January 18, 2022

イザという時に使えるように

転ばぬ先の杖などと言います。


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何事においても、将来予測される困った事態に備えておく、用意をしておく、対策をしておくのは大事でしょう。災害対策などは、その典型だと思いますが、もっと身近なことでも、あらかじめ想定されることに対する用意をしておけば、イザという時に助かることもあります。

例えば、自転車で出かけた際、出先で夕立にあった場合です。雨に濡れても走行し続けるという人もいますが、夕立なら、どうせすぐ止むだろうから、沿道の屋根がある場所、ひさしのある場所などで雨宿りをしたりするでしょう。でも、雨がやんで走りだそうという時に気になるのは、濡れた路面や水たまりです。

泥はねが想定されます。多少濡れるのは仕方ないとしても、ジャージの背中に泥ハネを受けると、洗濯してもシミがなかなか落ちないのが厄介と感じる人もあるのではないでしょうか。ふだんは邪魔で不要、見た目も良くないと使っていなくても、こういう時に欲しくなるのが泥除けです。

Musguard OMNI

フェンダー、マッドガード、呼び方はともかく、スポーツバイクに乗る人の場合、ふだん泥ハネを避けるアクセサリーを装着していない人は多いに違いありません。そんな、突然雨に降られたような場合のための、マッドガードを考えた人がいます。

Musguard OMNI”、使用しない時には丸めて収納しておくことができ、イザという時、簡単にマッドガードになります。丸めてトップチューブにでも取り付けておけば、ふだんも邪魔になりません。常に装着しておけば、イザ欲しいという時に、手元にないということも起きません。これも一種の転ばぬ先の杖でしょう。

Musguard OMNIMusguard OMNI

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リサイクル素材のポリプロピレン製です。クラウドファンディングサイトで、目標の5倍近い金額を集めて資金調達、販売に成功しているところを見ると、多くのサイクリストが欲しいと思ったことがわかります。ちなみに、これは2013年に製作されたものの改良型第2世代です。

タイヤ用のインフレーターも同じかも知れません。ポンプ、空気入れ、呼び方はともかく、ふだんは家に置いてあれば済むアイテムです。しかし、運悪く出先でパンクやトラブルに見舞われることもあります。タイヤの空気圧を高めたいという時に、手元にインフレーターがないと困ります。

もちろん、そのために小型のものを携行している人もあるでしょうが、滅多に使わないのに邪魔で場所をとったりするのが難点です。うっかり携行するのを忘れてしまうこともあります。何とかならないかと考える人は多く、これまでも、この点を解決するさまざまなアイテムを取り上げてきました。

OmnilockOmnilock

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Omnilock”、これも、一つの解決策でしょう。シートポストに取り付けるパックライトです。さらに、U字錠のように使えるロックでもあります。そして、イザという時にタイヤ用のインフレーターにもなるというアイテムです。一台三役、一石三鳥というアイディアです。

おそらく、出かける時にはロックは携行するでしょうけど、使わない時でも、バックライトとして取り付けておけば、持って行くのを忘れることはありません。それぞれを別に携行することを考えれば、省スペースでスマートなアクセサリーと言えるでしょう。

考えようによっては、折りたたみのヘルメットもそうかも知れません。折りたためて、小さくコンパクトになるヘルメットは、これまでに、いくつも取り上げてきました。写真は自転車用ではなく、日本の会社が開発した防災用品のヘルメットです。家庭も含め、オフィスや学校などで備蓄しておくものと書かれています。

Folding HelmetFolding Helmet

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災害用のヘルメットは緊急時以外、ほとんどの期間は使われずに収納されていることになります。そのため、如何に場所をとらないかがテーマとしています。ヘルメットの衝撃吸収構造や装着時の快適性を確保しながら、変形してコンパクトになる機構を研究開発したそうです。

たしかに、災害用ヘルメットなら収納のためにコンパクトなほうがいいでしょう。備蓄するスペースが小さくて済みます。一方で、自転車用のヘルメットの場合は、家に置いておく間の省スペースというより、持ち運びのしやすさ、邪魔にならなさ、バッグなどへの入れやすさが目的になります。



サイクリストの場合、持ち運びやすければ、常に身近に携行することになるでしょう。自転車に乗っている時は、かぶっていますし、乗っていない場合は持ち歩くことになります。つまり、いつどこで災害が起きても、ヘルメットが手元にあって装着できるというメリットにもつながります。

地震などは、いつどこで遭遇するかわかりません。つまり、サイクリストにとっては、災害が発生した時に、すぐヘルメットをかぶれる可能性が高まることになります。この点は想定されていないと思いますが、サイクリストにとっての折りたたみヘルメットは、イザという時に災害の時の備えにもなりそうです。

ライト類なども、自転車に装着したままにせず、持ち歩いているとしたら、それも備えになるかも知れません。どこかで突然停電した場合などに役立ちそうです。災害時まで考えて自転車用アクセサリーを選ぶことはないと思いますが、結果として転ばぬ先の杖になるものもありそうです。




◇ 日々の雑感 ◇

世界的に人流と感染者数に相関はないとする指摘は多く、第5波では人流は減っていないのに感染者数が激減しました。予定されるまん延防止措置、果たして意味があるのでしょうか。政府や知事は言えば済むのでラクですが飲食店などは死活問題です。病室や飲み薬の確保、ブースター接種の拡大に注力し、措置は回避すべきでは?

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