June 26, 2005

自転車でリレーしてつなぐ道

週刊 四国八十八ヶ所遍路の旅四国八十八ヶ所巡りを自転車で、しかも駅伝形式でつなぐというイベントが今年8月に行われます。


四国霊場の全コース約1400キロを、自転車による駅伝でつなぐ、「100時間耐久・四国霊場88サイクル駅伝」です。弘法大師、空海生誕の地・善通寺市を発着点に8月8日〜12日の5日間開催されます。今月から四国を中心に参加希望者を募集(200人)しているそうです。

善通寺の金堂前をスタートし、時計回りで香川、徳島、高知、愛媛県の各札所を経て同寺に戻る約1400キロ(22市19町)のコースを、参加者が不眠不休でつなぐと言います。自転車は実行委が準備したものを乗り継ぎますが、乗り慣れた自分の自転車でもいいそうです。(詳しくはこちら。)

真言宗善通寺派総本山である、善通寺の創建1200年を記念したプレイベントなのだそうですが、とても面白い企画だと思います。お遍路の道を自転車でリレーするわけですが、最近、お遍路はブームと言いますし、その意味でもタイムリーな企画と言えるでしょう。

民主党の管さんがお遍路を廻ったのもニュースになりましたし、ここのところ関連した出版物も多く発行され、なんとテレビゲームまで出ています。バスで気軽に廻るようなツアーも盛況と聞きますし、ヘリコプターで88ヶ所巡りをすると言う大胆なものまであるそうです。

自転車による駅伝という発想はユニークです。皆無ではないようですが、あまり聞きません。1400キロを寝ずにつないで5日間、100時間なら、イベントとしても丁度いい長さでしょうか。本来の歩き遍路だと40日、自転車で廻ったとしても、一人だと寝ないわけにはいきませんから、2〜3週間かかってしまうようです。

同行二人(どうぎょうににん)※ならぬ、自転車二台でつなぐそうです。88ヶ所にちなんで、8月8日スタートなのでしょうが、「88」も横にすれば「∞∞」自転車2台に見えないこともない、というのは考えすぎでしょうか(笑)。ただ駅伝だと、参加者は八十八ヶ所を巡れないのが、ちょっと残念なところかも知れません。

お遍路さん、最近は若い人も意外と多いらしいです。私も時間が取れれば、八十八ヶ所廻ってみたい気がしなくもないですが、経験者の知人に聞くと、かなりの手応えと言います。ところで、このニュースリリース、先月末から何度も配信されているようなので、もしかしたら集まっていないのかなと、少し気になるところです。

※ 同行二人とはお大師様、もしくは観音様と二人でお参りする、常にお大師様(弘法大師)が見守っているという意味だそうです。




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