目に遭うことも考えられます。もちろん、犬の立場からみても、歩くペースを自転車に合わせなければならず可哀想です」

また、近年はクルマの任意保険に付帯するものをはじめ、自転車保険も存在します。危険な自転車の乗り方をしていて万が一の事態が起きてしまった場合、自転車の保険は支払われるのでしょうか。

国内の損害保険会社の担当者は、次のように話します。「自転車に乗りながら犬の散歩をする行為や、スマートフォンを操作しながら自転車を運転する行為は、道路交通法で禁止されております。

道路交通法違反をもって、直ちに保険金支払いの対象外となるケースは少ないようですが、状況によっては保険金が支払われない場合もあります」(以下略 2020.08.01 くるまのニュース)


犬を散歩させている人がすべて愛犬家とは限りません。家族の依頼でしぶしぶ散歩させている人もいるでしょう。中には、低速なのをいいことに、犬を引きながら自転車に乗り、スマホを見ていたりします。当然ながら犬のことなど見ていません。危険な人がいるのは間違いないでしょう。

実際に、私も何度か経験があります。犬はクルマの走っている車道へは飛び出さないかも知れませんが、それほど通行量の多くないサイクリングロードだったりすると、チョロチョロしたり、他の自転車の前に飛び出したりすることもあるでしょう。

道交法違反であり、自転車保険でカバーされないだけでなく、マナー的にも問題で、何より危険です。他の自転車利用者に迷惑であり、やめてほしい行為です。あまりニュースにはなりませんが、おそらく、犬の散歩によるトラブルも起きているのではないでしょうか。

もう一つ、付け加えるならば、歩いて散歩させている人で、犬を見ていても、犬を飛び出させる人がいます。そういう人が使っているのが、伸びるリードです。自転車のほうに飛び出しても、リードが伸びてしまうので、抑止できません。これもトラブルの原因になると思います。

例えば、河川敷のサイクリングロードなどでは、犬を自由にさせてやりたいと思うのでしょう。自転車と歩行者とがセパレートされた場所であっても、リードを伸ばしているので、歩道部の植え込みから犬が飛びだしてくることがあります。この伸びるリードでの散歩も個人的にはやめてほしいと思います。


ウィズコロナを自転車で 愛媛県今治市がスポーツ用自転車の購入を最大3割補助

購入補助愛媛県今治市が、市民のサイクルライフを応援する補助金事業を、8月より開始する。市民のスポーツ用自転車購入、スポーツ型自転車用ヘルメットの購入、市内事業者の自転車駐輪施設等整備を支援するもので、自転車・ヘルメット購入の際は金額の最大3割を補助する。

ウィズコロナを意識した新しい生活様式の普及や市民の健康増進、自転車によるマイクロツーリズム(地域内観光)の推進のため、市民のライフスタイルを自転車のある暮らしにシフトすることを図る。

スポーツ用自転車の購入補助は、自転車購入の補助金は1世帯1回までで車種等の条件により最大3万円。 スポーツ型自転車用ヘルメットは最大3000円の補助。いずれもスポーツタイプかつ今治市内の自転車店(登録店舗)で購入した新品であることを条件に、8月3日から来年3月1日まで購入金額の3割を補助する。

駐輪施設等整備については補助対象経費総額の半額を、8月3日から来年2月10日まで最大50万円補助する。補助対象となるのは、市内業者の施工による自転車駐輪施設の建築費用や、サイクルスタンドと駐輪施設用のフロアポンプ・工具の購入費用、駐輪施設建築のための建築確認申請手数料など。

今治市は国のナショナルサイクルルートに選ばれた「しまなみ海道サイクリングロード」の発着点にあたり、自転車を活用した観光促進をこれまでも進めてきた。コロナ禍で遠方や海外からの観光需要が落ち込むなか、マイクロツーリズムによるふるさと再発見のツールとして、自転車の利用促進を支援する。(2020/07/31 サンスポ)


海外では、このコロナ禍で自転車購入や修理に補助金を出す国がありますが、しまなみ海道のお膝元、今治でも導入されたようです。今治で、これを契機にスポーツバイクに乗ろうという人がどれだけいるのか知りませんが、自転車の町としてのアピールにもなるでしょう。

駐輪施設の補助金は、このコロナ禍で自転車での客を増やす可能性があります。条件があうなら、商業施設は使わない手はないでしょう。近場への旅行、マイクロツーリズムということが言われていますが、愛媛県内の人を、もっと自転車で今治に来てもらうのは、一つの戦略かも知れません。


太平洋岸自転車道の起点、千葉・銚子にモニュメント

銚子「チーバくん」と和歌山へペダルをこぎ出そう――。千葉県銚子市の銚子駅近くに、同市から和歌山市までの全長約1400キロメートルの「太平洋岸自転車道」の起点を示すモニュメントが作られ、2日に除幕式があった。

県のマスコットキャラクター、チーバくんが自転車にまたがる像や起点の道標をあしらった。自転車道をPRし、地域の観光振興につなげる。

太平洋岸自転車道は銚子市から富津市まで房総半島を巡った後、船で神奈川県にわたり、太平洋沿いの6県を結ぶ構想。国や関係自治体などで路面標示や案内看板の設置、サイクルステーションの整備などが進む。日本を代表する自転車道として国が認定する「ナショナルサイクルルート」(2019年度創設)への指定を目指す。

モニュメントの設置により自転車道自体や起点の銚子市を県内外の自転車愛好家らにアピールするほか、走行環境の充実などに弾みをつける。越川信一市長は「多くの移住者を迎えた紀州(和歌山)とは縁が深い。新たなサイクルツーリズムを切り開きたい」と期待する。(以下略 2020/8/3 日本経済新聞)


太平洋岸自転車道の全体の整備の進捗状況は伝わってきませんが、銚子は起点として盛り上がっているようです。全線開通しても、和歌山まで連続して走行しようという人は少ないと思いますが、千葉県の外房、内房を通って富津まででも十分走りごたえがあり、観光振興には寄与しそうです。

「ベテラン配達員が解説」ウーバーイーツの自転車が危険運転をつづける裏事情
配達員が受ける「より早く」の重圧

ウーバイーツ歩道の真ん中を自転車がまっすぐ突っ込んできた

今年5月12日、自転車の乗り入れが禁じられている首都高で、ウーバーイーツの配達員が走行している姿が目撃された。通報を受けた警視庁高速隊が現場に向かったものの、当の配達員はすでに近くの出口から高速を降り、逃げた後だったという。

コロナ禍に伴う外出自粛要請を受け、この春、飲食店の料理配達代行サービス「ウーバーイーツ」の利用者が急増した。以来、現在に至るまで同サービスの自転車配達員が路上にあふれるようになり、大都市圏では昼夜を問わず、いたる所で大きな四角いバッグを背負った彼らを目にするほどだ。

そうした配達員の中には、交通法規や運転マナーを無視した自己中心的な運転で周囲の歩行者や車両に迷惑をかけたり、最悪の場合、事故を起こしたりする者が少なくない。

私も、ウーバーイーツの配達員から被害を受けた一人である。

4月の末、自宅近くのスーパーの歩道で、自転車がこちらに向かって進んできた。私の左右には誰もおらず、すれ違えるスペースはあった。しかしその自転車は、進路変更せずにまっすぐ突っ込んできたのだ。

アプリをダウンロードしなければ問い合わせすらできない

衝突する寸前で運転者はブレーキをかけたが、それでも私を避けて進もうとはせず、止まったまま。要はこちらに対して〈お前がよけろ〉というわけだ。ここまでされて笑って見過ごすほど私もお人よしではない。すれ違いざま20代前半と思われる運転者をにらみつけると、なんと相手も振り向きながらにらみ返してきたのである。マスクもしていなかったので、その若者の形相ははっきりとわかった。そして背負っていた大きな黒いバッグには、くっきりと「Uber Eats」のロゴがあったのである。

この事故未遂を腹に据えかねた私は、ウーバーの従業員教育に対する姿勢をたださないことにはどうにも気が収まらなかった。そこで公式サイトに当たってみたのだが、問い合わせ先の電話番号はどこにも記載されていない。

よくよく調べると驚いたことに、ウーバーの日本法人に連絡を取るには、ウーバーイーツのアカウントが必要なのだ。つまり、ウーバーイーツの注文客でもなんでもない第三者であっても、ウーバーイーツのアプリをダウンロードし、会員登録した上でなければ、クレームを伝えることができない仕組みになっているのである。それも問い合わせフォームを経由しなければいけない。

まさかそんなはずはないと入念に調べてみると、複数のブログに問い合わせ先の電話番号とされるものが書いてあった。この番号は、公式サイト上にはどこにも記されていない。そこへかけてみたが、現時点では自動音声で「新型コロナウイルス感染症の影響により、電話サポートは一時的に停止させていただいており、アプリのヘルプよりお問い合わせを受け付けております」というメッセージが流れるだけだった。(以下略 2020/08/01 PRESIDENT Online)


長い記事なので、詳細はリンク先で見ていただくとして、ウーバーイーツの配達員の傍若無人さが目に余ることが問題提起されています。苦情を申し立てようにも、連絡先が明示されておらず、ウーバーのアプリをダウンロードして会員登録までしないと、クレームすら伝えられない仕組みになっていると言います。

そこまでしても、ウーバーからの返信は要領を得ず、オランダのスタッフが対応しており毎回担当が変わる、文面を読んでいない、見当外れな回答をするなど、埒が明かないことが書かれています。この通りだとするならば、酷い対応と言わざるを得ません。

ウーバーは、飲食店と配達員と消費者をマッチングしているだけで、一切責任がないというのが本音に違いありません。欧米でライドシェアでいろいろ問題が起きた時もそうでした。クレームに真摯に対応などしていたら、その非を認めることになり、事業としての収益性も落ちるということなのでしょう。そういう会社のようです。

交通ルールを守っている配達員もいるとすれば、確かに悪いのは配達員ということになるでしょう。日本の自転車利用者のルール無視、マナーの悪さが反映していると言えば、そうかも知れません。しかし、ウーバーのビジネスの仕組みも、危険な走行を助長していることが解説されています。

安全教育などされておらず、誰でもすぐ配達員になれること、配達が遅くなると届けた先からの評価が下がったりトラブルになること、GPSによる位置表示がプレッシャーとなること、場所を確認するのにスマホを見ながらの走行にならざるを得ないこと、など構造的な問題が多々あることが指摘されています。

ウーバイーツ配達ごとの報酬とは別に、たくさん配達するとボーナスが出るため、とにかく急いで運転が荒くなることも理由としています。昨年9月までは、配達員の事故を補償する保険にすら加入しておらず、保険加入後は、保険適用されるような事故を起こしたら、配達員に非がなくてもクビになるそうです。

あくまで、悪いのは個人事業主たる配達員というスタンスです。配達員自ら、そんな企業だから顧客や第三者への対応に誠意なんて期待できないと断言しています。どんな告発や警告があっても、ウーバーは無視するだろうと言います。たしかに、海外で起きたライドシェアでの数々の問題でも誠実な対応ではありませんでした。

ベンチャーが急成長してユニコーンとなるような場合、ましてや、ライドシェアや配達代行など、これまでの慣習や既成の枠組みを打ち破るビジネスを確立させようという時に、世間の評判や多少のトラブルを気にしてられないと割り切ることが必要なのでしょう。

マッチングというビジネスが理解され、確立すれば、世間もトラブルは配達員の責任と考えるようになり、会社としては責任から逃れられると考えるのでしょう。日本法人があるのに、配達員が業務請負契約を結ぶのはオランダの海外本部という面倒な仕組みなのも、日本で真摯に対応するつもりがないことを表しています。

ウーバーの考え方は会社としての姿勢であり、それはウーバーの勝手です。ある意味、ビジネスとして理にかなっているのでしょう。つまり、日本で配達員の走行の危険さや、事故が問題になろうと知ったことではない、法的に責任はないという姿勢を貫くのでしょう。

強力なライバルが現われでもしない限り、ウーバーが真摯に対応するようになったり、改善されることは期待できそうにないようです。日本人なら、郷に入っては郷に従えと考えるかも知れませんが、ウーバーは違うようです。これまでの海外での対応を見ても、日本の歩行者の危険や事故、トラブルを気にするとは思えません。

問題が顕在化していくならば、配達員の意識や挙動が変わるかも知れません。しかし、仕組み的に稼ぐかクビかという立場では、なかなか配達員にも責任のある対応は期待できそうにありません。結局は、このようなビジネス、あるいは企業を受け入れるかどうか、日本の消費者の選択にかかっていると言えそうです。




◇ ◇ ◇

恐らくほとんどの人は感染対策に気を使っているのに、ごく僅かの気にしない人が感染を広げてるのでしょうね。

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