July 28, 2021

関心や楽しみ方は人それぞれ

東京オリンピックの熱戦が続いています。


前半は、日本のお家芸・柔道など、競技日程の関係もあると思いますが、連日のメダルラッシュとなっています。暫定的に日本が金メダル数でトップに立つという好調な滑り出しです。メディアでも連日オリンピックの話題で持ち切りとなっていますが、今回も自転車関連のニュースを取り上げてみたいと思います。


市民サイクリスト出身の金子「報われた」 自転車女子ロード

オリンピック 自転車 男子マウンテンバイク 山本幸平は29位

山本幸平金子

自転車 新城が35位「たくさんの応援が力になった。こんなに日の丸を見たレースはない」

自転車ロード女王は数学博士 競技歴7年のノーマークの30歳アマ

新城キーゼンホファー


やはり、これだけメジャーで人気のある種目がたくさん行われる中ですから、自転車競技のテレビ中継が少ないのは仕方ないでしょう。しかし、今はネット配信もあるので、一般的にはマイナーと扱われる競技でも、楽しめる環境があります。ロードでは沿道の応援も選手の力になったようです。


桐生の森山さん、自転車競技間近で支え

大会ボランティア24日に行われた東京五輪の自転車ロードレース男子では、桐生市の会社員森山孝明さん(46)が大会ボランティアとして、競技を支えた。

6時間以上にわたる過酷なレースの終盤に位置する静岡県小山町の交差点で、選手の誘導にあたった森山さんは「選手たちを間近で支えられうれしい。選手の必死な姿を見て、自転車競技の良さを再確認できた」と晴れやかな表情を浮かべた。

森山さんは大学時代から、ロードバイクを競技や趣味として取り組んできた。国内開催の五輪に携わり、自転車の魅力を伝えようとボランティアに応募した。

レースは、東京都の武蔵野の森公園から同町のレース場「富士スピードウェイ」までの計244キロ。今月上旬には、周辺のコースを車で走り、終盤に急な上り下りが多い点などを確認した。

この日は、環状交差点(ラウンドアバウト)の手前で黄色い旗を掲げて笛を吹き、選手や関係者の車両が左側に曲がるように誘導した。「本当に厳しいコース。疲れがピークに達しているので、しっかり案内しなければ」と注意した。選手などが道を間違えることはなかったという。

森山さんは22、23日にレース場での警備に携わり、25日の同種目女子(全長147キロ)でも、選手ら関係者エリアの警備に従事する。「明日も裏方として、役割を全うしたい」と力を込めた。

県内からは、邑楽町立高島小教諭の星慎太郎さん(33)も都内の東京スタジアムで大会ボランティアとして活動する。8月5〜7日の近代五種(水泳、フェンシング、馬術、ランニングと射撃を組み合わせたレーザーラン)で、選手の誘導、コースと射撃台などの設営にあたる。

星さんは、毎日2時間の走り込みやジムで体を鍛えて大会に出場する教員アスリート。トライアスロンやレーザーランなどの競技経験を生かし、東京五輪の舞台に立とうと応募した。今月3日に会場を訪れた星さんは、「夢だった五輪の舞台に携われる日が近づき、気持ちも高まっている。選手の技術や会場の雰囲気を目に焼き付け、教え子に伝えたい」と意気込んでいた。(2021/07/25 読売新聞)


大会ボランティアの記事も載っていました。五輪のような大規模な大会になると、競技を支えるボランティアが欠かせません。今回は無観客になる競技場が多く、せっかくボランティアに登録しても仕事がなくなる人も大勢出たようです。そんな中で手伝えた人は、いい思い出になったことでしょう。


トレンド席巻!自転車ロードレースのすごさ! 東京オリンピック

ロードレース7月24日・土曜日、体操男子や柔道など人気競技が一斉に始まる中、テレビ中継がなかったにもかかわらず、ネット配信で自転車ファンを熱狂させてSNSのトレンドに入った「自転車男子ロードレース」。でも、素人にはそのすごさがよくわからない…?そんな人のために、レースを振り返りながらすごさを解説します!

決着の瞬間がすごい!

さっそくレースの結末を書いてしまって申し訳ないのですが…。とにかくこのレース、メダルの決着がすごかった!

今回のコースは、東京・武蔵野の森公園をスタートし、山梨から静岡に向かってきつい山登りが連続する、合計244キロのレース。レース中に登る高さの合計は4865mと富士山の高さをゆうに超える「超山岳コース」でした。

繰り返される駆け引きとスパート合戦。真夏の日本の蒸し暑さも加わり、レースは過酷な展開に。

スタートから約6時間。最後の峠を下りきりゴールの富士スピードウェイ敷地内に入ってから、大きくレースが動きました。残り約6kmでカラパス(エクアドル)がスパートして独走。後続に約1分の差をつけてカラパスが逃げ切り、6時間5分26秒でゴール!金メダルを獲得しました。(後略 2021-07-25 NHK)


まだまだ日本ではメジャーとは言えないロードレースですが、一部SNSでは注目が集まっていました。NHKが解説を載せています。事前にもっと一般の人への関心が高まると良かったとは思いますが、初めて間近に観戦して、日本人選手の成績とは別に、競技の魅力に触れた人も多かったようです。

自国開催のオリンピックは、自転車競技への関心が集まって、その人気が高まるチャンスではありますが、ただでさえコロナ禍ですし、そこまでは高望みでしょう。ただ、多くの競技が無観客となった中で、沿道で応援できたり、種目によっては有観客の静岡開催のため、自転車競技が注目された部分もあったようです。


日本らしいめっちゃ日本らしい。自転車ロードレースの写真に注目集まる

7月24日にあった自転車・個人ロードレースで、「日本らしい」場所を選手たちが通った写真に注目が集まっている。

カナダ五輪代表の公式Twitterの投稿に映っていたのは、東京都府中市の大國魂神社を通る選手たちの姿だ。

日本らしいまた、国際自転車競技連合の公式Twitterは、鳥居をくぐる選手たちの姿を後ろから写した写真を公開した。

これらの風景に対して、インターネット上では、「日本らしい風景が紹介できて嬉しい」「感動を隠しきれない」「凄くエモーショナル」などの感想が上がっている。(2021年07月26日 ハフィントンポスト)


海外では、ロードレースが繰り広げられる沿道の景色も注目されたようです。今はインバウンドも全く期待出来ませんが、日本の自然の美しさや、エキゾチックな風景が印象に残り、将来の訪日客を増やす効果もあったかも知れません。意図したのかわかりませんが、大國魂神社などはいいコース選択だったようです。


オランダのボート選手、ドイツの自転車選手ら10人陽性 1日以降132人

東京オリンピック東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は25日、新たに選手2人を含む10人の新型コロナウイルス陽性者が出たと発表した。

選手2人のうち1人は選手村の滞在者で、オランダのボート選手。もう1人は晴海選手村外を拠点にしているドイツの自転車選手と公表された。また、選手村で生活している大会関係者1人の陽性も確認された。

10人の内訳は大会関係者6人、選手2人、業務委託スタッフ1人、メディア1人となっている。

組織委が公表を始めた今月1日以降、陽性者は通算132人となった。(2021年7月25日 日刊スポーツ)


東京都の感染者は増加の一途ですが、五輪関係者の感染も増えています。前回も書きましたが、選手村の滞在者にも出ているのは問題です。クラスターになっても不思議ではないわけで、バブル方式どころではありません。安心・安全な大会が根底から崩れかねない事態で、組織委員会もヒヤヒヤしているのではないでしょうか。


ブリヂストン、東京2020オリンピック・パラリンピック公式車両約3000台のタイヤや自転車をサポート

サポート自動車から自転車までより安心・安全な移動をサポート

ブリヂストンは7月22日、東京2020オリンピック・パラリンピックの公式タイヤサプライヤーとして、乗用車、競技支援車両、スタッフの移動をサポートするコンセプトカーなど、約3000台の大会公式車両にタイヤとタイヤメンテナンスサービスを提供し、より安心・安全な移動をサポートすると発表した。(中略)

アスリートやスタッフのための自転車とメンテナンスサービスも提供

ブリヂストンは自動車用タイヤのほかにも、50年以上にわたり競技用自転車を開発してきた知見を活かし、日本自転車競技連盟との契約のもと、東京2020の自転車競技トラック日本代表にトラック用自転車を開発。トラック競技の「ケイリン」「スプリント」「オムニアム」「マディソン」の4種目に出場する選手に自転車を供給。このトラック用自転車は、ブリヂストンサイクルの競技用自転車開発のノウハウと、ブリヂストンのタイヤ開発で培ってきた解析技術や材料技術など、両社の技術力を結集したモデル。

さらに、東京2020のスタッフ、ボランティア、アスリートの移動手段として、総計800台以上の大会公式自転車を提供し、この取り組みを通じて、多様性を尊重し、人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献するとしている。(2021年7月27日 カーウォッチ)


今大会は世論が割れ、開催に反対する人の割合も高く推移しました。大会のスポンサー企業は、人々の反感を買うのを恐れて、過度の露出を控える動きもあるようです。企業や経済団体トップの開会式への出席を見送る動きが広がったのも、五輪への反発への配慮があったのでしょう。

ブリヂストンが大会の公式自転車を提供したことなど、ほとんど知られていません。多くのスポンサーは、五輪期間中の商品の売り上げ、メディアへの露出、インバウンドへのアピール、イベント会場での売り上げ、企業イメージの向上、全てにおいて期待外れだったに違いありません。


ユニークな自転車を制作 北上の男性、五輪盛り上げへ力

五輪盛り上げ北上市北鬼柳の小原隆規さん(64)が自作した応援自転車はマウンテンバイクの後輪部分に、五輪マークを模した五つのタイヤを備える。全長3メートル、重さ約40キロで、ユニークな形が目を引く。

タイヤの内側にペンライトによる電飾を施した。走行はできず、展示向け。6月の本県聖火リレーでは市内のミニセレブレーション会場で公開した。

工作をライフワークとし、県発明くふう展で特賞を7回獲得する腕前。「おもしろ自転車」はこれまでに26台を手掛け、五輪関連は3台目。今回は東京開催だけに気合が入った。(2021.07.27 岩手日報)


これまでのオリンピックでも、なぜかどこの国でも、ユニークな自転車を制作する人がいます。日本にもいました。おそらく、普通に開催されていれば、一生に一度の自国開催ということで、自分も何かで盛り上げようとパフォーマンスを考えていた人は大勢いたのかも知れません。


衝突被害軽減ブレーキの対象に自転車 国交省が義務化へ

衝突被害軽減ブレーキ国土交通省は7月20日、乗用車などに自転車を対象とする衝突被害軽減ブレーキの装備を義務付ける。

国際連合欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)第183回会合で「乗用車等の衝突被害軽減ブレーキに係る協定規則」が改訂されたことを受けて、道路運送車両の保安基準などを改正する。

乗車定員10人未満の乗用車と車両総重量3.5トン以下の貨物車には現在、対静止車両、対走行車両、対歩行者を制動要件とする衝突被害軽減ブレーキの装備を義務付けることが決まっているが、今回、制動要件に自転車を追加する。

一方、同じく道路運送車両の保安基準を改正して、タイヤ空気圧監視装置の技術的な要件の適用対象として車両総重量3.5トン以上のトラックとトレーラー、車両総重量5トン以上のバスを追加する。

パブリックコメントを実施した上で9月下旬に公布・施行する予定。(2021年7月26日 レスポンス)


オリンピック以外の話題も少し。これまで対象外だった自転車が、衝突被害軽減ブレーキの対象になるようです。なぜ歩行者は含まれているのに、これまで自転車が対象外だったのか調べてみると、走行中の自転車の検知が相対的に難しかったからということのようです。

追突するような形はともかく、クルマの前を横切るような場合、歩行者よりも格段に速い自転車の速度への反応・検知が難しかったわけです。それが技術の進歩によって、対応が可能となってきたため、改正されるようです。もちろん、まだ技術的な課題はありますが、より安全性向上を目指す上での一歩と言えそうです。( ↓ 動画参照)




「キャーーー!」 “奇声”を発する逆走自転車に撮影者「びっくり」

危険走行22日、東京・足立区を走る車のドライブレコーダーが、自転車の危険走行を捉えていた。

片側2車線の右車線を走っている撮影者の車。前の車がスピードを落とした次の瞬間、なんと右側を逆走してくる自転車が現れた。自転車に乗った男性は「キャーーー!」という奇声を発しながら、車の横を通り過ぎていった。

撮影者は「まさか中央側を逆走してくる方がいらっしゃるとは思わなかったので、びっくりしました。(奇声は)威嚇してる感じでもなかった。ふざけてるというか。危険なのでこういうことはしないでほしい」と話す。

投稿者によると、自転車に乗っていた男性は20代前半くらいで、緑色の髪の毛だったということだ。(2021.07.26 ABEMAタイムズ)


最近、ドライブレコーダーの搭載が増えたからか、この手の話題が多いような気がします。中には、わざと危険行為をする人もいるようですが、そうでない人も少なくないはずです。すなわち、道路の右側だろうが、中央分離帯側だろうが、端を通ればいいと思っているような人です。

道交法を知らないか、意識していないか、多少法的に外れていても許されると思っているのでしょう。自転車の走行が無法で混沌とした状態なのは、逆走に限りませんが、これが危険なのは疑う余地がありません。警察は逆走行為をなくすため、もっと違法だとの認識の徹底を図るべきではないでしょうか。


電動自転車が発火し親子が重症、市民が救助に貢献=中国杭州

電動自転車が発火7月18日午前11時過ぎ、杭州玉皇山荘付近で電動自転車が運転中に突然発火した。この事故で、電動自転車に乗っていた親子がやけどなどの重傷を負い、病院で治療を受けている。

現場を撮影したビデオには、親子の乗った電動自転車が突然発火し、炎があっという間に2人を包む様子が映し出されている。その後、付近の養護施設の警備員や通行人、通行車の運転者らが救助に駆け付けた。

「大きな音が聞こえた後、火花が見えたんだ」と目撃者の荘さんは話した。荘さんがその音を聞いた後で道路に出たところ、電動自転車が道路に倒れていて、炎が高く上がっていたのだという。

荘さんによると、発火した電動自転車の隣にもう1台の電動自転車が倒れており、女性が「助けてくれ」と叫んでいた。そこで、荘さんはすぐに消火器を持ってきて火を消しながら、周囲の人に救急車を呼ぶよう頼んだ。その場に居合わせた市民もそれを見て、続々と救助に駆け付けてくれたという。

その後、消防隊が現場に到着して火を消し止めた。

電気自転車の運転者3人は家族で、事故発生時は玉皇山路に沿って走っていた。1台の電動自転車には父親と娘が、もう1台には母親が乗っていたが、突然父親の運転する電動自転車が大きな音を立て、火が上がったのだという。

事故後、父親と娘は病院に搬送されたが、父親は全身の90%をやけどしていると見られ、治療を受けている。(2021/07/21 wowKorea)


中国での事件です。しかし、日本でも対岸の火事とは限りません。スマホの予備バッテリーが発火する事件も起きています。今後、電動アシスト付き自転車の普及につれ、安価な中国製などのバッテリーを積んだものも増えていくことが予想されます。購入の際には海外製の粗悪品に気をつけたいものです。




◇ 日々の雑感 ◇

昨日は東京で過去最多となる2848人の感染確認です。営業自粛していない飲食店が半分以上になっているようですし、普通に飲食する人も増え、もはや緊急事態宣言は効いていません。後はベッドを増やすしかないのでは。

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