April 15, 2005

自転車だから見えてくる構造

そう言えば、ここのところ、やけに警察官を見るなぁと思って調べてみると、今日まで春の交通安全運動でした。地元を自転車で走っていると、時々交通取り締まりをやっている場所に出くわします。おかげで、地元のよく取締りをやっているポイントはかなりの数、把握してしまいました。最近は、携帯使用の取締りも多いようです。


個人的には、クルマを運転しても、そんなにスピードを出すほうではないので、最後にスピード違反で捕まったのは、かなり前の話です。飛ばしていたつもりは全く無く、周囲の流れにのって走っていたら、40キロ制限を20キロちょい程度のオーバーで捕まりました。

違反は違反なのですが、一人だけ40キロで走れるかよ、と釈然としないものがあったのも事実です。同じスピードなのに自分だけ捕まった不公平さ、運の悪さも憤懣やる方ないところです。いずれにせよ、不審に思ったので、後日その場所を通ってみました。

標識を見ると、さすがにその日だけ40キロ制限だったわけではないようでしたが(笑)、かなりスムースに流れる郊外の道路なのに、なぜか急にそこから40キロ制限になっているのです。その地点から急に変える理由は見当たりません。まさしく罠と言うか、取締りには絶好のポイントと言うべき場所でした。

スピード違反するほうが悪いのは間違いありませんが、いわゆるネズミ捕り方式の取締りに批判が多いのも事実です。警察が意図して違反しやすいポイントを作っていることはないでしょうけど、私が捕まった場所は、どう見ても、そうとしか思えませんでした。

警察にしても、場所をランダムに決めて取締りしていたのでは、全く違反するクルマもなく、人員を配置するだけに終わってしまう可能性があります。それも間抜けな話です。やはり違反がおきやいポイントで狙うのは合理的な判断です。すなわち、取締りが行われる場所は自ずと決まってくるわけです。

全ての速度標識を確認しているわけではありませんし、クルマを運転して交通の流れに乗っているとなかなかわかりませんが、自転車に乗っていると、見えてくる取り締まりポイントもあります。クルマの速さだと目にとまらない、物陰で速度を計測している警察官も把握できます。

もちろん違反逃れを奨励するつもりはありませんが、交通規制が急に変わっていて違反を起こしやすい地点など、自転車で乗りながらだと見えてくることもあるように思います。クルマでは意識しない道路の勾配など、スピードが出やすい道路の構造とか、事故が起きやすい危険なポイントなど、自転車だから気づく点もあるでしょう。

ところで、考えてみれば一昨日の駐車違反の話ではないですが、スピード違反の取り締まりも、いずれ民間委託されるかも知れません。冒頭の写真、ロボコップの映画が出た時には、警察の業務の民間委託なんて、まさにSFの世界でした。

今度、駐車違反の民間委託に参入する企業が、オムニ社とか名付けられてたら笑えますけど、ブラックユーモアです。最近、警備ロボットなんかの開発も進んでいるので、「ロボコップ」が誕生するのは、案外日本が最初かも知れません。あるいは逆に、駐車違反対策ロボットなんかが開発されることも考えられます。駐車して用事を済ましている間、人間の代わりに運転席に座って、電話している「ふり」をしていてくれるロボットとか..(笑)。




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