October 14, 2021

シェアと電動とマナーと周遊

ここのところ寒暖差が激しくなっています。


東京では11日に真夏日一歩手前の気温を記録し、この時期としては異例の暑さでしたが、翌日は一転して肌寒いくらいになりました。体調も崩しがちです。そんな折りですが、今回も自転車関連のニュースの中から気になったものをいくつかピックアップしてみたいと思います。


都心、消えたシェア自転車 地震で帰宅困難者利用か―大災害時「まず安全確保を」

シェア自転車7日深夜に首都圏を襲った地震では、電車の運転見合わせで帰宅困難者が続出する中、自転車を共同利用する「シェアサイクル」の利用が東京都心部で急増していた。緊急の帰宅手段として使われたとみられるが、都の担当者は「巨大災害直後の移動は控えて」と注意点も指摘する。

NTTドコモの子会社「ドコモ・バイクシェア」(東京)はサービスを全国展開し、都内では連携する11区に約870カ所のポート(自転車置き場)を設け、電動アシスト付き自転車約9200台を提供している。

同社によると、7日午後10時41分の地震発生以降、JRの運転見合わせが相次いだ千代田区や港区など都心部での利用が急増。ほとんどのポートで利用可能台数が「0台」になり、自転車の多くは江東区や大田区など住宅地で返却されていた。

担当者は「動きが落ち着くはずの夜の時間帯に都心の自転車が一斉になくなるのは珍しい」と話し、帰宅困難者が利用したとみている。同社は支援策として、発生時から8日午前5時までの利用開始分は延長料金を無料にする措置を講じた。

都内在住の30代女性は電車で帰宅中に地震が起き、乗換駅で足止め状態に。自宅まで徒歩1時間の距離があり、この日初めて利用登録したシェア自転車を使った。「緊急時の足として使う発想はこれまでなかったが、とても便利だった。もっと利用範囲が広がれば」と話す。

ただ、注意点もある。東京都総合防災部で帰宅困難者対策を担当する萩原健課長は、災害時の有用性を認める一方、「東日本大震災のような大規模災害の場合はむやみに移動しないのが原則。まず安全を確保し情報収集に努めてほしい」と語る。ドコモ社も同様の見解で、道路状況を判断して利用するよう呼び掛けている。(2021年10月09日 時事通信)


東京や近県で震度5強は2011年以来という地震がありましたが、電車が止まって帰宅困難になった人の中には、シェアサイクルの存在を思いついた人もあったようです。一斉に出払ってしまったとなっていますが、幸運にも借りられた人の帰宅のアシとして活躍したようです。

大きな首都直下地震ならばともかく、電車が止まる程度の地震の場合は、シェアサイクルが一つの交通手段として役に立つと認識されたようです。台数的には、焼け石に水かも知れませんが、次に同じような事態に陥ったら、真っ先にシェア自転車を確保しようと思った人は多かったかも知れません。


コロナ禍で注目!? 電動アシスト付き自転車『eバイク』 観光地で活用増加 アクティビティの一つに

eバイク電動アシスト付きの自転車・eバイクです。コロナ禍で通勤・通学の手段としてはもちろん、アクティビティとしても注目を集めていて、活用する観光地も増えています。

長野県信濃町の野尻湖畔。自転車が上り坂をすいすいと登っていきます。スポーツバイクに電動アシストがついた『eバイク』です。

参加者:「坂道のアシスト、加速力が違うので楽に上れた」

これは5日、県が長野地域の観光協会などを対象に開いたサイクリングツアーです。
今、eバイクが観光でも注目を集めていて、すでに導入している5地域(戸隠、飯綱、鬼無里、須坂、信濃町)の関係者がガイドの方法などを学びました。

信州しなの町観光協会:「去年より今年の方がeバイクの需要が高まっていると実感した」

さて、そのeバイク、自転車店に特徴を聞いてみると…

サイクルベースあさひ高田店・片山裕店長:「長距離などを走りやすいように、軽量なスポーツバイクの中にモーターやバッテリーを付けることによって、軽い力で遠くまでいける」

いわゆる「ママチャリ」型の電動アシスト付き自転車よりも重量が軽く、年齢や性別に関係なく長距離を走ることができます。木島平村の観光振興局も今年5月から導入しています。

利用者:「私、50を過ぎてるんですけど、坂も山の上まで休みなしで行けるくらい楽でした」

観光地で導入が進んでいるのは、コロナの影響もあります。長野市の戸隠キャンプ場も今年5月からeバイクのレンタルを始めました。

戸隠キャンプ場・戸谷利志明支配人:「キャンプ場ですので外は外なんですけど、さらに安心なアクティビティの一環としての導入もポイント」

(記者リポート)「けっこうな坂なんですが、何の力もいらないですね」

走りながら眺める雄大な景色も屋外アクティビティの一つとなっています。

(記者リポート)「すごい自然に囲まれていて気持ちいいですね。まさか移動も楽しみの一つになるとは思っていませんでした」

通勤・通学だけでなく観光地でも注目を集めるeバイク。今後、さらに導入が増えそうです。(2021年10月11日 FNN)


自転車で地域振興、観光客誘致を図ろうとする自治体は増えています。ビワイチとか、アワイチのように、サイクリストに走りに来てもらうのも有効だと思いますが、一般の観光客に自転車を使って地域を周遊してもらい、楽しんでもらうのには、電動アシストは有力なツールとなるでしょう。

アップダウンが多いところでなくても、ラクに走れることで人気は高いようです。それまで乗ったことのない人も多く、観光地などで初めて乗って、そのラクさに感激し家に帰って電動アシストに乗り始める人もあるようです。電動アシストの普及にも一役買っているのかも知れません。


アシスト自転車事故急増 警察「身体能力以上の走行」気を付けて

アシスト自転車事故急増モーターが走行を補助する「電動アシスト自転車」による交通事故が静岡県内で急増している。今年9月末現在の死者数は前年同期比4人増の5人。負傷者も167人と、既に前年の年間負傷者数(169人)に迫る。

新型コロナウイルス感染防止のための移動手段や、アウトドア人気による需要の高まりで普及が進んだことが背景にあるとみられ、県警は適切で安全な利用を呼び掛けている。

県警交通企画課によると、今年の死者5人はいずれも高齢者。内訳は単独事故が3人、出合い頭事故が2人。坂道や交差点を走行する際にアシスト機能や速度を制御できず、バランスを崩すなどして事故に遭ったとみられる。死傷者全体では、通常の自転車よりも加速しやすいため速度が出たまま交差点に進入し、出合い頭に車両と衝突する事故が多かったという。

電動アシスト自転車による交通事故は19年までの数年間は微増で推移していたが、20年に電動アシスト自転車の国内販売台数が過去最高の約74万台を記録すると、死傷者数も比例して急増した。自転車事故全体の死傷者は減少する一方で、右肩上がりとなっている。

同課の長倉隆一交通事故統括分析管理官は「便利な半面、身体能力以上の走行ができてしまうため、通常の自転車よりもさらに慎重な運転を心掛けてほしい」と呼び掛ける。乗り始めの急加速に注意し、停止している時は発進を防ぐためペダルに足を置かず、ブレーキをかけたままにするよう求めている。(2021年10月13日 静岡新聞)


一方で、電動アシスト自転車の事故は増えているようです。静岡ローカルの記事ですが、各地同様の傾向はあるようです。法令で時速24キロまではアシストされるので、思わず必要以上のスピードを出してしまうこともあるのでしょう。スピードを出せば自身の怪我に加え、他人を死傷させるリスクが高まる点にも注意すべきです。


電動自転車を戦場に導入 最高速90km/h「バイクより優れる」 オーストラリア陸軍

陸軍が電動自転車オーストラリア陸軍が電動自転車を導入したワケ

オーストラリア陸軍がこのほど電動自転車、いわゆる「E-バイク」を戦場へ試験導入、2021年10月にその訓練の様子を同国国防省が公開しました。

導入された電動自転車は最高速度90km/h、航続距離100kmの性能をもち、偵察用途に導入。
大型のボクサー戦闘偵察車両のルートを確認し、車両が通過できるどうか判断する、といった運用がなされています。

隊を指揮するトーマス・オービー伍長は、標準的なオートバイよりも電動自転車のほうがはるかに効果的だと考えているといいます。

というのも、より少ないパワー、より小さなノイズで行動範囲を拡げることが可能なうえ、敵に見つかるような埃もあまり上がらないのだそう。また、隊員たちはこの自転車に乗ること自体に楽しみを見いだしているといいます。 この電動自転車の採用に関する試験報告書は、2021年末までに提供される予定です。(2021.10.12 乗りものニュース)


米国とイギリスと3か国で“AUKUS”を組んだオーストラリアの海軍は、新たに原子力潜水艦を導入することになり、フランスともめて少し前に話題になりました。一方のオーストラリア陸軍は電動自転車です。原潜とE-バイクという軍備のアンバランスさが印象的です。

たしかに、オートバイより静粛性が高くて隠密行動に向きますし、装備としては軽くて持ち運び可能な点でも優れているのかも知れません。自転車部隊で有名なのはスイス軍ですが、ほかに空挺部隊などに装備する国もあるようです。軍備としての自転車も電動化の時代なのでしょう。


“ながらスマホ”自転車 車に当て逃げ…修理30万円



画面奥から自転車に乗って来る男。その手にはスマートフォンが…。( ↑ 動画参照)

そして、スマートフォンを見ていた男は、停車していた車に気付かずに衝突。その直後、男はそのまま逃走します。“当て逃げ”です。

被害男性:「『ヤバい』というような感じで走り去ったので、車ですぐ追い掛けたが、どこかに隠れたから見失ってしまって。あっという間の出来事ですよね」

車は傷やへこみなどの被害を受け、修理には30万円ほどかかるといいます。

被害男性:「まるっきり前は見てないもんね。『ながらスマホ』でしょ。声を掛けていたが、それでも逃げたということは、許せないですよね。やっぱりね」

男性は、警察に被害届を提出したといいますが、逃げた男は見つかっていないということです。(2021/10/06 テレ朝ニュース)


自転車に乗りながらのスマホで、歩行者を死傷させる事故が起きていますが、物損事故も各地で起きているであろうことは想像に難くありません。この犯人も捕まれば、少なくとも修理費の支払いは求められるでしょう。“ながらスマホ”は危険で、いずれにせよ、いいことはありません。事故を起こしてからでは遅いことも認識すべきです。


自転車回遊 府中街遊び アプリでポイント競う

自転車回遊各部門上位に特産品など 来月末まで

自転車で観光スポットや個性的な店などを回り、獲得ポイントを競うイベント「ライドアラウンド in 武蔵府中」が府中市内で開催されている。同市は東京五輪で自転車ロードレースのスタート地点となり、五輪のレガシー(遺産)を活用しようと、市と府中観光協会が企画した。

参加費は無料で、位置情報サービスアプリ「Map Life」をスマートフォンにダウンロードし、専用のイベントページからエントリーする。飲食店などを含む約90か所の指定スポットを訪れたり、グルメを楽しんだりするとポイントを獲得でき、うち約20か所に設定されたミッションを達成すると、追加ポイントも得られる。

指定スポットは、東京五輪自転車ロードレースのスタート地点・都立武蔵野の森公園や多摩川沿いにある同市郷土の森観光物産館のほか、1968年に何者かに現金約3億円の輸送車ごと奪われた「3億円事件」の現場となった府中刑務所前も。スマホと自転車があれば、どこからでもスタートすることができる。

「一般」「女性」「ファミリー」「Over60」の各部門のポイント獲得者上位10人には、市内の特産品などの賞品を用意。各スポットで撮影した写真をアプリ内で投稿して参加する「フォト賞」もある。

市観光プロモーション課の担当者は「いろんな所を回れるし、歴史と文化あふれる府中の街を楽しんでほしい」としている。11月30日まで。詳細はイベントのホームページで確認できる。(2021/10/12 読売新聞)


府中は観光地というより市街地・住宅地ですが、自転車を使って人々に回遊を促し、経済振興を図ろうということのようです。五輪のロードレースのスタート地点が、どれほどのレガシーになっているかは定かでないですが、これをきっかけにして、都心でなく府中で遊ぶ、周遊する人が増えれば、一定の効果と言えそうです。


「勇気が要る」けど自転車に乗る 偏見に挑むサウジの女性たち

サウジの女性たち保守的なサウジアラビアの路上で自転車に乗るのは「絶対に無理」だと、サマル・ラフビーニ(Samar Rahbini)さん(23)はずっと考えていた──。長い間、女性のスポーツが良しとされてこなかったからだ。

だが今は、紅海(Red Sea)沿岸の都市ジッダ(Jeddah)で男女混合の自転車スポーツクラブを主宰している。その名も「勇気(Courage)」。サウジアラビア王国で社会改革が進む中、根強く残る偏見をものともせずに活動を続けている。

「『勇気』という名前を選んだのは、私たちの行動には勇気が要るからです」とラフビーニさんはAFPに語った。「路上で走ったり、公衆の面前で練習したり」

サウジの事実上の最高権力者ムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子が自由化への取り組みを始めたのは、2017年。それ以降、人々の反応はずっと穏やかになったとラフビーニさんは言う。

「以前はとても大変でした。スポーツをする女性、特に自転車に乗る女性を認めようとしない空気が社会にありましたから」とラフビーニさんは説明し、「にらみ付けられたり、動画を撮られたり、ぎょっとされたり。私たちが自転車に乗っていると、いったい何事だという反応を受けました」と当時を振り返った。

以前は女性がスポーツをするのは不道徳だとか、破廉恥な行為につながると考える一部の保守的な人々の反感を買った。当局は今なお反対意見の封殺や活動家への弾圧を続けている。

だが、社会改革の一環として、女性の自動車運転が解禁され、映画館も約35年ぶりにオープンし、男女が一緒にコンサートを鑑賞できるようになった。

ジッダでは、自転車に乗っている女性の姿もかなり一般的になってきた。最近の市内走行では、ラフビーニさんと仲間は楽々と車を抜き去った。黒いトラックスーツに白いジャケットを着たラフビーニさんは、ヘルメットの下で髪をなびかせた。

「今では日常的に自転車に乗る女性がたくさんいるおかげで、当たり前になってきました」とラフビーニさんは言う。クラブには数百人の女性会員がいる。

■夢はサウジの女性が一人残らず自転車に乗ること

自転車ツアーを企画し、自転車教室を週2回行っているラフビーニさんは、大人から子どもまで、もっと多くの女性に自転車に乗ってほしいと話す。

「勇気」クラブでは、自転車や必要な装備全てを低料金でレンタルできる。余裕がない利用者には無料で貸し出しているという。

4人の子どもを持つファティマ・サレム(Fatima Salem)さん(44)は、楽しいからだけではなく、健康のために自転車に乗っている。「私が子どもの頃はよく自転車に乗っていましたが、ずいぶん間が空きました」

ヒジャブ(イスラム教徒の女性が髪を覆うスカーフ)をかぶり、長袖のトラックスーツの上にピンクのTシャツ姿で「私たちや世の中の女性にとっても、初めてのことが起きています。女性が趣味を見つけることが許されるなんて、素晴らしいです」と話した。

サウジアラビアにはまだ自転車専用レーンがない。ラフビーニさんは設置を求めて、政府に早急なインフラ整備を訴えている。「私の夢は、サウジの女性が一人残らず自転車に乗ることです」(10月6日 AFP)


サウジアラビアは、厳格なイスラム国家として、これまで女性の自由が各方面で大幅に制限されてきました。一人での外出すら無理だったのが、最近はクルマの運転が許可されたり、一部で映画を見に行けるようになったり、自転車に乗る人も増えてきたようです。以前は考えられなかったような話です。

まだ、眉をひそめる人も多く、自転車に乗るだけで勇気がいるようですが、少しずつ変化が見られると言います。サウジの女性は、既成事実化した女性の人権、自由を定着させ、広げていくためにも自転車に乗ろうと考えているようです。女性にとっては大変な環境ですが、案外急速に変わっていくのかも知れません。


外国人に自転車のマナー教室 やさしい日本語で 岡山市

外国人に自転車のマナー教室岡山で暮らす外国人に安全に生活してもらおうと、自転車のマナーやルールをやさしい日本語で伝える教室が7日、岡山市で開かれました。

この教室は、岡山市で暮らす外国人に生活に役立つ情報を伝えようと、岡山市国際交流協議会が開いたもので、イギリスや中国などから来日した5人が参加しました。

教室では、岡山市生活安全課の職員が、日本では自転車は左側を通行することや、夜間はライトをつけて走ることなど、自転車に乗るときのルールやマナーについて、イラストやクイズを交えながらやさしい日本語を使って説明し、参加した人たちはメモを取りながら熱心に聞いていました。

また、反射材のついたタスキやライトなどが配布され、暗い時間帯に自転車に乗る場合は、さらに注意するよう呼びかけていました。中国出身の50代の女性は「自転車にはよく乗ります。特に夜の暗い時間帯は危ないと思うので、気をつけようと思いました」と話していました。

岡山市国際課の萩原良課長補佐は「いまはコロナ禍で例外だが、外国人住民は増える傾向にあるので、今後もこうした教室を開催して、外国人住民のサポートにつなげていきたい」と話していました。(10月07日 NHK岡山)


日本在住の外国人が、日本語がわからないため、職を失って困ったり、行政サービスを受けられなかったり、周辺の人とトラブルになったりという話は、よく聞きます。日本人なら、なんでもないようなことが、ただ知らない、知る機会がないために大きな不利や不便、困難を強いられています。

今まで、あまり考えたことがありませんでしたが、日本在住の外国人に、自転車のルールやマナーを教えることも重要なことと言えるでしょう。職業の斡旋や、生活面のサポートも大切ですが、下手をすれば、すぐにでも命に関わる危険性があるわけで、これは他の自治体でも考慮すべきことではないでしょうか。


東京都自転車商協同組合がリリースする、お店探しを助けるためのサービス『Z ZONE』がスタート!

Z ZONE東京都自転車商協同組合が、同組合に加盟している自転車小売店を探すことができるサービス『Z ZONE』をリリースしました。

東京都自転車商協同組合(〒101-0021 東京都千代田区外神田3丁目1番8号)は、 同組合に加盟している自転 車小売店を探すことができるサービス 『Z ZONE』 をリリースしました。

こちらは、位置情報サービスを使用することで、近くの自転車小売店を簡単に探すことができるサービス。

新型コロナウイルスの感染拡大から、移動手段としての「自転車」を求める方々が増えてきた昨今。ぜひこちらのサービスをご利用いただき、みなさまのスムーズなお買い物を手助けできればと考えています。

また、今後は同サービスサイト内にて、東京都の自転車小売店に関するインタビュー記事(https://zzone.tokyo/topic/)を掲載。普段はあまり知ることができない自転車小売店の裏側、店主の方々が抱く想いなどをご紹介していきます。

Z ZONEさらに『Z ZONE』の各種公式SNS(https://www.instagram.com/zzone.tokyo/)では、お店に眠るお宝パーツや、開催予定のイベント情報なども公開していく予定。

みなさまの自転車ライフが豊かなものになるよう、メディアとしての活動をおこなっていきます。ぜひともお楽しみに!
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Z ZONE(ズィーゾーン)URL:https://zzone.tokyo
運営団体:東京都自転車商協同組合 http://www.jitensyakumiai.com/
(2021年10月5日 PRTIMES)


近所の自転車店は、Googleなどでも多少は探せると思いますが、網羅されているとは限りません。これは、ありそうでなかったサービスと言えるのではないでしょうか。引越した時だけでなく、都内を走行していて、どうしても自分で修理出来ない、あるいは部品を持っていないなどのトラブルの時にも役立ちそうです。


ツールド仏…仏さまがロードバイクに乗るポスターが「リアル」と話題 発注した住職も描いた画家もサイクリスト

ツールド仏ツールド仏(フランス)ならぬ、ツールド仏(ブッダ)。淡路島にある13の寺を自転車で巡ることを呼びかけたポスターがSNSで話題になっています。「淡路島十三仏霊場 自転車で巡る十三の法輪」と書かれたポスターで目を引くのが、ロードバイクにまたがる仏さま。

なにげなく乗っているようですが、スポーツ自転車に乗る前傾姿勢、チェーンを巻き込まないよう裾を縛るなど、サイクリストとしてあるべき姿を体現しています。

数年前に作られたポスターが脚光を浴び、当時ポスター制作に携わった淡路島十三仏霊場の一つ、智積寺(ちしゃくじ、兵庫県南あわじ市湊里)の寺内宥孝住職(46)と京都在住の日本画家、諫山宝樹(たまじゅ)さん(41)に話を聞きました。

サイクリストにお寺を巡ってほしい

ーーロードバイクで疾走する仏さま、斬新なポスターです。

寺内住職「自転車で淡路島を1周するサイクリストは多く、そのような方たちに淡路島十三仏霊場を巡ってもらい、お寺も知ってもらえたら、と企画しました。4、5年前、淡路島十三仏霊場ができて40周年だったので、節目で作ったポスターです」

ーースポーツ自転車の乗り方が分かっていないと、なかなか描けない絵です。

寺内住職「京都の日本画家、諫山宝樹さんに『このポスターしかない、というものを作ってほしい』とお願いしました。たまたま諫山さんも自転車に乗っていて、私も何度かロードバイクにはイベントなどで乗ったことがありました」

諫山さん「私も自転車が好きでよく乗っております。ロードバイクも一時期乗っておりました。あまり長距離の経験は無いのですが、絵や作業の合間の気分転換としては欠かせないです」

足元の裾にこだわり 仏さまに敬意込め

ーーポスターの図案でこだわった点はありますか。

諫山さん「足元の裾の事は特に留意して描かせていただきました。(もう少しスッキリさせておかないと本当は危ないのですが)。《お寺》や《仏像》など、渋めのイメージではなく、サイクリストさんの目に留まるようなビビッドさを心掛けました。しかし仏さまを、自転車を描かせていただく以上、それぞれに敬意を持って取り組ませていただきました」

ツールド仏サイクリスト専用の御朱印帳も

ーーロードバイクでお寺を巡る人もいるんですか?

寺内住職「ポスターを見て来てくれた人も結構いますよ。淡路島十三仏霊場ではサイクリスト専用の御朱印帳もご用意してます。サイクルウエアの後ろポケットに入るよう小さいサイズで、汗対応でカバーをつけています」

ーーツイッターで話題になったポスターの投稿は一時、1万以上のいいねがつきました。

寺内住職「本当にありがたいことです。淡路島だけでなく、四国のほうのお寺も含めて数百枚は貼り出しましたので、それを見てくださったのかもしれませんね。またお寺を訪れる人が増えてくれたらうれしいです」

住職と画家のこだわりが詰まったポスター。見かけた人には仏さまのご加護があるかも。(2021.10.08 まいどなニュース)


これはユニークなポスターです。偶像崇拝を禁止するような宗教だと、これだけで物騒な話になりかねませんが、日本の仏教ならではのユルさなのかも知れません。単なるアワイチ、淡路島一周だけでなく、淡路島十三仏霊場という見所をプラスするのも楽しそうです。




◇ 日々の雑感 ◇

本日衆議院が解散され、選挙戦に突入です。日本は投票率が低いですが、自分一人くらい投票しなくても変わらないなどと考えず、有権者として権利を行使することこそ社会をよくする為の第一歩であり民主主義の根幹です。

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