サマータイムを導入してみる
アメリカ議会が時計の針を1時間進めるサマータイムの適用期間を2ヶ月間拡大することに合意したそうです。
現在でも4月から10月に実施しているので、3月から11月の9ヶ月となるわけです。こうなると、むしろサマータイムが標準と言ってもいいくらいです。残り3ヶ月を冬時間と考えたほうが実態にあってるかもしれません。同じと言えば同じことですが..。
日本でも、北海道が昨年に引き続き、サマータイム導入実験をやっています。デノミと一緒で、何年か周期で、時々話題になります。賛否両論ですが、一番メリットがあり、実験もしている北海道ですら、反対する声が多いようです。
北海道では、4月や10月はむしろ寒いとか、省エネ効果は薄いとか、残業が増える、欧米のまね、体内時計が狂う、家中の時計を直す手間、あらゆるコンピュータシステムの修正の費用、などといった理由で反対の意見が多いと言います。確かにサービス業などでは営業時間も増えるかもしれません。
世界的にも高緯度地方の国が実施しています。全国一律にサマータイムにするには、日本の場合、東西にも長いのに時差がないので、夏至の日の出の時刻が、札幌より1時間半以上遅い那覇はつらいでしょう。今後の展開次第でしょうが、導入は難しそうです。
そこで、というワケではありませんが、私は、一人サマータイムをお勧めします(笑)。サマータイムが導入されようが、されまいが、日が長い夏場は、朝早く起きれば時間が有効に使えます。早起きして自転車に乗る、なんてのはいかがでしょう。
早朝ならまだ涼しく、道も空いていて走りやすいはずです。自分だけ、サマータイムの一日のスケジュールを作ってみる手もありそうです。冬はつらいですが、夏の早起きは気持もいいでしょう。サマータイムで一律というより、むしろ自由が利くかもしれません。
ちなみに、江戸時代の庶民は、日の出を明け六つ、日没を暮れ六つと呼んで、その間を6等分していました。今のような時計などありませんから、明るい間が昼だったわけです。夜も6等分で合わせて12刻(とき)で1日でした。いつでも日の出から日の入りまでを6刻に分けていたわけです。
すると、春分と秋分の日の一刻は2時間ですが、夏至の日の昼間の一刻は2.6時間くらいになってしまうのです。逆に冬至の日は1.8時間くらいです。言わば、江戸時代は時間が伸び縮みしていたわけです。現代人にとっては変な話ですが、不定時法と言って、当時の人にとっては当たり前でした。
つまり江戸時代のサマータイムなら、夏の間は最大1.3倍仕事しなければならなかったわけです。冬の間は逆に短くてすむのも事実ですが、今の時代が不定時法でなくて良かったと思う人も多いのではないでしょうか。貴重な夏の明るい時間帯を有効に使いたいものです。
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Posted by cycleroad at 07:00│
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『2004北海道サマータイム月間』アンケート調査結果
今年も北海道でサマータイムが実験的に施行される。期間は6月20日(月)から7月31日(日)までの約1ヶ月間だ。あくまで試験的な導入なので、期間も限定的であり、参加自体も企業単位で任意である。参加企業は
サマータイムの試行結果 北海道【それでも地球は回る】at July 24, 2005 12:13
Excite エキサイト : 社会ニュース
サマータイム実施によって、経済効果が上がるというけど、サービス業や警察・消防他普段から時間・休日に関係なく働いている方達は逆に今にも増して健康不安が高まるのではないでしょうか?
まともに休みが取れて余暇を楽しんで
サマータイムで得をする者の影で・・・【ぺぺのひとりごと】at July 25, 2005 13:03
才倉黄土さま TBありがとうございました。
ひとりひとりが、自分のペースで自分なりのサマータイムを楽しめればいいですよね。
恥ずかしながら、実はあたし自転車乗れません。TBしていただけなかったら、コメント残すようなことは全く無かったと思いますが、これも何かの縁でしょうか・・・
自転車といえば、エコな乗り物ですが反面最近は事故や迷惑行為などが目立つように思います。
自転車愛好家の人達までもが、迷惑に思うことも多いのではないでしょうか?
あたしは特に迷惑駐輪と、お子さんを前後に乗せて乗る母親(道路交通法違反という認識が無い)が気になっています。
自転車を愛するものとして、そのへんの改善の呼びかけもお願いしたいなと思います。
ぺぺさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうでしたか。それでもコメントして下さり恐縮です。
事故やマナー、交通ルールの遵守については、おっしゃるとおりで、自転車に乗る人全体が白い目で見られる部分があるので、愛好者の多くも心を痛める部分だと思います。我々も大いに迷惑ですし..。
愛好者は、よくわかっていると思いますが、一般の人のマナーの向上は、なかなか難しい問題ですね。
私も微力ながら、呼びかけているつもりなのですが、第一、そういう人は自転車のブログなど見ませんし(笑)、効果のほどは期待できませんね。
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