行政でも、自転車レーンの設置に取り組み始めているところがあります。しかし、はっきり言ってお役所仕事が多いです。ほとんど役に立っていないのが実際のところでしょう。たまに、こういった色分けされた歩道があります。
上の写真から、少し進んだところです。よく見ると同じ人が歩いていますが、この辺りは、ほとんど駐輪場と化しています。なまじ、線が引いてあるので線にそろえて止められています(笑)。ほかの場所でも、看板が置かれたりダンボールが積んであったりします。
歩行者は無頓着に、どちらのレーンも歩いていますので、自転車も人を縫って走っています。つまり、ほとんど意味の無い状態です。そのレーンにしても、何百メートルか気まぐれに色分けしてるかと思えば、唐突に終わっています。計画性も設計も思想もあったものではありません。
それでも行政関係のホームページには、誇らしげに写真で紹介されていたりしますので、ほとんどそれが目的で色を塗っただけじゃないか、と言いたいくらいのお粗末さです。実際にはわずかな距離ですし、その部分も何も考えずに、ただ歩道に色を塗っただけで、市民が喜ぶとでも思っているのでしょうか。
こんなものは、全くの無駄です。そもそも歩道を自転車レーン化するのも間違っています。造った人は、きっと自転車なんて乗らない人でしょう。担当者にしてみれば、おそらく予算の問題とか、道路管理者の管轄がどうとか、いろいろあるんだと言うでしょう。
しかし、あまり予算をかけずとも、有効な自転車レーンの例はいろいろあります。こんな歩道にちょっと色を塗っただけで、みなレーンを守って走るとでも思っているのでしょうか。こんなものでお茶を濁すくらいなら、最初からやるなと言いたいです。
Posted by cycleroad at 22:00│
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