自転車が趣味の方には有名だと思うのですが、これから趣味の自転車を始めようという方、もしくは始めて間もない方の中には、疋田さんも自転車ツーキニストという言葉も、まだご存じない方もいると思いますので、改めて取り上げてみました。
以前、
自転車が歩道しか走れなくなる法案の話の時に少し触れましたが、元々は、自転車通勤を提唱し、自転車ツーキニストと言うネーミングを編み出した人として有名で、本業はTBSテレビのディレクターです。著書も10冊くらいありますし、雑誌などに寄稿されていますので、自転車趣味の人には知られていると思います。
自転車通勤、自転車ツーキニストとは、最寄の駅まで自転車で行くのではなく、会社まで自転車で行ってしまおうという人のことです。当の疋田さんは98年から自転車通勤していたそうです。それ以前から会社まで自転車通勤する人はいたわけですが、特に注目されることはありませんでした。
実は、私も疋田さんよりもっと以前に会社まで自転車通勤していた時代があるのですが、会社まで自転車で通うなんて、なにか特殊な事情のある人か、仕事は二の次の自転車マニアの変人くらいにしか見られませんでした。というより、ほとんど話題にすらならなかったように思います。
今でも、一般の人にとっては、まだまだメジャーとは言えませんが、自転車雑誌以外の一般のメディアにも、たまに取り上げられるなど、認知度は上がってきたと思います。会社まで自転車通勤というスタイルを広め、自転車通勤者のイメージアップに貢献したという意味で、疋田さんの功績は大きいと思います。
大都市圏だけでなく各地でも広がり始めているようですが、やはり、それぞれの通勤事情や環境など諸般の都合がありますので、一概に推奨できるものではありません。雨や、汗の問題、着替え、駐輪場、距離、道路事情など、いろいろ越えるべきハードルがあることも確かです。
ところが、とっても無理だと思っていても、ふと真剣に検討してみると、結構クリアできたりすることもあるものです。実際にやってみたら、意外と出来ることに気づいたりします。自転車通勤を始めた人のブログも最近よく見かけるようになりました。
先日、ロンドンの
テロで自転車通勤をはじめる英国人が増えているという話を書きましたが、仕方なくする自転車通勤は、距離や途中の道路事情などにもよりますが、つらいし、めげるし、続かないものです。やはり、自転車に乗るのが楽しくて、むしろ毎日乗れて嬉しいというくらいでないと出来ないものなのかもしれません。
時間ギリギリで自転車通勤しようとする人や、途中の状況を楽しむぐらいの気持ちの余裕のない人の場合は危険も伴うでしょう。しかし、自転車に乗るのが楽しい人、楽しいことに気づいた人にとっては、朝夕の自転車通勤の時間が、楽しみの時間に変わります。
自転車に興味のない人には問題外としても、自転車に乗っていたり、始めようと思っている方でも、自転車通勤はちょっと、という方も多いかもしれません。別に無理に勧める気はありませんが、一度
疋田さんのサイトは、ご覧になると面白いと思います。著書も私はほとんど持っていますが、自転車好きなら楽しめる内容だと思います。
Posted by cycleroad at 06:30│
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