September 04, 2005

テロ対策と夜のニューヨーク

自由の女神アメリカから無事帰国しました。


ニューヨークから自転車事情について記事を更新してきましたが、載せられなかった情報などを、いくつかを拾ってみようと思います。今後のニューヨークへの旅行の計画の参考に、とご覧になる方もいらっしゃるでしょうから、気づいた点などについて書きとめておくことにします。

冒頭の写真、自由の女神ですが、結局、自由の女神のあるリバティ島へは渡りませんでした。現地で聞くところによると、テロ対策で非常に厳しい警戒が行われているようです。

マンハッタン南端

アメリカ国内の移動に航空機にも乗りましたが、厳しいセキュリティチェックを受けます。日本でも最近ありますが、靴も脱がされる場合があります。それで、なぜか靴を脱ぐとアラームが鳴らないので、係員に何故だと聞きましたところ、靴の中にワイヤーのような補強材が入ってるからだということでした。

もちろんビンディングシューズを履いて行ったわけではありません(笑)。普通の靴です。それにしてもベルトのバックルなど反応しない場合もあるので、足元は重点的に感度を上げているのかもしれません。

位置関係

聞くところによれば、リバティ島へは、その空港のセキュリティーより、さらに厳しいチェックが行われているそうです。その為、かなりの時間がとられる状況のようなので、近くを通る通勤用のフェリーから撮影してみました。これらのフェリーはノーチェックです。

足元まで行かなくてもよければ、こうした手もあります。今回は使いませんでしたが、最近ウォータータクシーというのも出来たようです。やはり、自由の女神は、そのシンボル性の高さゆえ、テロ対策には神経を使っているのでしょう。

エンパイアステートビルから

シンボルといえば、エンパイアステートビルもそうですが、こちらは、それよりは厳しくありません。それでも金属探知機は通らされますし、曜日と時間帯によっては、かなり長い行列と待ち時間を覚悟しなければなりません。ビルの一階に待ち時間の表示が出ています。

マンハッタン南部を望む

そう言えば、アメリカの入国の際にも左右の指の指紋をとられました。テロ対策は厳しくなっています。街の中にも、時々同時多発テロの記憶が如実に残っている場面に出くわします。エンパイアステートビルの展望階の表示板にも、点線が入れられていました。

失われたもの

もちろん、ワールドトレードセンターの跡地、通称グラウンド・ゼロにも行ってきました。

グラウンド・ゼロ

ここは、オープンな場所ですので、セキュリティチェックなどはありませんが、時期的なこともあるのか、警備の警察官は周辺いたる所で見られます。機動部隊なのか州兵なのか、よくわかりませんが、より重武装の隊員もいます。

工事が進む

いまだに国内外から多くの人が訪れているようです。

訪れる人は多い

ワールドファイナンシャルセンターというビルに、メモリアルの展示などもありますが、そちら側からだと逆側から、グラウンド・ゼロを見ることが出来ます。

ワールドファイナンシャルセンター側から

写真だと、どうしても奥行きが出ませんが、ぽっかりと空いた大きな空間に、何か圧倒される気がします。

巨大な空間

現地でチケットが取れたので、ニューヨークヤンキースの試合も見てきました。

ヤンキースタジアム駅

ヤンキースタジアムでメジャーリーグの球場の雰囲気を楽しんで来ましたが、やはり安全対策で、荷物の持込は制限されていて、全て有料で預けなければなりません。そのためか、ニューヨーカーは、ほとんど手ぶらで来ている人が多いようです。

ヤンキースタジアム

メジャーリーグ観戦も楽しいですが、ニューヨークの夜はエンターテインメントが盛りだくさんですので、何晩あっても足りないくらいです。

ブロードウェイ

ミュージカルにライブにジャズに、と選びきれません。

夜でもにぎやか

ミュージカルも見てきました。夜のブロードウェイは、遅くまでにぎやかです。

ジャズを楽しむ

本場のジャズも楽しんできました。夜は、こうしたエンターテインメントのスケジュールを考慮に入れ、食事をする場所と、移動時間も考慮にいれて計画をたてないと、うまく見て回れません。

チャイナタウン

食事は、有名なレストランやスポットが無数にあります。アメリカの料理に期待しない人も多いですが、西海岸よりは確実に美味しい気がします。さすが世界中の料理が集まっているだけあります。それでも私は、中華やイタリア料理、タイ、ベトナム、マレーシアなど、アメリカ以外の各国料理のレストランを主に選びました。美味しい店がたくさんあります。この辺は好みですが..。

リトルイタリー

上の写真はリトルイタリーです。いろいろ情報を仕入れる必要がありますが、各国の料理の美味しいレストランは、市内各所に分散していますので、地図ともにらめっこしながら、夜のスケジュールをあらかじめ立てておくことをお勧めします。

他国の料理の店でも、やはり、さすがにアメリカです。日本にいるような感覚で注文しますと、普通の一人前が食べきれないほどの量だったりします。私も決して小食ではありませんが、1人前を2人で食べるくらいでちょうどよい分量のレストランも多い気がします。アメリカ料理でなくても、少しずつ注文した方がいいかもしれません。

派手なネオン

話はかわりますが、この写真は、白いビルではなくて、ビル全体が電飾になっていて、いろいろな広告に切り替わるようになっているビルです。グーグルも広告を出していました。このようなネオンやイルミネーションも多く、夜でも明るい地区も多いのですが、それにしても道路上は明るさが落ちます。

無灯火が多い

この写真、フラッシュが届かないため、シャッタースピードを遅くしている分、ぶれて見にくいですが、無灯火の自転車がとても多いです。しかも、このようにクルマより真ん中の車線を堂々と通行していたりします。非常に危ない気がしますが、こちらでは珍しくもないようです。無灯火自体は、日本でも多いですけど..。

ゴミ袋

繁華街だと、どうしてもゴミが出ます。この写真の右下、夜のうちからゴミ袋が出されています。

朝の街角

ここはまだ少ないですが、朝になると大量のゴミ袋が出ている通りもあります。それで、突然気づいたのですが、カラスが全くいません。途中で気づいて注意してましたが、一羽も見ませんでした。なぜなんでしょう?不思議な感じがします。

そのかわり、リスがいます。うまく撮れた写真が無かったのですが、セントラルパークはもちろん、街中や住宅街の中の小さな公園でも、必ずと言っていいほどいるようです。やはり動物の分布や生態系が違うのでしょう。

夜の地下鉄

忘れてましたが、そう言えば夜の混雑する地下鉄で、自転車を持って乗っている人を見ました。それも折りたたみなどもせずに、そのまま..。

人ごみの中を

ラッシュの時間帯からは多少ずれていたかもしれませんが、車内はかなり混みあっていました。フラッシュをたくのもはばかられましたので、ちょっとブレてはいますが、この女性は平気で自転車を持って降りていきました。

平然と

ごく普通に乗っていました。周りの人も特に驚く様子もなかったので、よくある光景なのでしょうか。東京では、ちょっと考えられません。

列車の窓は汚い

普通に市内の駅で降りていきました。雨が降っていたわけでもありません。夜だから自転車で移動しないで、地下鉄に乗ったのでしょうか。旅行者でもなく普通の通勤客のようです。ちょっと理解に苦しみますが、周りの人の反応を見ても、普通のことのようです。ただ、皆がやり始めたら収拾つかないのは間違いないでしょう。



と、いうわけで無事帰ってまいりました。ふだんからアメリカ国内のニュースは、あまり大きく扱われませんので、どうかなと思っていましたが、今回の大型ハリケーン、カトリーナのニュースは日本でも大きく報じられていたようですね。被災者の方は本当にお気の毒です。
 

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N.Y.旅準備【YOSHI'S UBIQUITOUS WORLD】at September 07, 2005 11:46
 
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