August 11, 2005

使っていない部分の有効利用

ラッピングバス最近、街を走るバスや鉄道、地下鉄、モノレールなど、交通機関の車体部分を使ったラッピング広告が増えてきました。


地域によっては、公共交通のラッピング広告は、もう見慣れたものかも知れません。しかし、自転車に広告を入れているのは、まだ少ないのではないでしょうか。下の写真は、横浜の山下公園で偶然見かけて撮影したものです。自転車版のラッピング広告と言えるかもしれません。

自転車広告

下の写真は、朝日新聞の記事へのリンクですが、岐阜市が始めたレンタサイクル事業に、スポンサーを募集しているという記事の写真です。これ以外にも、場所によっては徐々に採用されつつあるようです。全国各地に広がっていくかもしれません。

岐阜のレンタサイクル交通機関のラッピング広告は、それまで利用されていなかった車体を使うわけですから、おいしい話でしょう。どれだけプラスになるのか知りませんが、公共交通の新しい収益源です。利用者にとっても、交通機関の経営が安定するのは悪い話ではありません。東京都営バスですら赤字だと言いますので、税金や運賃アップ以外で、少しでも稼いでほしいものです。

自転車広告の場合、フレームでは、さすがに小さすぎます。タイヤのスポークの間という、やはりこれまで使われていなかった部分を利用しています。ほかの交通機関に比べれば小さいですが、こうやって停めてあれば目につきます。何より安く出来るのもメリットでしょう。

一部には、ラッピングバスなどを、屋外広告物規制を無視し都市景観を悪化させているなどとして問題視するむきもあるようです。主張はわからないでもありません。でも、自転車のタイヤくらいだったら、派手なTシャツなどを着ている人と同じくらいの大きさですので、許せるのではないでしょうか(笑)。

走り出したら、色しかわかりませんが、レンタサイクル事業を手がける事業主体にとっては、スポンサーの募集に大きな武器になるかも知れません。地元観光施設のアピールなど、他にもいろいろな使い方が考えられそうです。

ところで、このタイヤを利用した広告を見て、ローカルですが、ワールドビジネスサテライトという番組の「トレンドたまご」で以前に紹介されていた、止まって見える「クルマのホイール広告」を思い出しました。(動画はこちら。)これの自転車版も出来たら面白いかも知れません。




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