May 05, 2005

子供のために残す自転車環境

子供にとっての自転車今日は幸い好天のところが多かったようですので、いい子供の日になったのではないでしょうか。ところで5月5日は、一般的にはあまり知られていませんが、自転車の日でもあります。


大人になってしまえば、子供の日と言っても何の感慨もありませんが、よく思い出してみると、子供心には、どこかへ連れて行ってもらえる楽しみな日だったような気がします。もちろん当時は、楽しみだったことや、連れて行ってもらえる場所にしても、今とはずいぶん違いましたが..。

そう考えると、自転車一台買ってもらうのでも、当時は、今の子供とはうれしさが大きく違ったような気がします。今の子供は楽しいことも多いですし、興味の対象もいろいろ分散しています。昔は自転車の存在自体、今よりもっと大きかったと思います。

思えば、初めて自転車に乗れるようになった日、それまでより飛躍的に行動範囲が広がった日、少しだけ大人になった気がしたものでした。その後自転車と共に行動し、いろいろな目にもあいましたし、学びました。体力もつきました。そんな大人は多いのではないでしょうか。

ひるがえって今の子供は、どうでしょう。来るべき彼らの時代は、環境やエネルギーの面からも、もっと自転車を活用する必要に迫られているかも知れません。しかし、今子供が安心して乗れる場所は確実に少なくなっています。自転車に乗って遊ぶ子供自体も減っているのが現実です。

放置自転車や歩道の暴走など、自転車に乗る大人が、マナーも悪く格好悪い存在だったら、社会の自転車に対する印象が悪くなるだけでなく、子供にとってもいいイメージは残りません。子供たちのために、ハード、ソフト両面において、出来ればいい自転車環境を残してやりたいものです。

実は、5月は自転車月間だそうです。定めたのは、そのまんまですが、自転車月間推進協議会です。同時にその中の祝日の5日を選んで自転車の日としたそうで、深い意味はないようです。平成10年の制定とありますから、知られていないのも無理はありませんが、子供の日に隠れてマスコミなどでも、ほとんど取り上げられません。

このブログを始めたのが3月19日なのですが、最初もしや、ありがちな語呂合わせ、サイクルで3/19が自転車の日かなと思って調べてみましたら、5月5日でした。5月5日なんて、誰がどう見ても子供の日ですので、もっと他の日にしてもいいような気もします。

でも、自転車の日を変えたからと言って、どうなるわけでもありません。むしろ子供の日に、自転車に乗るのは大人だけではないことに思いを致し、子供が安全に自転車に乗れること、将来に向けて乗りやすい環境を残すことを考えるのも、意味があるのかもしれません。




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始めまして。 GWはのんびりしてます。出かけても近くばかりです。 先日、多摩川を約20kmサイクリングしてきました。 河川敷ではバ−ベキュ−などで大賑わいしてました。
休日の多摩川・河川敷【峠の茶屋から・・】at May 06, 2005 11:02
この記事へのコメント
5/5が、自転車の日だなんて、初めて知りました。
たしかに、子供達が安心して乗れる環境が減ってますよね。
子供達と一緒にポタリングしても、何回も子供の方を振り返らないといけないことが多いです。
我が家では、次男だけが、まだ、補助輪なしで自転車に乗れません。そろそろ、特訓開始です!!
Posted by MOTOchan at May 08, 2005 10:34
MOTOchanさん、こんにちは。コメントありがとうございます。わかります。一日乗ると、首が痛くて回らなくなったりしますよね、そういう状況って(笑)。特訓も頑張ってください。
Posted by cycleroad at May 08, 2005 20:39
 
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