
ベルトの穴がずれた、去年のスボンやスカートがはけない、なんてよくある話ですが、実はこれ、病気だそうです。
ウエストのサイズが大きくなる、これらの症状(!)は、生活習慣病の初期症状と考えるべきだそうです。服を買うときしか計らないかもしれませんが、自分のウエストサイズって知ってますか。ウエストサイズが、男性85センチ、女性90センチ以上の方は、内臓脂肪型肥満の可能性が高いと言います。
女性に多い皮下脂肪型肥満は、あまり心配ありませんが、手足は細いのに、おなかだけが出ている人は特に要注意です。おへその横を縦につまんでみて、皮下脂肪の厚みが薄いのにお腹が出ている場合は、内臓脂肪による肥満の可能性があります。
ただ、太っていなくても生活習慣病の人はいます。生活習慣病は、自覚症状が出るのが極めて遅いので、ピンと来ません。でもビンと来たときには深刻な状況になっていることもあります。糖尿病は、失明や足の切断や腎臓病などの合併症をひき起こす怖い病気です。





高血圧や高脂血症も、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞に脳梗塞などとも、全て関連しています。脅かすわけではありませんが、糖尿病は予備軍を含めて2千万人近くいるとも推定され、糖尿病網膜症で、毎年3千人以上の方が失明しているそうです。
自覚症状がなくても、毎年健康診断を受けているから大丈夫と思っている方も多いでしょう。ところがショックなことに、健康診断では、糖尿病は発見されないことも多いのだそうです。ちょっと驚きますし、にわかには信じがたい話です。
健康診断は、他にもいろいろな検査があるので、朝食抜きだったりすることが多いと思います。するとお腹が減っている状態で、血糖値が低く、糖尿病だったとしても数字に出ない可能性があるのだそうです。言われて見れば、なるほどと思います。健康診断の結果がいいからと言っても油断は禁物です。





私の知人にも、健康診断では判明せず、何かの拍子に糖尿だとわかった人がいました。若くして糖尿になったその知人は、運動不足を解消しなければならないと言うので、私は自転車を勧めました。自転車の選び方から、運動が長続きする方法、効果的な脂肪燃焼の方法などまで伝授しました。
もちろん、食事の内容や量も改めたようです。運動と食事の改善で、ヘモグロビンA1Cという数値が10に近いという立派な糖尿病だったのが、半年で正常値になったと言います。当人も頑張ったのだと思いますが、医者も驚くほどの短期間で改善したそうです。
知人は、自転車のおかげだと話していました。もともと太ってはいなかったのですが体重も落ちて、見た目も、よりスッキリしました。当然ながら、個人差があると思うので、誰でも劇的に改善するとは限りませんが、有酸素運動として脂肪の燃焼に効果的な部分があることは間違いないでしょう。
ウエストのサイズを計ってみる、年々増えていないか気をつける、健康診断がいつも空腹時でないか確認する。この3つはすぐにでも出来ます。私は健康診断以外に、ついでの時にも検査をしました。多少面倒でしょうが、備えあれば憂いなしです。自転車に乗ることと共にお勧めしておきます。
(※最近は、自宅に居ながら検査も出来るようです。詳しくは、
こちらから
)
Posted by cycleroad at 07:30│
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