February 17, 2022

荷物の携行の仕方はいろいろ

出来るならば少ないに越したことはありません。


自転車に乗る時の荷物です。もちろん荷物を運ぶのが目的の時もありますし、必要な携行品は別ですが、クルマと違って動力は自分の脚力だけ、限られるわけですから、なるべく荷物を少なくしたいと考えるのは自然でしょう。そのほうがラクですし快適、パフォーマンスも高くなります。

特にスポーツとしてロードバイクに乗るような場合、極力荷物を減らしたいと思う人は多いはずです。自転車に取り付けるアクセサリーなども必要最小限にして、風の抵抗も減らしたいところです。背中に汗をかくのも不快なので、メッセンジャーバッグやバックパックのようなものも、出来れば背負いたくありません。


ツールボトル
CO2 ボンベ


ただ、イザという時に必要になる装備を外すのはリスクがあります。もし何かのアクシデントが起きた時に困ります。例えば、工具やパンクの補修用品、携行用のポンプなどです。熱中症防止や、脱水で血栓が出来たりするリスクを避けるため、何らかの飲料も携行したいところです。

そんなニーズに応えるのが、“stache”と名付けられた自転車用のウォーターボトルです。ドリンクを携行するために、ボトルケージを装着している人は多いと思います。そこに飲料だけでなく、必要な工具などを同時に収納して携行できるというボトルです。

stachestache

stachestache

冒頭の写真のような、ボトルの形をしたツールボックスというのは見たことがあります。しかし、それを収納してしまうとドリンクが持って行けません。水分補給は途中で買って飲むという手もありますが、必ずしも欲しい時に買えるとは限りません。チョイスしたくない飲料しか売ってない場合もあります。

いちいち停車したくないので、走行しながら水分補給したいという人も多いでしょう。でも、飲料をドリンクホルダーに収納してしまうと、そのスペースは道具の携行には使えません。この二律背反を解決するグッズということになります。見れば、なるほどと思いますが、なかなか思いつかないアイディアではないでしょうか。

stachestache

stachestache

少なくとも、これまでには無かったアイテムです。あるいは私が知らなかっただけで、あったのかも知れませんが、一般に売られているのを見たことはありません。この手があったかと思った人もあるに違いありません。飲料とツール類、どちらかでなく両方を携行する工夫です。

必要な工具と補修用品などや、タイヤの空気を入れるためのCO2ボンベも収納することが出来ます。それでいて、飲料用の容量も確保されています。ユニークなのは、いくつか容量の違うオプションがあって、収納できるスペースも違うタイプが用意されています。携行する工具によって使い分けることも出来ます。

stachestache

stachestache

工具など以外にも、家やクルマのキーとか栄養補給用のスナック、現金などを入れておくことも出来ます。いずれにせよホルダーにボトルを入れている人ならば、この“stache”にすることで空気抵抗が増えることもなく、別途バッグなどを装着したり、背負ったりする必要もなくなります。

こちらはクラウドファンディングサイトで資金調達・販売されています。現時点では目標の2%程度と、あまり支持されているとは言えませんが、これは人によって考え方やスタイルがそれぞれなので仕方ないところでしょう。他にも方法が考えられるので、誰もが納得、欲しくなる製品とは言えません。( ↓ 動画参照)



ちなみに、工具などの携行でなく、買い物などの荷物を運びたい時もあります。前カゴや荷台のついたシティサイクルならともかく、スポーツバイクの場合は運べません。シティサイクルとスポーツバイクを両方所有して使い分けている人もいますが、スペースをとりますし、スポーツバイクしか所有していない人もあるでしょう。

そんな時に使えるアクセサリーもあります。“Pop Cargo”、簡単に着脱できるバイクラックです。スポーツバイクでも、イザという時にシートポストを利用して荷台を取り付け、いろいろな荷物を運ぶことが出来ます。これも便利という人には便利なアイテムでしょう。

Pop CargoPop Cargo

Pop CargoPop Cargo

こちらは、比較的ありふれたアイディアで、シートポストに取り付ける荷台という製品は見たことがありますし、売られてもいます。これは荷台に加えて、カゴを簡単に装着できて、いろいろなものが運べるようになっています。ふだんは荷台やカゴなどを必要としない人には便利なアクセサリーではないでしょうか。

ただ、こちらも他の方法がありますし、万人向けのアイテムではありません。やはりクラウドファンディングサイトで販売されていますが、目標の6%程度と、支持する人が多いとは言えないのは、ある意味仕方ないところかも知れません。人によって評価が分かれるアクセサリーと言えるでしょう。( ↓ 動画参照)



自転車にオールマイティの車種はありません。ロードバイクなのに運搬能力も高いというわけにはいきません。クルマならば、ある程度の荷物を積んで重量が増えても空気抵抗は増えませんし、スピードも落ちず、疲れませんが、自転車の場合はそうもいきません。

そのため、いろいろな車種があって、乗る場所や用途などによって使い分けることになります。でも普通は、いろいろな車種を揃えられないので、こうしたアクセサリーを使って融通を効かすことになるでしょう。その意味で、こうした自転車のアクセサリーは重宝しますし、重要です。

一方で、自転車の乗り方やスタイルは人によってそれぞれなので、自分に合ったアクセサリーが万人に支持され、流通するとは限りません。そのへんが難しいところですが、なるべく自転車に乗る時には荷物を少なくしたいという普遍のニーズがある限り、今後もいろいろなアクセサリーが登場してきそうです。




◇ 日々の雑感 ◇

15歳の少女が自ら不正などしないだろうと考えたくなるのも理解できますが、国家ぐるみでドーピングをしてきたロシアでの話です。五輪に出て好成績なら莫大な報奨金や年金などが獲得できるとなれば15歳であろうと欲が出ても不思議ではなく、周囲もそういう環境です。ドーピング根絶の為にも性善説に立つべきではないと思います。

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