私は犬を飼ったことがないので、ペットの犬の事情には疎いのですが、ふと気づくと、最近は小さい犬が多くなっています。犬を飼っている人にすれば周知のことと思いますが、最近は、チワワやプードル、ミニチュアダックスフントなど、小型犬がブームなのだそうです。
そう言えば、シベリアンハスキーとか、ゴールデンレトリバーなどは最近、見たり聞いたりすることも少なくなりました。私も含めて、犬を飼わない人には、なじみのない話だと思いますが、世界でも、日本ほど流行の犬種の流行り廃りが激しい国はないと言います。
私も犬は好きですので、ホームセンターのようなところで、かわいい仔犬が売られていれば、思わず欲しくなってしまう気持ちはわかります。そういう場所では、あえて仔犬が売られていることがほとんどです。かわいいですし、経験がなくても、小さいので簡単に飼えそうに思えてしまいます。
また当然、今人気の犬が揃えられています。チワワやプードル、ミニチュアダックスフントだけで最近は7割近く占めるそうです。その結果、流行の犬種があちこちで見られるという事態になります。
そして、数年経って成犬になったときに、手に負えなくなる飼い主が急増するという状況にもつながるでしょう。保健所には、同一犬種があふれることになり、当然処分される犬も、同一犬種ばかり..。
仔犬のうちは良くても、大きくなって手に負えなくなるだけでなく、問題行動を起こす犬に手を焼く例も多いそうです。それは、流行によって、繁殖業者が単一犬種を無責任に、いい加減かつ急激に繁殖させることも原因だと言われています。
当然、近親繁殖なども増えるでしょうし、遺伝性疾患や、問題性格などのチェックもなく、病気がちだったり、問題のある犬が大量に「生産」されてしまうと言うのです。また、仔犬は、親や兄弟に囲まれ、他の犬との接し方を学ぶために重要な幼児期を充分に過ごさないまま「出荷」されます。犬の性質や情緒を大きく損なうようです。
そして、生後間もないのに、ホームセンターのガラス越しに、大勢の人目にさらされる、非常にストレスのかかる状態に置かれるわけです。幼くてかわいいほど、売れるからです。そんな環境では、まともな性格に育たないのも無理はありません。インターネットの通販やオークションで買う人も増え、簡単に手に入る分、無責任にもすぐ飽きて面倒を見なくなる人も増えているようです。
私たちが知らない、犬を買う前の繁殖段階でも、その飼育環境は悲惨なものになりつつあるようです。時々、犬を大量に餓死させたりする業者がニュースになりますが、そうでなくても、商売優先で、大量に「生産」され、生後まもなく「流通」される段階で、すでに生まれた犬の半分しか生き残らないと言います。
ほかにも、いろいろな問題があるようですが、今年の6月に改正動物愛護管理法が成立し、動物取扱業へのきびしい規制や飼い主の責任も強化され、こうした状況の改善に向けた取組みも始まったようです。今は飼っていない人も、ブームに踊らされたり、衝動買いは戒めなければなりません。にわか飼い主が飛びつかなければ、世界の愛犬家から白眼視されるような無責任なブームも起きないはずです。
ところで最近、川沿いのサイクリングロードなどでも、自転車に乗ったまま、犬を散歩させている人を見ます。もちろん責任をもって、運動不足にならないよう、散歩させているのはいいのですが、犬の散歩に伴うマナー違反やトラブルもあるようです。
道の真ん中に糞をさせて始末をしないなどのマナー違反は、もってのほかだと思いますが、犬に引っぱられるようにして自転車に乗っているのも危険です。急に飛び出したり、他の人に吠えかかる犬もいます。冒頭と左の写真は、ウォーキードッグというアイテムで、自転車と犬をつなぐ工夫がされています。
片手で犬のリードを持ちながら走行するのは危険ですし、犬が離れて、周辺の歩行者や、他の自転車に迷惑になるのも防ぎます。使われているのを見たことはないですが、こういうアイテムも売られているようです。
自転車に乗りながら、最近はやりの伸びるリードなどを使い、道いっぱいに広がって、他の自転車とトラブルになっているのを見たこともあります。自転車で犬の散歩をするなら、有効な選択肢なのかも知れません。
歩いていても、犬に引っぱられてコントロール出来ていない飼い主も見ます。周囲に迷惑をかけたり、トラブルの元です。トレーニング用のリード(犬をつなぐヒモ)や行動を制御するためのコントロールハーネス、口輪なども売っているようですので、利用した方がいいと思います。
縁のない者にとっては、
ふだん見ることもないペット用品ですが、犬用のグッズだけでも、すごい種類があることに驚きます。ありとあらゆるものが揃っています。犬用のレインコートなんて、必要なのかと思ってしまいますし、大真面目に、犬のサングラスまであります。思わず笑ってしまいましたが..。最近は、犬も長生きになって、高齢化しているそうですが、犬のサプリメントから犬の介護用品まであります。
ペットブームは抜きにしても、犬好きの人は多いと思います。あまり話題になりませんが、毎年9月20日から26日は、動物愛護週間です。犬に限らず、人間の勝手な都合や気まぐれで飼ったり、一時的なブームによって、結果的に動物を虐待することになる状態を作り出さないよう、気をつけたいものです。
たまたま見つけた左の自転車は、その名もドラチャリだそうです。ドラえもんの自転車と言うので、どんな工夫があるのかと思えば、単にドラえもんの模様がフレームについているだけです。まさか、それだけとは..(笑)。大人用ですが、ファンなら欲しがるようなアイテムなんでしょうか。不思議です。
Posted by cycleroad at 08:00│
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