1.懐かしい!小さい頃、よくあったね。
2.これがどうした?家の近くにもあるよ。
3.何これ?何に使うの、見たことない。
おそらく、答えが分かれたのではないかと思います。
ご存じない方のために、一応説明しておきますが、名前は「横断旗」というのが一般的な呼び方のようです。交差点などに備え付けられた箱の中に数本ずつ入れられ、横断歩道で持って横断し、クルマに注意を喚起するためのものです。使うのは、ほとんど子供だとは思いますが..。子供の横断の安全を見守るため、これまた呼び名はいろいろですが、交通指導員が持っていたりもしました。
この横断旗、確かに昔はよく見た気がしますが、最近都内近郊などでは、ほとんど見かけないと思います。ネット上では、都内でも新宿区に箱だけ残っているという記述があったりしますが、ほとんどゴミ箱のようです。全く使ったことのない方もいるでしょう。しかし、地域によっては、今でも普通にあるようです。地元のロータリークラブなどが寄付したりという記事も多々あります。
詳しく調べたわけではありませんが、日本も広いですから住んでいる地域によって、だいぶ違うようです。私が小さい頃住んでいた地域にはありましたし、もう久しく見ていないので、なんだかとても懐かしい感じがします。
だいたい、横断歩道のどちらか側かに偏ってしまうので、旗がないと、向こう側から渡ってくる人がいるまで、待っていた記憶があります。大人が持たずに渡ってこようとすると、大声で旗を持つよう叫んだりして、必ず旗を待って横断していました(笑)。ごく小さい頃の話ですが..。
その当時、と言っても、すでに交通戦争とか言われ始めてから、だいぶ経っていたと思いますし、決してクルマが少なかったわけではありませんが、今よりは、横断歩道の手前で止まってくれる人は多かったような気がします。

先日、横断歩道を渡ろうとしたら、クルマが凄いスピードで曲がってきたことがありました。そこはたまたま人通りの少ない場所だったからかもしれませんが、それでも、そんなスピードを出すなんて、ほとんど狂気の沙汰です。でも、残念ながら時々います。私は幸い避けられましたが、お年寄りなどが渡っていたら、かなりの確率ではねていたことでしょう。
このごろは、見通しの良い横断歩道でも、信号がない限り、横断しようとしている歩行者がいても、その手前で止まろうとするクルマは、以前より少なくなった気がします。常に急いでいるような感じで、ゆとりがないドライバーも多いです。そこで止まらなかったとしても、どうせすぐに信号などに引っかかるわけですし、結果として速く目的地に着くわけでもないのですが、強引に行こうとします。
最近、千葉県の市川市で、横断旗を復活させたという記事を見かけました。今さらという気もしますが、見かけたら、けっこうなごむかもしれません。私は子供でしたが、当時も、横断旗を手にして横断しようとしている子供を見て、ドライバーも急ぐ気持ちが、ふとなごんでいたのかもしれません。
歩行者や自転車も気をつけなければなりませんが、ふだんハンドルを握るドライバーも、初心に帰って歩行者を優先する気持ちを思い出すべきでしょう。
昨日も書いたひき逃げではありませんが、人をはねるリスクを考えたら、急いだりイライラしていて、いいことはありません。もう少し、気持ちにゆとりを取り戻したいものです。
◇ ◇ ◇
ふと、横断旗のことを思い出して、個人的にはとても懐かしかったんですが、今でも毎日見てる人もいるでしょうね。かなり地域差が大きいみたいですから..。
Posted by cycleroad at 07:00│
Comments(6)
│
││