July 08, 2022

何かに使うことは出来ないか

近年は、Rの種類が増えています。


環境への配慮や廃棄物対策に関するキーワードとして掲げられる“R”です。以前は、Reduce(リデュース):減らす、Reuse(リユース):繰り返し使う、Recycle(リサイクル):再資源化するの3つで、3Rとして語られることが一般的でした。

しかし、近年は、Refuse(リフューズ):ゴミになるものを断る、を加え4Rとしたり、Repair(リペア):修理して使う、Remix(リミックス):資源の再編集、Rental(レンタル):所有せずに借りる、Return(リターン):購入先へ戻す、Reform(リフォーム):作り直すなどを加えて7Rや10Rとする人もいます。

Restore(レストア):復元する、 Reforest:(レフォレスト):再植林する、Regeneration(リジェネレイション):再生品の使用を心がける、Rebuy(リバイ):リサイクル・リユース品等を選ぶ、Rethink(リシンク):自分に必要か再考する、Regeneration(リジェネレイション):再生品を利用する、といったものもあります。

最近は、SDGs(Sustainable Development Goals):持続可能な開発目標などが言われる中で、省資源や省エネルギー、廃棄物の削減を考えることが当然のように求められる時代です。温暖化ガスの削減や地球環境への負荷の軽減にもつながる考え方です。

Tat-Tat Tat-Tat

ところで、自転車も使っているうちにパーツが消耗したり、壊れて使えなくなることがあります。ただ捨てるのもエコではありません。愛着があったりもするので、せめてパーツなどを何かに使えないか、うまく再利用できないかと考える人は少なくないでしょう。

スイスの、Tat-Tat 社は元教師の夫婦が立ち上げた会社です。主に廃品などを原材料とし、日用品などに再利用した製品をつくっています。スイスやドイツのソーシャルワークプログラムや各種機関と連携し、最大で300人の雇用を生み出しています。

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例えば、自転車のチューブを裁断して作った輪ゴムです。同じ使うなら、わざわざ原材料から直接製造した輪ゴムでなく、チューブのリサイクル品のほうが環境に優しいのは明らかでしょう。同じ輪ゴムならと、こちらを選択する消費者もいるはずです。

動物などをあしらった、モチーフゴムと呼ばれる製品もあります。瓶に印をつけたり、使用済みのパックを密閉したり、身の回りで使うためのものですが、こちらも原材料は自転車のタイヤのチューブです。食洗器や洗濯機で洗ったとしても、60℃まで大丈夫です。

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レターオープナーや、ペーパークリップは、自転車のスポークから作られています。必ずしも使い勝手がよさそうには見えませんし、もっと違うものでも代用できそうな気がしてしまいますが、リサイクルで環境負荷が小さいことは、購入の動機になるでしょう。

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David Hilowitz さんはアメリカ・フィラデルフィア在住の作曲家です。映画音楽からロックまで曲をつくったり、クラシックのバイオリンを弾いたり、ギタリストでもあります。身近にあるものを使って、オリジナルの楽器を作るのも趣味です。その彼が最近つくったのが、自転車の車輪を使ったシーケンサーです。( ↓ 動画参照)



先週末、ヤードセールで見つけた子供用の科学キットを買いました。キットとして楽しんだ後、これで何か出来ないかと考えました。頭に浮かんだのが、使っていない自転車のホイールでした。キットとホイールが新しく楽器として生まれ変わり、捨てずに済みました。

Sergii Gordieiev さんは、エンジニアであり、“The Q”というチャンネルを運営する、YouTuber でもあります。ある時、段差にぶつかった衝撃で自転車のホイールを破損してしまいました。ホイール以外は問題ないですが、このままでは自転車として役に立ちません。( ↓ 動画参照)



完全に割れてしまったホイールを使って、新しいタイプの自転車を作ろうと考えました。ホイールが2つに割れたままでも走行できる自転車です。自転車の車輪は円形であるという常識を完全に覆しています。エンジニア的な発想と言えるでしょう。

段差は乗り越えられないかと思えば、そんなこともありません。円形ではないタイヤ、半円2つでも見事に走れます。見せられれば、なるほどと思いますが、これはなかなか思いつかない発想でしょう。半円のタイヤ2つにしたからと言って、何か便利になるわけではありませんが、ユニークです。( ↓ 動画参照)



これは、Reduce であり、Reuse でもあり、ある意味、Recycle でもあります。Repair でもあって、Remix もしくは、Reform と言えなくもありません。新たにフレームを延長したり、タイヤをチューブレスにしたりするなど、どの“R”としても現実的とは言えませんが、少なくとも捨てずに済んでいます。

自転車に限ったことではありませんが、ただ捨てるのではなく、何かに使えないかという視点は必要でしょう。再び自転車としてでなくても、全く違った価値を生み出せるかも知れません。乗らなくなった自転車や、不要になったパーツが家に転がっている人は、考えてみてはいかがでしょうか。










◇ 日々の雑感 ◇

今度の日曜日は選挙の投票日です。自分が1票投じても結果は変わらないと言う人もいますが、参院選は比例もありますし、複数当選する下位では案外接戦になることもあります。せっかくの権利ですし、是非行使すべきです。

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