March 27, 2005

これを知らずに買うべからず

一見まともな注意書きちょっと本格的な自転車に乗ってみようかなとか、ダイエットのための運動として自転車に乗り始めようかなとか、なんらかのきっかけでスポーツタイプの自転車を買おうと思った時、詳しくない人は是非注意すべき点があります。


注意すべき点は一つではないので、今後徐々に書いていきますが、一言で言うとよく調べて買ったほうがいいと思います。言葉は悪いのですが、まがい物と呼べるような格安自転車も、よく売られています。間違えて買うと楽しくない自転車もあります。ある程度の経験者には広く知られていることでも、初心者は知らず、気がつかないということが、いろいろあるのです。

まず、まがい物、ルック車、呼び名はともかく、よく知らない人しか買わない、悪く言うと見かけ倒しの製品があります。例えば、本来は野山を走るためのマウンテンバイクなのに、目立たない小さなシールが貼られており、「この製品で悪路走行はしないでください。」などというようなことが書かれています。

このような自転車は、私はお勧めしません。価格や見た目が気に入って、普段の足として乗ると言うのなら、あえて止めません。しかし、マウンテンバイクとしては使えないばかりか、街で乗ってもあまり楽しくない可能性も高いです。その理由としては、構造的に漕ぐ力が効果的に伝わらなかったり、全体として重くてスピードが出なかったり、すぐ錆びてしまったりと、いろいろです。部品の精度が足りない場合もあります。坂を登るのが大変だったりします。

折りたたみ自転車も、あまりに安いものは、お勧めできません。折りたたみ部が破損したりガタがきやすく、やはり力が伝わりにくかったりします。タイヤが小さい場合、構造的にスムーズに走らなくなるものも多いです。

せっかくスポーツタイプの自転車を買おうとしても、こういったまがい物を買ってしまうと、乗りにくかったり、遅かったり、坂を登らなかったり、結局楽しくなくて興味を失ってしまうことも多いような気がします。非常に残念なことですが、こうした自転車が格安で広く出回っているのも事実です。

街でもよく見かけます。盗難にあうことも多いので、そういう自転車で十分だとする考え方も理解は出来ます。それを否定はしません。しかし、自転車の楽しさが、大いに損なわれています。結局あまり乗らなくなってしまうことも多いでしょう。乗っていて楽しい自転車があるのに、かえって損をしているとも言えます。

最近、自転車がとても安くなり、自転車店以外でも売られています。人それぞれなので、私の考えを押し付けるつもりはありません。しかし、ある程度以上の値段の自転車には、それなりの理由や価値があるのです。そうでなければ誰も乗りません。マニアでなくとも、いい自転車に乗る価値は十分にあると思います。価格的には小さな違いでも、内容的に大きな違いがあることもあります。是非、よく調べてから買ってください。




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