細長いけど貴重な都市の資源

都市部にあっては、高速道路や鉄道などの高架下も貴重なスペースです。店舗や公園、駐車場をはじめ、いろいろな利用法がみられます。

下の写真は、上とは全く別の場所です。たまたま通りがかって、クルマから信号待ちの間に撮ったのでわかりにくいですが、高架下に植樹してあります。高架下では雨もかからない為、わざわざ散水装置をつけて水をやっているのです。
この場所は、たまたまこの高架の周囲にも公園などの大きな緑地が広がっており、緑がとても多い場所でした。なぜ他の事に使わず、散水装置をつけてまで、雨のかからない高架下にまで植樹しなければならないのか、どう考えても疑問です。
しかも、看板を立てて散水時刻の予告までしていますが、むしろその無駄を宣伝してるようにも見えてしまいます。管理者や沿道の住民の意向、都市計画や防災、それなりの理由があるのかも知れませんが、もったいない使い方のように思えます。しかし、必ずしも有効に使われていると思えない場所は、ここだけではありません。
市民の要望としてなら、スポーツ用が多いかも知れません。他の人のブログを探してみると、例えば
スポーツ侍さんは、バスケットのコートや、スケボーなどの練習場、子供の遊び場などと書かれています。ちょっとしたスペースでも、キャッチボールや、テニスの壁打ちなどなら使えるでしょう。
いたともさんは、NPOとして高架下の有効利用に取り組んでおられるようです。確かにイベントや住民の交流用などに使うことも考えられます。高架下が、多少の音は問題にならないという意味では、たまに楽器の練習してる人も見かけます。
らくださんは、壁に絵をペイントしている製作の現場を目撃されたようです。
私はやはり、冒頭の写真のように自転車専用道を通して欲しいです。幅があれば、多目的広場の脇でもかまいません。もともと基本的には細長く続くスペースなわけですし、高速道路やバイパス、または鉄道の下でしょうから、自転車道としても需要のある路線になるはずです。
うまい使い道がなくて暫定的に賃貸していたり、事実上の遊休地として、資材置き場などになっている場所もあるようです。鉄道会社、道路公団、国や自治体など、関係者の方には、是非、自転車道として使うことも考えていただきたいものです。なにしろ利用者にとっては、屋根付きで雨が降っても濡れないのが最高です。
細長い土地なので、どうしても橋げたなどで区切って活用する例が多いと思いますが、まず高架下を連続して使って自転車道を通しておけば、それぞれの区画へのアクセスも便利になりますし、土地の管理や各区画の利用者にとっての利便性にも貢献するでしょう。
もちろん連続していなければ自転車道としての価値は小さくなってしまいますが、高架の幅全てを自転車道にする必要はありません。土地をいろいろな用途に活用する場合でも、かなり確率で並存出来ると思います。まさにうってつけの土地利用法だと思うのは私だけでしょうか。
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Posted by cycleroad at 23:30│
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東京都大田区の城南島にスケボー、インライン、自転車モトクロスを楽しめる専用施設が
祝 東京都の公園にスケボー天国!【スポーツ侍の「本を読む!」徹底して読む!】at April 25, 2005 20:51
TBありがとうございました。
土地が少ない首都圏において、こういったスペースの有効活用は大切ですし、多くの可能性を秘めていますよね。
より豊かな生活が送れるように、都には期待したいですね。
スポーツ侍さん、コメントありがとうございます。そうですね。こういった市民の声が行政に反映されるといいですが、もっと声をあげていくことも必要なのかもしれませんね。
TBありがとうございます。
板橋の「楽・市・道」を見るに、市民は声を上げるだけでなく、
もっと行動しなければ事は動かないと思います。
板橋でも、許可を出したのは公団ですが、イベントの実施・
運営に関しては全て市民の手作りです。
役所は前例主義なので、板橋の例が成功の評価を受ければ、
他でも許可が出やすいと思います。
レスが遅くなり申し訳ありませんでした。
いたともさん、こんにちは。コメントありがとうございます。そうですね、市民が行動しないと、変わるものも変わらないですね。そして行動につなげるための、きっかけとか環境とか流れみたいなものも大切だと思います。私もコメントがついたのを気づかないこともありますし(笑)、遅いとかは、全然関係ありませんので、お気になさらないでください。
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