これは、ステアサイクルという自転車です。自転車と言うよりキックボードのようにも見えますが、ホイールは26インチと言いますから、ふつうのマウンテンバイクと同じ大きさです。発売元は、
ステアサイクルイノベーションズ社という会社で、ヤフーのコンテストで優勝した製品です。
このコンテストは、米国のYahoo!が革新的な中小規模企業に広告露出の機会を提供する目的で行なったもので、応募総数8千件近くの中から選ばれました。審査したのは、かの有名なバージングループのリチャードブランソン会長です。ちなみに優勝商品は、ヤフーの広告1千万回分でした。
足踏み運動器具のようなステップペダルを踏み込む動作によって後輪を駆動する仕掛けで、同社の特許です。よく、トレーニングジムなどにステップ運動の器具があります。自宅でも健康器具としてお使いの方もいるかも知れません。その運動を屋外でも出来るようにしたものと、
百式でも紹介していました。
屋外でもステップ運動するなら、走らせちゃえということでしょうか。逆にトレーナーにセットすれば屋内でも使えるわけです。なんだか冷房の効いた部屋でコタツに入りながらカキ氷を食べるみたいな(笑)、回りくどさを感じないでもないですが、同社のサイトでプロモーションビデオを見ると、わりと軽快に走行しています。
片足ずつステップするだけでなく、両足そろえてジャンプしても進むのだそうです。その機構も含め、以前紹介した
堀田製作所の障害者用自転車にも通じる部分があります。サドルの有無や目的は違いますが、踏んで乗るというスタイルは一緒です。
自転車と言うと、サドルにまたがって、ペダルの回転運動で走行すると決め付けるほうが、固定観念というか、頭が固いということになるのでしょう。自転車に長い時間乗ると、
最初は誰でもお尻が痛くなりますが、サドルがないので痛くならないのも利点かも知れません。
ずっと立って漕がなくてはならないのも、疲れそうな気がしてしまいますが、案外こういうところから、イノベーションが起きるのもしれません。それにしても、よく遊園地などにある、子供用の変り種自転車に見えてしまうのは、私だけでしょうか(笑)。
Posted by cycleroad at 01:00│
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