が、身の回りには様々な犯罪に巻き込まれる可能性にあふれています。中でも可能性の高いものはひったくりではないでしょうか。警察庁によれば「ひったくり」の年間認知件数は、平成14年で5万3千件です。なんと一日に150件です。

最近は多少減少しているようですが、まさに今日巻き込まれてもおかしくありません。新聞でも、地域面のごく小さな記事にしかなりませんし、ふだん意識していませんが、探せばごく近所でも起きているのではないでしょうか。
少年による犯行も多く、中には小学生までいるそうです。捕まっても少年なら見逃してもらえると思っているのでしょうか。もともと、空き巣や車上荒らしなどと比べても罪悪感が少ないのでしょう。万引きの次くらいに安易な窃盗犯罪と言えるのだと思います。
しかし、奪われそうになったバッグを離さなかったり、引っかかって被害者が引きずられ、ケガをする例も多くあります。犯人がバイクやクルマを使うことも多く、引きずられて死亡した例まであります。悪質なものは、銀行帰りなどを狙い高額の被害になる例もあるようです。


特に歩いている女性を狙うことが多いようですが、自転車の前カゴを狙った犯行も多いです。全く手を離しているわけですから、油断していれば簡単に持っていかれます。試しに街を注意して歩いてみると、かなり無防備な人も多いです。バックの取っ手が飛び出し、持って行って下さいと言わんばかりの状態まで見ます。
こうした被害を防ぐため、徒歩の場合はバッグをタスキがけにするとか、車道側を歩かないとか言われています。自転車の前カゴの場合は、すでに多くの人がご存知だと思いますが、
ひったくり防止ネット類が売られています。おそらくホームセンターや大きめのスーパーマーケットなどを探せば見つかるはずです。
いろんなタイプもあるようです。器用な人なら針金やゴムひも、魚の焼き網などを使って自作してもいいかも知れません。自転車に備えつけておけば、最初は面倒でもすぐ習慣になってしまい、さして苦にもならないでしょう。ふだん前カゴにバッグを入れている人は、是非すぐにでも備えるべきだと思います。知識としては知っていても、対策として実行しなければ意味がありません。
もし引ったくり防止ネットを忘れたり、なくした場合などは、バックを入れた上に雑誌を一冊置くだけで効果があるそうです。雑誌もなければ、チラシでも新聞紙でも何でもいいでしょう。無いよりはマシなので何か載せるといい、というのも覚えておいて損は無いと思います。思わぬ被害にあったり、ケガをしないために、身の回りの人にも注意してあげたいところです。
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女性の場合、バッグを持たずに手ぶらで、というわけにはいかないでしょうね。服にポケットも少ないでしょうけど、なるべくなら貴重品は身につけておけば、バッグを盗られても被害は少なくてすみます。現金はあまり持ち歩かなかったとしても、カードや免許証などの再発行やカギの取替えなどの手続きだけで、膨大な手間です。今どき顧客名簿でも入っていれば大変ですし、自分の個人情報も悪用されかねません。やっぱり「備えあれば憂いなし」ですよね。
Posted by cycleroad at 07:00│
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