千里の自転車道も一ブログから
舞台裏の話
このページは、元「このブログについて」としてトップページからリンクされていたものです。このブログ、最初は「サイクルロード ~千里の自転車道も一ブログから~」というタイトルでしたが、サブタイトルの部分を変更した際に、ブログの説明を書き直しました。
当初は、 より自転車道を増やしたいという部分を強調していましたが、そのことを含めて、少しでも多くの人に改めて自転車に乗るということを見直してもらうことが有意義であると考えました。そこで、より広い意味を表すべく「サイクルロード ~自転車という道」その後、「サイクルロード ~自転車への道」と変更しました。
メインタイトルの「サイクルロード」は変わっていません。もともと、サイクルロードというタイトルにしたのは、インフラとしての「自転車道」、趣味の自転車という意味での「自転車の道」、そして生活スタイルとして「自転車を選ぶという道」といった意味合いを重ねています。
その意味からすると、本来の趣旨に戻したことにもなります。始めた当初は、より具体的なほうが解かりやすいと考えていたから、という理由もありましたが、すでに内容的にも、より広範な話題を取り上げていましたので、実態に合わせたとも言えます。
せっかく、コメントをいただいていることもありますし、ブログの変遷、経緯の記録という意味でも記事の題名を変更し保存することにしました。
このブログについて(旧)
基本的には個人が自転車について語るブログ、自転車日記です。私も趣味で自転車に乗っているのですが、趣味の自転車のブログは、すでにたくさんあります。そこで私は、日々の自転車日記というより、ふだん感じていること、テーマとして「自転車道」にフォーカスしようと思いました。
個人的な経験や思いから、是非とも伝えたいメッセージとして「自転車道を増やそう」という主張を中心に書いています。自転車をとりまく環境や社会の問題から、自転車の楽しさまで、いろいろ書いていこうと思っています。なぜ自転車道なのか?、なぜ今自転車なのか?、何で今乗っている自転車が楽しくないのか?。きっと、納得していただける部分があると思っています。よろしければ、読んでみてください。
自転車が、環境にやさしく個人の健康にもいいことは論を待ちません。特にこれからの時代、環境や資源を考え、持続可能な循環型社会を実現するためにも、もっとその活用を図るべきです。でも実際には歩道でも車道でも邪魔者扱い。しかも走りにくく、自転車本来の利便性や機能性が失われています。そこで、もっと自転車用の道路、レーンをつくるべきだと思うのです。
自転車道がもっと整備されれば、利便性も快適度も上がり、もっと有効に活用する人も増えるでしょう。渋滞の都市部では、現在でもそうですが、クルマより速い移動手段となります。自転車本来の楽しさに目覚める人も増えるでしょう。人々の運動不足解消にも貢献し、健康を増進します。
現に先進国、特に欧州の国々では、自転車の利用に取り組み始めています。決してクルマから退化しているわけではありません。環境に対する意識や、より効率的な都市交通、健康的で文化的な生活、といった価値観の変化がおきているのです。(私もヨーロッパ各国へ行って、実際に見ています。)
しかし、街も人々もまだクルマ中心に動いています。全てを置き換えようというわけではありません。でも、もっと人々の意識が変わり、社会的なニーズが増えないと、自転車道が整備されるまでには至りません。また、増えても有効に利用されません。
日本の交通行政が、自転車の歩道走行を強いたこともあって、自転車本来の楽しさや長所が損なわれています。自転車は、単なる自宅から駅までの交通手段にとどまってしまい、遅くて不便で、快適性も楽しさも魅力も低いものとなってしまいました。(全部ではありませんが。)
でも、最近日本でも自転車の持つポテンシャルが改めて注目され始めています。ここに書いたような意見をお持ちの方は、たくさんいらっしゃいます。(ほとんどの方が私なんかより大先輩なわけですが。)でも、まだまだ多くの方は、本当の自転車の姿、自転車の楽しさに気づいていません。
たかが、自転車のことじゃないか、とおっしゃるでしょう。でも、その先にあるものは予想外に大きい可能性があると思います。もっと自転車をとりまく環境が改善され、多くの人が自転車を有効活用することによって、世の中も少しはよくなり、未来も明るくなるかもしれません。でも、まずは少しでも多くの人に知ってもらわなければ何も変わりません。微力ながらその一助として、呼びかけてみようという思いでブログを始めました。
偉そうなことを書きましたが、個人の趣味です。独断と偏見、かつマイペースで勝手なことを、一つずつ書いています。もしよろしければ読んでみてください。千里の道も一歩から、の思いで、千里に及ぶ自転車道を実現するきっかけの、ほんの一かけらでも、一ブログから発信できたらいいなと思っています。(CYCLEROAD)
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Comments(10)
私も、頑張ってみます。
大阪自転車党さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
共感していただけたようで、嬉しいです。
地球温暖化や環境問題・石油問題等が叫ばれる昨今こそ、行政が自転車通勤を奨励する運動を行うべきですよね?
その前にハード面での道路整備や環境整備が不可欠ですが…
我々ライダー・自転車メーカー・販売店等の根強い「草の根運動」が大切なのではないでしょうか?
しかし、日本で自転車が見直され、爆発的に台数が増えたとしても、東南アジア諸国のような自転車渋滞は発生しないと思うんですがね…。もちろん前述した諸整備が前提条件になりますが…。
そうなると…車のメーカーを始めとする、財界が黙っていないんでしょうけどね…。経済に影響を与えるとか…?
そんなことより、子供達の未来のことの方が大切だと思いますがねぇ?
Takaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私も同感です。自治体の中には積極的に自転車の利用を推奨するところもありますが、おっしゃるように道路や駐輪場などのインフラは整っていないですし、予算も少なく、根本的な取り組みとは言えません。言葉は悪いですが、場当たり的で関係者のコンセンサスもとれていない感じです。市民の関心も喚起されていません。思い出したように施策を打ち出す時もありますが、担当者が変われば立ち消えになる..。その前にお役所仕事で実が伴なわないものも多い気がします。
自転車業界の政治力が弱いのは疑いようがありませんが、必ずしもクルマメーカーが反対するとは限らないと思います。今どき、環境に対する配慮が欠けたり、市民の反感を買ったら自社の商品も売れなくなります。自転車が普及してもクルマがなくなるわけではありません。自転車に乗る人もクルマを使うでしょう。(続く)
(続き)
むしろ、都市部の渋滞解消や自転車との事故の減少でクルマも走りやすくなって、いい影響があるかも知れません。
経済への影響は一概には言えませんが、温暖化対策が経済に与える影響は自転車に限りません。むしろ自転車自体に関心が薄いのではないでしょうか。
自転車ユーザーがもっと自覚をもって声をあげることは、もちろん必要だと思います。しかし、真に関心のある人は、全体から見れば、まだまだ少ないのが実情なのではないでしょうか。
うん…考えさせられますなぁ。バイクの楽しさや重要性、その他もろもろを鑑みた時、それぞれ個人で受け止め方が変わるのはあたりまえですよね。
私の場合はダイエットのつもりで始めた、MTBにはまってしまい、知らず知らずのうちにロード乗りになって20年になります。若い頃(27歳?)から持病だったひどい腰痛が、本格的にロードを始めた2年目から驚くほど改善されたのです。
当時は、第5腰椎分離症と診断されて、10分も歩けば右足が痺れて歩けかったのです。(続く)
今では旅行も、散歩もOKです。さまざまな医療機関に見てもらいましたがダメだったにもかかわらず…。筋肉が鍛えられたおかげで、強力に腰椎を支えられているそうです。
今でもバイク・トレーニングと腰痛対策のストレッチは欠かせませんが、自転車にめぐり合えて、全くの医者要らずになったわけです。
こういった経験者の声も広めていけば、ネット社会のメリットで、少なからずよい影響はあるのでしょうね。
まあ、がんばりましょう。
Takaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですか。自転車の効用として、腸腰筋などのインナーマッスルを鍛える効果があり、そのメリットは多いという話は聞いていましたが、(2005年の9/26の記事にも書きました。)腰椎を支える筋肉の強化にもなるんですね。普通、腰痛に苦しむ人は、自転車で鍛えようなんて思いつかないでしょうから、貴重な情報ですね。
日本で自転車に乗る人の大多数はママチャリですし、本格的な自転車の良さを体験したり、楽しさに目覚めたり、いろいろな恩恵を受けた経験のある人は、全体から見ればごく一部でしょう。
しかし、そうした体験を経て自転車好きになる人も少なくないわけで、環境とか健康とか、いろいろ考えはじめる人も多いと思います。周囲の人に勧めたくなることも多いのではないでしょうか。
おっしゃるように、ネットもあることですし、ジワジワ広げていきたいものですね。
度々で申し訳ないです。すみません…。
私は今年で48歳になるおじんですが、自転車のおかげで私生活の幅が格段に拡がりました。ともに、個人差はあるでしょうが、人間は楽をしすぎたり、怠けたりすると必ず「しっぺ返し来る」と痛感しました。私の場合はあのひどい腰痛でした。仕事で多忙なのを理由に、暴飲・暴食・不規則な生活→歩かない→太る→動かない→筋力が劣る→また太る→腰痛…と、悪循環の繰り返し。短期間で腰痛マシンと変貌していったのです。
MTBの時はほんの遊びでしたが、ロードを始めてからは2年で体重こそ5キロしか落ちませんでしたが、体脂肪は8%・ウエストは9cm落ちました。それからです、急速に腰痛が改善されたのは…。現在はそれを維持するためにがんばっています。腰痛の持病をお持ちの皆さま!お勧めしますよ!バイク!無理をしなくても大丈夫。楽しみながら改善させましょう!
Takaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いえいえ、お気遣いなく。
不規則な生活などによるしっぺ返しとは私も耳が痛い話ですが、自転車に目覚めて、その恩恵を感じる方は多いですよね。痩せる方も多いと思います。生活習慣病をはじめ、いろいろな症状や健康診断の数値が改善したという話も聞きます。
このページは直接腰痛と関係ないので、果たして何人の腰痛の方が見るか疑わしいですが(笑)、腰痛に悩む人に伝わるといいですね。
もしよろしければ、興味のおありになる記事へもコメントしていただければ幸いです。
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