ハンドルバーに取り付けるバッグのように見えますが、実はこの中に一人用テントが収納されています。設営時に、自分の自転車を骨組みに組み込むという新しい発想のテントです。盗難防止にもなりますし、テント自体も小さく軽く収納出来るという面白い商品です。

私も最近は、キュンプもご無沙汰なのですが、このテントをたまたま見つけて、またキャンプに行きたくなりました。なかなかキャンプをしたことがある人、しかも自転車でのキャンプと言うと経験者は少ないかもしれませんが、キャンプは、ハマる人はハマると思います。独特の楽しさがあります。
私も、初めてキャンプを経験するまでは、正直言って何がいいのかわかりませんでした。わざわざ外で寝る人の気が知れないと思っていました。地面の上に直接眠るなんて、どうみても背中が痛そうだし、蚊に刺されたり、暑かったり寒かったり、何より面倒くさいし..と、キャンプの楽しさを全く理解出来ませんでした。

経験のない方は、同じように思っているかもしれません。しかし、やってみるとその楽しさがわかります。日本国内ならどこでも食事はとれるでしょうが、それでも
コッヘル(クッカー)や
バーナー等を持参して自炊するとさらに楽しいと思います。
どう見ても不便ですし、自分で調理するにしても、ふだん慣れていないこともあり、大した料理は出来なさそうです。が、それもまた楽し、です。野外で食べる食事は、レトルトだったとしても驚くほど美味しいものです。
キャンプだと、夜がこんなに長かったかと実感します。友達や家族と一緒なら、キャンプの醍醐味の楽しい夜が過ごせるでしょう。一人だと寂しいかもしれませんが、その孤独感もまたいいものです。ただ、一人旅が楽しいかは個人差があると思いますし、最初からソロキャンプは難しいので、経験者と一緒に行くことをお勧めします。

ところで、昨日の
熊本日日新聞のニュースに、自転車で日本一周した方のニュースが出ていました。半年で9941キロを走破したそうです。この方は65歳。時折友人宅に立ち寄るほかは野宿と自炊を続け、すべての県庁所在地を踏破しながら、半年間にわたって日本列島をくまなく走り、一部の島にも足を延ばしたそうです。
サイクリストにはうらやましい話です。もちろん時間がなければ出来ませんが、誰でも挑戦は可能です。半年間連続は難しいですが、休みのたびに少しずつ、つないで行く手もあります。前回の終了地点までは列車で輪行して、またどこかの駅まで走行し、断続的に日本一周する方法もあります。
私は日本一周の経験はありませんが、いろんな場所を走ってみたいとは思います。趣味の自転車乗りなら、自転車による旅行を一度はやってみたいと考えるのではないでしょうか。列車の旅もいいのですが、自分の足で日本一周出来たら、さぞ満足感や達成感がありそうです。

もちろん、宿泊施設を利用しながらの自転車旅行も楽しいでしょう。しかし、キャンプと言う選択肢もあります。なるべく荷物を少なく軽くするため、その装備を考えるところから楽しめます。
荷物をあまり背負うと疲れますので、なるべく自転車に積載出来る範囲で、必需品に加えて、いかに持って行きたい物を加えられるか考えどころです。
山や、平地でもこれから秋が深まると寒くなりますが、暑過ぎず、寒すぎない時期の秋のキャンプは、自転車で行くものでなくても、お勧めです。なかなか説明だけではその楽しさが伝わりませんが、一度は挑戦してみることをお勧めします。
最初は走行距離もセーブして、経験者に同行してもらって近場で試してみてはいかがでしょう。経験してみないとキャンプの面白さは、なかなか実感できないものです。経験する前は夢にも思わなかったけど、やってみたらハマってしまい、キャンプしながら日本一周を目指す、なんてことになるかもしれません。
◇ ◇ ◇
雨で濡れるとつらいので、お天気も良く見計らって行った方がいいでしょう。しかし、なかなか関東地方は天気が安定しないですね。台風も近づいているみたいですし。今頃なら晴れると、いい陽気なんですけどね..。
Posted by cycleroad at 07:00│
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