先日、チェーンとメンテナンス用の消耗品などを買いに、自転車店に行ってきました。さすがにゴールデンウィーク中ということもあって、かなり店内は混雑していました。
けっこう大きな店だったので、ただの冷やかしも多かったとは思いますが、自転車を選んでいる人がたくさんいました。そんな中、店内をうろついていると、聞くつもりはなくても、周りの人の会話が自然と耳に入ってきます。
「こっちの方が絶対かわいいって。」
「この色はイヤ。」
主に、かわいさという主観的な要素を議論しているカップル。
「これ、○○では十分の一で売ってたわよ。」
「買うのはそっちで買うよ。」
こちらは値段が話題の中心。十分の一って、似てるように見えるけど、全く別物なはずなんですけど(笑)..。
「こっちの方がまたぎやすいよ。」
「これじゃ荷物が乗らないわ。」
こちらは、スカートで乗る前提みたいですね。
連休だからか、あまり自転車に詳しくないと思われる方も多くて、会話を聞いてるだけで結構楽しめました。最終的に、値段の張るスポーツタイプの自転車を買うかどうかは別として、いろんな選び方があるものです。見た目の「ごつさ」で選ぶ人。家での保管場所の問題から、コンパクト性を追求する人。
やたらと、ブレーキの聞き具合ばかり確かめている人。違うタイプの自転車を色で比較する人。足つき性ばかり気にしている人。錆びにくさを重視する人。ギアの数を単純に比較している人。おそらく自転車のメーカー名も知らないと思われるのに、知っているブランドにこだわっている人。
どういう選び方をするかは、その人の勝手です。第一印象で買う人もいるでしょうし、気に入った自転車を買うのが一番ということもあるとは思います。しかし、余計なお世話ですが、あまりに偏った選び方だと、自転車が本来持っているパフォーマンスを発揮できず、その良さも理解されず、楽しくないということにもなってしまいます。
自転車を使う用途、よく通る道路の状況や乗り方、何を求めるか、優先するかなどによっても、どんなタイプの自転車が適しているかは変わってきます。選ぶタイプによっては、かなり違う性格を持っています。チョイスによっては、大きく快適性や楽しさが変わってくる可能性があります。
ただ、自転車の種類も多いですし、乗ってみないとわからない部分、比較しなければ気づかない要素もあります。乗り方も変わってくる可能性もあります。最初は、ある程度仕方の無い部分もあるでしょう。また、必ずしも適切なチョイスではないが、そういうものだと思って乗ってる人も多いのかも知れません。
私も、思えば最初の頃の選ぶ基準は、ナンセンスなものもありました。誰でもそうですが、はじめは知らないことも多いです。後になれば笑えますが、誤解や思い込みもあったりします。私もその後、少しはわかってきた部分もありますので、今後、おいおい紹介していければと思っています。
Posted by cycleroad at 23:00│
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